このような悩みをお持ちではないでしょうか?
- 20代・第二新卒・中途採用で経理に転職したいけど、未経験でも大丈夫?
- 簿記の資格がないと、そもそも書類で落ちる?
- 経理ってAIに仕事を奪われそうで将来が不安…
- 経理に入った後、どんなキャリアが描けるの?
こうした疑問に、事業会社からBig4監査法人へのキャリアチェンジを経験した私がお答えします。
結論から申し上げると、20代の経理転職は、タイミングとしてかなり恵まれています。
経理は年齢的なポテンシャルが評価されやすく、資格がなくても入れる求人も多いです。
何より、早くキャリアを積めば積むほど、後の選択肢が広がります。
詳しい内容を早速見ていきましょう!
なお、第二新卒のキャリア戦略について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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1. 20代が経理に転職するのは、実はいいタイミング!

20代で「経理に転職したい」と考えたときに「未経験でも大丈夫か?」「遅くないか?」と不安になる方は多いと思います。
ただ結論から言うと、20代は経理転職においてかなり有利な年代です。
① AIが普及しても経理の仕事がなくならない理由
「経理はAIに代替される」という話を耳にしたことがあるかもしれません。
たしかに、
- 単純な仕訳入力
- 請求書処理の一部
などは自動化が進んでいます。
ただ、経理の仕事がすべてなくなるかというと、そうではないと考えています。
AIが得意なのは、定型的・反復的な処理です。
一方で、
- 財務分析
- 管理会計
- 経営判断へのインプット
といった難易度の高い業務は、まだまだ人間の判断が必要です。
むしろ自動化によって定型業務が減った分、こうした付加価値の高い業務に注力できる環境が整いつつあります。
「AIに仕事を奪われる」ではなく、
「AIを使いこなす経理人材に変わっていく」
というイメージを持っておくと、キャリア形成の方向性が見えやすくなると思います。
② 20代で経理に入ると、財務・管理会計に上がりやすい
経理という職種は、年次を重ねるにつれて、より上位の業務に移行していく構造になっています。
具体的には以下のようなステップが一般的です。
- 20代:日次処理・月次決算・年次決算の補助
- 20代後半〜30代:連結決算・税務申告・財務分析
- 30代以降:管理会計・予算策定・CFO候補
20代で経理に入ることで、より良いキャリアを早めにスタートできます。
30代で未経験から経理を目指す場合と比べると、スタート地点が違う分、到達できるポジションの高さも変わってきます。
また、若手のうちは
「育てられる余地がある人材」
として採用側も見てくれることが多く、多少の未経験は許容されやすいと思います。
③ 筆者が事業会社経理からBig4に転職できた話
私自身の話をすると、最初のキャリアは営業職で、会計の知識はほぼゼロでした。
そこから簿記2級を取得し、事業会社の管理部門へ異動。
その後USCPAを取得しつつBig4監査法人のアシスタントとして入社し、会計監査・会計アドバイザリー業務を経験しました。
「会計の経験ゼロから」という出発点でも、
資格と実務経験を積み重ねることでBig4まで届く道がある
ということは、自分自身の経験から自信を持って言えます。
20代であれば、そのルートはさらに歩みやすいと感じています。
2. 経理転職で持っていると有利なスキル&資格

経理転職を考えるにあたって、「どんな資格が必要か」「何から準備すればいいか」についても整理します。
① まず簿記2級。その次にUSCPA・税理士科目を取る
経理転職において、まず取得を目指すべきは日商簿記2級です。
この資格は
「経理の基礎がわかる人材」
として認識されるラインで、多くの求人で
- 「あると望ましい」
- 「必須」
とされています。
その上を目指す場合のルートとしては、以下が一般的です。
- USCPAルート:グローバル企業・Big4・監査法人・会計アドバイザリーを目指す方に向いている
- 税理士ルート:税務寄りのキャリア(税理士事務所・大手企業の税務部門)を目指す方に向いている
どちらが正解というわけではありませんが、
将来的にBig4や外資系を視野に入れているなら、USCPAの方が汎用性が高い
と個人的には考えています。
なお、USCPAについての詳細は別記事でも解説していますので、ご興味がある方はそちらもご参照ください。
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② ExcelとERPの経験は?
経理職において、Excel・ERPのスキルは実務上の必須要件に近いです。
ただ、採用面接での評価という観点では少し違った見られ方をします。
Excelについては、
- ピボットテーブル
- VLOOKUP
- SUMIFS
あたりを使いこなせるレベルであれば、業務で使える人として好印象です(マクロ・VBAまで使えるなら差別化要因になりますが、それほど必要ではないです)。
ERPは、SAPやOracleの経験があれば明確なプラス評価になります。
しかし、未経験でも入社後に習得できる領域です。
経験なしで落ちることはほとんどないと思いますが、ある方が確実に有利です。
③ 資格なしでも受かる求人&資格が必要な求人の違い
「資格がないと経理転職は無理」というのは、半分正しく半分は誤解です。
実態としては以下のような区分があると考えられます。
- 資格なしでも応募できる求人:中小企業の経理補助、経理アシスタント、20代ポテンシャル採用
- 資格が明確に求められる求人:上場企業の経理・Big4・監査法人・専門性の高いポジション
20代であれば、
まず資格なし求人から実務経験を積みながら、簿記取得を並行させる
のもアリです。
資格が取れてから転職ではなく、「転職しながら資格を取る」という選択肢もあることを覚えておいてください。
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3. 20代経理の後はどんなキャリアが描ける?

