このような悩みをお持ちではないでしょうか。
- USCPAを持っているけど、EYのどの部門が自分に合っているのかわからない
- EY転職を目指して勉強中だが、何科目合格していれば応募できるのか気になる
- EYに転職した場合の年収感や、その後のキャリアの広がりが知りたい
- 英語力・海外経験なしでもEYのUSCPAポジションを狙えるのか不安
簿記2級のみの未経験からBig4監査法人へ転職し、働きながら1.5年でUSCPAを取得した私が、EYにおけるUSCPAの評価や転職準備について、可能な限り実態に近い情報をお伝えします。
結論から申し上げると、
EYはBig4の中でも特にUSCPAホルダーの活躍余地が広く、
部門を選べば資格が即戦力評価につながりやすい環境です。
ただし「どのEY法人のどの部門か」によって評価のされ方は大きく変わります。
そのあたりを丁寧に整理していきましょう!
なお、Big4からのオファーを勝ち取るための「具体的なステップ&おすすめエージェント」については、以下の記事で徹底解説しています。
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1. EYにおけるUSCPAの評価|どの法人・部門で有利になる?

EYの日本拠点は一つの会社ではなく、主に
- EY新日本有限責任監査法人
- EY税理士法人
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
の3つの法人で構成されています。
USCPAがどのように評価されるか?は法人ごとに異なりますので、自分が目指したいキャリアのイメージに合わせて、応募先を絞り込むことが重要です。
① EY税理士法人でのUSCPA評価|国際税務部門でとくに価値が高い
EYの中でUSCPAが最も直接的に評価されやすいのが、EY税理士法人の
- 国際税務
- 移転価格
- M&A税務
といった領域ではないかと考えています。
EY税理士法人の採用サイトを見ると、求める資格要件としてUSCPAが明記されているポジションが存在します。
特に、
- 移転価格アドバイザリー
- 国際法人税務アドバイザリー
- ピープルアドバイザリーサービス(国際間の人材異動に係る税務)
といった業務では、米国基準への理解&英語力を両立するUSCPAホルダーの価値が認められやすい傾向にあります。
私自身がBig4在籍時に感じたのは、
英語で書かれたクライアントドキュメントを日常的に扱う部門ほど、
USCPAの「英語×会計」の証明が効いてくる
ということです。
国内税務であれば税理士資格がより優位ですが、クロスボーダー案件が多い国際税務では相対的にUSCPAの評価が上がります。
また、近年は国際的な税制変更(BEPS2.0など)の影響で
グローバル税務ニーズが急速に高まっている
と各所で報じられており、EY税理士法人も移転価格や国際税務アドバイザリーの採用を継続的に行っています。
そのため、
国際税務を軸にキャリアを組み立てたい方
にとっては、EY税理士法人は極めて相性の良い選択肢の一つだと感じています。
② EY新日本(監査)でのUSCPA評価|公認会計士との差は?
