このような疑問・お悩みをお持ちではないでしょうか?
- 新卒で入った会社が合わず、税理士・会計業界へ転職したい
- 資格なし・未経験でも税理士法人に採用されるのか不安
- どんな事務所なら入りやすいか、入ってからのキャリアが見えない
- 転職エージェントを使うべきか、どこに登録すればいいか分からない
事業会社から会計未経験でBig4監査法人アシスタントへ転職し、USCPA取得後にスタッフとして会計監査・会計アドバイザリー業務を経験してきた私が、これらの疑問にお答えします。
結論から申し上げると、
第二新卒で税理士法人への転職は十分に現実的です。
ただし、どの規模・タイプの事務所を狙うかによって、求められるものとキャリアの描き方はかなり変わってきます。
詳しい内容を早速見ていきましょう!
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1. 税理士法人が第二新卒を積極採用している理由

税理士法人は、実は今、第二新卒にとってかなり入りやすいタイミングと言えます。
① 慢性的な人手不足が「未経験歓迎」求人を増やしている
税理士業界全体では、深刻なスタッフ不足が続いています。
税理士登録者の平均年齢は年々上昇している一方、若手の絶対数が不足しているためです。
さらに、
- 記帳代行
- 法人税申告
- 個人確定申告
などの業務は、規模の大小に関わらずほぼ全ての事務所で年中発生します。
こうした状況から、
「資格なし・未経験可」
「第二新卒歓迎」
といった求人が増えているのです。
特に従業員10名以下の中小税理士事務所では、一人あたりの担当クライアント数が多く、常に戦力が必要な状態です。
教育リソースが潤沢でない分、「覚えが早くて素直に動ける若手」を求める傾向があると思います。
② Big4と中小税理士事務所、採用基準・業務・年収を比べると
一口に「税理士法人」といっても、
- Big4(デロイト・KPMG・PwC・EY)
- 中小・独立系事務所
では、採用基準も業務内容もかなり異なります。
(1)Big4税理士法人(例:デロイト トーマツ税理士法人)
採用基準:学歴・英語力・論理的思考力が重視される。資格なしの第二新卒採用はやや難しい
業務:国際税務、M&A税務、移転価格など高度な専門領域が多い
年収:入社時400〜500万円台が目安。成長機会は大きい
難易度:高めだが不可能ではない
(2)準大手・中堅税理士法人(従業員50〜200名規模)
採用基準:簿記2級・税理士試験勉強中であれば評価される
業務:法人税務・相続税・組織再編など幅広い
年収:350〜450万円程度からスタート
難易度:現実的であり第二新卒に最もおすすめしやすいゾーン
(3)中小・個人税理士事務所(従業員2〜20名)
採用基準:人柄・やる気重視&所長との相性次第。資格不問のところも多い
業務:記帳代行、確定申告、法人税申告がメイン
年収:280〜380万円程度(地域差あり)
難易度:最も入りやすいが、教育体制に差がある
このように、どこを狙うかによって準備すべきことも変わります。
私自身は監査法人からの会計系へのキャリアチェンジでしたが、税務系でも上記のような同じロジックでキャリア戦略を立てられると感じています。
③ 地方の親族経営事務所のリアル
私の親族にも会計系資格で独立している人がいます。
それを踏まえると、中でも
地方にある創業税理士の家族・親族が主体となって運営している小規模事務所
については、転職市場で見落とされがちですが意外と狙い目のポジションです。
こうした事務所の特徴をまとめると、
- 求人票をほとんど出しておらず、エージェント経由で非公開求人として流通していることが多い
- 税理士資格を持つ代表が高齢化しており、実務を回せる若手を強く求めている
- 給与水準は高くないが、1〜2年でクライアント担当を任されるスピード感がある
- 将来的な「事業継承」の候補として見てもらえる可能性がある
都市部の大手事務所と比べると地味に見えますが、実務経験を積める環境としては非常に濃い環境だと思っています。
また、資格取得に専念できる時間的な理解のある事務所も多いです。
2. 税理士法人の第二新卒採用で問われるスキル&資格

「未経験でも採用される」とはいっても、何も準備しないまま応募するor少し準備してから臨むのでは大きく差が出ます。
① 簿記2級・税理士科目・USCPAはどう見られている?
