このような疑問をお持ちではないでしょうか。
- 第二新卒でVCに転職するなんて無謀?
- どんな経歴があれば採用される?
- 何を準備すればいいかまったくわからない
- Big4やコンサルにいれば有利なの?
こうしたお悩みにお答えします。
私はゼロから会計キャリアをスタートし、事業会社を経てBig4監査法人へ転職。
USCPA取得後は会計アドバイザリー部門でM&A関連業務やデューデリジェンスに関わってきました。
FASチームとの協業経験も持つ立場から、VC転職の現実をできる限りリアルにお伝えします。
結論から申し上げると、
第二新卒でのVC転職は「不可能ではないが、狭き門」
です。
ただし、正しいキャリアステップと準備を踏めば十分に狙えるはずです。
詳しい内容を早速見ていきましょう!
なお、第二新卒のキャリア戦略について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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1. 第二新卒でもVCに転職できる?

まずはVC転職にあたっての採用難易度について見ていきましょう。
① VC業界は第二新卒に門戸を開いている?
VCへの転職というと
「投資銀行(IB)出身者か、有名スタートアップ創業経験者でないと無理」
というイメージを持つ方が多いと思います。
正直なところ、それは半分正解・半分は思い込みです。
日本のVC業界では、採用人数そのものが少ない(年間数名規模のファームも珍しくない)ため、門戸が狭く見えます。
一方で、近年は組織化・体制強化を進めるVCが増えており、若手アナリスト採用のニーズは確実に高まっています。
第二新卒(卒業後3年以内程度)であっても、以下のような条件が揃えばエントリーは可能かなと思います。
- 財務・会計の基礎知識がある
- M&A・DD・スタートアップ界隈への理解がある
- 英語力がある程度ある(特に海外LP向けのレポーティングがある場合)
- 自分で調べ・考え・動ける自走力がある
「経験ゼロで未経験OKのVC求人を探す」よりも、
まず1〜2年間で実力をつけてから狙う
という戦略が現実的です。
② 採用されやすいのはどんな人?コンサル・IB・Big4出身者が多い理由
VC各社の採用実績を見ると、出身母体として多いのが以下の通りです。
- 投資銀行(Goldman Sachs、野村など):バリュエーション・財務モデリングの素地がある
- 戦略コンサル(McKinsey、BCGなど):ビジネスモデル分析・業界調査に強い
- Big4 FAS(M&Aアドバイザリー部門):DDの実務経験が直結する
- スタートアップ・事業会社の経営企画:オペレーションへの理解が評価される
共通しているのは
「投資家目線でビジネスを評価できる素地があること」
です。
特にBig4 FASは財務DDやバリュエーションを日常業務として行っており、VCが求めるスキルセットと非常に相性が良いと言えます。
逆に、営業・総務・人事などのバックオフィス系職種からのいきなりVCは難しく、まずは
財務・分析系の職種
での経験が必要になるケースがほとんどだと思います。。
③ アナリスト・インターン職が第二新卒の現実的な選択肢。
第二新卒の現実的な入口は、
- アナリスト
- リサーチャー
- インターン職
です。
近年は国内でもVC各社がアナリスト枠を設けることもあり、ここから実績を積んでステップアップするルートも整いつつあります。
「いきなりVCのセンター的な役割を担う」のではなく、まずは
- 業界・ポートフォリオ企業のリサーチ
- ソーシング補助
- DDの一部を担う
といった役割から実績を積むことが、第二新卒にとってもっとも現実的かと思います。
2. VCの仕事内容&第二新卒が求められるスキル

VCの具体的な仕事内容と、第二新卒が求められるスキルについても見ていきます。
① VC社員の1日の業務
VCの仕事は
「投資先を見つけて、お金を出して、育てる」
という流れですが、実務としてはかなり多様な仕事があります。
主な業務を整理すると以下の通りです。
- ソーシング(投資候補の発掘):イベント参加、起業家との面談、業界調査、紹介ネットワークの開拓
- デューデリジェンス(DD):事業・財務・法務・市場の調査と評価
- バリュエーション:DCF・マルチプル法などによる企業価値算定
- 投資実行・条件交渉:タームシートの作成、LP報告資料の準備
- バリューアド(投資後支援):採用支援、事業提携の仲介、KPI管理
これらを数名規模のチームで回すことも多く、
「なんでもこなせるゼネラリスト性」
「財務分析のスペシャリスト性」
の両方が求められるのがVCの面白さであり、難しさでもあります。
② 財務・会計の知識はVCでどれくらい使う?
