USCPA(米国公認会計士)とは?合格者が徹底解説!

USCPAとは、一体どんな資格なのでしょうか?

会計や財務の分野でキャリアを築くには、どうすれば良いのか、多くのビジネスパーソンが抱える疑問です。

この記事では、USCPA資格の基礎からキャリアパス、資格取得のプロセスまでを分かりやすく解説します。

専門性を高め、グローバルなビジネス界で活躍するための一歩を踏み出しましょう。

USCPA(米国公認会計士)とは?

USCPA(United States Certified Public Accountant)は、アメリカ合衆国で認定される公認会計士の資格です。

この資格は、財務諸表の監査、税務、経理、関連するビジネス業務において国際的に高い評価を得ています。

① USCPAのカンタンな概要

USCPAは、アメリカのビジネスや会計標準に精通した専門家を認定する国際的に認知された資格です。

  • 試験の主催者:AICPAというアメリカの公的機関
  • 試験会場:アメリカの国家資格であるものの世界各地に受験会場があり、日本会場は東京(御茶ノ水)・大阪(中津)の2箇所
  • 出願方法:州ごと
  • 試験内容:必須3科目+選択1科目(出願は州ごとだが試験は統一された内容のため難易度は変わらない)
  • 受験料:1科目約10万円
  • 予備校代:30〜80万円
  • 試験難易度:日本の公認会計士ほどではないがかなり高め
  • 勉強時間1,500〜2,000時間

取得まではかなり大変ですが、合格後にはアメリカだけでなく日本国内でもキャリアの選択肢が広がります。

日本国内でも受験生が増加傾向にあり、特にここ数年はかなり知名度が上がってきている資格と言えます。

② USCPAと日本の公認会計士の違い

USCPAと日本の公認会計士は、活動する法域と専門知識の範囲で異なります。

USCPAはアメリカの会計基準や税制に精通し、国際的なビジネス環境で活躍。日本の公認会計士は日本の会計基準や税制に特化し、国内企業や経済活動に関わることが多いです。

USCPA(米国公認会計士)の資格取得プロセス

USCPAの資格取得プロセスは複雑で要求が高いです。

適切な受験資格を持ち、試験に合格するためには綿密な準備と勉強が必要です。

USCPA資格は、会計の専門性を示すと同時に、キャリアにおける重要なステップとなります。

① USCPAの「受験資格」の確保

USCPA資格取得のプロセスは、まず受験資格を確保することから始まります。

この「受験資格」がなかなか厄介ものです。

会計や経営について全くの初心者でも受援資格を得ることは可能ですが、追加での会計学やビジネスに関する単位を取得する必要があります。

日本の公認会計士試験は誰でも受験可能となっているだけに、受験までのハードルはUSCPAの方が高いと言えます。

受験資格については以下でご紹介しています。

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② USCPAの試験内容

受験資格を得たら、続けてUSCPAの試験に進みます。

試験科目は以下の通り。

  • コア科目3科目:合格必須
  • ディシプリン(選択)科目:3科目あるうち1科目に合格する必要がある

それぞれの科目について簡単にご紹介します。

コア科目

  • AR(財務会計): 財務会計では、会計原則や基準、財務報告の構造に関する深い理解が求められます。企業の財務諸表作成や会計処理の方法を学び、分析する能力が必要です。
  • AUD(監査及び証明業務): 監査及び証明業務では、監査の標準やプロセス、監査証拠の評価に重点を置いています。内部管理やリスク評価の知識が求められ、監査業務に関する包括的な理解が必要です。
  • REG(米国連邦税法及び諸規制): 米国連邦税法及び諸規制では、米国の税法やビジネスに関連する法的規制について学びます。税法の解釈や適用、規制への対応に関する知識が中心です。

上記の3科目が必ず突破する必要のある科目です。

ディシプリン(選択)科目

  • BAR(ビジネス分析と報告): ビジネス分析と報告では、ビジネスのパフォーマンス分析や財務報告に重点を置いています。データ分析や解釈、効果的な報告作成の技術が求められます。
  • ISC(情報システムとコントロール): 情報システムとコントロールでは、情報技術とビジネスプロセスの統合、リスク管理、システムの監査に焦点を当てています。
  • TCP(税務コンプライアンスとプランニング): 税務コンプライアンスとプランニングでは、税務計画、コンプライアンス、税務戦略に関する深い知識が求められます。税法の適用と税務リスク管理に重点が置かれています。

上記3科目のうち1科目に合格する必要があります。

2024年から試験制度が大きく変わったので、これからUSCPAを目指したい方にとってはベストタイミングと言えます!

③ USCPA資格取得のための学習方法

USCPA資格の学習を始めようと思い立ったら予備校の利用が合格までの最短ルートです。

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USCPAのキャリアパス

USCPAは会計および財務の専門家としてのキャリアを広げてくれる魅力的な資格です。

国内外での職業機会が豊富で、USCPAを持っていることでキャリアの選択肢は大きく広がります。

① USCPAとしてのキャリアの展望

USCPAとしてのキャリアは多様です。

  • 会計監査
  • 会計アドバイザリー
  • 税務アドバイザリー
  • FAS
  • 外資系企業・日系企業の経理や内部監査
  • FP&A
  • コンサル

など、多くの分野で活躍の場があります。

USCPA資格は、高度な専門性と国際的な認知を提供し、キャリアの成長と進展に寄与します。

ちなみに著者の私はBig4監査法人においてアシスタントとして働きながらUSCPA合格後、会計監査や会計アドバイザリーに従事しています。

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コンサル業界においてもUSCPAの活躍の場は多いです。

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② 国内外での職業機会

USCPA資格を持つ方は、アメリカ国内だけでなく、国際的なビジネス環境での職業機会にアクセスできます。

多国籍企業、国際的な会計事務所などでの職務は、USCPA資格者にとって魅力的なキャリアパスとなり得ます。

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③ 新卒にも有利

USCPA資格を持つ新卒はもちろん、学習中の方でも就職活動を進める上で大きなアピールポイントになります。

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まとめ|USCPA資格の魅力とキャリアパス

USCPA資格は、国際的な会計・財務のプロフェッショナルキャリアを歩みたい方にピッタリな資格と言えます。

USCPA合格は自分の人生にとって非常にいい影響があっただけでなく、これからも永続的に自分の将来の選択肢を広げられるようになったと感じます。

上記でご紹介したとおり、取得メリットはかなり多いです。

  • 自分に自信がついた
  • 周りからの評価も変わった
  • 監査法人でも重要な仕事を任されるようになった
  • 食いっぱぐれない・不況に強い
  • キャリアアップで年収を高めていける
  • ワークライフバランスも考えながら仕事を続けていける

USCPAは受験費用も高いのでコスパが悪いと思われる方もいますが、合格さえすれば食いっぱぐれることのない超優良資格だと思います。

ぜひ今回の記事が、USCPAの将来性について知りたい方のお役に立てば嬉しいです。

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