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監査とFASのやりがい・スキル・キャリアを徹底比較!転職前に知っておきたい違いとは

USCPA職人

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このような疑問をお持ちではないでしょうか。

  • 監査の仕事にやりがいを感じにくくなってきた…
  • FASってどんな仕事なの?監査と何が違うの?
  • FASに転職したら後悔しないだろうか?

 

USCPAとして、Big4監査法人で会計監査・会計アドバイザリー業務やFASチームとの協業を経験してきた私が、現場感覚を交えながら解説します。

 

結論から申し上げると、監査とFASはやりがいの「質」がそもそも異なります。

どちらが優れているかではなく、「自分がどんな仕事に充実感を感じるか」で選ぶべきキャリアです。

 

詳しい内容を早速見ていきましょう!

 

なお、監査法人での経験を活かしてFAS・会計アドバイザリーへの転職を考えている方は、年収・激務度・面接対策まで経験者がリアルに解説した以下の記事もぜひチェックしてみてください。

こちらも!!監査法人からFAS・会計アドバイザリーへの転職論!激務度・年収・面接のリアルを経験者が暴露

このような悩みはありませんか? 監査の仕事に慣れてきたけど、このままでいいのか不安 会計アドバイザリーやFASって実際どんな仕事なのか知りたい 年収は上がるの?それとも激務すぎて割に合わない? 転職・ ...

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1. 監査とFASは「何をする仕事か」がそもそも違う

監査とFASは、同じ会計・財務のプロフェッショナルが携わる仕事でありながら、仕事の目的やスタイルが根本的に異なります。

① 監査のやりがいと正直なところ

監査の仕事をひとことで言えば、「財務情報の正しさを確かめる」仕事です。

 

  • 企業が作成した財務諸表が適切かどうか、第三者の目線でチェックする
  • その結果として、投資家に役立つ情報を提供する

という使命があります(会計士の方は試験勉強で散々やってますね...)。

 

やりがいとしては、「社会インフラを支えている」という感覚が挙げられます。

 

自分が監査した会社の株が取引所で売買されていると思うと、地味なドキュメント作業にも意味が見えてきます。

私自身、最初の数年はこの感覚がモチベーションになっていました。

 

一方で正直なところを言うと、クライアントの意思決定に直接関わる場面は少ないと感じました。

監査は「事後的に確かめる」仕事なので、ビジネスの現場でリアルタイムに動く感覚とは少し距離があります。

 

これが、会計アドバイザリーやFASへの関心につながる方が多い理由かと思います。

② FASのやりがいと正直なところ

FAS(Financial Advisory Services:ファイナンシャルアドバイザリーサービス)は、

  • M&A
  • 企業再生
  • デューデリジェンス
  • バリュエーション
  • PMI

などを通じて、クライアントの重要な経営判断をサポートする仕事です。

 

やりがいは「意思決定の場に立てる」ことです。

 

  • 企業買収の可否を左右するようなレポートを書く
  • 交渉の場にアドバイザーとして同席する

といった経験が積める点は、監査とは明らかに異なります。

 

FASチームとの協業(会計リスク評価)の経験の中でも、プロジェクトの熱量の高さは外から見ていても伝わってきました。

 

ただし、プロジェクト型の仕事特有のプレッシャーと忙しさは相当なものです。

期限が決まっていて、クライアントの意思決定スケジュールに合わせて動く必要があります(基本、FASチームからはいつもすぐにチャットの返信が返ってきました笑)。

 

「意思決定に関われる」というやりがい&ストレスは、必ずセットで理解しておく必要があります。

③ 両方を経験して、面白さの「質」がどう違ったか

私自身は監査・会計アドバイザリーを経験しており、FASチームとも一緒に働いた立場からお話しします。

 

監査の面白さは「深さ」にあると思います。

  • 一つの会社の財務諸表を徹底的に読み込む
  • リスクを見つける
  • 論点を整理する

といった作業は地味に見えますが、会計のスキルアップとしてはこれ以上ないトレーニングだと感じます。

 

一方、FASの面白さは「スピードと手触り感」ではないかと感じています。

  • 関与した案件が実際にクローズした経験
  • 自分の仕事がビジネスの結果に直結したと感じられた経験

などは、監査にはない感覚だと感じました。

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2. どんなスキルが身につくか

やりがいと同様に、「どんなスキルが身につくか」も転職・異動する際に重要です。

自分のキャリアを長期で設計するうえで、スキルの違いを理解しておきましょう。

① 監査で鍛えられること

監査では主に次のスキルが身につきます。

  • 会計基準(IFRS・日本基準)を読む力
  • ドキュメンテーション能力
  • リスク評価能力
  • クライアントとのコミュニケーション力

 

特に、会計基準を読む力やリスク評価は、監査でしか鍛えられないレベルで身につくと私は思っています。

これは後のキャリアでも確実に武器になります。

② FASで鍛えられること

FASや会計アドバイザリーでは、監査とは異なる実践的なスキルが身につきます。

  • 財務モデリング:DCFやLBOなど、実務で使える財務モデルの構築力
  • バリュエーション:企業価値評価の理論と実務
  • デューデリジェンス(DD):M&Aにおける財務・税務調査
  • プレゼンテーション・交渉:クライアントや相手方との折衝の場数

 

