このような疑問にお答えします。
- KPMGの「戦略部門」って何をやる部署なの?
- KPMGストラテジーグループの年収は実際どれくらい?
- McKinseyやBCGと比べたら年収はどう違う?
- MBBに落ちたとき、KPMGストラテジーはアリ?
Big4監査法人での勤務を経てUSCPAを取得し、会計アドバイザリー部門で働いてきた私が、戦略コンサルへの転職を検討している方に向けて、現場感覚も交えながら解説します。
結論から申し上げると、
KPMGの戦略部門(ストラテジーグループ)はMBBと比較すると年収面では差があるものの、
戦略コンサルへの入り口として非常に魅力的な選択肢です。
詳しく見ていきましょう!
なお、Big4からのオファーを勝ち取るための「具体的なステップ&おすすめエージェント」については、以下の記事で徹底解説しています。
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1. KPMGコンサルティングの「戦略部門」とは?【ストラテジーグループの全体像】

まずは、KPMGコンサルティング内に存在する「ストラテジーグループの位置づけを正確に押さえていきます。
①KPMGストラテジーグループの業務内容と対象クライアント
KPMGコンサルティングは2014年、
KPMGビジネスアドバイザリー
KPMGマネジメントコンサルティング
の統合によって設立されたファームです。
特に、
- 事業変革
- テクノロジー変革
- リスク&コンプライアンス
を三本柱として、構想策定から実行支援まで幅広いコンサルティングサービスを提供しています。
その中でも「戦略」を冠する領域は、大企業の経営課題を解決するための上流プロセスを担っています。
具体的には、
- 全社戦略
- 事業ポートフォリオ再編
- M&A戦略立案
といった、CEOや経営企画室が悩む類の課題が主なテーマです。
対象クライアントは日本を代表する大手企業が中心で、国際展開を図る企業のグローバル戦略支援も含まれます。
KPMGの組織体制は
- 業界別(機会の確保やセールスを担う)
- 領域別(デリバリーを担う)
の2軸で構成されています。
なお、在籍する社員の声では、
競合他社と比べると規模が大きい会社ではない分、チャンスはまだまだ大きい
というポジティブな点が挙げられています。
②KPMGストラテジーと「KPMG Ignition Tokyo」の違い
KPMGの組織を調べていると、
「KPMG Ignition Tokyo」
という部門が出てくることがあります。
これは
デジタル・AI・データ分析に特化した部門
で、ストラテジーグループとは性格がまったく異なります。
採用ターゲットも、
KPMGグループ内向けにサービスを提供するためのデータサイエンティストやエンジニア
がメインであり、
- キャリアの出口
- 求められるスキルセット
- 年収テーブル
のすべてが異なります。
「KPMG 戦略」で検索している方の多くは経営戦略系のポジションを想定しているはずですので、混同しないよう注意が必要です。
③戦略コンサルに転職するルートとしてKPMGを選ぶ意味
MBB(McKinsey・BCG・Bain)への転職は、選考の難易度が非常に高いのが現実です。
MBBは基本的にケース面接が複数回課され、
- フェルミ推定
- 論理的思考
- コミュニケーション力
が極めてシビアに評価されます。
一方、KPMGコンサルティングは、
より幅広い経歴・バックグラウンドを持つ人材
を採用しており、戦略コンサルへのファーストステップとして入社のチャンスは十分あると考えられます。
実際に口コミでも、
「新しい部署やチームが多く、主体的に動けば新たな分野を開拓できる余地がある」
という意見があります。
MBBへのステップアップも視野に置きつつキャリアを積めるファームだと考えています。
「戦略コンサルに興味はあるけど、未経験だから不安…」という方向け
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2. KPMGストラテジーグループの年収は?【職位別の実態】

