このような疑問をお持ちの方に向けた記事です。
- EY新日本の年収は実際どのくらいなのか知りたい
- スタッフからパートナーまでの年収推移が気になる
- 他のBig4監査法人と比べてどの法人が待遇いいの?
- EY新日本への転職・就職を検討しているが、リアルな情報が少ない
Big4監査法人でのBig4監査法人での勤務経験を持つ私が、社内外で集めた情報&各種データをもとに徹底解説します。
結論から申し上げると、
EY新日本の年収は平均800万円前後でBig4の中でも概ね同水準ですが、
職位ごとの上昇幅&賞与に大きな特徴があります。
早速まいりましょう!
なお、Big4からのオファーを勝ち取るための「具体的なステップ&おすすめエージェント」については、以下の記事で徹底解説しています。
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1. EY新日本監査法人とは?|Big4の中での規模&特徴

EY新日本有限責任監査法人は、グローバルファーム「EY(アーンスト・アンド・ヤング)」の日本メンバーファームとして、2000年4月に設立された国内最大規模の監査法人のひとつです。
まずはその基本的な概要を整理しましょう。
① EY新日本の規模は?
EY新日本は従業員数1,000人以上の大規模組織で、
- 金融
- 製造
- IT
- 不動産
など、幅広い業種の上場企業を担当しています。
金融セクターを中心にナレッジが蓄積されており、
「セクター制度」
と呼ばれる業種別のチームを持っている点が特徴のひとつです。
他のBig4と比較すると、
- 有限責任監査法人トーマツが最大規模
- 有限責任あずさ監査法人(KPMG)・EY新日本・PwC Japan有限責任監査法人がそれに続く
といった関係性です。
優劣は規模で決まらず、
「どの業種・クライアントに強いか」
で差が出るイメージです。
私がBig4在籍中に見てきた印象では、
「EY新日本は穏やかで落ち着いた雰囲気の法人」
という声が多く、実際に転職理由でも「社風に惹かれた」という方が少なくありませんでした。
② 監査法人としての年収の決まり方|公認会計士資格が軸
EY新日本の年収は、
職位(グレード)と公認会計士資格の保有状況
によって決まります。
職位は
「スタッフ → シニアスタッフ → マネージャー → シニアマネージャー → パートナー」
という階層になっており、各グレードで年収テーブルが設定されています。
同一グレード内では年間数千円単位の昇給にとどまりやすく、
年収を大きく上げるにはグレードアップが必須
となっています(この点はどのBig4も似た状況です)。
また、公認会計士試験の修了考査に合格すると
シニアスタッフへの昇格条件
を満たし、年収がさらに上がります。
一方で
短答合格者
として入社した場合、修了考査を通過するまでの期間、年収の上がり幅は限定的です。
賞与は
6月と12月の年2回支給
で、インセンティブは基本的にありません。
これもBig4共通の特徴で、外資系コンサルとは構造が異なります。
③ 働き方の実態|繁忙期・残業・リモート勤務の現状は?
私自身もBig4監査法人で繁忙期を経験しましたが、12月 or 3月決算対応の場合、1〜5月の繁忙期は
残業が月60〜80時間超
になることも珍しくありません。
残業代はすべて支給される仕組みになっており、これが
「繁忙期の年収が一時的に高くなる」
という理由のひとつです。
一方で、
7月・8月・12月
は比較的閑散期となり、有給をうまく活用すれば数週間のまとまった休暇が取れる環境です。
月の平均残業時間は
約30〜40時間程度
という声が多く、閑散期は定時に帰れる日もあります。
リモート勤務については
週3日程度
がひとつの目安のようで、往査(現地での監査対応)以外は各自の判断に委ねるチームも多いようです。
ただし、チームによって方針は異なり、出社を基本とする雰囲気のチームもちらほらあります。
なお最新の動向として、EY新日本は近年、生成AIを活用した書類解析システムとして
「Document Intelligence Platform(DIP)」
を4,000社近くの監査先に展開するなど、テクノロジー活用による監査の自動化・高度化に積極的に取り組んでいます。
AIが単純作業を代替することで、会計士がより専門性の高い業務に集中できる環境が少しずつ進みつつあるといえます。
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2. EY新日本の職位別年収は?|スタッフ〜パートナー

