このような疑問・お悩みをお持ちではないでしょうか。
- 簿記2級を持っているけど、これだけで経理に転職できるの?
- 第二新卒という立場で、簿記2級はどこまで評価される?
- 転職先の選び方や、次に取るべき資格が分からない
- 転職活動と資格勉強、どう両立すればいい?
この記事では、会計未経験からBig4監査法人へのキャリアチェンジを経験した私が、簿記2級を持つ第二新卒の転職戦略をリアルな視点でお伝えします。
結論から申し上げると、
簿記2級は確かに武器になります。
ただし「使い方」を間違えると、その効果は半減してしまいます。
資格の価値だけでなく、
- どの業界・職種に照準を当てるか
- どう次のステップに繋げるか
といった具体的な道筋をお示しします。
早速まいりましょう!
なお、第二新卒のキャリア戦略について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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1. 簿記2級は第二新卒の転職でどこまで使える?

まずは簿記2級の市場価値を理解しておきましょう。
① 採用担当者が見ている「簿記2級の本当の評価」
採用担当者は簿記2級をどう見てるのかですが、結論を言えば、
「あれば評価されるが、それだけで採用が決まる資格ではない」
かと思います。
簿記2級は、
- 商業簿記・工業簿記の基礎を理解している
- 財務諸表を読む最低限の素養がある
ということの証明になります。
採用側としては「ゼロから教えなくていい」という安心感を持てる資格だと思います。
ただし、「経理実務の経験」とは別物です。
特に第二新卒の場合、前職が経理でない限り、簿記2級はあくまでも「ポテンシャルの証明」になります。
私自身も会計未経験からキャリアチェンジした経験がありますが、資格よりも
「なぜ会計の道に進もうと思ったか」
「入社後にどう貢献できるか」
をどのくらい語れるかの方が面接では重要だったと思います。
② 差別化になる&なりにくい職種・業界
簿記2級が特に差別化になるのは以下のような企業・ポジションです。
- 経理未経験歓迎の中小企業・スタートアップ
- 税理士法人・会計事務所(経理補助・記帳代行からスタートするポジション)
- 経理派遣・アウトソーシング企業
- 事業会社の管理部門(経理補助・バックオフィス全般)
一方、差別化しにくいのは以下が挙げられるかなと思います。
- Big4や大手コンサルファーム(簿記2級はあくまで最低ラインで、実務経験や英語力が問われる)
- 大手事業会社の経理部(実務経験必須のポジションが多い)
- 財務・M&Aアドバイザリー(より高度な専門知識が求められる)
③ 簿記2級を持つ第二新卒の転職先
私の周りの知人の実際の転職先として多いのは、
- 中小規模の事業会社の経理
- 管理部門
- 会計事務所・税理士法人
- 経理派遣
といったパターンが多いという印象です。
いずれも
「経験はないけれど意欲があり、ベースの知識はある」
という第二新卒ならではの強みが活きます。
特に会計事務所は、勉強中の段階でも採用してくれる事務所が多く、キャリアスタートとして選びやすい選択肢の一つかなと思います。。
2. 第二新卒のための経理・会計系転職先5選!

