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監査法人から事業会社経理に戻りたい!転職成功者のロードマップ

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このような悩みをお持ちではないでしょうか。

  • 監査法人の繁忙期がしんどくなってきて、もう少し落ち着いた働き方がしたい
  • 結婚・出産を機に、キャリアの方向性を見直したい
  • 事業会社の経理に戻りたいが、自分の監査経験がどう評価されるか不安
  • 年収をなるべく落とさずに転職できるか知りたい

私自身、事業会社の営業からBig4監査法人にキャリアチェンジしました。

会計監査・会計アドバイザリー業務を経験してきた立場から、「監査法人から経理への転職」というテーマをリアルな視点でお伝えします。

 

結論から申し上げると、監査法人出身者が事業会社の経理に転職することは十分可能です。

ただし「監査経験をそのまま持っていけばOK」というほど単純ではなく、準備と見せ方の工夫が重要になってきます。

 

詳しい内容を早速見ていきましょう!

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監査法人からの転職を検討している方は、まず以下の記事で退職〜転職の全体の流れをつかんでおくと動きやすいです。

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1. 「経理に戻りたい」と思うのはなぜ?

まずは、「経理に戻りたい」と思う理由を深掘りします。

①激務・出張・クライアント対応が続いて「落ち着いて働きたい」と感じてきた

監査法人の働き方の特徴は、繁忙期の波が大きいことです。

3月・12月の決算時期には終電ギリギリまで働き、複数クライアントを掛け持ちしながら、それぞれの業界・会社のルールに合わせて動く。

これを数年続けると、「1つの会社にじっくり向き合いたい」という気持ちが出てくるのは自然なことだと思います。

 

また、クライアント対応の面でもストレスがあると思います。

監査は「チェックする側」ですから、クライアントとの関係が緊張感を帯びることもあります。

「もし自分が経理の中の人だったら...」

と想像したことがある方は、少なくないのではないでしょうか。

 

さらに、出張が多い部門・クライアントを担当している場合は、体力的にもキツい状況が多いと思います。

こうした積み重ねが、「安定した環境でキャリアを続けたい」という気持ちを強めるかもしれません。

②結婚・出産・親の介護で、仕事への向き合い方が変わってきた

私自身も、家族の諸事情で他の場所に...と考えたことがあります。

そのとき初めて、「腰を落ち着けて長く働ける環境」のありがたさを実感しました。

 

キャリアの優先順位は、ライフイベントで大きく変わります。

  • 結婚
  • 出産
  • 親の介護

など、いずれも「仕事だけに全力を注ぐ」がしづらくなるライフイベントです。

これを機に転職を考えることは、決して逃げではありません。

むしろ、自分の人生設計を長期的に考えている証拠だと思っています。

 

転職のタイミングという観点では、ライフイベントの直前・直後よりも、少し落ち着いてから動くほうが選択肢を比較しやすいです。

焦らず、自分の状況と向き合いながら進めていただければと思います。

2. 監査法人から経理に転職するとき、強みになること&壁になること

監査法人から経理に転職するとき、強み・弱みについても触れていきます。

①経理部門から見て「使える」と思われるスキル

率直に言うと、Big4出身というブランドは事業会社の経理採用でも効きます。

特に効果が大きいのは以下の場面です。

  • 上場企業や上場準備中の会社で、J-SOX対応(内部統制)を整備したいというニーズがある場合
  • CFOやコントローラーが「外部の目を持った人材」を求めている場合
  • 監査対応の経験を活かして、監査法人との窓口役を担ってほしい場合

特に「財務諸表を俯瞰する視点」は、監査経験から自然に身につくスキルです。

経理担当者が個々の仕訳に集中しがちな一方で、

「この数字が全体の中でどういう意味を持つか?」

を読む力は、監査出身者の強みとして評価されやすいと感じます。

②入社後に感じやすいギャップ

一方で、実際に入社してから「こんなはずじゃなかった...」と感じるポイントもあります。

あらかじめ知っておくだけで、心の準備がずいぶん変わります。

(1)実務の薄さ問題

  • 監査は「会社の数字を検証する」立場
  • 経理は「数字を作る」立場

です。

伝票起票、月次決算の締め作業、残高確認など、地道な処理業務が思った以上に多いです。

状況によっては「監査のほうがレベルが高い業務をしていた」と感じてしまうケースもあります。

(2)社内調整の難しさ

監査法人では社外のクライアントと仕事をしますが、経理は社内の

  • 営業
  • 経営企画
  • 購買
  • 人事

といった各部門との調整が日常業務です。

この「社内の根回し」「関係者の巻き込み方」が、最初はとまどいのタネになることがあります。

(3)処理スピードへのプレッシャー

月次・四半期・年次の締めに向けて、

  • 「正確さ」
  • 「スピード」

を両立させる必要があります。

監査では論点によっては時間をかけることが許されていても、経理の現場では締め切りが非常に厳しいことも多いです。

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3. どんな会社・ポジションを狙えばいいか

続けて、どんな会社・ポジションを狙えばいいかについても考えてみます。

①上場企業と非上場企業、監査経験が評価されやすいのはどっちか

監査経験が最も評価されるのは、上場企業・上場準備中(IPO準備中)の会社です。

上場企業では金商法監査への対応が必要なため、「監査法人と渡り合える人材」のニーズがあります。

 

特にIPO準備中の企業は、

  • 内部統制の整備
  • 開示資料の作成
  • 監査法人との折衝

などで即戦力を求めており、Big4出身者は非常に歓迎されるポジションです。

 

