このような悩みをお持ちではないでしょうか?
- 会計アドバイザリーに入ったけど、思っていた仕事と違う
- 毎日仕事がつまらなくて、モチベーションが上がらない
- 「辞めたい」という気持ちが頭から離れない
- でも、辞めて後悔しないか不安…
USCPAとしてBig4監査法人の会計アドバイザリー部門での勤務経験を持つ私が、同じ立場の方のリアルな悩みにお答えします。
結論から申し上げると、「つまらない」「辞めたい」という感情は、まず原因突き詰めて考えることが大切です。
原因によって取るべき行動がまったく異なります。
感情のままに動くと、転職後に同じ後悔を繰り返すことになりかねません。
早速まいりましょう!
なお、次のキャリアとして事業会社を考えたい方向けに、以下の記事も書いています。
⑦会計アドバイザリーから事業会社への転職を経験者が解説|評価される経験・狙うべきポジション
1. 会計アドバイザリーを「つまらない」と感じる原因は?

会計アドバイザリーを「つまらない」と感じる原因は、大きく分けると
①仕事の内容そのもの
②職場環境
③入社時期
の3つに分類できます。
① 仕事の内容
会計アドバイザリーの仕事は、監査のように明確な正解があるわけではありません。
- IFRS導入支援
- 会計基準変更対応
- 内部統制の整備支援
など、案件によって求められる知識も成果物のかたちも大きく変わります。
「何をもって仕事が完成したのか」が見えにくいため、やりがいを感じにくい構造になっている側面があります。
監査から転じてきた方の場合、特にこのギャップを感じやすいと思います。
私自身も会計アドバイザリーの業務に携わる中で、「成果が見えにくい」という感覚を持った瞬間が何度かありました。
この原因に当てはまるなら、仕事の種類を変えるよりも、自分なりの成果指標を作ることが先決かもしれません。
② 職場環境
アドバイザリーの仕事は、チームや上司、アサインされる案件によって仕事の質がまるで変わります。
- たまたま自分と相性の悪いマネージャーのチームに入り続けている
- 同じ種類の案件しかアサインされず成長を感じられない、
などの「環境の問題」でつまらなさを感じているケースは少なくないと思います。
これは仕事そのものへの不満ではなく、今いる場所への不満です。
もしそうであれば、転職よりも先にできることがあります(これについては後述します)。
③ 入社時期
入社1〜2年目は、どんな優秀な人でも
「自分は何をやっているんだろう...?」
という感覚になりやすい時期です。
アドバイザリーの仕事は案件の立ち上がりから終了まで数ヶ月かかることも多く、全体像が見えてくるまでに時間がかかります。
この時期に「つまらない」と感じているなら、それは仕事への評価というより、慣れるまでの過渡期のサインかもしれません。
焦って動く前に、まず「今が何年目か」を振り返ってみてください。
④「この仕事、向いていないかも」と思ったとき、それは何のサインか
私自身の経験からも、「向いていない」と思う原因は次の2種類があると考えています。
一つ目は「スキルが追いついていない」という感覚。
ただ、これは時間と経験で解消されることが多いです。
二つ目は「価値観が合わない」という感覚。
- コンサルティング的な働き方
- 曖昧な成果物
- クライアントとの関係性
など、仕事のスタイルそのものが自分に合わないと感じているなら、転職を検討すべきサインかもしれません。
どちらかを見極めることが、次の行動の第一歩かなと思います。
会計アドバイザリーの求人について詳しく知りたい方向け
コトラハイクラス転職支援サービス / 金融・コンサル特化でハイクラス非公開求人が多数。監査法人出身者の転職支援実績が豊富。
2. 「辞めたい」と思ったときに、一度立ち止まる

感情任せに転職活動を始めると、判断を誤りやすくなります。
ここでは、最低限辞める前にやっておくべきことを整理します。
① 感情が高ぶっているときに転職活動を始めると失敗しやすい
- 「今のPJがしんどすぎる」
- 「今すぐ辞めたい」
という状態で転職活動を始めると、「今より良ければどこでもいい」という判断軸になりやすいです。
その結果、転職先に入ってから「こんなはずじゃなかった」という後悔が生まれます。
転職活動は、精神的に少し落ち着いたタイミングで始めるほうが、冷静な比較ができます。
もし今まさに感情のピークにいるなら、まず1〜2週間、何もしないで過ごすことも一つの選択肢だと思います。
② 原因が環境にあるなら、社内異動で解決できることがある
先ほどの「職場環境」が原因の場合、転職せずに社内異動を申し出ることで解決できるケースがあります。
Big4のような大きなファームでは、部門内異動や他部門への移動が制度として整っていることも多いです。
マネージャーや人事に相談できる環境があるなら、まず異動の可能性を探るのは合理的な判断だと思います。
転職という選択肢は、常に最後の手段として取っておくほうが、選択の幅が広がります。
③ それでも辞める決断をするなら、時期と辞め方を考えておく
辞めると決めたなら、辞めるタイミングと方法が重要です。
案件が佳境に入っているときは、チームへの影響が大きくなります。
可能であれば、案件の区切り目や評価サイクルのタイミングに合わせることで、引き継ぎもスムーズになりますし、次の職場への推薦状や社内評判にも影響が出にくくなります。
また、辞める前に次の転職先をある程度目処をつけておくことで、精神的な余裕を持って交渉できます。
在職中の転職活動は大変ですが、選択肢の多さという意味では有利に働くはずです。
FAS・アドバイザリー転職の相談先に迷ったら
リメディ / 会計・経理・FAS特化のエージェント。専門性と対応品質のバランスに定評があります。もし転職を具体的に考え始めているなら、早めに相談しておくと動きやすくなります。
3. 会計アドバイザリーを辞めた後のキャリアパス

