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EYのM&Aアドバイザリー転職戦略!【FASの業務内容・年収・採用難易度】

USCPA職人

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このようなお悩みにお答えします。

  • EY FASって具体的に何をする部門なのか知りたい
  • EY-Parthenonというブランド名を最近よく聞くが、FASとどう関係するのか
  • FASへの転職難易度と、自分のバックグラウンドが通じるかどうか分からない
  • 年収や転職後のキャリアパスのリアルを知りたい
  • 投資銀行のM&A部門とFAS、どちらを目指すべきか迷っている

 

Big4監査法人でUSCPAを取得し、会計アドバイザリー業務を経験してきた私が、自身の実体験&業界情報をもとにお答えします。

 

結論から申し上げると、

EY FASは今まさに転職市場でもっとも注目を集めている部門のひとつです。

 

2025年7月に大きな組織再編があり、サービスブランドが刷新されるなど、業界内でも変化の真っ只中にあります。

 

この記事を読めば、

  • EY FASの全体像
  • 年収水準
  • 転職難易度

まで一通りつかめる構成にしていますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

なお、Big4からのオファーを勝ち取るための「具体的なステップ&おすすめエージェント」については、以下の記事で徹底解説しています。

こちらも!!Big4転職を成功させる全手順|監査法人・コンサルへの最短ルートを元Big4が解説

Big4に転職したいけど、どこから手をつければいいかわからない 公認会計士の資格がないと、Big4は無理? どの事務所が自分に合っているのか判断できない エージェントを使うべきか、直接応募すべきか迷っ ...

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1. EYのM&A部門の全体像|FAS・ディールズとは何か?

EYのM&A関連業務は、かつて「ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス(FAS)」と呼ばれるサービスラインで展開されてきました。

 

現在は、

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)

の中に統合されており、そのM&A関連部門は

「ストラテジー・アンド・トランザクション(SaT)」

という大きな括りの下に位置しています。

① EY FASの業務内容|M&Aのどの工程を担当する?

EY FASのM&A支援は、

M&Aの全プロセスをカバーする

のが最大の特徴です。

 

主な業務は大きく3つのチームに分かれています。

 

(1)トランザクション・デリジェンス(TD)

買収候補先の財務情報を精査する財務デューデリジェンスが中心です。

クライアントが取引を判断するための

「財務的なリスクの可視化」

が主な役割で、案件ごとに数週間〜数ヶ月かけて対象企業の財務諸表・税務・キャッシュフローを深掘りしていきます。

 

(2)バリュエーション・モデリング&エコノミクス(VME)

DCF法・類似会社比較法などを駆使して企業価値を算定する部門です。

M&Aの価格交渉の根拠になる数字を出す役割で、高度な財務モデリングのスキルが問われます。

 

(3)リード・アドバイザリー(LA)

M&Aのプロセス全体を統括するFA(ファイナンシャル・アドバイザー)機能を担います。

  • M&A戦略の策定
  • 候補先の選定
  • デューデリジェンス
  • 最終交渉
  • クロージング

までを一貫して支援するポジションで、FASの中で最もアドバイザリーの色が強いチームと言えるでしょう。

 

なお、投資銀行のM&Aアドバイザリー部門との違いについて補足しておきます。

 

投資銀行は主に

「ディール組成・成約」

に特化し、手数料収益モデルで動いています。

 

一方でFASは、

  • FA業務
  • 財務分析
  • バリュエーション
  • DD
  • PMI

に専門特化しており、クライアントが意思決定をするための情報を提供するという性格が強い点が異なります。

② EYのM&A部門の規模と最新動向は?

2025年7月より、EY-Parthenonは戦略コンサルティングとトランザクションを統合し、クライアントに対してエンド・ツー・エンドの支援を提供するブランドとなりました。

 

この再編により、財務DDやバリュエーションも「EY-Parthenon」ブランドの下でサービスが展開されるようになっています。

 

つまり、これまで「EY FAS」と呼ばれていた部門は、現在は

「EY-Parthenon(Strategy and Transactions)」として統合・拡張された体制

で動いています。

 

転職活動をする際、求人票やエージェントとの会話で

  • 「EY-Parthenon」
  • 「SaT」
  • 「TCF(トランザクション・アンド・コーポレート・ファイナンス)」

といった言葉が出てきた場合、すべて旧FASから受け継がれた部門だと理解しておくと良いでしょう。

 

クライアントとしては、大手事業会社・金融機関・PEファンドが中心で、業界を問わず幅広い案件があります。

 

EYの監査法人とのつながりから豊富な案件が供給され、

投資銀行よりもさまざまな案件や多様な業界に触れられる機会が多い

という点も、EY FASならではの特徴かと思います。

③ 会計アドバイザリー業務から見たFASの実態は?

