このような疑問・お悩みにお答えします。
- 公認会計士試験の短答式に合格したけど、EY税理士法人でも採用されるの?
- EY新日本とEY税理士法人、どちらに応募すべきか迷っている
- 面接でどんなことを聞かれるか知りたい
- 入社後の年収はどのくらいで、論文合格後にどれだけ上がるのか
大卒後の事業会社を経て、簿記2級のみの状態からBig4監査法人に監査アシスタントとして転職&USCPAを取得した私が、
EY税理士法人の短答合格者のキャリア戦略
について解説します。
結論から申し上げると、
EYの「短答合格者採用」は主にEY新日本有限責任監査法人(監査部門)が中心であり、
EY税理士法人では科目合格者を含む幅広い応募資格での採用が行われています。
どちらを狙うかによって準備すべき内容も異なりますので、それぞれの実態と選考突破のポイントを詳しく解説していきます。
なお、Big4からのオファーを勝ち取るための「具体的なステップ&おすすめエージェント」については、以下の記事で徹底解説しています。
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1. 短答合格者採用とは?|EYではどの法人が対象か

公認会計士試験の短答式試験合格者を対象にした採用制度は、Big4監査法人を中心に広く行われています。
まずは制度の仕組みと、EYグループの中でどの法人がこの制度に該当するのかを整理します。
① 短答合格者採用の仕組み|論文試験合格前でも入れる理由は?
公認会計士試験は、
- 短答式試験(1次試験)
- 論文式試験(2次試験)
の2段階構成になっています。
短答式に合格した後、論文式の本番まで
約8〜9ヶ月
の勉強期間が必要です。
短答合格者採用は、この
「論文式合格前」
の段階で監査法人や税理士法人に入社できる仕組みです。
入社後も勉強を継続しながら実務経験を積み、論文式試験の合格を目指します。
私自身もBig4在籍中にUSCPAを取得したので、
「働きながら資格の勉強をする」
という環境については身をもって理解しています。
大変ですが、実務と学習が相乗効果を生む場面も多く、決して不可能ではないと思います。
また採用側の視点でいえば、短答合格者を早期に取り込むことで
優秀な人材の囲い込みを図れる
というメリットがあります。
論文合格発表後には各法人の採用競争が激化しますから、その前の段階から関係を築いておきたいというのが法人側の本音だと考えられます。
② EY新日本 vs EY税理士法人|どちらが短答合格者を受け入れている?
EY新日本有限責任監査法人では、「監査トレーニー」という名称で短答合格者採用を実施しています。
公式採用サイトの中途採用欄でも「監査事業部」の項目として掲載されており、求人情報をチェックすることができます。
またBIG4の中では唯一、
短答式合格者以外でも応募できる
という可能性があり、日商簿記2級程度の知識があれば応募の対象となるケースもあります。
ただし、短答合格者のほうが評価が高く、内定可能性も上がります。
EY税理士法人については、
- 公認会計士試験の短答合格者
- 税理士の科目合格者
などでも応募可能という幅広い採用方針をとっています。
したがって、税務のキャリアを志向するなら、
短答式合格という強みを活かしてEY税理士法人に直接アプローチするルート
も十分に有効です。
- EY新日本は「監査×資格取得支援」の色が強く、
- EY税理士法人は「税務の専門性」を磨く場
として位置づけが異なります。
将来どちらの方向に進みたいかを軸に選ぶのが最も賢明だと思います。
③ 募集時期&応募方法は?|専門エージェント経由が有効。
EY新日本の監査トレーニーの募集時期は
論文合格発表(11月中旬)後にスタートし、12月初旬に選考会が始まる
のが例年のパターンです。
募集期間は非常に短く、
公表後わずか数日
で締め切りになることもあります。
EY税理士法人については、通年の中途採用枠での募集が中心となっており、タイミングの柔軟性は高めです。
いずれの場合も、
会計士・税理士特化型のエージェントを活用することが非常に重要
です。
一般公開されない求人情報や、過去の選考経験者からのリアルな情報を持つエージェントを通じることで、情報の入手と選考対策の両面でアドバンテージを得られます。
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2. 短答合格者採用の選考&突破ポイント