EY新日本有限責任監査法人における主軸はあくまで
日本の公認会計士(JCPA)
です。
財務諸表監査の最終サインは公認会計士でなければできないため、監査業務においてUSCPAは「補助的な資格」という位置付けになるのが実態です。
ただし、
グローバルクライアントを担当する部門
IFRS導入支援業務
US IPO監査
といった国際色の強い業務では、USCPAが差別化要素になります。
実際にEY新日本ではUS IPO監査・支援業務などでUSCPA歓迎の求人が出ており、英語力と米国基準への理解を持つ人材を積極的に募集している印象です。
ただ正直に申し上げると、
EY新日本でUSCPAのみを武器に転職を狙うのは、
EY税理士法人や後述のコンサル部門に比べてインパクトが薄くなりやすい
です。
監査法人でUSCPAを活かすなら、
- 「グローバル案件に特化したい」という明確な意思
- それを裏付ける英語力・実務経験
の2点をセットで提示することが重要になってくると思います。
なお、EY新日本のスタッフ〜シニアスタッフ帯の年収は
500万〜900万円前後
が一つの目安で、繁忙期は月40〜80時間程度の残業が発生するケースもあるようです。
公認会計士・USCPAとも給与テーブルは概ね同等で、
- スタッフで年収600万円台
- シニアで900万円超え
を目指せる水準となっています。
③ EYストラテジー(コンサル)でのUSCPA評価|財務系コンサルでの活かし方
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(以下EYSC)は、
- 「EY-Parthenon」
- 「M&Aアドバイザリー」
- 「財務デューデリジェンス」
- 「事業再生コンサルティング」
などを主なサービスラインとするファームです。
特にFAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)領域を含むため、
財務・会計知識を持つUSCPAとの親和性は高い
と言えます。
コンサル部門でのUSCPAは、
「財務・会計知識の証明」
として活躍の余地があります。
私自身はFASチームとの協業経験がある程度にとどまりますが、関与する中で感じたのは、
財務DDやバリュエーション業務では、
JGAAP/USGAAPやIFRSの知識を持っていることがベースになっている
という点です。
そこに実務経験(監査・経理・M&A関与歴など)が乗ってくると、採用側から見てより具体的な戦力イメージが湧きやすくなります。
ある程度の情報をまとめると、EYSCのコンサルタント職では、転職後の年収が550万〜2,500万円といった幅があり、
平均は800万〜900万円台
です。
また、
- ボーナスは年1回(10月)に年間評価・業績連動で支給される体系
- みなし残業は50時間設定(シニアコンサルタント以下)
となっています。
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2. USCPAホルダーとしてEYに転職するための準備!

EYへの転職を現実的に検討するなら、「USCPA取得という事実」だけでなく、実務経験・英語力・転職タイミングの掛け合わせを意識した準備が必要です。
① USCPA取得中の段階での転職可能性|何科目合格で応募できる?
「全科目合格してから転職しないと厳しいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、
2~3科目合格の段階で応募し、内定後に残りの科目を取得するケース
は実際にあります。
ただし、これはすでに
監査法人・経理・財務などの実務経験を持っている方
に多い話で、「会計未経験×USCPA学習中」という状態で上位ポジションへの転職を狙うのは難しくなります。
採用側の視点から考えると、USCPA科目合格の数よりも
「合格に向けて動いているという事実+αの実務背景」
の方が重要な判断材料になります。
科目合格でも、
「〇〇の実務経験があり、残り科目は△月に受験予定」
という具体性があれば、書類審査を通過できる可能性は十分あります。
② 「英語力×会計知識×実務経験」の組み合わせ戦略
USCPAだけでは差別化になりにくいのが現実です。
この資格を持っている人は日本国内でも一定数いるため、「取得済み」という事実だけで内定が取れるわけではありません。
採用担当者が見ているのは、おおむね以下の3点の組み合わせです。
- 英語力:TOEIC800点台・ビジネスメールの実績・英語でのやり取り経験など
- 会計知識の深さ:USCPA試験の知識レベル+実務での適用経験
- 実務経験の文脈:監査・経理・財務・M&Aなど、どのコンテキストで会計に関わってきたか
私自身の場合、
英語力はTOEIC835点ながら海外経験は一切なく、会計業界も未経験
でした。
それでもBig4に転職しUSCPAを取れたのは、
「簿記2級で監査実務を積み上げる→XX月までに合格する→将来はXX業界でのXXに強い会計プロフェッショナルを目指す」
という一貫性のあるキャリアを伝えられたからだと思っています。
TOEIC600点台の段階でも、英語での業務経験や具体的なエピソードで補えることはあります。
大切なのは点数よりも
「英語で仕事ができる実績をどう見せるか」
という点です。
③ 筆者のUSCPA取得〜Big4転職のリアルな軌跡
大卒後に事業会社で働いていた私は、前述のとおり、
簿記2級のみの状態でBig4監査法人の監査アシスタントとしての転職
を実現しました。
当時はUSCPAのことも詳しくは知らないまま学習を始めたばかりで、
「会計を武器にしたい」
という漠然とした気持ちで、USCPAの学習&Big4でのキャリアを同時にスタートした形です。
Big4に入ってから実務を積む中で、USCPAの価値を肌で感じるようになり、アビタスの講座を使いながら1.5年で全科目合格を達成しました。
勉強時間の確保は決して楽ではなく、繁忙期は週末に3〜4時間を確保するのが精一杯という時期もありました。
ただ、
「実務をやりながら勉強する」という環境はテキストの内容が仕事で登場する分、記憶の定着が早い
という側面もあります。
実際、
監査業務で財務分析・内部統制評価の実務に携わりながら、その夜にFARの勉強をする
という繰り返しが一番効いたと今でも思っています。
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3. EYでUSCPAを活かす年収&将来のキャリアは?

