このような悩みをお持ちではないでしょうか。
- 英語が苦手だけど、監査法人に転職できる?
- Big4に入ったら英語漬けになるのでは?
- 英語なしでも通用するキャリアを作れるか不安…
Big4監査法人の会計アドバイザリー部門での勤務経験があり、USCPA合格後にゼロからキャリアチェンジした私が、実体験をもとにお答えします。
結論から申し上げると、監査法人には英語をほぼ使わない部署が確かに存在します。
- 部署・チームの選び方
- 入社後の動き方
さえ押さえれば、英語コンプレックスをキャリアの足かせにする必要はありません。
詳しい内容を早速見ていきましょう!
なお、
- 英語なしで監査法人内の出世を狙う戦略
- 監査法人を出て外資系経理に転職する方法
について知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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こちらも!!Big4で英語できないと出世に限界がある?経験者の私が部署次第と感じる理由。
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記事⑨(外資系経理 英語不要)
1. 部署別・英語の使用頻度を徹底まとめ!

監査法人といっても、部署によって英語の使用頻度は大きく異なります。
① 英語をほぼ使わない部署(国内監査・税務)
国内の中堅〜大手クライアントを担当する監査チーム
は、英語の使用頻度が最も低い部署の1つかと思います。
- クライアントとのやり取り
- 作業の指示
- レビューコメント
はすべて日本語で完結します。
英語のドキュメントに触れるとすれば、海外子会社の財務諸表をチラッと参照する程度です。
その場合も「書いてある数字を読む」レベルの読解力があれば、実務上ほぼ問題ありません。
税務部門も同様で、
国内税務に特化したチーム
であれば日々の業務が英語に触れることはほぼないと考えてよいでしょう。
英語力よりも、
- 税法の深い理解
- 国内クライアントとの信頼関係
の方がはるかに重要視されます。
② 英語を少し使う部署(国内M&A・バリュエーション・アドバイザリー)
会計アドバイザリーやFASのDD・バリュエーションチームでは、英語の契約書や財務情報を読む機会も多少あります。
ただし、クライアントとの折衝は基本的に日本語です。
英語を「読む」機会はあっても、「話す」機会はかなり限られています。
TOEIC600〜700点台レベルの読解力があれば、英語面で大きく困ることはないかと思います。
私自身はFASチームとの協業経験がありますが、日本語でのコミュニケーションがメインで、英語力が直接問われる場面はそれほど多くなかった印象です。
③ 英語を頻繁に使う部署(グローバル監査・FSO・クロスボーダーM&A)
- 海外上場企業の監査を担当するグローバル監査チーム
- 外資系金融機関を担当するFSO(Financial Services Organization)チーム
などでは、英語をほぼ日常的に使用します。
- 海外拠点との会議
- 英語での報告書作成
- 海外スタッフへの指示出し
など、英語力が直接業務パフォーマンスに影響します。
英語が苦手な場合、これらのチームへの配属は相当なストレスになるかもしれません。
志望する際は、自分の英語力と照らし合わせて慎重に検討することをおすすめします。
2. 会計アドバイザリーで働いた私の英語経験

ここからは、私が実際に働いた会計アドバイザリー部門での経験をお話しします。
① 英語を「読む」機会はあったが「話す」機会はほとんどなかった
会計アドバイザリーでは、英語の文献を参照する場面は確かにあります。
US GAAPやIFRSの基準書・解釈指針に加え、海外事例は英語が一次ソースですので、調べ物をするときに英語の文書を読む機会は定期的にありました。
ただし、
- 実際のクライアント対応
- チーム内の議論
- 報告書の作成
などはすべて日本語でした。
TOEIC835点の私でも、英語を実際に話した場面は年に数回程度だったと思います。
英語に対するコンプレックスが強い方でも、会計アドバイザリーであれば十分やっていける環境だったと感じています。
② 英語が得意な同僚との役割分担
チーム内には英語が堪能で、海外案件も積極的に担当する同僚もいました。
彼らが英語交渉や海外投資家向け資料作成を担う一方、私は国内の複雑な会計処理・開示案件を担当するといった形で自然と役割分担ができました。
英語が得意でないことを悩んでいた時期もありましたが、今振り返ると、それがむしろ特定業界の会計専門知識を深める動機になったと感じています。
英語ができないことを「弱点」ではなく、「専門性を深める理由」として捉えると、意外とポジティブに働くと思います。
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3. 英語を使わない部署に入るための選び方&動き方

「英語が少ない部署を狙いたいけど具体的にどう動けばいいかわからない」という方に向けて、応募時から入社後までの戦略を解説します。
① 応募・面接時に「国内案件志向」をはっきり伝える
監査法人の採用面接では、「どのような業務に興味がありますか?」という質問がで出てくると思います。
ここで「国内グローバルクライアントの監査・アドバイザリー業務に特化して専門性を磨いていきたい」という意向を伝えることが重要です。
「英語が苦手だから海外案件は嫌です」という後ろ向きな表現ではなく、
「USCPAの専門性も発揮しつつ、国内の複雑な会計処理に深く関わりたい」
「特定業界の国内専門家として価値を出したい」
というポジティブな動機として伝えると好印象です。
採用側としても、配属後に本人がミスマッチで苦しむ事態を避けたいと考えているはずです。
② 入社後に英語負荷が高いチームを避けるための社内の動き方
入社後の配属希望は、以下のタイミングで伝えるのが効果的です。
- 配属希望調査の時期:人事から配属希望を聞かれるタイミングで「国内クライアント担当チームを希望」と伝える
- 上司との1on1:定期的な面談で「国内案件に集中したい」という意向を継続的に伝える
- 人事面談:年次評価や異動相談の場で、具体的な業務領域の志向を伝える
ポイントは「1回だけ伝えて終わり」にしないことです。
継続的に意思表示することで、配属チャンスも増えると思います。
もし配属後に英語負荷の高いチームに入ってしまった場合も、次のパートで解説するように手は打てますので、焦らず戦略的に動くことをおすすめします。
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4. 英語なしで5年後のキャリアはどうなる?