「VCって財務知識どれくらい使うのか?」についてですが、
- スタージ(アーリーステージ)VC
- グロース・レイターステージVC
で大きく異なります。
シード〜アーリーに特化したVCでは、会社自体がまだ赤字で財務諸表に意味のある数字が少ないため、財務モデリングよりも
「事業の解像度」
「市場の分析」
が重視される傾向があります。
一方、グロース〜レイターステージのVC・CVCでは、以下の財務スキルが求められます。
- 財務三表モデル(PL・BS・CF)の作成
- DCFバリュエーションによる投資リターンのシミュレーション
- コンパラブル分析(EV/EBITDA・PSRなど)
Big4や金融出身者が重宝される理由の一つは、まさにこのレイヤーの財務分析スキルです。
③ 【著者の経験談】Big4アドバイザリーのDDスキルはVCで通用するか
私自身はBig4の会計アドバイザリー部門(FASではなく、会計処理の助言・IFRS導入支援など)に所属していましたが、FASチームと協業する形でDD案件に関わった経験があります。
その経験から感じるのは、
「DDの構造を理解している人材」はVC業界でも十分に価値を発揮できる
ということです。
具体的には、
- 財務DDにおける「どこを深掘りするか」の目利き力
- 会計上の調整項目(Normalized EBITDAなど)への理解
- クライアント(=ポートフォリオ企業)とのコミュニケーション経験
といったスキルはVCの実務と直結します。
Big4 FASでなければ通用しないわけではなく、DDに近い業務に触れた経験があれば、それは立派な武器になります。
ただし、私のような会計アドバイザリー出身の場合は、「財務モデリングの実務経験」を補完する自己学習(CFIやBreakingIntoWallStreetなどのモデリングコース)が転職活動前に必要だと感じています。
3. 第二新卒がVCを目指すためのキャリアステップ

続けて、第二新卒がVCを目指すためのキャリアステップについて解説します。
① Big4 FASからVCへ、王道ルートの中身を解説
VC転職のルートとして最もよく聞かれるのが
「Big4 FAS(M&Aアドバイザリー)→ VC」
という流れです。
Big4 FASでは、実際のM&A案件でDDやバリュエーションを担当するため、VCで直接使えるスキルが身につきます。
具体的には以下のような実務経験が積めます。
- 財務DDでの異常値検出・正常化収益の算出
- 投資判断に使うバリュエーションレポートの作成
- 多業種・多規模の企業財務に触れることによる業界横断的な視野
目安としては、
Big4 FASで2〜3年の経験を積んだタイミング
が転職活動のゴールデンゾーンと言われています。
アソシエイト〜シニアアソシエイトレベルで、実績を語れるようになってからVCにチャレンジするイメージです。
② コンサル・投資銀行からVCへ転職するスケジュール
コンサルや投資銀行出身者の場合、転職タイムラインは以下のようになることが多いです。
- 新卒〜2年目:ファームで基礎力を蓄える時期。VC転職はほぼノーチャンス
- 3〜4年目:実績がついてきてVCのアナリスト・アソシエイトへの打診が現実的になる
- 5年目以降:ミドル〜シニア層での転職も視野に
第二新卒でVC転職を目指す場合に最も現実的なのは、
- まずはコンサルやBig4 FASに入る
- 2〜3年後のVC転職を計画的に狙う
という2ステップの戦略です。
「いつかVCに行きたい」という漠然とした希望ではなく、
「3年後にVCへ行くためにこのファームで○○を学ぶ」
という逆算が重要です。
③ USCPA・CFAはVC転職で有利になる?
