- 第二新卒でBig4転職を考えているけど、USCPA(米国公認会計士)は合格してから動くべきか迷っている
- そもそもBig4の第二新卒求人は、どの職種にどれだけあるのかが見えない
- 監査法人・FAS・コンサル・税理士法人で、USCPAの必要度はどう違うのかを知りたい
- 「合格前に動くなんて無謀」と言われるが、本当にそうなのかを知りたい
このような悩みにお答えします。
私自身、文系・事業会社出身でBig4監査法人にアシスタントとして転職し、その後16ヶ月でUSCPAに合格してスタッフへ契約変更した経験を持ちます。
また、USCPAの学習・キャリア相談も100名超対応してきました。
その立場からお伝えすると、
第二新卒のBig4転職はUSCPA合格前でも合格後でも十分にチャンスがあります。
ただし、
狙う職種(監査・会計アドバイザリー・FAS・コンサル・税理士)によってUSCPAの必要度・評価のされ方が大きく変わる
ため、「自分の状況×職種特性」のマッチングを誤らないことが成功の分かれ目です。
この記事では、Big4監査法人の元中の人として、
第二新卒×Big4×USCPAの組み合わせで「いま動くべきか」「どの職種を狙うべきか」
について体験ベースで整理します。
Big4転職&キャリアの全体像をまず把握したい方はこちら
1. Big4志望の第二新卒の転職タイミングが「USCPA合格前後どちらでもOK」な3つの理由

第二新卒、つまり新卒入社後2〜3年で動こうとする方の最大の不安は
「USCPAをまだ取っていない自分でも、本当にBig4に入れるのか?」
という一点だと思います。
結論から言えば、USCPAの合否はBig4第二新卒採用の絶対条件ではありません。
むしろ「いつ動くか」のほうが、長期的なキャリア年収に与える影響が大きいというのが私の感覚です。
① 若い年齢でUSCPAに挑戦している姿勢自体が高く評価される
Big4はプロフェッショナル人材が慢性的に不足しています。
私がBig4監査法人に在籍していた時も、毎年のように人員拡大計画が発表され、現場ではアシスタント・スタッフ層を取り合っていました。
そのため、
20代前半〜半ばという若さ+「USCPA勉強中」という属性だけで、面接で他の候補者より一歩前に出られる
のが実態です。
私の感覚では、第二新卒層に求められているのは
「伸びしろ」と「強い意志」
です。
USCPA1〜2科目合格、もしくは予備校に申込んで本格学習中という状態でも、
学習計画と志望動機を論理的に語ること
を心がければ十分にチャンスがあります。
② Big4経験は2〜3年で「市場価値の桁」が変わる
Big4の最大の魅力は、合格後の出口の広さです。
私の同期・後輩を見ても、Big4スタッフ2〜3年で
- 事業会社の経理・財務・FP&A・内部監査(年収600〜800万)
- FAS・コンサル(年収800〜1,000万)
- 独立系ファーム(海外含む)
- ファンド・VC
と多方向にわたります。
第二新卒で1年でも早く中に入ると、
この出口戦略を1年早く取れる
ということになり、生涯年収ベースで数百万単位の差を生みます。
③ 「現職に居続けるリスク」のほうが大きいケースも多い
私の場合は16ヶ月で1,450時間を投下しました。
このようなチャレンジをするにあたっては、残業が月60時間を超える環境ではなかなかこの勉強量は捻出できません。
今の職場が激務で勉強が進まないなら、
「比較的余裕のあるBig4アシスタント職に移ってから合格を目指す」
というほうが、結果的に最短ルートになることがあります。
2. 第二新卒のBig4転職を成功させる前に押さえるべき3つの前提

