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キャリアの悩み

USCPA合格後に就職できない・転職失敗する人の特徴!

23/01/2023

USCPAに合格しても就職できない・転職に失敗する人にはどんな特徴があるのか知りたい

このようなお悩みにお答えします。

Big4監査法人へアシスタントとして転職後アビタスで勉強しながらUSCPA試験に合格した私が、USCPA試験に合格したにもかかわらず就職や転職で失敗する方の特徴について徹底的に解説してみました。

今回の記事を読めば、USCPA合格後の就職・転職で失敗する理由だけでなく、どうすればそれらの失敗を防げるのか?といった対処法についても理解を深めることができると思います。

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就職できない・転職に失敗する理由4選

まずは就職できない・転職に失敗する理由4選をご紹介します。

①海外の案件に携われないから

就職・転職の失敗でよく聞くのが、英語をそこまで必要とせず海外の案件に携わることができなかったというパターンです。

USCPAという英語のスキルを活かせる資格を取得したにもかかわらず

  • 海外案件が全くないポジションの採用になった
  • 海外出張・海外赴任が少ない、ほぼない
  • 会社としては海外展開を考えているが、やるやる詐欺ばかり(実際は海外案件はない)

といった会社で採用されると、USCPAの強みである英語のスキルを伸ばすことは難しいと思います。

②会計スキルを活かせないから

また、希望する部署には内定したものの、入社後にUSCPAで得た会計スキルを活かせないパターンもあります。

例えば

  • 経理での配属だと思ったら内部監査メインだった
  • 内部監査での配属だと思ったら税務や法務だった
  • 日本の税務や会計に関する業務ばかりやらされる
  • 全てのビジネスがドメスティック(日本国内)な形で完結する
  • ジョブローテーションがあり自分の好きな仕事を続けられない

といったように、内定前に聞いた話と内定後に実際にやる仕事が希望と違うこともあり得ます。

特に大企業ではジョブローテーションはありがちなので、

入社後もずっと同じ経理or税務or内部監査を続けられるのか?

といった視点で求人をチェックするのは大切だと思います。

③プラスアルファのスキルが必要な場合があるから

場合によっては、「プラスアルファのスキルが必要だったのが足りていなかった...」といったことで就職がうまくいかないパターンもあり得ます。

例えば

  • 金融機関に就職したら求人には書いていなかったが証券アナリストの知識が必須だった
  • 不動産関連の業務が多く、宅建レベルの知識が必須だった
  • 税務の案件が多く、税務相談のスキルをもっと身につけておく必要があった
  • 英語の読み書きだけでいいと思っていたが、英語の会議が多くスピーキング・リスニング能力も求められた

といったことが挙げられます。

特にUSCPAはリーディング・ライティングスキルの証明にはなるものの、日本人の苦手なスピーキングやライティングスキルは伸ばさずに合格ができてしまう資格です。

なので事前に「自分が希望する就職先・転職先で他に必要なスキルがないか?」をリサーチすることも重要だと思います。

④日本での独占業務がなく就職・転職の先にある独立のハードルが高めだから

USCPAはあくまで米国内での独占業務が可能な資格であり、日本での独占業務はありません。

そのためUSCPAシングルホルダーの場合は、就職・転職でキャリアを積んだ後の独立のハードルが高いですが、

  • 税理士
  • 中小企業診断士
  • 不動産鑑定士
  • CFA(米国証券アナリスト)
  • コンサル・会計アドバイザリー経験

といった資格や実務経験を掛け合わせることで起業・独立することは可能だと思います。

基本的には会計事務所というよりも「コンサルティング会社」のような形での起業・独立が現実的です。

最初から独立・起業を見据えて行動するのは気が引ける方は、USCPAホルダーだからこそできる副業から始めてみるのもオススメです。

就職できない・転職に失敗する人の特徴4選

つづけて、就職できない・転職に失敗する人の特徴4選をご紹介します。

①実務経験が不足している人

まずは、就職先・転職先で求められるスキルに関連する実務経験が不足している人です。

USCPAを取得していたとしても「実務経験がない方は受け付けていない」といった求人もちらほら見かけます。

なので、「希望する会社ではどような実務経験が求められるのか?」を転職前から把握して、現職でできることを増やしておくのが賢明だと思います。

②30代後半〜40代で未経験で会計業界にチャレンジする人

30代後半〜40代で未経験のまま会計業界にチャレンジする人は、転職するにあたり関連するマネージメント経験がかなり重要になってくると思います。

USCPA合格前後にかかわらず、企業側としてはマネージャー経験のある方の採用を重視するところが多い傾向にあるので、30代後半以降ではUSCPAのライセンスだけで経理や財務といった給与水準の高いポジションでの採用は難しいかもしれません。

もし「会計・財務関連が未経験だけど他の職種でのマネージメント経験を活かしたい」といった方であれば、異業種の現職でもいいので

  • チームメンバー何名を統括したか
  • 何個のチームを同時に回したか
  • どのような成果を上げたのか

といったように実績を数字に落とし込むことができれば、説得力が増して転職活動を有利に進められると思います。

ただ、できればUSCPAという資格を保有している以上、会計・財務・経理に関連する業務経験が少しでもある方が望ましいと考えられます。

③最低限のエクセルスキルを磨いていない人

最低限のエクセルスキルを磨いていない人も転職で失敗する可能性があります。

現在の使用頻度の如何に関わらず、エクセルスキルは会計業界と切っても切り離せない関係なので、ぜひ事前に磨いておくことを強くオススメします。

ちなみに私は事業会社で経理未経験でBig4監査法人に転職したのですが、以下の「神速エクセル」を2〜3回読んで全てのショートカットキーを覚えた上で転職しました。

神速Excel [ 中田 元樹 ]