会計アドバイザリー経験は、実は幅広いキャリアパスに活かせます。
ここでは具体的なキャリアを整理してみます。
① 事業会社のFP&AやIR|アドバイザリー経験が評価されやすい
- IFRS対応
- 会計基準変更
- 開示書類の作成支援
などを経験していると、事業会社のFP&AやIR部門では即戦力として評価されやすいです。
特に、上場企業や上場準備中の企業では、外部のアドバイザリーが「当たり前にわかっていること」を事業会社に落とし込める人材を求めています。
給与水準はファームより下がることも多いですが、ワークライフバランスや仕事の安定感を求める方には魅力的な選択肢だと思います。
USCPAホルダーであれば、外資系事業会社の経理・財務部門への転職でも評価ポイントになります。
② Big4や他ファームへの転職|環境を変えることで気持ちがリセットされる
「仕事の内容は好きだが、今のチームや事務所の文化が合わない」という方には、同じアドバイザリーでも別のファームへの横移動という選択肢があります。
Big4の各ファームは、
- ファームごとの文化
- 案件の傾向
- 評価体系
がそれぞれ微妙に異なります。
私自身がBig4の中にいた経験から言っても、同じ「会計アドバイザリー」でもファームによって仕事のスタイルはかなり違うと感じます。
ただし、転職・転籍によって経験年数やポジションの評価がリセットされるリスクもあるため、慎重な情報収集が必要です。
③ 独立・フリーランス|USCPA/税理士試験と組み合わせるとキャリアに幅が出る
会計アドバイザリー経験を持ちながらUSCPAや税理士資格を取得すると、独立・フリーランスという選択肢が大きく広がります。
会計アドバイザリーで培った、
- 「会計基準への深い理解」
- 「クライアント対応力」
- 「文書作成能力」
は、その後の独立でも強みになります。
私自身が税理士試験に取り組んでいる理由もここにあります。
資格という"武器"を一つ加えることで、キャリアの選択肢が広がり、精神的な余裕も生まれると感じています。
④ 筆者が税理士試験に取り組む理由と、アドバイザリー経験の使い方
個人的な話になりますが、私がアドバイザリー経験を持ちながら税理士試験に取り組んでいる理由は、「一つのファームや組織に依存しないキャリアを作りたい」という思いからです。
アドバイザリー経験+USCPA+税理士の組み合わせは、独立にも転職にも使えます。
「つまらない」と感じている方こそ、今の経験を次のステップへの土台として見直してみる価値があると思っています。
4. 辞める前に市場価値を確認しておく!

「転職できるかどうか」を知らずに悩み続けるのは、非常にもったいないことです。
市場価値を把握するだけで、判断の軸が変わります。
① 転職エージェントは「辞める前提」でなく「情報収集」として使える
転職エージェントは、転職を決意してから使うものではありません。
- 「今の自分に市場価値があるのか」
- 「どんなポジションに声がかかるのか」
を知るためだけでも、十分に活用できます。
私自身も、転職を強く決意していない時期にエージェントに相談したことがありますが、押し売りもなく、純粋に市場感を教えてもらえた経験があります。
事前に転職市場を把握しておくだけで、今の職場への見方も変わることがあります。
② 自分の市場価値を把握してから判断するほうが、後悔が少ない
「辞めたい」という気持ちと「転職できるかどうか」は別の問題です。
市場価値を把握した上で判断するほうが、後悔の少ない意思決定ができます。
会計アドバイザリー経験は、思っている以上に評価されることが多いです。
自分を過小評価したまま悩み続けるのは、もったいないと感じます。
会計士・税理士・USCPA転職に特化した面接対策をしたい方へ
ヒュープロ / 会計プロフェッショナルに特化した転職支援。非公開求人多数で、キャリア相談も面接対策も丁寧にサポートしてもらえます。
まとめ|つまらないと感じたら、まず原因を分けて考える

この記事のポイントを整理します。
- 「つまらない」の原因は、①仕事の内容・②職場環境・③時期の問題に分けて考える
- 原因が環境にあるなら、社内異動を先に検討する価値がある
- 辞めると決めたなら、時期と辞め方を意識する
- 転職先の選択肢は、事業会社(FP&A/IR)・他ファーム・独立など複数ある
- 辞める前にエージェントで市場価値を確認しておくと、判断の質が上がる
「つまらない」という感情が出てきたら、キャリアを見直すタイミングかと思います。
ただし、感情のままに動かず、原因を冷静に分析してから次の一手を打つことが、長期的なキャリア満足度につながります。
アドバイザリー経験は、あなたが思っている以上に武器になります。
ぜひ、その経験を活かせる次のステージを、焦らず探してみてほしいと思っています!
FAS・アドバイザリー転職の第一歩はこちらから
コトラハイクラス転職支援サービス / 金融・コンサル特化でハイクラス非公開求人が多数。監査法人出身者の転職支援実績が豊富。
リメディ / 会計・財務・コンサル領域への転職支援実績多数。無料で相談できます。
ヒュープロ / 会計プロフェッショナルに特化した転職支援。非公開求人多数で、キャリア相談から対応してもらえます。
監査法人での経験を活かしてFAS・会計アドバイザリーへの転職を考えている方は、年収・激務度・面接対策まで経験者がリアルに解説した以下の記事もぜひチェックしてみてください。
-
-
こちらも!!監査法人からFAS・会計アドバイザリーへの転職論!激務度・年収・面接のリアルを経験者が暴露
このような悩みはありませんか? 監査の仕事に慣れてきたけど、このままでいいのか不安 会計アドバイザリーやFASって実際どんな仕事なのか知りたい 年収は上がるの?それとも激務すぎて割に合わない? 転職・ ...
続きを見る