「Big4」と一括りにされがちですが、Big4は法人グループであり、内部に複数の事業体を抱えています。
第二新卒が陥りやすい失敗の8割は、「Big4=監査法人」だと思い込んで応募先を絞りすぎることです。
① Big4=監査法人ではなく「監査・FAS・コンサル・税理士」の4本柱
Big4(Deloitte・PwC・EY・KPMG)はそれぞれ、
- 監査法人(監査証明業務+非監査証明業務=会計アドバイザリー)
- FAS(M&Aアドバイザリー、財務DD、バリュエーション等)
- コンサルティングファーム(戦略・業務・IT・リスク等)
- 税理士法人(法人税務・国際税務・移転価格等)
の4法人を抱えており、いずれも別法人としての独立採用を行っています。
USCPAの必要度・第二新卒の通りやすさは法人ごとに大きく異なるため、
最初に「自分はどの法人を狙うのか」を決めること
が最重要です。
② 第二新卒の最大の武器は「若さ」と「ポテンシャル」
中途市場では「実務経験◯年以上」が基本ですが、
第二新卒枠=『ポテンシャル採用』
として用意されています。
私の感覚では、面接で問われるのは「実績」よりも
「論理的に話せるか・素直か・学習意欲があるか」
の3点です。
USCPAの1〜2科目合格は、この3つを裏付ける強力な材料になり得ると思います。
③ Big4の求人の大半は「非公開」、エージェント経由が前提
Big4各法人は公式採用ページでも採用を行っていますが、
第二新卒×特定部門の求人は、ほぼ非公開でエージェント経由のみ
で流通します。
私自身もBig4在籍時、人事から
「公開求人は表向きで、本気の求人はエージェント経由で出している」
と聞いた経験があります。
そのため、最低でも2〜3社のエージェントに早めに登録しておくのが鉄則です。
第二新卒のBig4転職を本気で考え始めた方へおすすめのエージェント
MyVision / 利用者の約7割がコンサル・Big4未経験からのスタート。業界の基礎知識から面接の実践対策まで、丁寧に伴走してもらえます。
3. 監査法人(監査証明業務):アシスタントならUSCPA不要

最も第二新卒の入り口として開かれているのが、以下のBig4監査法人の監査証明業務の領域です。
- 有限責任あずさ監査法人
- 有限責任監査法人トーマツ
- EY新日本有限責任監査法人
- PwC Japan有限責任監査法人
① 「監査アシスタント」という第二新卒の王道ルート
「プロの監査スタッフ(監査チームの正規メンバー)」として入所する場合は、
USCPAまたは公認会計士(JCPA)合格
が必要です。
一方、「監査アシスタント」という職種であれば、資格未取得・未経験でもチャンスは十分にあります。
代表例は
です。
私自身、異業種からBig4監査法人にアシスタントとして転職した経験があります。
面接では
「働きながら必ずUSCPAを取得してスタッフになりたい」
という熱意を、学習計画と一緒に具体的に伝えたことが合否の決定打になったと感じています。
詳しくは未経験でもBig4監査法人アシスタントに転職できる方法3選で解説しています。
② アシスタント期間中にUSCPA合格→スタッフ昇格の実体験
私の場合、アシスタント勤務をしながら16ヶ月・1,450時間でUSCPA全科目合格し、その後スタッフとして契約を巻き直しました。
監査法人の繁忙期(1〜5月)は確かに残業が出ますが、私の所属していた部門では
閑散期(7〜10月)はほぼ残業なしで済む時期もありました。
このように、
閑散期に集中して科目を消化すること
で、勤務しながらでも合格は十分に可能です。
また、法人の中に同期や勉強仲間もできるので、モチベーションの維持にもつながりました。
③ 第二新卒×監査アシスタントは「ハードル最低×将来性最大」のルート
第二新卒で「Big4で経験を積みたい・USCPAは働きながら取りたい」という方には、
監査アシスタントは最もおすすめのルート
です。
年収レンジは概ね350~400万円前後と新卒水準に近いものの、その後のスタッフ昇格・他法人転職を見据えると、
3年で年収が1.5〜2倍になる
のは普通の話かなと思います。
4. 監査法人(非監査証明業務/会計アドバイザリー):USCPA科目合格後が望ましい