私はBig4監査法人の会計アドバイザリー部門に在籍していたため、FASチームと直接協業する機会がありました。

 

FASの業務を外から見ていた経験として正直に言うと、

DDの現場は想像以上にタフ

です。

 

案件が重なった時期の稼働量は相当なもので、

「案件がきついのが重ならなければ、この業界ではいいほう」

という声も聞こえてきます。

 

一方で、

「数週間で一つの事業の財務実態を丸ごと把握する」

という体験は、監査とは質の異なる面白さがあると感じていました。

 

毎回違う業界・違るクライアントに向き合えるので、

知的好奇心がある方には非常に向いている仕事

だと個人的には思っています。

 

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2. EY FASへの転職難易度&必要なスキルは?

FASへの転職は、Big4の中でもハードルが高い部類に入ります。

ただし、スキルとバックグラウンドを戦略的に準備すれば、十分に射程に入れられる職場でもあります。

① 採用で評価されるバックグラウンドは?|監査法人・銀行・事業会社

最も評価されやすいのは、

公認会計士資格+監査経験の組み合わせ

です。

 

監査で財務諸表を毎期精査してきた経験は、DDの実務に直結します。

 

採用側からすると、

会計的素養があり「財務数字を読んで課題を特定できる」人材=即戦力

として映ると思われます。

 

また、

銀行の融資担当や審査担当出身者

も一定数採用されています。

 

企業の財務状況を融資審査の観点で分析してきた経験はDDとの親和性が高く、評価されやすいポジションです。

 

また、

事業会社の財務・経営企画出身者

も、事業理解という観点で評価されるケースがあります。

 

では、USCPAはどう評価されるか?について、私自身もUSCPAホルダーとして気になるところですが、

USCPAは「財務・会計の基礎があること」の証明としては有効

です。

 

ただし、日本の公認会計士と比較すると資格単体の評価は下がります。

 

USCPA+実務経験(監査・アドバイザリー・財務)

の組み合わせで勝負する形が現実的ではないでしょうか。

 

クロスボーダー案件も多いFASにとって、

英語力を合わせて示せるUSCPAは強みになる

と考えています。

② 未経験からFASに入れる?|難易度と入社後のギャップ

完全未経験からの転職は難易度が高く、正直なところハードルは低くありません。

 

ただし、

  • 「監査経験はないが資格あり」
  • 「事業会社財務の実務経験あり」

という方で採用に至った事例もあります。

 

入社後のギャップとしてよく聞くのは、

スピードと量の洗礼

です。

 

案件は複数並走することもあり、

短期間で大量のExcelを回し、細かい数字をチェックし続ける作業

が続きます。

 

そのため、「コンサルっぽいきれいな提案書を作るイメージ」で入ると、最初はそのギャップに驚くかもしれません。

 

FASは、

  • クライアントのM&A戦略の構築
  • 相手先の選定から初期的交渉
  • 基本合意
  • デューデリジェンス
  • 最終交渉
  • 最終契約書の締結からクロージング

に至るまで、一貫したアドバイザリー・サービスを提供しているのが特徴ですが、入社初期はそのうちのDD実務が業務の大半を占めます。

 

面接では経歴の深掘りが中心になるようで、

職務経歴をもとに丁寧に質問されるスタイル

が多い印象です。

 

テンプレート的な質問よりも、

これまでの仕事の中でどんな課題をどう解決したか

について、具体的な経験を話せる準備が重要です。

③ 選考で問われる知識と対策は?|バリュエーション・DD知識の準備

面接対策として最低限押さえておきたいのは以下の3点です。

  1. DCF法の基本(割引率の考え方・FCFの計算・TVの算定ロジック)
  2. 類似会社比較法(EV/EBITDA・PERなどマルチプルの概念)
  3. 財務DDで何を見るか(EBITDA・オフバランス負債・運転資本の季節性など)

といった理解は最低限必要かと思います。

 

独学での対策として私が個人的におすすめなのは、

証券アナリスト/CFAの教材で財務分析の基礎を固める方法

です。

 

勉強内容をそのまま資格取得にも実務にも活かすことができるので、一石二鳥かなと思います。

 

また、ケース面接がある部門もありますので、フェルミ推定の基本練習も並行して行うと安心です。

 

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3. EY FASの年収&転職後のキャリア!

FASはBig4の中でも高年収が期待できる部門です。

具体的な数字とキャリアパスを整理しておきましょう。

① 職位別年収レンジ(アソシエイト〜マネージャー)

複数のデータを参照すると、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの職位別年収の目安は以下のようなイメージです。

  • コンサルタント(アソシエイト相当):550〜750万円前後
  • シニアコンサルタント:750〜1,000万円前後
  • マネージャー:1,000〜1,300万円前後
  • シニアマネージャー:1,200〜1,500万円前後
  • パートナー:2,500万円以上〜

 

また、

ボーナスは年1回(10月支給)で、

年間評価と業績に基づいて決定される仕組み

です。

 

みなし残業は

シニアコンサルタント以下で50時間

が設定され、Big4コンサルの中ではトップクラスの水準と言えるでしょう。

② FAS経験者の転職市場での評価は?|PEファンド・CFO・独立

FAS(M&A・財務アドバイザリー)の経験は、転職市場で非常に高く評価されます。

 

(1)事業会社のCFO・経営企画

FAS経験者の王道キャリアのひとつです。

財務モデリング・DDで鍛えた数字感覚は、経営の意思決定部門で直接活きます。

 

(2)PEファンド

FAS経験者にとって難易度は高めですが可能性は十分あります。

日系やミッドキャップPEファンドでは、

  • FAS
  • 会計士
  • 総合商社出身者

など多様なバックグラウンドの人材が活躍しており、財務DDやバリュエーションの経験を武器に転職するケースは増えています。

PEファンドに行けた場合のアソシエイト年収は1,500万〜3,000万円レンジで、大幅な年収アップが期待できます。

 

(3)スタートアップのCFO

こちらを目指す方も増えています。

特に、

FASを経て事業会社でM&A実務を積んだ後にCFOへ

というステップを踏む方が多い印象です。

③ EY FAS vs 投資銀行M&A部門|どちらのキャリアが良いか?

