SNSなどで「bussin」という言葉を見たことがある方は多いと思います。
初めてこの表現を見た時には、どんな意味かわからないですよね。
当記事を読んでいただければ英語スラング「bussin」の意味や使用方法について間違いなく理解を深めることができます。
「bussin」とはどんな意味?
早速ですが「bussin」(バッスン)は、欧米圏で使用される英語のインターネットスラングで、主に
- 「とてもおいしい」
- 「最高」
- 「とても素晴らしい」
という意味を持つ形容詞です。
特に食べ物に関して使われることが多いですが、食べ物以外の素晴らしいものについても使われる場合があります。
「bussin」の例文・使い方
そんな「bussin」の具体的な使用例をみていきましょう。
1.食べ物に使う場合
"This pizza is bussin!"
(このピザ、めっちゃうまい!)
"That burger was bussin. I want another one."
(あのバーガー、最高だった。また食べたい。)
2.他の状況で使う場合
食べ物以外にも、例えば相手の服装などを褒める場合にも使えます。
"Her outfit is bussin!"
(彼女の服装、めっちゃカッコいい!)
音楽やエンタメなど。
"This new album is bussin. Every song is a hit!"
(この新しいアルバム、最高だよ。全部の曲がヒットするね!)
"That dance performance was bussin. The crowd loved it!"
(あのダンスパフォーマンス、最高だったよ。観客も大喜びだった!)
イベントや場所をほめるときなど。
"The party last night was bussin. Everyone was having so much fun!"
(昨夜のパーティー、めっちゃ楽しかったよ!みんなすごく楽しんでた。)
"This amusement park is bussin. The rides are amazing!"
(この遊園地、最高だよ。乗り物がすごいんだ!)
さらには、モノや経験などにも使えます。
"This new phone is bussin. The camera quality is insane!"
(この新しいスマホ、めちゃくちゃすごいよ。カメラの画質がやばい!)
"The view from the top of the mountain was bussin. I couldn’t believe my eyes."
(山頂からの景色、やばかった。信じられないくらい綺麗だった。)
守備範囲の非常に広い便利なスラングです。
「bussin」に似ている英語表現10選
続けて、bussin以外の類似の英語表現をいくつか紹介します!
「cool」が代表的な言葉ですが、それ以外にも褒め言葉はたくさんあります。
意外と登場シーンは多いので覚えておいて損はないです。
1. Fire(ファイア)
意味:「すごくいい」「めっちゃかっこいい」
対象:ファッション、音楽、映画など。
"Your jacket is fire!"
(そのジャケット、めっちゃカッコいい!)
2. Lit(リット)
意味:「盛り上がってる」「最高」
対象:イベントや雰囲気。
"The concert was so lit!"
(コンサート、すごく盛り上がってた!)
3. Dope(ドープ)
意味:「クール」「カッコいい」
対象:ファッション、物、行動など。
"Your sneakers are dope!"
(そのスニーカー、めっちゃカッコいい!)
4. Slay(スレイ)
意味:「完璧」「最高の出来」
対象:ファッション、パフォーマンス、行動。
"You slayed that performance!"
(そのパフォーマンス、最高だったよ!)
5. Sick(シック)
意味:「めちゃくちゃカッコいい」(※否定的な意味もあるので文脈に注意)
対象:行動、デザイン、出来事など。
"That car is sick!"
(あの車、めっちゃカッコいい!)
6. Goat(ゴート)
意味:「史上最高(Greatest Of All Timeの略称)」
対象:人物や出来事。
"Michael Jordan is the GOAT of basketball."
(マイケル・ジョーダンはバスケットボールの史上最高の選手だ。)
7. Gucci(グッチ)
意味:「大丈夫」「素晴らしい」
対象:全般的に使えるポジティブな表現。
"Everything is Gucci now."
(今は全部順調だよ。)
8. W(ダブリュー)
意味:「勝利」「良いこと」("Win" の略)
対象:状況や結果。
"Getting that job was a big W."