会計系資格は、事務所の規模・方針によって以下のように評価が異なります。
- 日商簿記2級:「会計の基礎がある」証明として、ほぼどの事務所でもプラス評価。未取得なら最優先で取りにいくべき
- 日商簿記3級のみ:やる気は評価されるが、戦力とは見られにくい
- 税理士試験科目合格(簿記論・財務諸表論など):中堅〜大手事務所ではかなり高く評価される。「本気で税理士を目指している」という意思表示になる
- USCPA(米国公認会計士):Big4税理士法人の国際税務部門や、外資系クライアントを持つ事務所では評価される。逆に中小事務所だと「なぜUSCPA?」と聞かれることもある
採用担当の目線で言えば、「資格があるかどうか」よりも、
「資格に向けて動いているかどうか」
を見ているケースが多いです。
そのため、
- 「現在簿記2級の勉強中です」
- 「税理士試験の勉強を始めています」
と触れるだけでも、かなりのアピールポイントになるのではないかと思います。
② 税理士試験の勉強中でも採用している事務所の見分け方
「勉強しながら働ける環境かどうか」は、転職前に必ず確認すべき重要ポイントです。
見分けるためのチェックポイントは以下が挙げられます。
- 求人票に「受験サポートあり」「勉強時間の確保可」と明記されているか
- 税理士試験の「試験休暇制度」があるか(大手・中堅事務所では整備されていることが多い)
- スタッフの何割が税理士試験を受験中か(面接で聞いてみる価値あり)
- 繁忙期(1〜3月、7〜8月)の残業実態(科目試験が8月・11月に集中するため)
私の周りの知人を見てみた感覚としては、
「受験生を採用する=教育投資」と割り切っている事務所は、概して定着率も高い傾向
があると思います。
業界特化のエージェント経由であれば、こうした内部情報を事前に聞けるのも大きなメリットです。
③ 資格なし・未経験から税理士法人に入るための最初の一手
まず取るべきアクションを、優先順位順に整理します。
- 日商簿記2級の取得(または勉強開始):転職活動と並行でも間に合う。3ヶ月〜半年が目安
- 自分の「転用できる強み」を言語化する:前職での数字管理・顧客対応・Excel活用など、会計と接点のある経験は積極的にアピールする
- 会計事務所特化型エージェントに登録する:一般転職サービスより非公開求人へのアクセスが格段に広がる
- 小規模〜中規模事務所から経験を積む:いきなりBig4を狙うよりも、まず実務経験を積んでからステップアップする戦略も有効
特に「完璧に準備してから動く」よりも、
「動きながら準備する」ほうが結果的に転職活動で良い結果を得られる
というのが、私自身のキャリアチェンジでの実感です。
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3. 第二新卒の税理士法人転職後のキャリアパス3選

第二新卒で税理士法人に入った後、どんなキャリアが描けるのかを3つのルートに分けて整理します。
① 税理士法人から独立開業、現実的な年数と準備のポイント
最も王道なのが、
税理士資格を取得して独立開業するパターン
です。
一般的には、税理士法人での実務経験を5〜10年積んだうえで独立するケースが多いです。
税理士試験は5科目合格が必要で、働きながら取得する場合、合格まで平均的に5〜10年程度かかると言われています。
独立に向けた準備のポイントは以下が挙げられるかと思います。
- クライアントとの信頼関係を築いておく(独立後の顧客になる可能性がある)
- 特定領域の専門性を磨く(相続税・医療法人・不動産など、ニッチ特化が競合優位につながる)
- 開業資金・固定費の試算(小規模開業なら500万円以下でも可能なケースあり)
私も自分のビジネスをやっていて思いますが、独立開業は「自由&責任」が大きくセットになります。
向き不向きがあると思いますが、収入は全て自分のコントロール次第。
税理士業界における独立は王道なゴールの1つだと思います。
② 税理士法人から事業会社の財務・CFOへ転身するルート
税理士法人や会計事務所での経験を活かして、事業会社の財務・経理・CFOポジションへ転身するルート
も注目されています。
スタートアップや中堅企業では、税務・会計のバックグラウンドを持つ人材を財務責任者として求めるニーズが高まっています。
特に、以下のポジションでは高いニーズがあると思います。
- 上場準備中(IPO準備)企業:内部統制・開示業務の経験者を求めている
- M&Aが活発な中堅企業:税務デューデリジェンスや組織再編の知見が武器になる