ここからが本題です。各種データをもとに、職位別の年収レンジをできるだけリアルにお伝えします。
① スタッフ・シニアスタッフの年収帯(500〜1,000万円前後)
スタッフ(公認会計士合格直後〜約3年)の年収は、
おおよそ500〜650万円前後
です。
公認会計士試験に合格した状態で入社した場合、初年度からシニアスタッフとして扱われるケースもあります。
残業代が加算されるため、繁忙期を含めると年間の手取りベースではもう少し上がるイメージです。
シニアスタッフになると
年収700〜1,000万円前後
と、幅が出てきます。
ただし、年収1,000万円近くはやや上位の事例であり、シニアの入りたてであれば
700万円台前半
から始まるのが一般的だと思います。
スタッフ・シニアスタッフの時期は「賞与の差がそこまで大きくない」という声もあり、
評価よりもグレード・残業代が年収を左右する
と言えます。
② マネージャー・シニアマネージャーの年収帯(900〜1,500万円程度)
マネージャーへの昇格は、
パートナー層へのプレゼンテーション試験
を経て認められます。
マネージャー以降は残業代が発生しなくなり、賞与によって年収の差が大きく開きます。
具体的には
- マネージャーの年収はおおよそ900万〜1,400万円前後
- シニアマネージャーでは1,200万〜1,500万円前後
が一般的な水準といえます。
シニアマネージャーでは案件獲得のノルマ達成度合いも反映されるため、個人差が出やすいです。
私がBig4在籍中に見ていた範囲では、マネージャー昇格にかかる年数は人によって差が大きく、
- 早ければ入所から5〜6年程度で昇格するケース
- 10年近くシニアスタッフにとどまるケース
などバラバラでした。
昇格のスピードを左右する最大の要因は、
担当パートナーとの関係性と評価の積み重ね
だと感じています。
なお、
「シニアスタッフ最終年度とマネージャー1年目の年収が逆転する」
という現象も一部あるようですが、その後の年収のジャンプアップの過程ではやむをえないかと思います。
③ パートナーの年収と現実|達成難易度と代替キャリア
パートナーに昇格すると、年収は
2,000万円超
という水準になります。
クライアントへの貢献度や法人経営への関与度合いによって上振れするケースもあり、大手監査法人のパートナーであれば
2,000~3,000万円を大きく超える事例
も存在します。
ただし、パートナーになれるのはごく一部です。
シニアマネージャーでの滞留が顕著な傾向があり、「パートナー候補」として評価され続けるためには、売上貢献だけでなく
- 社内での人脈構築
- 法人経営への関与
も問われます。
パートナーを目指さない・目指せないケースの出口としては、以下のような選択肢が一般的です。
- 事業会社のCFO・財務部長候補としての転職(EY新日本出身者はブランド力が高いため)
- FAS(財務アドバイザリーサービス)への移籍(M&A・企業再生などへの転換もあり)
- 独立・個人事務所の開設(中小企業向け監査・税務へのシフト)
今後のキャリアの方針を考える上では、早めに以下のようなエージェントに相談しておくのも手です。
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3. EY新日本 vs 他Big4監査法人の年収比較!