(あの仕事を手に入れたのは大勝利だね。)
9. Vibe(ヴァイブ)
意味:「雰囲気がいい」「心地いい」
対象:場所や人、出来事の雰囲気。
"This place has such a chill vibe."
(この場所、すごくリラックスした雰囲気だね。)
10. Hype(ハイプ)
意味:「盛り上がってる」「期待通りにすごい」
対象:イベント、流行、物。
"The new movie is so hype right now."
(その新しい映画、今めっちゃ話題だよ。)
「bussin」以外の褒め言葉の使い分け方法
上記の褒め言葉をシチュエーション別で使い分けると以下のとおりです。
- ファッションや物を褒める:Fire, Dope, Sick
- イベントや雰囲気を褒める:Lit, Vibe, Hype
- 人や行動を褒める:Slay, Goat, W
「bussin」と対義的な英語表現10選
最後に、bussinと反対の意味を持つ英語表現をご紹介します。
「bussin」の反対の意味を持つ表現としては、「ひどい」「全然よくない」「平凡」といったニュアンスのスラングや表現があります。
1. Mid(ミッド)
意味:「平凡」「普通すぎる」
特に期待外れなものや、印象に残らないものを指します。
使用例:
"That movie was mid. Nothing special about it."
(あの映画、普通だったね。特に特別なところはなかった。)
2. Trash(トラッシュ)
意味:「ひどい」「最悪」
質が悪いものや価値がないものに使います。
使用例:
"This song is trash. I can’t believe it’s popular."
(この曲、ひどいね。これが人気なんて信じられない。)
3. Lame(レイム)
意味:「つまらない」「ダサい」
面白くないものやかっこ悪いものを指します。
使用例:
"That joke was so lame. No one laughed."
(そのジョーク、めっちゃつまらなかったね。誰も笑わなかった。)
4. Dead(デッド)
意味:「流行遅れ」「終わっている」
流行が過ぎたものや、盛り上がらないものを指します。
使用例:
"That trend is dead now. No one does that anymore."
(あの流行、もう終わったね。誰もやってないよ。)
5. Weak(ウィーク)
意味:「弱い」「説得力がない」
パフォーマンスや内容が物足りないときに使います。
使用例:
"Their performance was weak compared to last year."
(今年のパフォーマンスは去年に比べて弱かったね。)
6. Boo(ブー)
意味:「ダメ」「面白くない」
感じが悪いものや失敗に対して使います。
使用例:
"This party is boo. Let’s leave."
(このパーティー、面白くないね。帰ろう。)
7. Flop(フロップ)
意味:「失敗」「期待外れ」
作品や計画がうまくいかなかったときに使います。
使用例:
"That movie was such a flop. It barely made any money."
(あの映画、大失敗だったね。ほとんどお金を稼げなかった。)
8. Dry(ドライ)
意味:「盛り上がらない」「退屈」
イベントや会話が面白くないときに使います。
使用例:
"This party is so dry. There’s no music or dancing."
(このパーティー、めっちゃ退屈だね。音楽も踊りもないし。)
9. Corny(コーニー)
意味:「古臭い」「イマイチ」
ダサい、またはあまりにも感傷的なものに対して使います。
使用例:
"That love scene was so corny. It made me cringe."
(あのラブシーン、めっちゃ古臭くて見てて恥ずかしくなった。)
10. Basic(ベイシック)
意味:「普通すぎる」「個性がない」
平凡で他のものと区別がつかないときに使います。
使用例:
"Her outfit is so basic. Everyone dresses like that."
(彼女の服装、普通すぎるよ。みんなあんな感じの服を着てる。)
まとめ:「bussin」は幅広く使える便利な英語スラング
以上のとおり、「bussin」という英語スラングの意味についてご紹介しました。
いわゆる「最高」「めっちゃいい」「やばい」といったポジティブな感情を表現するのにぴったりなフレーズですよね。
ぜひ今回の記事を活用いただいて、英語力の向上を目指されてみてはいかがでしょうか。