結論から言うと、
「資格で採否が決まることはほぼないが、スクリーニングや信頼性の担保には効果がある」
のが実態だと思います。
<USCPA(米国公認会計士)の評価>
- 財務諸表の読解力・会計基準への理解を証明できる
- Big4やFAS出身でない場合の「会計への真剣さ」を示すエビデンスになる
- ただし「VCではCFAほど評価されない」という声もあり、あくまで補完的な位置づけ
<CFA(CFA協会認定証券アナリスト)の評価>
- バリュエーションや投資理論の体系的理解を示せる
- グロース・レイターステージのVCやCVCではUSCPAより評価される場面も
- ただし、Level 1でのVC転職アピールはほとんど意味をなさない
私自身はUSCPAを保有しており、「会計・財務の素地があること」を示す意味では転職に役立つことが多いと感じます。
VCを志望する場合、
USCPA+財務モデリングの実務スキル
を示せると、格段に説得力が増すのではないでしょうか。
4. VC・金融転職に強いエージェント3選!

VC転職は求人数が少なく、かつ非公開求人が多いため、専門性の高いエージェントを活用することが必須です。
私がおすすめする3社を紹介します。
① コンコード:VC・PE・投資銀行の案件を多数保有
コンコードは、
- PE(プライベートエクイティ)
- VC
- 投資銀行
- ヘッジファンド
といった金融業界の転職支援に強みを持つエージェントです。
特に以下のような方に向いています。
- Big4・コンサルからVC・PEを目指したい
- 外資系金融への転職も視野に入れている
- 非公開求人にアクセスしたい
VC・PE・投資銀行・戦略ファーム狙いの方向け
コンコードエグゼクティブグループ
/ VC・PE・投資銀行の転職支援に特化。若手ハイキャリア向けの求人数が豊富です。
② My Vision:金融・ハイキャリア専門の求人データベース
My Visionは、以下のような特徴を持つ、金融・コンサル・ハイキャリア専門の転職エージェントです。
- 戦略コンサル・投資銀行・VCへの転職支援実績が豊富
- 非公開求人の紹介割合が高い
- キャリア相談から始めたい方にも対応
独自の求人データベースを持ち、面接対策まで一貫してサポートしてくれます。
ハイキャリア転職の選考対策を徹底的にサポートしてほしい方向け
MyVision / 未経験からの金融転職支援に特化。業界ごとのスペシャリストが面接対策・書類添削まで一気通貫でサポート。
③ ヒュープロ:会計×金融のハイブリッド人材向け求人が充実
ヒュープロは、会計・税務・財務に強い人材に特化した転職プラットフォームです。
以下のように「会計×金融」の領域での求人が豊富です。
- USCPA・会計士など資格保有者向けの求人が多い
- FAS・アドバイザリー・CVC等の求人にアクセスしやすい
- 第二新卒〜中堅層まで幅広く対応
会計・財務領域の転職に特化した面接対策をしたい方へ
ヒュープロ / 会計人材特化の転職支援プラットフォーム。Big4・FAS・CVC求人を多数掲載。
5. 第二新卒のVC転職に関するよくある質問(Q&A)

第二新卒のVC転職に関するよくある質問をまとめました。
① 第二新卒でVCに転職した人は実際にいる?
います。
ただし、
「学生時代からVCインターンをしていた」
「Big4 FASで1〜2年経験を積んだ」
「スタートアップでCFO補佐を務めていた」
など、何らかの強みを持つ人がほとんどです。
「社会人2年目で全く別業種から突然VC」という事例はほぼ聞いたことがありません。
逆に言えば、若いうちから意識的に「VCに繋がるスキル・経験」を積んでいた人は、第二新卒でも十分チャンスがあります。
② 文系・理系でVC転職のしやすさに違いはある?