「英語ができないと、将来的にキャリアが詰まるのでは?」という不安を持つ方も多いと思います。
① 英語力より専門性・資格・国内人脈が武器になる
英語力がなくても、以下の3つは確実にあなたの資産になります。
- 特定業界の会計専門知識(製造業・不動産・金融など、業界特化の深い知見)
- 日本語でのクライアント対応力(信頼構築・提案・報告書作成スキル)
- 国内監査人ネットワーク(同業者・クライアント先・税理士・弁護士とのコネクション)
これらは、Big4を離れて転職・独立する際にも通用するポータブルスキルです。
英語は確かに武器になりますが、それだけがキャリアの価値を決めるわけではありません。
② 5年後に広がる3つの選択肢
英語なしで監査法人に5年間勤務した場合、現実的な進路は大きく以下の3つがあると考えています。
① Big4マネージャーとして国内特化で残る
国内の特定業界・特定テーマのスペシャリストとしてマネージャーに昇格し、高収入を維持するルートです。
英語よりも専門性&人脈が評価されます。
② 事業会社の経理部長候補として転職する
Big4出身の会計知識は、事業会社では非常に高く評価されます。
CFO候補・経理部長候補としての転職は、英語力がなくても十分に狙えるポジションです。
③ 税理士など他の資格と組み合わせて独立する
公認会計士・USCPAの資格に税理士や中小企業診断士など、他の資格を加えて独立するルートです。
国内顧客対応が中心になるため、英語力がなくても事業として成立します。
いずれのルートも、「英語ができないから詰み」という話にはなりません。
むしろ、国内特化の専門家としてブランドを築くことで、独自のポジションを作れる可能性があります。
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5. 監査法人で英語を使わない部署に関するQ&A

監査法人で英語を使わない部署に関するQ&Aをまとめました。
① Big4と中小監査法人、英語が少ないのはどちら?
一般的には中小監査法人の方が英語使用頻度は低いと考えてよいでしょう。
Big4はグローバルネットワークを持つため、海外案件や国際基準への対応が業務に組み込まれているチームが多くあります。
ただしBig4でも、国内クライアント中心のチームに配属されれば英語の機会は限られます。
「どの法人に入るか」よりも
「どのチームに配属されるか」
の方が、英語の使用頻度は大きく変わると感じています。
② 英語ができなくてもUSCPAを目指す意味はある?
あります。
USCPAは英語で試験を受ける資格ですが、合格後に英語を使い続けることが目的ではありません。
- 会計基準の理解
- 財務諸表の読み方
- 国際的な会計の考え方
などを体系的に学べる点に大きな価値があります。
英語は「試験に合格するためのツール」として割り切り、合格後は国内の専門家として活躍するという選択肢は十分ありだと思っています。
実際に私自身もUSCPAを活かしつつ、国内案件を中心に業務を進めていました。
③ 監査法人の面接で「英語が苦手」と言っても大丈夫?
正直に伝えることは必ずしもマイナスではありませんが、伝え方が重要です。
「英語が苦手なので英語を使いたくない」ではなく、
「国内の専門領域に集中して強みを活かしたい」
という表現に変えるだけで、印象はかなり変わります。
面接官も、すべての採用候補者に高い英語力を求めているわけではありません。
国内特化チームへの配属を前提とした採用枠であれば、英語力よりも
- 会計知識
- 分析力
- コミュニケーション力
の方が重視される場合があります。
④ 配属後に希望外のチームになった場合、異動はできる?
異動は可能ですが、タイミングと動き方が重要です。
入社直後から「異動したい」と言い続けるのは逆効果になりかねません。
まず現在の業務で実績を出した上で、配属希望調査や人事面談のタイミングを活用して希望を伝えるのが現実的かもしれません。
上司との信頼関係を築きながら
「この方向性でキャリアを築きたい」という意思を継続的に示す
ことが、希望チームへの異動につながりやすくなると思います。
まとめ:監査法人で英語なしキャリアは十分に実現できる

この記事のポイントを整理します。
- 英語をほぼ使わない部署(国内監査・税務)は確実に存在する
- 会計アドバイザリーでも、「読む」機会はあっても「話す」機会は少ない
- 面接・配属希望調査・1on1で「国内案件志向」を継続的に伝えることが重要
- 英語なしでも5年後のキャリアはマネージャー昇格・事業会社転職・独立の3択がある
- 英語力より専門性・資格・国内人脈がBig4の外でも通用する武器になる
英語コンプレックスがあってもBig4でキャリアを積めるか不安に思っている方に、「やり方はある!」と伝えたいと思います。
私自身も最初から英語が得意だったわけではありませんし、それでも専門性を武器にキャリアを作ってきました。
ぜひ国内特化のスペシャリストとして、自分だけの強みを築いていってほしいと思います!
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