最初は監査実務に慣れながらマウスなしでのエクセル操作はものすごいストレスがかかりました。

しかし、無理やりでも実践を続けていくうちに半年ほどで転職前の10倍以上のスピードでエクセル作業をこなせるようになりました。(誇張ではなく、ショートカットを使いこなせれば信じられないスピードになります)

神速エクセルをフル活用すれば周囲からエクセル関連で頼られるようになりますし、自分の仕事の効率も間違いなくアップするので、ぜひエクセルスキルを伸ばしてから転職されるのをオススメします。

④英語スキルを磨いていない人

さらに、英語スキルを磨いていない方も失敗の可能性があるのに注意が必要です。

前半でもお伝えしたように、USCPA試験では以下のスキルを伸ばすことができます。

  • リーディングスキル
  • ライティングスキル

一方で、

  • スピーキングスキル
  • リスニングスキル

といったスキルについては、実践や自己研鑽の中で伸ばしていく必要があります。

もし英語でのコミュニケーションの頻度が多いポジションに転職する場合には、自分の英語力を高めた上で転職するのがオススメです。

就職できない・転職に失敗するのを防ぐ方法4選

最後に、就職できない・転職に失敗するのを防ぐための方法4選をご紹介します。

①自分の適性・性格について家族や友人から聞いてみる

自分の適性・性格について家族や友人から聞いてみるのもありです。

もちろん自分で考えずに他人の考えを鵜呑みにして受け入れるのは意味がないと思いますが、自分のことを普段から冷静に見てくれている人から

  • 自分自身がどんな性格で、どんなことを楽しんでやっていたか
  • 逆に辛そうにしていたことは何だったか
  • 自分にはどんな強み・弱みがあるか

といったことを聞いてみることで気づきを得られるかもしれません。

②自分のキャリアゴールを見定める

上記①にて自分の適性や性格を棚卸ししてみることで

  • やりたいこと
  • 向いていること
  • これらのギャップ

について見つめ直すことができます。

そして、この作業はかなり大切だと思います。

なぜなら次のステップとして、

  • 自分は将来的にどのようなキャリアを描きたいのか
  • どんどん昇進したいのか
  • ガシガシ働きたいのか、あるいはワークライフバランスをまったり考えたいのか

といった自分のキャリアゴールを見定められるからです。

もちろん自分の長期的なキャリアは変動する可能性はありますが、ざっくりしたゴールを決めておくことで自分の行きたい方向性だけでも決められると思います。

③自分の経歴をアップデートする

自分のキャリアプランをある程度設定したら、行きたい業界・業種に向けた自分の経歴(履歴書・職務経歴書)をアップデートしてみるのも有効です。

特に職務経歴書については自己PRの絶好のチャンスですので、以下のように数字を落とし込んだ実績を記載するのがオススメです。

私がBig4監査法人にアシスタントとして面接を受けて内定した時の記事でも書いていますが、

  • 経理:X社の連結決算業務に従事し、X人のチームを取りまとめた。X年間で業務時間をX時間からX時間にまでX%削減した
  • 営業:自分の担当するX店舗(各店舗売上規模X百万円)と連携し、X年間で売上金額をX%増加させた
  • 人事:各部署の人材不足の状況を把握するためXヶ月間でX件の調査を行い、X名の中途採用に貢献した
  • 法務:弁護士X名と1ヶ月あたりX件の会議を実施し、社内相談X件をさばいた

といったように数字を入れ込むことで、「この人は転職後も実績を作ってくれそうだ」という期待を持たせることができます。

④LinkedIn・転職エージェントに登録してUSCPA関連の求人をチェックする

さらに、LinkedInや転職エージェントに登録してUSCPA関連の求人を見てみるのもぜひやってみるべきです。

LinkedInの活用方法

LinkedIn「すぐに転職したくはないけどどんな求人があるか見ておきたい」といった方に向いています。

LinkedInに登録して求人を待つ場合は、英語の履歴書&職務経歴書(CV)を作成しておくのが非常にオススメです。

自分のページを訪れた方に対し「日本人USCPAホルダーで英語もできる」といった印象を与えられるので、より良い求人をもらう戦略としてやってみる価値はあります。

転職エージェントの活用方法

また、

  • 履歴書や職務経歴書でのアピール方法を相談したい
  • 本格的に転職活動をしたい
  • 最新の求人の動向を知りたい

といった方であれば転職エージェントへの登録がオススメです。

個人的には、私の所属するBig4をはじめ、キャリアが広がり高収入が狙えるコンサル業界への転職がおすすめです。

高収入なコンサル業界へ転職したい方はコンサル転職のプロであるアクシスコンサルティングに相談してみるのがいいと思います。

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まとめ:やりたいこと・できることのバランスを考えて転職するのが大事

以上のとおり、USCPA試験に合格したにもかかわらず就職や転職で失敗する方の特徴についてご紹介しました。

USCPA合格者が就職・転職活動するにあたり、しっかりと自分にあった戦略を練った上で行動に移すことで、より望ましいキャリアを切り開いていくことができると思います。

もし「Big4やコンサルへの転職を本格的に考えてみたい」という方は、以下のアクシスコンサルティングのキャリアアドバイザーへ相談するのがおすすめです。

私自身も登録して相談したのですが、押し売りもなく真剣に私のキャリアプランを考えていただけたのでかなり信頼できるエージェントだと感じました。

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  • 会計の専門人材だからジョブローテーションに巻き込まれなくなる
  • 海外赴任・海外出張のチャンスが爆上がりする
  • 海外で働くハードルが下がる
  • 国によってはビザがおりやすくなる
  • 海外トップMBA入学のアピールポイントになる

などなどメリットを挙げればキリがありません。

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