KPMGコンサルティング全体の平均年収は900万円台後半〜1,000万円前後の水準と見られており、コンサルティング業界の中でも上位に位置します。
①ジュニア〜ミドルの年収帯(コンサルタント・シニアコンサルタント)
KPMGコンサルティングのグレード体系は、
- ジュニアのビジネスアナリスト(BA)
- コンサルタント(C)
- シニアコンサルタント(SC)
と続きます。
上記を踏まえると、
コンサルタント職での年収は概ね700〜900万円程度
が中心的なレンジと見られます。
たとえば
29歳のコンサルタントでベース給与700万円・賞与150万円で年収850万円というケース
同職位・同年齢でベース650万円・賞与50万円という差があるケース
も存在しており、評価や稼働率によってかなりの幅が生じるようです。
給与制度については、
賞与は年1回(決算賞与のみ)
おおむね年収の20〜30%程度
となっています。
評価はS〜Dの段階があり、
ボリュームゾーンはB評価で、
B+~A以上になると昇進対象になる
ようです。
昇進は年1回で、ジュニア層は常に1つ上のレイヤーを意識して働くことが求められます。
デリバリーの完遂はもちろん、提案活動への貢献も昇進判断に影響するという声もあります。
②マネージャー〜ディレクターの年収帯
マネージャー以上になると、
年収は1,000万円台後半〜2,000万円台
を目指せる水準になってきます。
マネージャー以上には営業目標(KPI)が設定され、受注金額への貢献が評価対象になります。
ただし口コミによれば、「そこまで厳しいイメージではなかった」といった話もあります。
同クラス内でもある程度の給与幅があるため、
昇格しないと一切給与が上がらないというわけではない
という点もKPMGの特徴です。
プロジェクトごとにPMから評価を受け、その平均値が総合評価に反映される仕組みになっています。
そのため、PMとの相性が評価に影響するという指摘もあり、
- プロジェクト選び
- 社内でのネットワーク
- 上司の評価
が年収にもダイレクト影響することはあるでしょう。
③パートナーへの昇格難易度と年収水準
パートナー(Partner)への昇格は、どの戦略コンサルでも狭き門です。
KPMGも例外ではなく、クライアントの信頼と継続的な売上貢献実績を積み重ねた上で、評価会議を経て決定されます。
パートナークラスの年収は
2,000万円台後半〜4,000万円以上
のレンジになると見られています。
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3. 外資戦略コンサル(MBB)との年収比較【McKinsey・BCGとの差】

KPMGストラテジーを志望している方の多くが、同時にMBBも検討しているはずです。
両者を年収・働き方・キャリアの出口から比較します。
①McKinsey・BCGとの年収差の実態
複数のデータから実態を整理すると、以下のような傾向が見えてきます。
(1)BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)
平均年収は1,600万円前後
とされており、コンサルタント職でも職位によって幅があります。
たとえば、
- 25歳のコンサルタントでベース1,400万円・賞与400万円
- シニアアソシエイト(35歳)で1,075万円
といった事例もあります。
新卒アソシエイトの場合は近年の初任給引き上げの影響もあり、他のコンサルファームとそこまで大差がないという状況です。
昇進時の給与上昇幅が大きく、上位職位になるほどMBBの優位性が際立ちます。
(2)McKinsey & Company(マッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパン)
平均年収は1,500万円前後
の水準で、
- マネージャー職で2,000万円(ベース1,600万円+賞与400万円)
- ビジネスアナリストで760万円
というデータもあります。
KPMGコンサルティング全体の平均年収は900万円台後半〜1,000万円前後と見られることから、
単純比較でもMBBとの差は500〜600万円程度になる
と推察されます。
もちろん職位によって差の大小は変わりますが、「MBB or KPMG」で悩んでいる方は、この年収差があることは念頭に入れておいていいかと思います。
②KPMGストラテジーに転職するメリット【MBBより入りやすい?】
ただし、年収だけで判断するのは早計です。
MBBの選考通過率はきわめて低く、BCGは「プレミアム・コンサルティング」を標語に掲げるほどの選抜型の組織です。
さらにBCGもMcKinseyも、
残業時間は月70〜80時間超
が標準的で、WLBへの影響も無視できません。
一方KPMGコンサルティングは、
残業時間は月30〜50時間前後
の案件が多く、
- フレックスタイム制
- 在宅勤務制度
も整備されています。
さらにKPMGコンサルティングは、
「競合の外資系コンサルと比べると社風や社員が穏やか」
という声もあり、仕事の質・量・年収のバランスをどこに置くかによって評価は変わるでしょう。
また、KPMGはKPMGインターナショナルのメンバーファームとして、グローバルネットワークを活かした案件も受注しています。
特に、
- サステナビリティ
- DX
- ESG
といった領域での需要は今後も成長が見込まれており、これらの分野に関心がある方にとっては魅力的な環境と言えます。
私自身がBig4で会計アドバイザリー業務を経験した感覚から言うと、KPMGのようなBig4系コンサルは
「監査法人グループならではの誠実さ・コンプライアンスへの意識の高さ」
が組織文化に根付いており、それを強みと感じるかどうかは個人差があります。
ただ、クライアントからのBig4ブランドへの信頼という観点では、
KPMGコンサルティングでの実務経験は、その後のあなたのキャリアに確実にプラスに作用する
と思います。
③「MBBかKPMGか」の選択で後悔しないための判断軸
私自身、
- 海外経験がゼロ
- 簿記2級のみ
- TOEIC 835点の純ジャパ
というスペックで、Big4監査法人に飛び込みました。
そこまで光るスペックがあったわけではないですし、周りにはもっとハイスペックな経歴の人がたくさんいて、コンプレックスを感じた時期もあります。
しかし、そういうバックグラウンドを持つ人こそ、
「どこに入るか」ではなく
「何を学べるか・何を積み上げられるか」に集中すること
が100倍大事だと今では思っています。
MBBはブランドとして最高峰ですが、入れなかったからといってキャリアが終わるわけではありません。
KPMGストラテジーに入り、そこで実力を示してMBBへ転職する
という道も十分にあり得ます。
逆に、MBBに入った後にキャリアが難しくなるケースも少なくなく、
「死んだ目をしているマネージャー層が多い」
といった声も散見されました。
そこで、あなたのキャリアの判断軸として私がおすすめするのは以下の3点です。
- 「どのテーマの仕事がしたいか」を明確にする(戦略上流なのか、DX実行なのか、M&Aなのか)
- 「5年後の自分のキャリアゴール」から逆算してどのファームが最短距離かを考える
- 「年収差」と「学習環境・仕事の質」をトレードオフと考えて選ぶ
MBBに合格できる実力がある方は迷わずMBBに挑戦すべきです。
ただし、
そうでない場合にKPMGという選択肢を「妥協」と見るのは違う
と、個人的には一番強く言いたいところです。
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4. KPMG戦略部門・ハイクラス転職に強いエージェント3選