USCPA取得後にEYで経験を積むと、その後のキャリアはどう広がるのか、年収と将来キャリアの観点から整理します。
① USCPA×EYでの年収目安は?|資格手当・昇給の仕組み
EY各法人に関連する情報を総合すると、USCPA保有者のEY入社時年収の目安はおおよそ以下の感覚です(法人・部門・経験年数により幅があります)。
- EY新日本(監査アシスタント〜スタッフ):550〜700万円前後
- EY税理士法人(スタッフ〜シニア):600〜900万円前後
- EYストラテジー(コンサルタント):650〜850万円前後
資格手当については、EY内の法人ではUSCPA保有による明確な資格手当が設定されているケースと、給与テーブル上で資格保有者がより高いグレードに応募できるという形で評価されるケースの両方があります。昇格スピードへの影響については、評価制度の評価点が基準を超えると昇格対象になるという仕組みが中心で、資格そのものが自動的に昇格を促進するわけではありません。
なお、EYSCの評価制度では年に3回スキルチェックがあり、論理的思考力・プレゼンテーション・コラボレーションなど10項目で5段階評価を受ける形をとっています。コンサルタントからシニアコンサルタントへの昇格には、全項目で上から2番目以上の評価が必要とされているようです。
EY新日本については、社内情報として、スタッフとシニアの間は賞与にも大きな差がなく、マネージャー以降は担当クライアントや法人業務により年収に大きな幅が生まれる(900〜1,600万円)という特徴があります。
② EY卒業後のUSCPAホルダーのキャリア事例は?
EYでUSCPAを活かして3〜7年ほど経験を積んだ後の代表的な出口として、私の見聞きする範囲でまとめると次のようなルートがあります。
- 大手事業会社のCFO・経理部長:Big4×USCPAのバックグラウンドは事業会社からの評価が高く、財務・経理領域のリーダーポジションへの転職につながるケースが多い
- 外資系金融(PEファンド・投資銀行):EYのFAS系部門出身者は、デューデリジェンス経験を評価されPEファンドへ転じる例も存在する
- Big4パートナー・シニアマネージャーとして残留:コンサル系は成果主義が強い分、評価が高ければ比較的早期に昇格できる
- 独立・開業:USCPAと税理士や中小企業診断士などの国内資格を組み合わせてコンサル事務所を開業するケース
いずれのルートも、「EYのブランド+USCPA+実務年数」という三点セットが市場での評価基盤になります。
③ 税理士試験との並走|筆者が「USCPA×税理士」を目指す理由
少し個人的な話をすると、私は現在、働きながら税理士試験の勉強も並行して進めています。
なぜかというと、
USCPAは英語力×会計知識の証明として強力な一方、
日本国内の税務領域では税理士資格の方が直接的な独占業務を持つから
です。
独立・開業を将来的に考えた際に、USCPAだけでは税務の独占業務ができません。
そのため、
税理士との組み合わせが、長期的なキャリアの自由度を最大化する
という考えに至りました。
USCPAの試験で培った財務会計・管理会計の知識は、税理士試験の簿記論・財務諸表論と相当部分が重複しています。
実際に
「USCPAを先に取った方が税理士試験の簿財で有利になる」
という声も周囲から聞きます。
ダブルライセンスは決して楽な道ではありませんが、個人的には希少性をさらに高めていけるキャリアではないかと考えています。
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4. USCPA×EY転職に強いエージェント3選!