- 外資系企業の日本法人:国際税務やUSCPAの知見が評価される
税理士法人で3〜5年実務を積んだ後、事業会社CFOを目指すというキャリアは、
「専門家」から「経営者の右腕」になれる、個人的には非常にアツいルート
だと考えています。
③ 地方事務所の後継者不足&事業継承の問題
意外と知られていませんが、
地方の税理士事務所では「後継者問題」が深刻化しており、事業継承の候補として若手を採用するケース
も出てきています。
仕組みとしては、
- 創業税理士(60〜70代)が若手を採用・育成し、数年後に事務所を譲渡または共同運営
- 税理士資格を取得することで、名義上の代表になれる
- 地方であれば、比較的安定した収益基盤をゼロから作らずに引き継げる
リスクとしては、
- 引き継ぐクライアントの質
- 事務所の財務状況
- 代表との相性
などをしっかり確認する必要があります。
事業継承型の求人は一般公開されないことも多く、エージェント経由での情報収集が有効です。
所長との相性次第ですが、
「独立はしたいけど、ゼロからの開業は怖い」
という方にとって、事業継承は非常に合理的な選択肢といえます。
4. 第二新卒の税理士法人転職で使えるエージェント3選

転職エージェントは複数登録するのが基本です。
会計・税務系に関しては専門特化型のエージェントを必ず使うことをおすすめします。
① ヒュープロが会計事務所系求人で強い理由
ヒュープロ(Hupro)は、会計士・税理士・経理・財務に特化した転職プラットフォームです。
強みを整理すると以下のとおりです。
- 会計事務所・税理士法人の求人数が業界最多水準。未経験歓迎・勉強中可の求人も豊富
- 税理士法人側も「ヒュープロで採用したい」と使っているため、質の高い非公開求人が集まりやすい
- キャリアアドバイザーが会計業界に詳しく、「どの事務所が受験サポートに積極的か」といった内部情報を持っている
私自身は監査法人のキャリアにおいて活用し他ことがありますが、税務系志望の知人も登録して
「事務所の雰囲気を事前に教えてもらえた」
と言っていました。
押し売り感も少なく、相談ベースで使いやすいエージェントです。
会計・財務系の求人数がトップクラスのエージェントに相談したい方向け
ヒュープロ / 会計事務所・監査法人・税理士法人・経理職など、会計系求人の数と質は業界随一。第二新卒でも「資格学習中・簿記2級取得済み」であれば、積極的に求人を提案してもらえます。
② My Vision・コンコードエグゼクティブグループの求人保有状況
ヒュープロ以外では以下の2社がおすすめです。
- My Vision:会計士・税理士に強いエージェント。Big4や大手税理士法人への転職支援実績が豊富。第二新卒よりは、ある程度経験を積んだ層向けのポジションが多い印象
- コンコードエグゼクティブグループ:公認会計士・税理士特化型のエグゼクティブ向けエージェント。シニア層・管理職志向の求人が強いが、将来的なキャリアの見通しを相談するだけでも価値がある
いずれのエージェントも、ややハイクラス向けの求人が多いです。
そのため第二新卒の最初のステップとしては、
ヒュープロをメインに、My Visionをサブで登録する
という組み合わせがベストかと思います。
税理士法人&ハイキャリアを目指したい方向け
MyVision / 税理士法人・会計事務所などのハイキャリア専門職を得意とするエージェント。担当者のレベルが高く、書類・面接対策の質が評判。
コンコードエグゼクティブグループ
/ 一般には公開されていない非公開求人へのアクセスや、採用担当者への推薦力が強い。Big4・FAS・コンサルへの転職を考えている方は、一度話を聞いてみる価値があります。
③ エージェントを使う前に確認しておきたい3つのこと
エージェントに登録する前に、以下を整理しておくとスムーズです。
- 希望する事務所規模・働き方の方向性(Big4志向か、中小で実務を積みたいかで求人の方向性が変わる)
- 資格・勉強状況(「勉強中」でも正直に伝えてOK。隠すと後でミスマッチになる)
- 転職の希望時期&現職の退職可能時期(「いつから動けるか」は最初に聞かれる)
エージェントの担当者によっては、求人を多く持ってきてくださる方もいますが、
自分のペースを崩さずに情報収集するために使う
という意識で接するのがちょうどいいと思います。
5. 第二新卒の税理士法人転職のよくある質問(Q&A)

第二新卒の税理士法人転職のよくある質問をまとめました。
① 第二新卒でBig4税理士法人への転職は現実的ですか?