戦略コンサルへの転職は、一般的な転職サイトに掲載されない非公開求人が多いのが特徴です。
ここでは私が信頼できると考えるエージェント3社をご紹介します。
①My Vision|戦略コンサル比較に強く、KPMGへの転職サポートが豊富
My Visionは戦略コンサル・総合コンサル領域への転職支援を得意とするエージェントです。
KPMGを含むBig4コンサルはもちろん、MBBへの転職支援実績も持っています。
コンサル志望者のキャリア相談を専門とするアドバイザーが在籍しており、
「MBBかKPMGか」
という比較相談にも丁寧に対応してもらえます。
「戦略コンサルに興味はあるけど、未経験だから不安…」という方向け
MyVision / 利用者の約7割がコンサル未経験からのスタート。戦略コンサル案件に強く、KPMG・MBBの比較相談が可能
②コトラ|ハイクラス層の面接進展実績が高く年収交渉も強い
コトラはハイクラス特化型のエージェントで、コンサル・金融・経営企画などのプロフェッショナルの転職に強みを持ちます。
年収交渉力に定評があり、
「年収を上げながらKPMGに転職したい」
という方には特に相性がよいエージェントです。
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③JAC Recruitment|外資・戦略系コンサルの求人知名度が高い
JAC Recruitmentは外資系企業・戦略系コンサルへの転職支援で長年の実績を誇ります。
KPMGのような外資系ファームとの関係が深く、業界に精通したアドバイザーが多数在籍しています。
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まとめ:KPMG戦略部門の年収&転職戦略!

最後に本記事のポイントを整理します。
- KPMGコンサルティング全体の平均年収は900〜1,000万円前後で、コンサルタント職は700〜900万円程度が中心
- マネージャー以上では1,000万円台後半〜を目指せる。MBBとの差は職位が上がるほど大きくなる傾向
- BCGの平均年収は1,600万円前後、McKinseyは1,500万円前後で、KPMGとは500〜600万円程度の差がある
- ただし、KPMGはワークライフバランス・組織の穏やかさ・入りやすさという面でMBBに優る
- 「MBBに落ちたらKPMG」ではなく、「KPMGで実力をつけてMBBを狙う」という戦略的なキャリアパスもある
- 非公開求人が多い戦略コンサル転職は、エージェント活用が必須
純ジャパ・海外経験ゼロ・TOEIC 835点という私のようなバックグラウンドでも、戦略的にキャリアを積み重ねることでBig4への道は開けます。
「最初の選択肢」にこだわりすぎず、
今いるポジションで何を積み上げられるか
に集中してほしいと思っています。
あなたのコンサルタントとしての転職&キャリア選択がうまくいくことを、心から応援しています!
KPMG戦略部門に強いおすすめエージェント3選
MyVision / 未経験OK。戦略コンサルへの転職に強いエージェント
コトラハイクラス転職支援サービス / 年収交渉に強いハイクラス転職エージェント
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Big4の実情を把握したら、次は「どうやって内定を勝ち取るか」の対策です。
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