EYへの転職は求人を自分で探すだけでなく、会計・監査法人領域に精通したエージェント経由で動くことで非公開求人へのアクセスや面接準備の精度が大きく変わります。
私自身も転職時に感じましたが、「自分では気づけなかった応募戦略を教えてもらえた」という経験は大きな価値がありました。
① ヒュープロ|USCPA・会計士特化
USCPA×EY転職を目指す方が最初に登録すべき一択に近いエージェントです。
ヒュープロはUSCPA・公認会計士・税理士など会計専門職に完全特化した転職エージェントで、
- Big4
- コンサル
- 税理士法人
への転職支援実績が豊富です。
担当アドバイザーも会計領域出身者が多く、
「USCPAの4科目が揃ったタイミングで動くべきか、3科目時点で応募した方がいいか」
といった細かい相談にも乗ってもらえます。
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② コトラ|USCPA・会計士層の面接通過率が高い
コトラはファイナンス・会計・法務領域に強い中堅エージェントで、
Big4各法人との密な関係を持ち、書類が通りやすいルートを持っている
という点が強みです。
私のネットワーク経由での情報でも、コトラ経由でEY系法人に転職した方が複数います。
ケース面接の多い戦略コンサルとは異なり、EYのFAS・税務系では職務経歴を深掘りされる形式が多いため、
コトラのアドバイザーと過去の実績を棚卸しする準備をしっかり行うこと
で、面接通過率が上がるはずです。
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③ My Vision|Big4全体への転職支援実績が豊富
My Visionは、Big4全法人へのトータルな転職支援実績が特徴のエージェントです。
EYだけでなく、
デロイト・PwC・KPMGなど複数のBig4を比較しながら自分に合う法人・部門を絞り込みたい
という方には、幅広い情報量を持つMy Visionが強みを発揮します。
- 「EYと他Big4で迷っている」
- 「USCPA取得中だけど今後の方向性を相談したい」
という方には、まず情報収集の入口として使ってみる価値があります。
「EYに興味はあるけど、Big4なんて自分には無理かも…」と感じている方へ
MyVision / Big4全体への支援実績あり、幅広い求人情報に強い
まとめ:EYにおけるUSCPAの活かし方は?

最後に、この記事で伝えたかったことをまとめます。
- EYでUSCPAを最も活かしやすいのは、国際税務・移転価格に強いEY税理士法人・財務系コンサルのEYストラテジー
- EY新日本(監査)でも国際案件で一定の評価がされる
- 転職準備の面では、科目合格数よりも「英語力×実務経験×キャリアの一貫性」の組み合わせを意識することが肝心
私自身、海外経験ゼロ・英語TOEIC835点という状態でも、実務の積み上げ&USCPA取得の組み合わせでBig4在籍を実現できました。
なので、ゼロからでも着実にステップを踏めば、あなたもEYへの道は十分に開けると思っています。
年収については、法人・部門・経験年数によって600万〜1,000万円超の幅がありますが、USCPAを持っていることで応募できる求人の選択肢は確実に広がります。
ぜひ、転職エージェントを使って「自分の市場価値を確認する」ところから始めてみてほしいと思います。
皆さんのキャリアが最高の形で花開くことを、心から応援しています!
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Big4の実情を把握したら、次は「どうやって内定を勝ち取るか」の対策です。
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※本記事の年収・評価制度に関するデータは、転職者・在職者から得られる各種情報や筆者のネットワーク・実務経験をもとにまとめたものです。実際の条件は法人・部門・評価時期によって異なるため、詳細は各法人の採用窓口や転職エージェントに直接ご確認ください。