コンサルタントを「クズ」「気持ち悪い」と感じてしまう...
コンサル業異界と関わりを持ったことのある方の中には、このような疑問や不安をお持ちの方もいるかもしれません。
これまであなたがどんな出会いをされたのかにもよりますが、たしかにコンサルタントの中には「クズ」と呼ばれてもおかしくない人も一定数存在します。
私自身、Big4監査法人でUSCPA(米国公認会計士)として監査業務や会計アドバイザリー(コンサル)業務に従事していますが、私も実際に働く中で「あれ?」と思う方に出会ったことがあります。
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今回の記事ではそんなクズ&気持ち悪いコンサルタントの特徴と対処法をご紹介します。
早速、コンサルタントについての理解を深めていきましょう!
クズ&気持ち悪いコンサルタントの特徴
「気持ち悪い」と感じる理由について、コンサルタントの行動を分析することで、その背景や原因を理解することができます。
①高いフィーの割に働かない
会社の禄に仕事しない奴が転職してコンサル行ったので、本格的にコンサルは信用出来なくなった。
— わゴム (@Wagom_P) July 15, 2023
コンサルタントはしばしば高い報酬を受け取りますが、その割には働いてないのでは?と思ってしまうコンサルタントも存在します。
それでいて「コンサル」というだけで高い料金を支払ってるけど意味があるのかと感じてしまう方も多いかと思います。
②話が通じない・話を聞かない
会社の禄に仕事しない奴が転職してコンサル行ったので、本格的にコンサルは信用出来なくなった。
— わゴム (@Wagom_P) July 15, 2023
コンサル業界自体は成長している一方で、しっかりとした専門分野の確立やブランディングができていない会社は潰れている状況。
しかしそれ以前に、クライアントの話を聞かないなど基本的なことができていないコンサルタントはクズと思われても仕方ないです。
専門スキルを発揮する云々の前に、相手がどんなことで悩んでいるのか?をしっかり把握・分析できないとスタートラインにすら立てないのではないでしょうか。
③成果物がイマイチ・期日を守れない
コンサルあるある。文書量が多い。もっと端的に包括した言葉で表せばいいのに、細かすぎて、逆に穴ができてる。
提案資料も文字量が多く、視覚的な見せ方も悪い。タイパといわれてる時代に合わない。#コンサル #コンサルあるある #特にIT系以外— mucamuca (@mucamuca) December 25, 2023
さらにコンサルタントの中には、実用的でなかったり現実離れした提案をする方もいたり。
あるいは上記ツイートのようにわかりづらい成果物が出てくるなど、フラストレーションがたまる状況は色々あると思います。
クズ&気持ち悪いコンサルタントへの対処法
そんなクズ&気持ち悪いコンサルタントへの対処法について以下でご紹介します。
①そもそも関わらない
自分の利益のために囲い込むコンサルってどこの会社にも居て協力したくないんだけど、私は企業と候補者のいいご縁のためにしか考えていないから、そういう負の気持ちはすぐに忘れちゃってスカウトしてる。でも自分の利益のためにしか動けない人は苦手だから二度と関わらないし、お互いにとっても平和。
— Yuki (@ykm5cats) March 10, 2023
クズコンサルタントへの最も確実な対処法は、問題のあるコンサルタントとはそもそも関わらないこと。
できれば早い段階で「このコンサルはやばいのでは...?」と察知しておけるのがベスト。
社長のツテだとか、知り合いの繋がりでコンサルタントに委託するといったことがあれば、
- 本当に自分たちの課題を解決するためのスキルがあるのか
- 仕事は誠実にできるのか、遅延やいい加減な対応はないのか
といった慎重な判断基準を設けておくとなおいいと思います。
また
- 過去の実績
- 評判・口コミ
- 提供されるサービスの内容
を徹底的に調査しましょう。
特に口コミや業界での評価は意外とバカにできないので、以前のクライアントからのフィードバックなどを参考にして、専門性と信頼性を判断することが重要です。
②これまでのコンサルタントの成果物を冷静に分析する
既にコンサルタントとの関係が築かれている場合、彼らのこれまでの成果物を冷静に分析することが次のステップです。
具体的には、提供されたサービスや成果物が契約時に設定された目標や期待値を満たしているかを評価します。
私自身はBig4監査法人の会計アドバイザーとして、今後の会計基準の策定に向けてどんな仕訳・会計処理が考えられるのか?についてクライアントに業務サービスを提供した経験があります。
この時にもクライアントと一緒に、「自分たちが契約内容に沿った対応できているか?」を定期的に擦り合わせたことで、相手の期待に見合った仕事ができているかを把握することができたと感じます。
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もし成果物が期待に満たない場合は、改善策を考える必要があります。
この時に、クライアントに対し、「自分たちのどんなところが不足していたのか?」を聞いて改善しようとする姿勢を見せるコンサルタントであれば多少信頼のおける者ではないかと思います。
コミュニケーションを重ねながら本当にそのコンサルタントがクズなのか?を判断するのが大切です。
③契約の見直しを打診する
どうしてもコンサルタントと折り合いがつかなかった時は、契約の見直しを打診することが賢明です。
具体的には、
- サービスの範囲
- 目標
- 期間
- 費用
といった点で見直すべきポイントを明らかにすることが重要。
このプロセスに誠実に対応しないコンサルタントの場合は、クズと呼ばれる可能性が高いです。
なぜなら、契約の見直しに応じないということは、クライアントからの不満を受け止める覚悟がないとも取れるからです。
この場合は良いチャンスだと思って、堂々と契約の打ち切りなども打診してみるのが有効かもしれません。
土壇場でどんな対応をするかで、そのコンサルタントの本性は明らかになると思います。
まとめ|クズ&気持ち悪いコンサルタントの特徴を知ってムダなコストは減らすべし
冒頭でもお伝えしたとおり、コンサル業界には優秀な方ばかりではなく、クズと呼ばれるような人も一定数存在します。
クズや気持ち悪いと感じるコンサルタントに対処するためには、そもそもそのようなコンサルとの関わりを避けることが重要です。
また、すでにコンサルと契約している場合は、成果物を客観的かつ冷静に分析し、その効果を評価することが対処法として有効です。
コンサルタントといっても多種多様なので、一律に「コンサルはクズ」と考えず良いコンサルタントとのご縁がなかっただけ、と発想を切り替えるのもアリかなと思います。
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