このような悩みをお持ちではないでしょうか?
- 転職先を選ぶうえで、研修制度が充実しているかどうかを重視したい
- 「研修なし」の会社に入って放置されたくない
- Big4や大手企業の研修って、実際どんな内容なの?
- 研修が手厚い会社の見抜き方がわからない
事業会社から未経験でBig4監査法人にキャリアチェンジし、会計監査・会計アドバイザリー業務を経験してきた私が、実体験をもとにお答えします。
結論から申し上げると、第二新卒の転職先選びで研修制度は最重要ポイントの一つです。
ただし「研修制度あり」という文言だけで判断すると痛い目を見ることがあります。
何を見てどう比較すればよいのか、詳しい内容を早速見ていきましょう!
なお、第二新卒のキャリア戦略について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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1. 第二新卒が研修制度を転職先選びで重視すべき理由

第二新卒の転職活動では、「給与」「職種」と並んで
研修・育成環境を重視すること
を強くおすすめします。
理由は単純で、第二新卒の段階では「伸びしろ」が最大の武器だからです。
その伸びしろを最大化できるかどうかが、入社後の成長スピードを大きく左右すると思います。
① 新卒と第二新卒では研修の中身が違う
新卒と第二新卒では、研修への会社側の「期待値」が異なります。
新卒研修は「社会人ゼロからのスタート」を前提としているため、
- ビジネスマナー
- 業界知識
- 業務スキル
などを丁寧にカバーするプログラムが組まれているのが一般的です。
一方、第二新卒の研修はいわば"グレーゾーン" です。
社会人経験があるという前提のもと、新卒研修よりも短縮・簡略化されることが多いです。
ところが実態としては、第二新卒が「前職と全く違う業界・職種」へ転職するケースも珍しくありません。
この場合、研修が手薄だと即戦力にも育成対象にもなり切れない中途半端な状況に陥りやすいです。
私自身も異業種からBig4監査法人へ転職した際、会計の「か」の字も知らない状態でした。
それでも入社後に研修制度が整っていたおかげで、業務についていくことができたと感じています。
② 研修が手厚い会社ほど、入社後の成長が早い理由
研修制度の充実度は、その会社の「人材育成への意欲」のバロメーターだと捉えればOkです。
研修が充実している会社には、次のような特徴があります。
- 体系的なカリキュラムがあり、何をいつまでに習得すべきかが明確
- 先輩・上司が「教える文化」を持っており、OJTの質も高い
- 研修を通じた社内ネットワークができ、孤立しにくい
逆に研修が形骸化している会社では、「とりあえず隣の先輩の仕事を見ながら覚えて」というスタイルが横行しがちです。
もちろんそれで成長できる方もいますが、体系的な知識習得という観点では非常に効率が悪いと感じます。
③「OJTのみ」と「座学研修あり」、自分に合うのはどちらか
研修スタイルには大きく分けて
- 「OJT中心型」
- 「座学研修あり型」
があります。
どちらが優れているわけではなく、自分のキャリアステージと習得したいスキルによって向き不向きがあります。
| タイプ | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| OJT中心型 | 実務経験があり、応用力を磨きたい人 | 基礎がないと置いてけぼりになるリスク |
| 座学研修あり型 | 未経験・異業種転職者、体系的に学びたい人 | 座学が多すぎると現場感覚が遅れることも |
第二新卒で未経験領域に踏み込む場合は、
座学研修がある程度用意されている会社
を選ぶほうが無難だと私は思います。
2. 業界・会社別の研修制度を比較する!