第二新卒の転職先の選択肢を具体的に整理していきます。
① 経理・財務職:直結するが「即戦力」とのギャップに注意
経理・財務職は、簿記2級と最も直結したキャリアです。
ただし、
「簿記2級=即戦力」とは見られない
という点に注意が必要です。
事業会社の経理は
- 月次・年次決算
- 税務申告
- 資金繰り管理
などの実務が中心です。
第二新卒で経理未経験の場合、「経理補助」や「経理アシスタント」のポジションからスタートすることが現実的です。
年収は企業規模によって大きく異なりますが、中小企業の経理補助であれば
300〜350万円前後
からのスタートが多いかもしれません。
焦らず実務経験を積みながら、年収・ポジションを上げていく戦略が有効です。
② 税理士法人・会計事務所:勉強中でも歓迎される職場
税理士法人・会計事務所は、
第二新卒×簿記2級の組み合わせ
で最も入りやすい転職先の一つだと思います。
それなりの数の事務所で、
- 記帳代行・税務申告補助などの業務からスタートできる
- 実務を積みながら税理士科目の勉強を並行できる
といった環境が整っています。
「簿記2級取得後に税理士を目指したい」
という方には、特に相性の良い職場です。
ただし、中小規模の事務所では年収が低め(300万円前後)になるケースも多い点は覚悟しておきましょう。
一方で、税理士資格取得のための実務経験2年の要件を満たせるため、長期的なキャリア設計としてはアリだと思います。
③ Big4・コンサル:簿記2級だけではやや弱め
私も在籍経験のある「Big4監査法人」と呼ばれる、
- 有限責任あずさ監査法人
- EY新日本有限責任監査法人
- 有限責任監査法人トーマツ
- PwC Japan有限責任監査法人
などやコンサルへの転職は、簿記2級だけでは厳しいですが行けなくもないです。
特に監査法人の場合、
- 公認会計士(短答式合格者含む)
- USCPA合格者・保有者
が競合になります。
私が監査法人にアシスタントとして入った際も、周囲にはUSCPA取得者や会計士受験生が多く、簿記2級はスタート地点でしかありませんでした。
ただし、完全に不可能ではありません。
監査法人のアシスタント職(非公認会計士ポジション)や、コンサルのビジネスサポートポジションであれば、
簿記2級+強い志望動機+英語力+会計士試験(日米)へのチャレンジ欲
の組み合わせで勝負できる余地はあります。
特に、
USCPAの学習開始+英語力(TOEIC700~800点以上が目安)
をアピールポイントとするのがおすすめです。
私もこの方法でBig4監査法人への転職を叶えたのですが、「現在USCPAを勉強中」というだけでも、Big4面接ではそれなりの評価を得られたと感じます。
④ 経理派遣・アウトソーシング:経験を積みながら正社員を目指すルート
「まずは実務経験を積む」という目的であれば、経理派遣・アウトソーシングは非常に現実的です。
正社員での経理転職が難しい段階でも、派遣であれば簿記2級を評価してもらいやすいです。
さまざまな企業の経理業務を経験できるため、短期間でスキルの幅が広がります。
デメリットは雇用の不安定さですが、
「2〜3年で実務経験を積んで正社員に転換する」
という明確な戦略を持っていれば、十分に活用できるルートです。
その後は、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)企業への正社員入社という選択肢もあります。
⑤ 事業会社の管理部門:経理未経験でも入りやすい穴場
あまり語られませんが、
事業会社の管理部門(総務・経理・人事が混在した部門)
は、第二新卒×簿記2級の組み合わせで意外と入りやすい穴場だと思っています。
特にスタートアップや中小企業では、「経理もできてバックオフィス全般を回せる人材」を求めており、簿記2級の知識+汎用的なビジネススキルを評価してもらえるケースがあります。
最初は経理専任でなくても、社内で経理業務の比重を高めていくことで、数年後には「経理経験者」として転職市場に戻ることが可能です。
キャリアの選択肢を広げる意味でも、検討する価値のある選択肢です。
財務・FP&A転職を本格的に考えている方へ
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3. 第二新卒が簿記2級の次に取るべき資格は?

簿記2級を取得した後、どの資格に進むべきかは悩むポイントだと思います。
① 簿記1級・USCPA・税理士科目
簿記1級・USCPA・税理士科目については更なるステップアップとして王道の資格といえます。
簿記1級
- 学習期間:6〜12ヶ月(500〜800時間程度)
- 費用:予備校利用で15〜25万円程度
- 市場価値:大手事業会社・監査法人補助への転職で評価される。ただし、会計士・USCPA取得を目指すなら有効だが、簿記1級単体での転職市場での差別化は微妙
USCPA(米国公認会計士)
- 学習期間:1.5〜3年(1,500〜2,500時間程度)
- 費用:予備校+受験料+ライセンス取得で100〜150万円程度
- 市場価値:Big4・外資系コンサル・グローバル企業への転職で高く評価される。英語力と掛け合わさると市場価値が大幅に上がる。グローバルなキャリアを目指す方には最もコスパの良い資格の一つ
税理士科目
- 学習期間:科目によって異なるが、1科目あたり1〜2年
- 費用:予備校利用で1科目あたり10〜20万円程度
- 市場価値:税理士法人・会計事務所でのキャリアを目指すなら最短ルート。「簿記2級+税理士試験勉強中」は、会計事務所への転職で非常に評価される
このように、どの資格も一長一短があります。
「Big4・外資系を目指したい」ならUSCPA
「税理士として独立・事務所勤務を目指したい」なら税理士科目
「まず転職市場での評価を上げたい」なら簿記1級
というイメージです。
② 転職活動と資格勉強を同時に進めるスケジュールの立て方
「転職活動しながら資格の勉強もしたい」という方は多いと思います。
両立は可能ですが、メリハリのある計画が必要です。
おすすめのスケジュール感は以下の通りです。
- 1〜2ヶ月目:転職活動に集中。エージェント登録、書類作成、面接対策を優先。資格勉強は「維持」程度に留める
- 3〜4ヶ月目:内定が出れば転職活動終了、次の資格学習に本腰を入れる。内定が出ない場合は転職活動継続しながら資格勉強も本格化
- 入社後1〜2年:実務経験を積みながら次の資格取得を目指す
重要なのは、
「転職活動or資格勉強」のどちらかだけで考えないこと
です。
転職活動は3〜6ヶ月が一般的なタイムラインですが、その間も学習を完全に止める必要はありません。
平日は転職活動に集中し、週末は資格勉強に充てるなど、時間の使い方を意識的に設計したほうがいいです。
「コンサルに興味はあるけど、未経験だから不安…」という方向け
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4. 第二新卒&簿記2級のよくある質問(Q&A)