短答合格者採用は「資格への本気度」「組織に馴染めるか」が問われる選考です。
準備次第で通過率は大きく変わります。
① 書類選考で見られるポイント|受験歴・スコア・職歴の整理
書類選考では主に以下の点が確認されます。
- 短答式合格の時期と受験回数(初年度一発合格 vs 複数回受験)
- 論文式試験の受験予定スケジュール(いつ合格を目指しているか)
- これまでの職歴・学歴(会計・財務関連の経験があれば積極的にアピール)
- 英語力(EYはグローバル法人のため、TOEICスコアなど)
短答を何度で合格したかは正直に書く必要がありますが、
複数回受験でも、「何が課題で、どう改善して突破したか」というプロセスを丁寧に記載すること
で、評価を挽回できると思われます。
職歴については、会計・財務に直接関連しない経験でも、
- 「コミュニケーション力」
- 「プロジェクト管理」
- 「顧客対応」
といった観点に置き換えて記述するのがポイントです。
② 面接で聞かれること|「論文合格後のキャリア像」が重要!
面接では必ずといっていいほど以下の質問が来ます。
- 「なぜ公認会計士を目指したのか」
- 「なぜEY(新日本 or 税理士法人)を選んだのか」
- 「論文合格後、どのようなキャリアを歩みたいか」
- 「監査(or 税務)にはどんなイメージを持っているか」
- 「入社後の勉強との両立について、どのように考えているか」
特に「論文合格後のキャリア像」はかなり重要な質問で、採用側としては
「論文に合格したらすぐ他の法人に行きます」という候補者を採りたくない
のは当然です。
そのため、
「EYで長期的にキャリアを築きたい」
という意思を、具体的な業務内容への興味と絡めて語れるかどうかが勝負になります。
私がBig4在籍時に先輩から聞いた話ですが、
面接で「将来的に独立を考えています」と答えてしまった方が落とされた
ということがありました。
短答合格者採用の面接では、いったん「EYで育っていくキャリアイメージ」を描いてみせることが最優先です。
その後のキャリア変更は、実績を積んでから選択すれば十分です。
③ 論文試験との両立|入社後の勉強環境は?
入社後は、実務と論文試験の勉強を並行するライフスタイルになります。
EY新日本では、実務補習所への通学について、
プロジェクトのアサインで配慮されるケースもある
という情報があります。
また、実務補習所への通学を実現させるため、プロジェクトでは出張が入らないよう配慮するなど、
社員の成長を最優先にしている
という点は在職者からも評価されているポイントです。
ただし、繁忙期(3月決算対応の4〜5月など)はどうしても残業が増えて
月80時間超
になることもあり、その時期の勉強時間の確保は人によってはかなり厳しくなります。
私自身も、USCPAの受験で大変な時期はあっても
「まずは短期集中で乗り越える」
という意識で取り組みました。
いずれの試験にしても、仕事と両立する以上、
合格に向けた覚悟&計画性
が不可欠です。
これについては、以下のような会計士特化型エージェントに相談して、
リアルな両立事情を聞いておくこと
をおすすめします。
実際に在籍している方の体験談を紹介してもらえることもあります。
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3. 短答合格者のEY入社後の年収&キャリアパスは?

