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監査法人で評価されない理由とは?辞めたい人向けのキャリア戦略。

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このような悩みをお持ちではないでしょうか。

  • 仕事はしっかりやっているつもりなのに、昇格のタイミングが同期より遅い
  • 上司によってフィードバックの内容が真逆で、何を改善すればいいかわからない
  • 評価面談のたびにモヤモヤが残り、この法人でいいのかと迷い始めている

こういった悩みは、Big4監査法人で働いていた私自身も経験があります。

結論から申し上げると、「評価されない」と感じる原因は、自分の努力不足だけではないことがほとんどです。

ズバリ、

  • 評価の仕組みそのもの
  • 担当上司の評価の偏り
  • 案件の偏り

など、あなたの問題ではない要因が多いです。

この記事では、その整理の仕方と、次のキャリアを考えるための方法についてお伝えします。

早速まいりましょう!

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1. 監査法人で「評価されない」と感じる3つのパターン

監査法人の評価制度は、一見明確に見えてグレーゾーンが多い仕組みです。

まずは「自分が今どのパターンにあるか」を整理してみましょう。

パターン1:仕事はちゃんとやっているのに、昇格だけが遅い

クライアントへの対応もしっかりやっているし、ドキュメントも期限内に出している。でも昇格の話が一向に出てこない...

まさしく私はこのタイプでしたし、このような方は意外と多いです。

監査法人の昇格は、単純な業務の正確さだけでは決まりません。

多くの法人では、

  • プロジェクト管理能力
  • 部下への指導経験
  • マネジメント層からの認知度(いわゆる"顔と名前を知ってもらえているか")

が重要視されます。

結局泥臭い飲みニケーションか...と感じたことも多いですが、

  • 在宅勤務の頻度が多くならざるを得ない
  • そもそも上司が出社していない

など、人によってシチュエーションはバラバラなのが現状です。

「なぜ今期は見送りなのか?」を上司に聞いても、曖昧な回答が返ってくる経験をした方もいるのではないでしょうか。

パターン2:フィードバックの内容が、上司によって全然違う

Aマネジャーからは「もっと積極的に質問を」と言われた

Bマネジャーからは「余計な確認が多い」と言われた

など、矛盾するフィードバックに戸惑った経験はないでしょうか。

監査法人では、評価者が案件ごとに変わり、評価の一貫性も保たれにくいという問題もある気がします。

上司によってスタイルも優先順位も異なるため、フィードバックが食い違うのは珍しいことではありません。

極めつけは、毎年のように法人全体の評価制度が目まぐるしく変わります(もはや対処しきれない...)。

これを自分の能力の問題と捉えてしまうと、どこに向かって改善すればいいかわからなくなります。

まずは「誰が評価しているか」と「何が評価されているか」を分けて考えることが重要です。

パターン3:英語案件への関与度が、評価を左右していた(TOEIC 800点台&海外経験なしの筆者が感じたこと)

これは私自身が実感したことでもあります。

Big4では

  • 外資系クライアントの案件
  • 海外連結子会社の案件

など、英語を使う案件が一定数あります。

そういった英語案件に関与できているかどうかが、評価の機会そのものに影響することがあります。

私はTOEIC800点台を持っていましたが、海外経験はゼロでした。

英語案件に積極的にアサインされている同期と自分を比べて、

「同じ年次なのにチャンスの量が違う...」

と感じた時期があります。

努力の方向が正しくても、案件に関わるチャンスが不十分だと、評価の土台も違うことになります。

今振り返れば、これは個人の問題ではなく、アサインメントの偏りという組織の問題だと考えています。

2. 「自分の問題」か「職場の問題」か?

評価されないと感じたとき「自分が悪いのかor職場が悪いのか」をきちんと区別することが欠かせません。

①上司と評価がズレるのはなぜか。評価基準が見えにくい理由

多くの監査法人では、評価基準が明記されています。

しかし、その基準の解釈が評価者によって異なることが、ズレの根本原因な気がします。

たとえば「プロフェッショナリズム」という評価項目一つとっても、

  • 「期限を守ること」
  • 「クライアントへの提案力」
  • 「成果物のクオリティ」

など上司によって解釈がバラバラです。

評価者の主観が入りやすい仕組みになっているのは、監査法人に限らずこういったファームではどこでも起きうる問題ではないでしょうか。

「なぜ自分の評価が低いのか」を上司に確認しても抽象的な回答しか返ってこない場合は、評価者自身も言語化できていない可能性が高いのかもしれません。

②「この法人が合わない」のか「監査自体が合わない」のか

評価への不満を感じたとき、次のキャリアを考える前に一度立ち止まって考えたい点がコレ。

法人の文化・評価制度が合わないだけ

なら、別の法人・別の部門への異動で解決できる可能性がありますし、

監査という仕事そのものに限界を感じている

なら、業種・職種を変えるキャリアチェンジが選択肢に入ると思います。

この2つを混同したまま転職活動をすると、「転職したのに状況が変わらない」という事態になりかねません。

まずは「評価されていない自分」と「監査という仕事への向き合い方」を切り分けて考えることが大切です。

今の自分の状況を冷静に見つめつつ転職を成功するなら、以下の「Big4からの転職の具体的なステップ」をご覧いただければ理解が深まるかと思います。

こちらも!!Big4監査法人を辞めたい人のための退職&転職完全ロードマップ

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3. このまま残るor転職。どちらがリスク?