第二新卒&簿記2級に関するよくある質問をまとめました。
① 第二新卒で簿記2級があれば未経験の経理に転職できますか?
可能ですが、ターゲットを絞ることが重要です。
大手企業の経理部門への転職は、未経験では難しいケースが多いです。
一方で、
- 中小企業
- スタートアップの経理補助
- 会計事務所・税理士法人
- 経理派遣
であれば、簿記2級×第二新卒の組み合わせで十分に転職できます。
「経理に転職したい」という目標は共通でも、最初のステップとしてどこを狙うか?で合否が大きく変わります。
まずは入りやすい職場で実務を積み、ステップアップしていく
という戦略が現実的です。
② 簿記2級を取ったばかりでも転職活動を始めていいですか?
始めて大丈夫です。
むしろ早い方が良いかもしれません。
第二新卒は一般的に「卒業後3年以内」が目安とされています。
この枠内であれば、ポテンシャル採用される可能性は十分あります。
逆に、時間が経つほど「第二新卒」としての優位性が薄れていきます。
- 「資格を取ってから」
- 「もう少し勉強してから」
と先延ばしにするよりも、転職活動を始めながら学習を継続するスタイルの方が結果的にうまくいくと思います。
③ 会計事務所とコンサルでは、どちらが第二新卒に向いていますか?
第二新卒×簿記2級の段階であれば、会計事務所の方が現実的です。
コンサルは
- 「問題解決能力」
- 「論理的思考力」
- 「プレゼン力」
など、会計以外のスキルも求められます。
特にBig4コンサル(アドバイザリー部門)は競争率が高く、簿記2級単体では書類選考の段階で厳しくなることが多いです。
一方、会計事務所は
「簿記2級+学習意欲+コミュニケーション力」
があれば、ポテンシャル採用してくれる事務所が多くあります。
まず会計事務所で実務経験を積んでからコンサルを目指す
というルートが現実的ではないかと考えています。
④ 転職エージェントは使った方がいいですか?おすすめはどこですか?
使うべきです。
特に会計・経理系特化エージェントとの相性は良いです。
一般的な転職エージェントは求人数が多い反面、会計・経理系の求人に詳しいアドバイザーに当たるかどうかは運次第です。
会計系特化エージェントであれば、業界の解像度が高く、求職者の状況に合った求人を紹介してもらいやすいです。
コンサル(戦略・FAS)・PE・投資銀行狙いの方向け
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5. まとめ|簿記2級は「使い方」次第で第二新卒の武器になる!

最後に、この記事の要点を整理します。
- 簿記2級は「ポテンシャルの証明」として有効。ただし、それだけで採用が決まる資格ではない
- 狙うべき転職先は、会計事務所・税理士法人、中小企業の経理補助、経理派遣など「未経験歓迎」ポジションが現実的なスタート地点
- Big4・コンサルを目指すなら、USCPA学習開始+英語力強化を組み合わせることで差別化できる
- 次の資格は、目指すキャリアに応じてUSCPA・税理士科目・簿記1級から選ぶ
- 転職活動と資格勉強は並行可能。早めに動き出すことが、第二新卒としての有利な時間軸を活かすことに繋がる
私自身も「会計の知識ゼロ」からのスタートでしたが、会計監査・会計アドバイザリーの仕事に携わることができました。
資格は、使い方次第で確実にキャリアを切り拓く武器になります。
簿記2級という土台はすでにある方。
あとは、どこに向かうかを決めて、一歩踏み出すだけです。
皆さんのキャリアチェンジが成功することを、心から応援しています!
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