「研修が充実している」と言われる会社は複数ありますが、その中身は業界・会社によって大きく異なります。
ここでは私の経験や周囲からの情報をもとに、代表的な業界の研修スタイルを比較します。
① Big4監査法人の研修制度(筆者の実体験)
私も在籍していたBig4監査法人である
- 有限責任あずさ監査法人
- EY新日本有限責任監査法人
- PwC Japan有限責任監査法人
- 有限責任監査法人トーマツ
の研修は、会計業界の中でもトップクラスに充実していると感じています。
私が経験したBig4監査法人の研修には、大きく以下の特徴がありました。
(1)入社時のオンボーディング研修
入社直後に数日〜1週間程度、会社のカルチャー・業務の基本フローを学ぶ研修が実施されます。
監査の基礎的な考え方や、使用するシステムのウォークスルーなどが含まれており、
「何も知らない状態でも動ける最低限のこと」
を学べる内容でした。
(2)階層別・テーマ別の継続研修
- スタッフ
- シニアスタッフ
- マネージャー
といった階層ごとに、定期的な研修プログラムが用意されています。
また、IFRSや内部統制、特定業種の会計処理といったテーマ別の研修も充実しており、自分のキャリアに合わせて学べる環境が整っていると感じました。
(3)eラーニングとライブ研修の組み合わせ
オンデマンドのeラーニングコンテンツが豊富で、業務の合間に自分のペースで学べる仕組みがあります。
一方で、ライブ研修(対面・オンライン)でのケーススタディやグループワークもあり、バランスが取れていました。
私自身、会計未経験で入社した身でしたが、体系的な研修があったことで業務の全体像を早い段階で掴めたと感じています。
② 総合コンサルファームの研修内容と密度
総合コンサルファーム(アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティング等)の研修は、量と密度という観点では業界屈指だと言えます。
特に入社直後の研修は非常にハードなことで有名で、数週間にわたって
- ケース演習
- プレゼン練習
- コンサルスキルのトレーニング
が詰め込まれるケースもあります。
求められるアウトプットの水準が高く、「研修で既に仕事をしている感覚」という声も聞きます。
また、グローバルファームならではのコンテンツも豊富で、
- 海外拠点と連携した研修プログラム
- 英語でのトレーニング
などが用意されていることも多いです。
一方で、コンサルファームはプロジェクトアサインが最優先になるため、「研修を受けたくても業務多忙で参加できない」というジレンマが起きやすい点は覚えておいてほしいと思います。
③ 大手メーカー・金融など事業会社の研修の実態
大手メーカーや金融機関の研修は、「長期育成型」のカルチャーが色濃く反映されています。
大手メーカーでは、入社後1〜3年かけて
- 製品知識
- 業務フロー
- 社内カルチャー
などを段階的に習得させるプログラムが組まれていることが多いです。
OJTと座学のバランスが取れており、じっくり育てるスタイルと言えます。
また金融機関(銀行・証券・保険)では、
- 業界特有のコンプライアンス研修
- 資格取得支援
などが研修プログラムに組み込まれているのが特徴です。
特に資格取得が業務の前提となる職種では、合格まで手厚くサポートしてくれる会社が多いという印象があります。
ただし事業会社やコンサル全般に言えることですが
「研修制度はあるが、実際の現場配属後はほぼOJT」
というケースも少なくありません。
入社前に研修後の育成フローまで確認しておくことが重要です。
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3. 研修が充実している会社の見抜き方

「研修制度あり」と書いてあっても、それが本当に機能しているかどうかは別の話です。
ここでは、転職前に研修の実態を見極めるための方法をお伝えします。
① 求人票の「研修制度あり」は要注意
求人票に「研修制度あり」と書いてある会社の中には、
入社時の1日オリエンテーション
しか実施していないケースもあります。
研修の定義が曖昧なまま飛びつくのは危険です。
面接や選考過程で、以下のような質問をぶつけてみてください。
- 「入社後の研修プログラムを具体的に教えていただけますか?期間と内容を教えてほしいです」
- 「第二新卒で入社した方は、研修後どのような業務からスタートしましたか?」
- 「研修を担当するのは人事部門ですか、それとも配属部署ですか?」
- 「年間の研修にかける一人当たりの予算や時間はどのくらいですか?」
具体的な数字や事例が出てくる会社は研修に本気だと判断して良いと思います。
② OB・OG訪問と口コミサイトの正しい使い方
研修の実態を知るうえで最も信頼性が高いのは、実際にその会社で働いている・働いていた人の声です。
OB・OG訪問では、次のような聞き方が効果的です。
- 「入社後の研修で一番役に立ったと感じたのはどの部分ですか?」
- 「研修が終わって現場に出たとき、研修内容は実務に活きましたか?」
- 「研修が手薄だと感じた点はありますか?」
あるいは、
- OpenWork
- Vorkers
- Openmoney
といった、「教育・研修制度」のカテゴリを確認する方法もあります。
ただし口コミは投稿者の主観が強く、一部の体験に引っ張られることもあるため、複数の口コミを比較して傾向を掴むようにしましょう。
③ 転職エージェントに「研修の実態」を聞くときのコツ
転職エージェントは、求人票には書かれていない内部情報を持っていることがあります。
特にBig4・コンサルへの転職実績が豊富なエージェントは、
- 各社の研修内容
- 育成文化
について詳しい情報を把握しているケースが多いです。
エージェントに聞くときのコツは、次のように聞くのがいいかもしれません。
- 「この会社に第二新卒で入社した方の入社後の流れを教えてください」
- 「研修について不満を持っていた入社者の声はありましたか?」
- 「OJT中心か、それとも座学研修もあるか、ご存知ですか?」
私自身もエージェントを利用した際、担当者から
「この会社は入社後2週間の集合研修があって、その後メンター制度で半年間サポートされる」
などの具体的な情報を教えてもらった経験があります。求人票だけでは絶対に分からない情報でした。
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4. 第二新卒の「研修・成長環境」でよくあるQ&A