「今の環境でもう少し頑張るべきか、思い切って転職すべきか」も、多くの方が悩む部分だと思います。

①昇格を待ち続けると何を失うか。年収・スキル・選択肢で考える

昇格を待つこと自体は悪くないです。

ただ、「待つ」にも時間というコストがある点は考えておきたいところです。

たとえば、監査法人のスタッフ〜シニア帯は転職市場での需要が高い時期でもあります。

  • 事業会社
  • コンサル
  • FAS
  • 税理士法人

など、会計経験者を求める求人は年次とともに要求水準が上がる傾向があります。

「あと1年待ってから」と思っているうちに、選択肢が狭まることがあるのも事実です。

また、評価されない環境に長くいると、自己評価が下がってしまい、本来の市場価値を過小評価してしまうケースもあり得ます。

②評価されない環境で得たものも、ちゃんと棚卸しする

転職を考える前に、今の環境で積み上げてきた経験の棚卸しも大切です。

「評価されなかった」という事実と、「スキルが身についていない」という事実は別物です。

たとえば、こういったことは棚卸しの対象になります。

  • 担当してきた業種・クライアント規模
  • 関与した監査手続きの種類と深さ
  • 英語対応・海外子会社対応の経験の有無
  • 後輩への指導・レビュー経験

これらは、転職先から見れば十分な「実績」として評価される可能性があります。

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4. 「監査しか経験がない」は転職市場でどう見られる?

「監査法人しか経験がないと、転職で不利なのでは?」と心配される方も多いです。

結論から言えば、行き先によって大きく評価が変わります。

事業会社

事業会社(経理・財務ポジション)では、監査対応の経験・財務諸表の読み方・内部統制の知識が直接評価されます。

特に上場企業や上場準備中の企業では、監査法人出身者はかなり重宝される傾向があります。

②FAS

FASでは、監査での財務分析経験・資料精査のスキルが活きます。

M&AのデューデリジェンスやIPO支援などは、監査の経験をストレッチする形でキャリアを築きやすいポジションです。

③税理士法人

税理士法人では、監査法人での会計知識が基礎として活きますが、税務の実務知識は別途習得が必要になります。

ただし、Big4系のFAS・コンサル・税理士法人などであれば、同じグループ内での異動という形でスムーズに移行できることもあります(私はそれで監査部門から会計アドバイザリー部門に転籍しました)。

監査しか知らないのではなく、「監査で培ったスキルがどの職場でどう活きるか?」という視点で整理すると、自分の市場価値が見えやすくなります。

④USCPAがあると何が変わる?

監査経験しかなくとも、私がUSCPAを取得して経験も積んで実感したのは、「書類選考の通過率が明らかに上がった」という変化でした。

会計士資格を持っていると、採用側としては「一定の会計基準の理解がある」という前提で話が進みます。

特に外資系企業やFAS系のポジションでは、USCPAの有無が応募資格の条件になっていることもあります。

また、英語案件や外資系クライアントへのアサインに際しても、USCPAが一つの「裏付け」として機能しました。

TOEICハイスコアに加えてUSCPAがあると、英語対応への不安を採用側に持たれにくくなると感じます。

5. 評価されない環境からうまくいった転職パターン

先輩・同僚・後輩を見てきて、評価されないと感じて転職し状況が好転した方には、以下のような共通点があると思います。

①自分の「何が評価されなかったか」を言語化できていた

中途の面接では、前職を辞めた理由を聞かれます。

「評価されなかった」というだけでは説得力がありません。

「どういう評価基準の職場で、何が合わなかったか」を整理して話せる方は、面接官から信頼されやすいです。

②転職先の評価制度・文化を事前に確認していた

転職してもまた同じ不満を持つケースは、「職場を変えたが環境は変わっていない」というパターンです。

こういったことにならないためには、

  • エージェント経由で現場の雰囲気・昇格の実態を確認する
  • LinkedInや知り合い経由でOB/OGに話を聞く

など、入社前の情報収集が重要です。

③「監査経験をどう活かすか」のストーリーを作っていた

たとえば

「監査で培った財務諸表の精査スキルを、FASのDDに活かしたい」

「上場準備中の企業で、監査対応のできる経理担当として貢献したい」

といった具体的なストーリーがある方は、書類・面接ともに通過率が高い傾向があります。

あなたならではの強みや実績を、少しずつでも言語化しておくのがいいです。

④転職エージェントを複数使って比較していた

エージェント1社だけに任せると、担当者の得意領域に引っ張られた求人紹介になりがちです。

対策としては、会計・財務領域に特化したエージェント複数を組み合わせるのが現実的な進め方だと思います。

私自身も転職を検討した際、以下のリメディをはじめ複数社に相談してみたことがあります。

押し売り的な雰囲気はなく、現状の整理から一緒に考えてくれた印象でした。

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他にもおすすめのエージェントについては以下の記事でまとめています。

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まとめ:「評価されない」は、次のキャリアを考えるサインかもしれない

最後に要点を整理します。

  • 評価されない原因は自分の努力不足とは限らない
  • 「この法人が合わないのか」「監査そのものが合わないのか」を切り分けて考える
  • 監査経験は行き先によって十分な市場価値を持つ。「監査しか経験がない」と過小評価しないことが大切
  • 転職するなら、「自分が何を求めているか」「転職先の評価制度はどうか」を整理したうえで動くとうまくいきやすい

評価されない職場でモヤモヤを抱えたまま時間を過ごすのは、精神的にもキャリア的にも消耗します。

今の環境を冷静に分析して、あなたにとって最善の選択をしてほしいと思っています。

一つの選択肢として、まずは転職エージェントへの相談だけでも試してみることをおすすめします。

相談すること自体に費用はかかりませんし、転職すべきかどうかを一緒に考えてもらうだけでも、思考がクリアになるかもしれません。

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後悔のない選択をするためには、正しい順序で行動することが不可欠です。

以下の記事では、退職の検討開始から転職先決定までの具体的な流れと、各フェーズでやるべきことを時系列でまとめています。

あなたの次のステップを明確にするために、ぜひあわせてご覧ください。

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