FASで身につく財務モデリングやバリュエーションは、CFOポジションや投資ファンドへのキャリアを考えるうえで非常に有利に働きます。

市場価値の観点からも、FASスキルへの需要は高いと感じています。

③ 監査3年+FAS3年の組み合わせがキャリアとして強い理由

以下は、私が個人的に「最強の組み合わせの一つ」と思っているキャリアパスです。

  • 監査3年で会計の地力を固める
  • FAS3年でアドバイザリースキルを積む

 

この順番で経験を積むと、

会計の深い理解を持つ&ビジネス判断を支援できる人材

として、市場価値が大きく高まります。

 

  • M&Aアドバイザー
  • CFO
  • 投資ファンド
  • 外資・日系グローバル企業の財務・FP&Aポジション

など、両方の経験を活かせるポジションは想像以上に多くあります。

 

監査法人からFASへの異動や転職を検討している方に、このルートは強くおすすめしたいと思っています。

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3. 自分はどちらに向いているか

スキルややりがいの違いを理解したうえで、「自分にはどちらが合うか」を考えることが最も大切です。

① 監査の方がやりがいを感じやすい人の傾向

次のような方は、監査でのやりがいを感じやすい傾向があると思います

  • 「正確さ・網羅性」を大切にする人
  • ひとつの会社・業界を深く掘り下げることにやりがいを感じる人
  • チームで長期にわたってクライアントと関係を築くことが好きな人
  • 社会的な使命感が強い人

 

私自身も、会計アドバイザリーに移る前は監査の「深掘り感」が好きでした。

長期的にクライアントと関わりながら、財務諸表を丁寧に分析する作業は、向いている人には本当に面白いと思います。

② FASの方がやりがいを感じやすい人の傾向

一方、FASでやりがいを感じやすい方の傾向は次のとおりです。

  • 「意思決定の現場に立ちたい」という欲求が強い人
  • 短期集中型のプロジェクトが好きな人
  • 財務モデル・数値分析で具体的な答えを出すことが好きな人
  • 成果が見える仕事・手触り感のある仕事に充実感を感じる人

 

監査からFASに移った方々の話を聞くと、

  • (厳しい意見も感謝の言葉も含めて)クライアントから直接フィードバックがもらえる
  • 案件がクローズした瞬間の達成感が格別

という声が多いです。

③ どちらも活かせる「両利きのキャリア」という選択肢

実は、監査かFASかという二択で考える必要はありません。

 

私の在籍していた会計アドバイザリーは、監査の会計知識を土台にしながら、アドバイザリー的な関与ができる領域です。

私自身がこのポジションに魅力を感じたのも、「会計の深さ」と「クライアントへの直接貢献」を両立できる点でした。

 

「監査の地力を活かしつつ、もう少しクライアント側の仕事をしたい」

という方には、FASへ一足飛びに転職するよりも、まず会計アドバイザリー領域を検討する価値はあると思います。

段階を踏むことで、後悔のない選択につながりやすいと感じています。

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4. 転職・異動を決める前に現場の声を聞く方法

どれだけ情報収集しても、現場の実態は内部の人に聞くのが一番です。

想像だけで判断すると、入ってから「イメージと違った」となりかねません。

① OB訪問や社内の人に聞くべきこと(3つの質問例)

OB訪問や社内のFASチームへの情報収集では、次の3つの質問が特に有効だと思います。

  1. 「一週間の仕事の流れを教えてください(実態をチェックする)」
  2. 「入ってから一番ギャップを感じた点は何ですか?(ネガティブ要素も知る)」
  3. 「監査出身の方が多いですか?入ってから活きたスキルは何ですか?(自分のスキルが通用するか確かめる)」

 

一方、「やりがいはありますか?」という質問は、相手が良いことしか言わないので避けた方が無難です。

具体的な質問ほど、リアルな情報が出てきます。

② 転職エージェントから現場のリアルを引き出すコツ

転職エージェントを使う場合、

「どんな人が定着していますか?どんな人が辞めましたか?」

という質問が特に有効です。

 

エージェントは採用成功で報酬を得るため、良い情報を多く伝えがちです。

そのためあえて、「この会社・部署に合わない人の特徴」を聞くことで、より中立的な情報を引き出せます。

 

私自身も転職を検討したときにエージェントに相談しましたが、「合わない人の特徴」を聞いてから、自分との適合性を冷静に判断できるようになりました。

押し売りもなく、むしろ「焦らなくていい」と言ってもらえたことで、安心して情報収集できたと感じています。

5. まとめ:監査とFASのやりがいの違い、どう判断するか

最後に要点を整理します。

  • 監査のやりがい: 会計の深さ・社会的使命感・長期的なクライアント関係
  • FASのやりがい: 意思決定への直接関与・手触り感・プロジェクトの達成感
  • スキルの違い: 監査は会計力とリスク評価。。FASは財務モデリング・バリュエーション・交渉力
  • 向いているのは: 監査は「正確さ・深さ」重視の方。FASは「現場への関与・成果の見える仕事」重視の方
  • おすすめの考え方: 監査3年の地力を活かしてFASに行く。または会計アドバイザリーで「両利き」のキャリアを作る。

 

どちらが正解かは、あなたの価値観次第です。

 

ただ、「なんとなく飽きたから転職」ではなく、

自分がどんな仕事にやりがいを感じるか?

を言語化してから動いたほうがいいと思っています。

 

監査で積んだ会計スキルは、どのキャリアに進んでも必ず活きます。

その地力を土台に、次のステップを焦らず選んでいただけたら嬉しいです。

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