入社後の年収がどのくらいで、論文合格後にどう変化するかは、転職判断の重要な材料です。
また、EY税理士法人における公認会計士とUSCPAの処遇の違いについても整理します。
① 入社時年収の目安|論文合格前・合格後の変化
短答合格者(監査トレーニーや税理士補助スタッフ)として入社した場合の年収目安は、
概ね300~400万円前後
が一般的なレンジと考えられます。
複数の社員・元社員の情報を総合すると、EY新日本有限責任監査法人では以下のような年収水準が確認できます。
- スタッフ(25歳・スタッフ3):年収580万円前後(ベース500万円・賞与80万円)
- シニアスタッフ(31歳):年収920〜930万円前後(ベース720万円・賞与210万円)
EY税理士法人では、
- スタッフクラスで550万円前後
- アシスタントマネージャークラスで1,300〜1,400万円前後
というデータが確認できます。
短答合格者として入社した場合、
スタッフ相当からやや低めのポジション
からのスタートになります。
論文式試験に合格したタイミングで、公認会計士として正式に認定され、
昇給・昇格のタイミングが前倒しになること
が多いです。
EY新日本では評価がポジティブ項目・ネガティブ項目で明示される仕組みになっており、
スタッフ〜シニアの間は賞与にも大きな差がつきにくい
という傾向があります。
② 論文合格後のキャリア選択肢|監査継続 vs 異動 vs 転職 vs 独立
論文合格後のキャリアは大きく以下の選択肢があります。
(1)そのままEY新日本の監査を継続する
公認会計士として正式登録し、シニアスタッフ→マネージャーと昇格していくルート。
安定した成長環境があります。
(2)EY内でアドバイザリーや税務部門に異動する
EYはファーム内でのリファラル(異動・出向)が比較的柔軟です。
EY同ファーム内のTAXやコンサルへの出向や転籍も可能であることが強みとされており、監査からスタートしてキャリアチェンジを図ることは十分に現実的です。
(3)別のBig4や事業会社へ転職する
EYでのキャリアを土台に、
- 他のBig4
- 金融機関
- 事業会社の経理・財務部門
への転職も選択肢に入ります。
(4)独立・税理士事務所開業
公認会計士であれば税理士登録も可能なため、将来的な独立を目指すルートもあります。
ただし、開業後の初期は収入が安定しないリスクもあるため、十分な実務経験と人脈を積んでからの選択をおすすめします。
③ 公認会計士 vs USCPAの待遇差|EYでどちらが有利?
EYにおける公認会計士(JCPA)とUSCPAの待遇については、「実質的にほぼ差がない」と見ていいと思います。
複数の情報を総合すると、Big4監査法人において、監査部門での昇進のしやすさの違いはあるものの、
公認会計士(JCPA)と米国公認会計士(USCPA)の給与形態に違いはない
とする見方が多いです。
私自身がUSCPAを取得した理由は、日本の公認会計士試験に比べて
難易度の高さと時間のかかり方が異なり、働きながらでも現実的に合格できる資格
だったからです。
もちろん英語力の証明にもなりますし、
EYのようなグローバルファームでは特に評価されやすい
という実感もあります。
EY税理士法人で活躍する観点でいえば、USCPAを持っていることで
国際税務や移転価格など英語が絡む案件
への関与機会が広がりやすい印象があります。
個人的には、
税務キャリアを歩みながらUSCPAを取得するというルートは、EY税理士法人においてかなり良い組み合わせ
ではないかと考えています。
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4. 短答合格者のEY転職に強いエージェント3選

短答合格者のEY転職はポテンシャル評価が重視される分、「書類の見せ方」と「面接での言語化」が合否を大きく左右します。
そのため以下のような、Big4・コンサル業界に精通したエージェントを選ぶことが非常に重要です。
① リメディ|短答合格者のBig4転職実績が豊富
Big4・コンサルへの転職支援に特化したハイクラスエージェントです。
特に、
- 公認会計士の短答合格者/資格保有者
- USCPA
- コンサル業界
への転職支援を専門とし、Big4への紹介実績を豊富に持ちます。
書類添削から面接対策・ケース面接のトレーニングまで、Big4特有の選考プロセスに沿ったサポートを受けられます。
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リメディ / 短答合格者・若手のBig4転職実績を多数持つ、ハイクラス特化型エージェント。
② My Vision|コンサル転職特化・若手のキャリア相談に強い
コンサルティングファームへの転職に特化した若手向けエージェントです。
EYSCを含む主要コンサルへの転職を数多く支援しており、
短答合格者・未経験者のコンサル転職
にも豊富な実績があります。
キャリア相談から志望動機の言語化・ケース面接対策まで丁寧にサポートしてくれる点が評判です。
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③ アクシス|20代・若手のハイクラス転職に特化
20代・短答合格者のハイクラス転職支援を得意とするエージェントです。
- コンサル
- Big4
- 外資系
など、ハイクラス領域での若手転職に特化しています。
求人の質と担当コンサルタントの業界理解度が高く、
第二新卒でBig4を本気で目指す方
などにも向いています。
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まとめ:短答合格者のEY採用は動くなら早めに!

この記事のポイントを整理します。
- 短答合格者採用はEY新日本が中心。EY税理士法人は幅広い採用方針で科目合格者も対象
- 募集期間は非常に短い。論文合格発表後(11月中旬以降)にすぐ動ける準備を整えておくこと
- 面接のコツは「EYで論文合格後もキャリアを歩む意思」を伝えること。将来像を具体的に語れるかがカギ
- 入社時年収は300〜400万円前後が目安。論文合格後は昇給タイミングが前倒しになる
- 公認会計士とUSCPAの待遇差は実質ほぼない。EYではUSCPA保有でグローバル案件への関与機会が広がる
- 専門エージェントの活用が必須。非公開求人情報や選考対策支援を活用すべき
私自身、「未経験・簿記2級のみ」からBig4に転職し、働きながらUSCPAに合格した経験があります。
ズバリ、
「短答合格しているなら、あとは準備と戦略次第」
と感じています。
ぜひ今すぐ動き出してほしいと思います!
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