Big4監査法人の中には、もう一つ
「非監査証明業務(=会計アドバイザリー)」部門
があります。
各法人の正式名称は以下のとおりです。
- 有限責任監査法人トーマツ:監査アドバイザリー部門/デロイトトーマツ合同会社リスクアドバイザリー部門
- PwC Japan有限責任監査法人:財務報告アドバイザリー部
- 有限責任あずさ監査法人:AAS事業部(アカウンティングアドバイザリーサービス)
- EY新日本有限責任監査法人:FAAS事業部・金融事業部
① IFRS導入支援・内部統制構築・財務DDなどの「攻めの会計」
アドバイザリー部門の主な業務は、
- 財務諸表の作成支援(IFRS・US-GAAPコンバージョン)
- 内部統制構築・評価支援(J-SOX関連)
- M&Aの財務報告支援(PPA・のれん評価等)
- 財務デューデリジェンス
など、会計に特化したプロジェクトベースのコンサルティングです。
私がBig4で会計アドバイザリーの仕事に関わっていた時の感覚では、
監査ほど通年タイトではなく、コンサルほど営業色が強くない
という、いいとこ取りのバランスがあります。
② 「ホワイト部門」として近年話題の理由
監査法人のアドバイザリー部門は、監査と違い決算期に縛られないため、繁忙の山が分散します。
私の同僚で監査からアドバイザリーへ異動した方は、
「繁忙期の残業が月70時間→月40時間に減った」
と話していましたが、私も体感としては同じような感覚です。
「監査の繁忙期は辛いが、FASに行くのは通年で忙しそう」
という方の中間解として、近年人気急上昇中のポジションです。
ただし、もちろんPJによっては監査以上に忙しいこともあるのは覚悟する必要があります。
③ 第二新卒が狙うなら「USCPA1〜2科目合格」が最低ライン
第二新卒×アドバイザリー部門の場合、
USCPA1科目(できれば2~3科目)以上の合格
が最低ラインになる傾向があります。
会計実務経験があればなお良し...ですが、私の感覚では
「第二新卒の若さ+科目合格+論理的思考力」
を揃えれば十分に勝負できるのではと考えています。
もし非監査部門について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
関連ブログ記事:Big4監査法人のコンサル部隊「非監査部門」を徹底解説!
5. FAS:USCPAより実務経験が問われる

Big4系のFAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)4社は以下の通り。
① FASは「USCPA<実務経験」が現実
FAS部門はUSCPAだけでは入りにくく、
会計・コンサル・IB等の実務経験が強く問われる領域
です。
私が転職エージェントから何度も聞いたのは、
「FASの中途は USCPA持ち+監査法人orコンサル経験者 が事実上の標準スペック」
という話でした。
つまり、第二新卒(社会人2〜3年)×USCPAのみでいきなりFASを狙うのは、少しハードルが高めです。
② 第二新卒が現実的に狙うルートは「監査経由」or「コンサル経由」
私の感覚では、第二新卒からFASを最終目標にする場合、
いったんBig4監査法人 or 総合コンサルに第二新卒で入り、3〜5年でFASに転じる
というのが王道ルートです。
USCPAは合格しておけば「次のFAS転職時の必須要件」を1つ消化できることになります。
③ 例外:EYSCはFAS+コンサル両方にチャレンジ可能
EYに関しては、2020年に
- EYトランザクション・アドバイザリー・サービス
- EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング
が統合され、「EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)」となりました。
FASとコンサルを横断的に経験できる点で、第二新卒には親和性が比較的高いです。
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この領域は情報の非対称性が大きいため、若手ハイクラス転職に強いアクシスコンサルティングのような、コンサル特化エージェントへの早めの相談が効きます。
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6. コンサル:USCPA不要で異業種経験を武器にできる

Big4系のコンサルティングファーム4社は以下の通り。
① 第二新卒コンサル転職はむしろ「業界未経験者向け」のマーケット
意外に思われるかもしれませんが、コンサルティングファームは
USCPA・コンサル経験ともに必須ではありません。
むしろBig4総合コンサルは、
「業界知見を持った異業種人材」
を積極的に第二新卒〜20代で採用しています。
私の知人でも、
- メーカー営業3年→Big4コンサル(製造業セクター)
- 銀行3年→Big4コンサル(金融セクター)
といったように、第二新卒(か、ほぼ中途の扱い)で転職成功されたケースが複数あります。
これについては、
前職の業界知見+論理的思考力+ケース面接対応力
の3点が揃えば、十分に内定の可能性があると思います。
② ケース面接対策が合否を分ける
第二新卒コンサル転職の最大の関門はケース面接です。
私の感覚では、独学で完成度を上げるのは難しく、
ケース面接対策に強いエージェントを活用する
のが合理的です。
先述のMyVision・アクシスコンサルティングなど、
Big4総合コンサルに強いエージェント
を早めに頼るのが正解です。
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7. 税理士法人:USCPAは(ほぼ)必要、国際領域がメイン