VC業界は、文理の差よりも
- 財務分析ができるか
- ビジネスを構造的に考えられるか
- 起業家とコミュニケーションが取れるか
が問われます。
理系出身者が有利になる場面としては、
- ディープテック
- バイオ
- AI
といった領域に強いVCへの転職です。
技術の目利き力が求められるため、理系のバックグラウンドが活きます。
一方、一般的なVCでは文系・理系の差は大きくありません。
重要なのは専攻よりも「スキルと経験と知的好奇心」ではないかと思います。
③ VC転職の選考では何が見られる?面接で聞かれること
VC各社の選考では、以下のような観点で見られることが多いです。
- 投資マインド:「面白いと思う会社・業界と、その理由」
- 財務分析の素地:財務モデルの理解度、バリュエーションへの基本知識
- ソーシング力:「もしVCに入ったら、どんな会社にアプローチしたいか」
- 起業家との関係構築力:スタートアップへの理解・ネットワーク
- 自走力・知的好奇心:情報収集・仮説構築・発信能力
特に
「なぜVCなのか?」
「なぜこのファームなのか?」
は必ず深掘りされます。
- 特定のセクターの知識
- そのファームのポートフォリオ・LP・投資哲学
といった理解が問われるかと思います。
④ VC転職前に取っておくべき資格・経験はある?
資格よりも実務経験の方が圧倒的に重要ですが、あえて言うなら以下が参考になります。
- USCPA・CFA:会計・財務知識の証明として有効(前述の通り補完的)
- 財務モデリングコース(CFI・BWS等):実務スキルの自己証明に使える
- スタートアップインターン・副業:実際の現場感と起業家目線を養える
- 英語力(TOEIC800点以上 or ビジネス英会話):グローバルVCやCVCでは必須に近い
資格を揃えるより、まずエージェントに相談して現在地を把握することをおすすめします。
6. まとめ:第二新卒からVCを目指すためのルート

この記事の内容を整理します。
- 第二新卒でのVC転職は「狭き門だが不可能ではない」。アナリスト・インターン職が現実的な入口
- 採用されやすいのは、Big4 FAS・IB・コンサル出身など、財務分析・DD経験がある人材
- VCでは財務モデリング・ビジネス分析・ソーシング力が問われる。ステージによって求められるスキルのバランスが異なる
- 王道ルートは「Big4 FAS→VC」の2ステップ。第二新卒の今から逆算してキャリアを設計することが重要
- USCPA・CFAは補完的に有効。資格よりも実務経験とモデリングスキルの方が採否に直結する
- VC転職に強い専門エージェントを活用することで、非公開求人へのアクセスが大きく広がる
私自身も会計と縁もゆかりもないところからスタートし、遠回りしながらBig4まで辿り着きました。
そういう意味では、
「今すぐVCは難しくても、今から正しいステップを踏めば3〜5年後に十分狙える」
と思います。
VC業界は個人的に、
「投資家・起業家・社会課題のすべてに関われる、知的にもっともアツい職種の一つ」
だと感じています。
もし本気で目指しているなら、まず専門エージェントへの相談と、財務モデリングの学習を始めてみてほしいと思っています!
VCを目指す第二新卒におすすめの転職エージェント3選はこちら
コンコードエグゼクティブグループ
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MyVision / 未経験からの金融転職支援に特化。業界ごとのスペシャリストが面接対策・書類添削まで一気通貫でサポート。
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このような悩みをお持ちではないでしょうか。 第二新卒での転職を考えているが、どのエージェントを使えばいいかわからない 会計・財務・コンサル業界への転職を目指しているが、専門的な情報が少ない エージェン ...
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