第二新卒の研修に関して、よく聞かれる疑問にお答えします。
① 第二新卒は研修なしの会社でも通用する?
結論から言えば、「通用するかどうかは人による」です。
ただし、特に
- 未経験職種
- 未経験業界
への転職を考えている場合は、研修なしの会社は相当なリスクがあると感じます。
研修なしの会社でも成長できる人の共通点は、
「自学自習の習慣がある」
「分からなくても積極的に質問できる」
「業務を通じた試行錯誤を楽しめる」
といった特性を持っていることです。
逆に言えば、これらの素養がある方であれば研修なしでも成長できる可能性が十分あります。
② 研修期間中の給与や待遇はどうなる?
多くの会社では、研修期間中も正規の給与が支払われます。
研修期間だからといって給与が減額されるケースは少数派です。
ただし、次のような例外もあります。
- 試用期間と研修期間が重なっている場合、試用期間中は給与が若干低く設定されていることがある
- 資格取得を条件とした手当が、資格取得後から支給される仕組みになっている場合がある
いずれにせよ、「研修期間中の給与・待遇の変化」については入社前に必ず確認しておくことをおすすめします。
③ 研修が充実している会社ほど倍率が高い?対策はある?
研修制度の充実度と採用倍率には、それなりの相関関係があると思います。
人材育成に本気な会社は総じて人気が高く、採用ハードルも高くなりがちです。
ただし、第二新卒採用は「ポテンシャル採用」です。
以下のポイントを押さえることで十分に勝ち目はあります。
- 転職理由と志望動機を「インプットと実務を通じて成長したい」という文脈で一貫させる
- 前職での成長意欲が分かるエピソードを具体的に準備する
- 「なぜこの会社の研修が自分に合うか」を説明できるようにしておく
面接官は「入社後にどれだけ伸びてくれるか」を見ています。
そこで、
研修への期待と自分の成長ストーリーを結びつける
ことが、第二新卒採用における最大の差別化ポイントではないでしょうか。
④ 入社後に「研修が聞いていた話と違う」と感じたらどうすればいい?
まず自分の主観と実態を切り分けて、「何が違うのか」を整理することが重要です。
「研修が充実していると聞いていたのに、実際はほとんどOJTだった」という場合、次の対応をおすすめします。
- 人事や上司に率直に状況を伝える(「研修についてもう少しサポートしていただけないか」と相談することで、追加の研修機会や教材を提供してもらえるケースがある)
- 社内の自己学習リソースを活用する(eラーニングや社内勉強会など、自分でアクセスできる学習機会を積極的に探す)
- 社外で補完する(オンライン講座・専門書・業界勉強会などで、会社の研修で足りない部分を自主的に補う)
それでも「根本的に環境が合わない」と感じた場合は、早期に動き出すことを恐れないでほしいと思います。
第二新卒のキャリアはまだまだ長いです。
ただし、短期離職を繰り返すことはキャリア上のリスクになるため、まずは内部で解決できないかを真剣に検討した上で判断することをおすすめします。
Big4・コンサル系への独自ルートを持つエージェントに相談したい方向け
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5. まとめ:研修制度で転職先を選ぶためのチェックポイント

最後に、この記事の内容を整理します。
- 研修の中身を確認する(「研修制度あり」という言葉だけで判断しない。期間・内容・担当者を具体的に確認する)
- OJT中心か座学研修ありかを把握する(自分の経験・スキルレベルに合ったスタイルの会社を選ぶ)
- 実際に働いた人の声を集める(OB・OG訪問、口コミサイトで研修の実態を複数ソースから確認する)
- エージェントに実態を聞く(求人票に書かれていない内部情報を引き出すために、具体的な質問を投げかける)
- 研修後の育成フローも確認する(研修期間が終わった後の成長環境(メンター制度、評価サイクル等)まで聞いておく)
業界別の傾向としては、
Big4監査法人・総合コンサルファームは研修の量・質ともに充実している一方で、事業会社は会社によってばらつきが大きい
というのが私の率直な印象です。
第二新卒の転職は、「今後の10年をどう生きるか」の分岐点になり得ます。
給与や職種だけでなく、「自分がどれだけ成長できる環境か」という視点で会社を選んでほしいと心から思っています。
ぜひこの記事を参考に、研修環境も含めた転職先選びをしていただければ嬉しいです!
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第二新卒のキャリアを成功させて年収を最大化したい方は、具体的なキャリアパスと転職戦略について経験者がリアルに解説した以下の記事もぜひチェックしてみてください。
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