Big4系の税理士法人4社は以下の通りです。
① 第二新卒×税理士法人は「USCPA・税理士科目合格・JCPAいずれか」が事実上必要
新卒時は資格不問の枠があるBig4税理士法人ですが、
第二新卒では「USCPA・税理士試験科目合格・JCPA」のいずれかが事実上の応募要件
になる傾向があります。
USCPAをすでに1〜2科目合格していると応募ハードルが下がります。
② USCPAは「国際税務・移転価格」のポジションでの採用がメイン
USCPA保有者がBig4税理士法人で任される業務は、
- 国際税務
- 移転価格
- グローバル税務コンプライアンス
- グローバルモビリティ
といった国際領域が中心です。
日本の税理士が担う一般的な法人税務とは業務内容が大きく異なります。
私の知人でBig4税理士法人(国際税務)に入った方は、
「英文契約書を読み、海外子会社のCFOと英語で議論する」
のが日常で、USCPA+ビジネス英語の組み合わせを求められていました。
③ 「自分が税理士法人に何を求めるか」を先に決めるべき
「日本の税理士のような税務をやりたい」という志望動機だと、
Big4税理士法人(USCPA枠)とのミスマッチ
が起きやすいです。
そうならないためにも、
国際領域でキャリアを築く覚悟があるかどうか
を、応募前に必ず自問することをおすすめします。
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8. 第二新卒のBig4転職におすすめの転職エージェント3選

ここまで解説した5職種いずれを狙う場合でも、Big4の第二新卒求人は非公開比率が高く、エージェント経由がベターです。
私が実際にBig4在籍時・転職相談者の伴走時に評価が高かった3社を、第二新卒に向く順でご紹介します。
① MyVision(マイビジョン):コンサル未経験から第二新卒で挑むなら最有力
コンサル業界(戦略・総合・IT・シンクタンク)特化の最大手です。
- 利用者の7割がコンサル未経験
- 累計支援8,000名超
- 200社以上のコンサルファームと提携
といった実績のあるエージェント。
特に、
BCG出身者監修のケース面接対策
は他社の追随を許さないクオリティです。
Big4総合コンサルを第二新卒で狙うなら最初に登録すべき1社。
「興味はあるけど、Big4なんて自分には無理かも…」と感じている方へ
MyVision / 利用者の約7割がコンサル未経験からのスタート。業界の基礎知識から面接の実践対策まで、丁寧に伴走してもらえます。
② アクシスコンサルティング:総合コンサル(BIG4・アクセンチュア)転職で日本No.1
総合コンサル(BIG4・アクセンチュア)転職の支援実績で日本トップクラスのエージェント。
Big4各社の過去問データベースを保有し、
77%が非公開求人&特別案件
です。
20〜30代で年収1,000万円以上の大幅アップ事例も多く、
Big4監査法人のアドバイザリー部門・FAS・コンサルを横断的に検討したい第二新卒
に最適です。
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③ ヒュープロ:USCPA・会計人材特化、公開求人数No.1
会計事務所・税理士法人の公開求人数が他社の1.2〜4倍、約10,000件の求人を保有する会計人材特化エージェント。
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- Big4監査法人のアシスタント・スタッフ)
- Big4理士法人のスタッフ
を狙う第二新卒には外せない1社です。
Big4の非公開求人を確認したい方へ
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Big4転職力は「USCPAを持っているか」で確実に変わります。
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9. まとめ:第二新卒×Big4×USCPAでキャリアを最大化する

最後に、本記事の要点を整理します。
- 第二新卒のBig4転職は、USCPA合格前後どちらでもチャンスがある(特に監査アシスタント職)
- ただし狙う職種(監査・アドバイザリー・FAS・コンサル・税理士)でUSCPAの必要度は大きく違う
- 第二新卒の最大の武器は「若さ×ポテンシャル×学習意欲」。資格完成度より意思の証明が効く
- Big4第二新卒求人は非公開比率が高く、コンサル特化・会計特化のエージェントへの早期登録が必須
- USCPA未取得なら、働きながら合格を目指せるBig4アシスタント職を踏み台にするのが王道
「第二新卒で動くか、もう少し待ってUSCPAを取ってから動くか」で迷っている方こそ、まず
情報収集だけでも今すぐ始めること
をおすすめします。
Big4の第二新卒求人は良い案件ほど短期で埋まるため、
動き出しの1ヶ月の遅れが、キャリアの1〜2年の遅れに直結する
ということを、私自身もBig4在籍時に何度も目にしてきました。
さらに深く知りたい方は、Big4転職について網羅した以下の記事で、応募から内定獲得までのフローを確認してみてください。
Big4転職を成功させる全手順|監査法人・コンサルへの最短ルートを元Big4が解説
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