同じBig4でも、法人によって年収水準に若干の差があります。
① KPMGあずさ・トーマツ・PwC Japanとの年収比較
各法人の社員・元社員情報をもとにした平均年収は、おおよそ以下のような水準となっています。
- 有限責任あずさ監査法人:平均年収 840万円前後
- PwC Japan有限責任監査法人:平均年収 810〜820万円前後
- 有限責任監査法人トーマツ:平均年収 810万円前後
- EY新日本有限責任監査法人:平均年収 790〜810万円前後
数字だけを見ると4法人ともほぼ横並びで、「どこが一番高い」とは言い切れない水準です。
ただし、EYの一部の口コミでは
「EY新日本は他の3法人と比べて賞与が若干少ない傾向がある」
という話もあります。
一方でPwC Japanはシニアアソシエイトでも800万円前後のデータが見られるなど、
一部の職位では他法人よりやや高い水準
になることもあります。
② 年収以外の選択基準|クライアント・異動・研修制度の違い
私自身も法人を選ぶときに、年収だけでは判断できなかったという経験があります。
重要な比較すべき軸は、むしろ以下のような点ではないかと考えています。
- クライアントの質と業種:EY新日本は金融セクターに強く、セクター特化でのキャリア形成がしやすい
- アドバイザリーへの異動しやすさ:各法人ともアドバイザリー部門を持つが、組織規模やカルチャーにより実態は異なる
- リモート勤務の実態:PwC Japanは週4日前後と4法人の中で最も多い一方、あずさは週2日前後と比較的少ない
- 有給消化率:EY新日本が70%超とBig4の中では比較的高めな水準
個人的には、監査法人を選ぶうえで最も重要なのは
- 「最初に担当するチームの雰囲気」
- 「中長期で身につくセクターの専門性」
ではないかと思っています。
③ EY新日本からの転職市場での評価|市場価値はどう変わるか
EY新日本出身者が、転職市場での評価が高いのは事実です。
「公認会計士の資格+Big4での実務経験」があれば、事業会社への転職でも高いポジションを狙えます。
ただし、
社内でのブランドと転職市場でのブランドは別物
です。
監査経験だけでなく、
- 「アドバイザリー業務の経験があるか」
- 「海外クライアントを担当したか」
- 「マネジメント経験があるか」
といった実績が、転職先での年収水準を左右します。
EY新日本の強みを活かせる転職先としては、
- 大手事業会社のグループ経理・内部監査・CFO候補
- M&Aアドバイザリー
- 独立系会計事務所
- 他のBig4への横移動
なども見られます。
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MyVision / Big4・コンサル系ファームへの転職支援に強み
4. EY新日本監査法人への転職に強いエージェント3選

続けて、EY新日本監査法人への転職に強いエージェント3社をご紹介します。
① ヒュープロ|監査法人・会計士転職に特化
会計士や税理士など、士業特化の転職エージェントです。
そのため、
- 監査法人
- Big4
- 会計事務所
への転職支援に強く、非公開求人も多数保有しています。
特に、
会計士転職を初めて検討する方にもわかりやすく丁寧にサポートしてくれる点
が評判です。
EY・Big4の非公開求人を確認したい方へ
ヒュープロ / Big4・監査法人・会計ファームへの転職を幅広くカバー
② コトラ|公認会計士・金融系ハイクラス転職に実績
金融(ファイナンス)をはじめとしたハイクラス特化型エージェントで、公認会計士をはじめとした専門職の転職支援に豊富な実績を持ちます。
- Big4を含む監査法人
- ファイアナンス領域
- FAS・コンサル
への転職支援が得意で、条件交渉にも強みがあります。
キャリアの方向性から一緒に考えてくれるスタイルが向いている方にはおすすめです。
資格・経験を活かしてEY・Big4のハイクラス転職を目指す方はこちら
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③ My Vision|Big4・コンサルへの転職実績が豊富
外資系・コンサル・監査法人・FASを得意とする転職エージェントです。
Big4への転職支援経験が豊富で、
面接対策やカルチャーフィットの見極めまでサポート
を求める方に好評です。
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まとめ:EY新日本の年収は「職位×資格×賞与」で決まる

この記事の内容を整理します。
- EY新日本の平均年収は790〜810万円前後で、Big4の中では概ね横並びの水準
- スタッフは500〜650万円、シニアスタッフは700〜1,000万円、マネージャーは900〜1,400万円前後が目安
- マネージャー以降は賞与が年収を左右するため、個人差が拡大する
- パートナーは2,000万円〜、ただし到達できるのはごく少数
- 住宅手当がない分、基本給が高めだが可処分所得はそこまで高くない点は要注意
- Big4の中では「穏やかな社風」という評価が多く、女性の働きやすさ評価も高い
- 近年でAI活用・DX推進が積極化しており、業務変革が進行中
監査法人でのキャリアは、年収だけでなく
- 「何を学べるか?」
- 「どこへ繋がるか?」
という観点で選ぶと後悔が少ないと感じます。
EY新日本は
専門性を深めながら安定的に高収入を得たい!
という方にとって、引き続き魅力的な選択肢のひとつです。
ぜひ、自分のキャリアの方向性と照らし合わせながら、転職エージェントも活用しつつ情報収集を進めてみてください!
EYに強いおすすめエージェント3選
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MyVision / Big4・コンサル系ファームへの転職支援に強み
Big4の実情を把握したら、次は「どうやって内定を勝ち取るか」の対策です。
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