ここでは、経理キャリアの具体的な方向性を3つ解説します。
① 経理→財務→CFO
- 経理=「会計事実を記録・報告する仕事」
- 財務=「資金調達・資金管理・投資判断に関わる仕事」
です。
この2つは関連性が高く、経理経験者が財務へキャリアアップするのは王道と言えます。
大手企業では「経理→財務・経営企画→CFO」というルートが実際に存在します。
中小・ベンチャーであれば、一人で経理と財務の両方を担当するケースも多く、CFOポジションへの到達も比較的早い場合があります。
個人的には、
財務企画や管理会計のポジション
が、経理キャリアの中で最も面白い領域のひとつではないかと考えています。
経営数字を使って意思決定をサポートする役割であり、会計スキルと経営視点が組み合わせられる仕事だからです。
② 経理経験を活かしてBig4や監査法人を狙う
事業会社経理の経験は、Big4監査法人の中でも
会計アドバイザリー部門
への転職において強みになります。
監査法人が求める人材像は「クライアントの財務諸表を読み解ける人」ですが、事業会社で実際の決算業務を経験した人材は重宝されます。
私自身は事業会社の営業の一環で予算策定や管理会計に少し携わってから転職しています。
事業会社→USCPA取得→Big4
というステップを踏みましたが、「実務経験+資格」の組み合わせが評価されたと実感しています。
なお、
- Big4監査法人の会計アドバイザリー部門
- Big4 FAS
は別物です。
FASは私自身が直接経験したのではなく、協業した範囲での知見になりますが、
- M&A
- デューデリジェンス
- バリュエーション
の色合いが強い領域です。
③ 税理士事務所・会計事務所への転職
経理経験を活かした転職先として、税理士事務所・会計事務所を選ぶ方も一定数います。
メリットは、
- 実務の幅が広くなること(記帳代行から申告書作成まで)
- 税理士試験の勉強と並行しやすい環境であること
- 独立へのルートが見えやすいこと
です。
注意点としては、
- 大手企業経理や監査法人と比べると年収水準が低い事務所も多いこと
- 小規模な事務所では業務が属人化しやすいこと
などが挙げられます。
そのため、事務所の規模・顧客層・教育体制を確認してから選ぶことをおすすめします。
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4. 転職前に知っておきたいこと&よくある失敗