一方、非上場企業(オーナー系・中堅中小)では、監査経験が「すごいね」とは言われても直接的な評価につながりにくいことがあります。

会計処理がシンプルな分、監査の知識を活かす場面が少ないためです。

ただし、将来のIPOや上場子会社の管理などを視野に入れている会社であれば、非上場でも高く評価される可能性があります。

②マネージャー候補とスペシャリスト採用、どちらを目指すか

これは、あなたが

  • 「人をまとめること」
  • 「専門性を深めること」

のどちらに意欲があるか?によって変わってきます。

 

マネージャー候補採用を目指すなら、

  • チームをリードした経験
  • 後輩育成
  • プロジェクト管理の実績

をアピールすることが重要です。

監査法人でのインチャージ経験や、クライアントとの交渉経験がここで活きてきます。

 

一方、スペシャリスト採用を目指すなら、

  • 連結決算
  • IFRS
  • 開示対応

など特定領域の深い知識をアピールします。

 

Big4でのアドバイザリー経験がある方は、

  • 財務DD(デューデリジェンス)
  • M&A対応の経験

などを前面に出すと差別化になります。

 

個人的には、30代前半までであれば両方の可能性をオープンにして探すほうが選択肢が広がると思っています。

最初から絞りすぎず、面接の中で自分に合う会社・ポジションを見極めていく姿勢が大切ではないでしょうか。

③年収はどこまで維持できるか、経理転職のリアル

気になるのが年収の問題かと思います。

率直に申し上げると、監査法人と完全に同じ年収を維持したまま転職できるケースはそれほど多くないのが現実です。

 

ただし、以下のような条件がそろえば、年収を維持・アップさせられる可能性が高まります。

  • 上場企業のマネージャー職以上での採用
  • IPO準備中のスタートアップで、ストックオプション込みの報酬体系
  • 外資系企業の経理ポジション(英語力がある場合)
  • 監査法人での年収が700〜800万円台以下の場合(もともと高すぎない場合は維持しやすい)

逆に、大手上場企業の一般経理職として入社する場合は、年収が下がるケースが多いです。

「最初は年収を落としてでも、5年後を見据えたポジションを取りに行く」

という選択も、結果的にベストな判断になることがあります。

 

今の自分の状況を冷静に見つめつつ転職を成功させるなら、以下の「Big4からの転職の具体的なステップ」をご覧いただければ理解が深まるかと思います。

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4. 選考を通過するための準備と伝え方

続けて、選考を通過するための具体的な準備の進め方をチェックしましょう。

①監査経験を「経理の言葉」にする

これは非常に重要なポイントです。監査の言葉をそのまま書いても、経理担当者の心には刺さりません。

たとえば以下のように、できる限りの具体化をするのがベターです。

  • 「財務諸表監査業務に従事」→「財務諸表全体の整合性・適正性を検証。売上計上基準・棚卸資産評価・引当金計上など主要な会計処理を精査」
  • 「内部統制評価(J-SOX)を実施」→「業務プロセスの文書化・ウォークスルー・運用評価を担当。統制の不備を識別し、改善提言まで関与」
  • 「クライアントのCFOと折衝」→「経営層への財務報告に関する説明・調整を主導」

ポイントとしては「監査をしていた人」から「財務に詳しい実務家」として見せる意識が大切です。

読む側が経理部長・CFOであることを念頭に置いて、自分の経験を「経理の現場に役立つスキル」として伝えられるようにしましょう。

②面接で「なぜ経理に移るのか」を前向きに話すコツ

面接でほぼ確実に聞かれるのが

「なぜ監査法人から経理に転職するのですか?」

という質問です。

ここで気をつけたいのは、「監査が嫌になった」という後ろ向きな印象を与えないことです。

 

正直な気持ちとしては

  • 疲れた
  • しんどかった

という部分があるとしても、それをそのまま伝えるのは得策ではありません。

 

おすすめの構成は次のとおりです。

  1. 監査で学んだこと
  2. 経理への関心が高まった理由
  3. 入社後に実現したいこと

という流れで組み立てます。

 

具体例を挙げると、

監査を通じて多くの会社の財務を見てきた中で、数字を「見る側」から「作る側」に回ることで、経営に直結する仕事をしたいと感じるようになりました。

特に◯◯(会社名)のような成長フェーズにある企業で、財務基盤の構築から関わりたいと考えています。

といった形です。

 

「監査から逃げた」ではなく「経理という仕事に引き寄せられた」というストーリーを作ることが、面接突破のカギになります。

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まとめ:監査法人から経理への転職は「準備」と「見せ方」が9割

最後に、この記事でお伝えしたポイントを整理します。

  • 「経理に戻りたい」という気持ちは、働き方やライフイベントをきっかけに自然に生まれる。ネガティブに捉える必要はない
  • 監査経験は上場企業・IPO準備中の企業では特に評価されやすい。内部統制・財務全体の俯瞰力が強みになる
  • 入社後のギャップ(実務処理・社内調整・締め作業のスピード)はあらかじめ認識しておくことが大切
  • 職務経歴書は「監査の言葉」から「経理の言葉」に置き換える意識を持つ
  • 面接では「監査から逃げた」ではなく「経理に引き寄せられた」ストーリーで伝える

監査法人でのキャリアは、決して遠回りではありません。

その経験を武器として持ったまま、自分らしい働き方のできる経理ポジションをつかみに行ってほしいと思っています。

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