「FASと投資銀行、どちらを目指すべきか」についてですが、目指すべき方向はその方のキャリア観によって変わります。

 

投資銀行M&A部門は、ディール成約への直接的な関与度が高く、成果報酬の比重が高い分だけ年収の天井も高くなります。

JPモルガン証券やゴールドマン・サックスでは、

20代中盤にして年収2,000万円前後

というケースもあり、激務度・プレッシャーともに相応のものがありますが、年収と成長速度は日本最高水準です。

 

一方、EY FASは財務・会計のプロフェッショナルとして多様な業界案件に関われる安定感があります。

  • 純粋な会計素養をベースにキャリアを積みたい方
  • クロスボーダー案件も含めた財務アドバイザリーの専門家を目指したい方

には、投資銀行よりもフィットしやすい環境と言えるでしょう。

 

私自身、会計アドバイザリーの経験を踏まえた感覚として

  • 「財務分析の深みを追求しつつ、長く専門家として活躍したい」ならFAS
  • 「若いうちにディールを回して稼ぎ、その後の選択肢を広げたい」なら投資銀行

の方が合うかもしれません。

 

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4. EY FAS転職に強いエージェント3選!

FASへの転職は、通常の転職サイトで求人を探すよりも、FASや会計系ハイクラス転職に強いエージェントを活用する方が圧倒的に効率的です。

非公開求人が多く、エージェント経由の紹介でなければ応募できないポジションもあります。

① コトラ|M&A特化・面接進展確率が高いハイクラス専門エージェント

FAS・M&Aアドバイザリーに特化した求人が豊富で、面接対策の質が高いと評判のエージェントです。

 

  • Big4
  • 金融
  • コンサル

などハイクラス転職に強みを持ち、採用担当者とのパイプも太いです。

 

転職市場でどう自分が評価されるかを確認するだけでも相談する価値があります。

 

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② My Vision|FAS・アドバイザリー転職の実績豊富

コンサル・FAS領域への転職支援実績が業界トップクラスです。

 

FAS業界に詳しいコンサルタントが在籍しており、

バックグラウンド別の書類対策・面接対策

が充実しています。

 

未経験からFAS転職を検討している方にも相談しやすい雰囲気です。

 

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③ コンコード|ハイクラスFAS職への転職交渉に強み

ハイクラス・専門職の転職交渉に定評があるエージェントです。

 

  • FAS
  • コンサル
  • 金融系

のポジションに強みを持っています。

 

年収交渉や求人企業との条件詰めのサポートが厚く、オファー後のネゴシエーションまで含めてフォローしてくれます。

 

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まとめ:EY FASはM&A・財務の専門家を目指す人にとって超有望な職場!

ここまでの内容を整理します。

  • EYのM&A部門は現在「EY-Parthenon」ブランドのもとに統合・拡張され、DDからバリュエーション・リードアドバイザリーまでを一体で提供
  • 2025年7月に大きな組織再編があり、FAS機能はEY-Parthenonの傘下でさらに強化された
  • 採用で最も評価されるのは公認会計士+監査経験の組み合わせ。USCPA+実務経験でも十分射程に入る
  • 年収はコンサルタント(入社時)で550〜750万円前後、マネージャーで1,000〜1,300万円前後が目安。ボーナスは業績・評価連動
  • ポストFASとして、PEファンド・CFO・経営企画など幅広いキャリアが開ける
  • 転職活動はFAS・ハイクラス特化エージェントの活用が有効

 

私自身、会計アドバイザリーの経験を経てUSCPAを取得した立場から言うと、FASは

M&A・財務のプロとして長く活躍できる希少なポジション

です。

 

監査や会計アドバイザリーの経験を持つ方は、ぜひ一度エージェントと話してみることをおすすめします。

 

まずは相談だけでも、自分の市場価値を確認する機会になるはずです。

 

EYに強いおすすめエージェント3選

コトラハイクラス転職支援サービス / ファイナンス・コンサル領域の非公開求人が多数。監査法人出身者の転職支援実績が豊富。

MyVision / 利用者の約7割がコンサル未経験からのスタート。業界の基礎知識から面接の実践対策まで、丁寧に伴走してもらえます。

コンコードエグゼクティブグループ / トップファームの出身者が在籍。シニア以上のハイクラス向けの非公開求人が多数。

 

Big4の実情を把握したら、次は「どうやって内定を勝ち取るか」の対策です。

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