現実的ではありますが、難易度は高めです。
Big4税理士法人では、第二新卒採用は一般的な転職採用と比べて狭く、
- 一定の学歴
- 英語力
- 論理的思考力
などが求められる傾向があります。
ただし、以下のような要件があればチャンスはあります。
- 旧帝大・早慶・MARCH・関関同立レベルの学歴がある
- 英語が実務レベル(TOEIC 700~800点以上が目安)で使える
- 税理士試験の科目合格を1〜2科目持っている、またはUSCPA受験中・合格済み
このルートを目指すならば、
まず中堅事務所で2〜3年実務を積んでからBig4を目指す
というステップアップが、結果として近道になるケースも多いです。
② 税理士試験を勉強しながら働ける事務所は多いですか?
中堅〜大手の税理士法人であれば、受験サポート制度が整っているところは多いです。
税理士法人ではないですが、私自身も大手のBig4監査法人に在籍しながら、監査アシスタントの業務と並行してUSCPAを取得することができました。
実際、
- 試験休暇制度(試験前後の有給取得)
- 勉強時間の確保(早帰り可など)
を明文化している事務所もあります。
一方、小規模事務所では制度の有無より代表の理解度が全てです。
そのため面接時に
「受験中のスタッフは今何名いますか?」
と聞くことで、事務所のスタンスを確認できると思います。
③ 未経験で入った場合、最初の仕事内容はどんなものですか?
最初の数ヶ月は、以下のような業務からスタートするのが一般的です。
- 記帳代行・データ入力(クライアントの領収書・請求書を会計ソフトに入力)
- 月次試算表の作成補助
- 確定申告書類のチェック補助
- クライアントへの書類送付・連絡対応
地味に感じるかもしれませんが、
早い時期に会計ソフト(freee・弥生・MFクラウドなど)の操作に慣れ、税務の全体像をつかむ
といった慣れが後のキャリアアップに直結するはずです。
なので焦らず、丁寧にスキルを習得することをおすすめします。
④ 転職活動から内定までどのくらいの期間がかかりますか?
一般的には、1〜3ヶ月程度を見ておくとよいと思います。
- エージェント登録〜求人提案:1〜2週間
- 書類選考〜面接(1〜2回が多い):2〜4週間
- 内定〜入社日調整:2〜4週間
税理士法人は、選考プロセスが大手企業より比較的シンプルな傾向があります。
ただし、繁忙期(1〜3月の確定申告時期)は採用活動が鈍化する事務所もあるため、時期の見極めも重要かなと思います。
6. まとめ:第二新卒から税理士法人転職を成功させるポイント

この記事で解説してきた内容を整理します。
- 税理士業界は慢性的な人手不足で、第二新卒・未経験歓迎の求人は増えている
- Big4・中堅・中小で採用難易度・年収・業務内容は大きく異なる。まずは中堅〜中小で実務経験を積む戦略が現実的
- 簿記2級の取得は最優先。「勉強中」であることを面接でアピールすることも有効
- 入職後のキャリアは「独立開業」「事業会社CFO」「事業継承」の3ルートを視野に入れる
- 転職エージェントはヒュープロなどの会計特化型がおすすめ。一般エージェントだけでは網羅しきれない求人が多い
私自身、会計未経験の営業職からBig4へのキャリアチェンジを経験してきたからこそ感じるのは、
「未経験だから無理」という思い込みが一番あなたを縛っている
ということです。
私も未経験でBig4監査法人へ飛び込むのは勇気が入りましたが、結果として大正解だったと感じています。
業界の実態を知り、正しい準備をすれば、第二新卒からの税理士法人転職は十分に実現できます。
ぜひ、あなたのキャリアが広がる一歩を踏み出してほしいと思っています!
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