経理への転職で失敗しやすいパターンがあります。
知っておくだけで回避できるので整理しておきます。
① 未経験から経理に入るとき、最初の求人選びで差がつく
未経験から経理を目指す場合、最初に入るポジション選びがキャリア全体に影響します。
避けるべきなのは、
「とにかく経理であればどこでも」という姿勢で選ぶ
ことです。
経理アシスタントとして入っても、その後に成長できる環境かどうかが重要です。
具体的には、以下を確認するといいでしょう。
- 月次・年次決算まで関われる環境か
- 経理担当者が複数人いて学べる環境か
- 上場企業、もしくは上場準備中の企業か
中小企業でも規模・業種によっては良い経験が積めます。
ただ、小さすぎる会社の経理サポート業務だけ数年やると、転職市場での評価が上がりにくいこともあります。
② 転職のタイミングは「決算期」を避けるべき理由
ズバリ、経理職の採用活動は、決算期と重なると動きにくくなります。
なぜかというと、採用担当が経理部門にいることも多く、繁忙期には面接日程が取りにくくなるためです。
また、転職活動中の方も「今の会社の決算対応中で身動きが取れない」というケースがあります。
目安としては、3月決算の会社が多い日本企業では、
- 4〜5月の繁忙期明け
- 9〜11月
- 1~2月
が動きやすい時期と言われています。
転職を急ぐ必要がなければ、
志望企業の決算月のタイミング
などを意識するだけで選択肢が広がります。
③ 年収を上げたいなら、転職先の「経理のポジション」を確認する
経理は、同じ会社でも
「ポジション設計」
によって年収レンジが大きく異なります。
気をつけたいのは、
- 「経理部門が総務・人事と統合されている会社」
- 「経理が外注中心で社内は補助業務のみの会社」
です。
こうした企業では、経理としてのスキルが深まりにくく、年収交渉の材料も作りにくい傾向があります。
一方、
- CFO直下に経理・財務チームがある会社
- 経理部門が戦略的機能を持っている会社
は、スキルアップと年収アップが連動しやすい環境です。
求人票だけでなく、実際の面接で
「経理部門の役割」を確認する
ことをおすすめします。
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5. 経理転職についてのQ&A

経理転職のQ&Aについてもチェックしましょう。
① 20代未経験でも経理に転職できますか?
できます。
ただし、「どのレベルのポジションか」によります。
20代であれば、ポテンシャル採用として経理補助・アシスタントポジションへの転職は十分可能です。
そこから実務経験を積み、資格を取得することで次のステップへ進めます。
「即戦力でなければ入れない」わけではなく、「育てる前提で採用してくれる求人」は存在します。
エージェントを使って探すと、こうした求人に効率よくたどり着きやすいです。
② 簿記2級がないと、転職活動は厳しいですか?
なくても応募できる求人はあります。
ただ、簿記2級があるとないとでは、書類通過率・面接時の評価が大きく変わります。
私自身も、簿記2級がなければBig4監査法人の監査アシスタントポジションへの転職は叶わなかったと思います。
「勉強中」であることをアピールするのも有効ですが、取得済みの方が圧倒的に強いです。
転職活動と並行して勉強を進めながら、取得後に本格的に活動を強化する
という流れが現実的ではないかと思います。
③ 経理と財務、どちらを目指すべきですか?
最初は経理から入るのが現実的です。
財務ポジションは実務経験が求められることが多く、未経験からいきなり財務というのは難易度が高いです。
経理で決算業務・財務分析を経験してから財務へ移る
のが、最も自然&王道なルートです。
どちらが向いているかは、
- 「記録・正確性重視」なら経理向き
- 「分析・意思決定サポート重視」なら財務向き
と整理できます。
④ 転職エージェントは複数使っていいですか?
使っていいです。
むしろ複数使うことをおすすめします。
エージェントによって
- 得意な業界
- 職種
- 持っている求人
がかなり異なるため、1社だけだと選択肢が狭まります。
ただし、同じ求人に複数エージェント経由で応募すると採用担当から見て印象がよくないケースもあります。
各エージェントに「他社経由でどこを受けているか」を共有しておく
ことで、こうしたトラブルを防ぎやすいです。
私自身も転職時に複数のエージェントを使いましたが、エージェントによって提案の質・担当者の専門性に差があると感じました。
経理・会計系に特化したエージェントを少なくとも1社は入れておくことをおすすめします。
6. まとめ:20代の経理転職は何から始めるべきか

この記事でお伝えしたことを整理します。
- 20代の経理転職は、タイミングとして非常に有利。ポテンシャル採用が効く年代であり、早く入るほどキャリアを高く積み上げられる
- まず簿記2級の取得を目指す。その上でUSCPAや税理士科目など、目指す方向によって次のステップを選ぶ
- 最初の求人選びが重要。「経理補助ならどこでも」ではなく、成長できる環境かどうかを見極める
- 経理はゴールではなくスタート。財務・管理会計・CFO・Big4など、行き先は複数ある
- 転職エージェントは複数活用し、経理・会計系に強いエージェントを少なくとも1社入れておく
私自身も、会計の知識ゼロからキャリアをスタートして、Big4まで到達できました。
「自分には無理かも」と思っている方でも、正しい順番で積み上げていけば、思っている以上の場所にたどり着けます。
20代の今が、経理キャリアの最もいい出発点のひとつです。
ぜひ一歩を踏み出してほしいと思っています!
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