このようなお悩みにお答えします。
「学歴厨」という言葉を聞いたことは多いのではないでしょうか?
この言葉を聞いて、あまりポジティブな印象を持つ人は少ないかもしれないですよね。
今回の記事では、そんな学歴厨について、私立大学を卒業してUSCPA(米国公認会計士)という資格を取得した経歴の私が徹底解説します。
今回の記事を読んでいただければ、学歴厨の意味だけでなく、特徴や遭遇時の対処法までわかるかと思いますので、興味のある方は是非読み進めてみてください!
学歴厨とは?
学歴厨を一言で言えば、学歴に過度にこだわり、他人を見下す人のことです。 詳しく見ていきましょう!
① ネットスラングが隠語化した説がある
インターネット上では、幼稚な発言や行動をするユーザーを
などと呼んで馬鹿にすることがありました。 これが発展し、学歴にこだわる人を揶揄するための言葉として「学歴厨」が生まれたという説があります。 例えば、SNSで
- 「自分は〇〇大学出身だけど、やっぱり他の大学の人はレベルが低い」
- 「だから〇〇大学出身の奴らって、やっぱり低脳だからこういうことするよな」
など、残念な発言をする人が学歴厨の典型と言えます。 それに対しては当然ながら、
といった否定的なコメントが見られます。 が、この言い争い自体、どうでもいいというか不毛ですよね...。
② 学歴+中坊→学歴+厨房→学歴厨 といったような変遷
上記の解説の通りではありますが、「学歴厨」という言葉の由来は、「学歴」に「中坊」を組み合わせて作られたものです。
最初は「学歴中坊」として使われ、その後「学歴厨房」と変化し、最終的に「学歴厨」と省略された可能性があります。
隠語って、違う漢字に置き換えられたりすることが多いですよね(なぜなんでしょう?純粋な疑問)。
今回の学歴厨についてもまさしくそのパターンなのではと思います。
学歴厨の特徴は?
そんな学歴厨ですが、特徴としては学歴を重視し(ここまではまだよいが)、他人を見下すという、これまた残念な特徴があります。
社会に出れば、学歴なんてあってもなくても魅力的な人は魅力だし、学歴厨という発想自体、なんて視野が狭いのか...と悲しくなってしまいますが。
それはそうと、以下に具体的な特徴を挙げます。
① 最終学歴を過度に重視する
学歴厨は最終学歴を極端に重要視します。
どの学校を卒業したかが、その人の人生を決めるとでも思い込んでいるのかもしれません。
他の魅力的な要素があったとしても軽視するんです、そういう人は。 学歴で人を見ること自体はあってもいいと思うんです。
ただ、それがその人の人生すべての否定に繋がるのだけは、どうも納得がいかないです。 そういう人がいたら距離を置きましょう!
② 自分の学歴が高ければ自慢し、相手の学歴が低ければバカにしてくる
また、学歴厨は自分の学歴を誇りに思い、高学歴を自慢する傾向にあります。
そして、相手の学歴が低い場合には、軽蔑的な態度を取りがちです。
ただ、バカにする人にかぎって意外と低学歴だったりしますよね。
多分、学歴厨の人って、どこか学歴コンプレックスが自分の中にあるから生まれてくるんだと思います。
といったマウントを取ること自体、自分の学歴に納得がいっていないから起こり得ることなんだと思います。
③ 大学や大学院への入学方法にもこだわる(推薦入試やAO入試なども攻撃対象)
もっと面倒な話をしますと、学歴厨は大学や大学院への入学方法にもこだわります。
推薦入試やAO入試で入学した人を軽視し、正規の試験で入学したことを誇ります。
私が大学生の時にもいました。
同じ大学、同じ学部に入った学生同士のはずなのに、AO入試というだけで何度も
みたいなことを言う人がいました(嫌味でしかない)。
それに対して言われた側は
と煽るようなことを言っていましたが...。(個人的にはこのような対応を取れる人の方が余裕があって素敵だと思います笑)
といった発言をしているに等しいですが、そんなの社会に出たらまっっったく意味がありません。
むしろ相手に構うヒマなんてありません。
自分の今の学歴におごらず、研究でも英語でも資格でも、自分が必要だと思うことをちゃんと継続すればいいだけなのです。
④ SNSだけでなく実社会にも意外と多い
ただ恐ろしいことに、学歴厨はインターネット上だけでなく、実社会でも存在します。
職場や日常生活の中でも、学歴を基準に他人を評価し、見下す行動を取ることがあります。
例えば、職場で
といった発言をして、他の同僚を萎縮させることがあります。
こういう発言って、褒められる本人にとってみても
と不安を覚えそうですよね。
学歴の話をしすぎると、誰も幸せにはならないのです。 残念ながらこれが世の真理とも言えます。
⑤一流企業ほど学歴厨?
さらには組織的に、入社難易度が高い企業ほど、学歴厨(というか学歴スーパー重視)の権化とも言えるような行動が取られている印象です。
最近でも、一流企業でもあからさまな学歴フィルターがあるとかないとかで話題になりましたよね。
東京一工・早慶上理よりも下の大学(MARCH・関関同立以下?)は、書類選考も通らない、といった企業があるとか...。
残念ながら、そういう企業はほぼ確実に一定数あると思いますし、これからも続いていくと思います。
海外の学歴厨の方がすごい説
ここまで散々、学歴厨ってよろしくないよね、という話をしてきました。
ですが最近思うのは、学歴厨は日本だけの現象ではなく、海外でも存在し、むしろ海外の方が学歴が重視されているんじゃないかということです。
① 日本だけかと思いきや...海外の方が学歴は重視される
というかはっきり言ってしまうと、海外ではさらに学歴が重要視されます。
特にアメリカやヨーロッパでは、学歴が社会的地位や評価に大きく影響します。
以下が、いわゆる海外トップ校と言われる大学。
- アメリカ:アイビーリーグ(ブラウン・コロンビア・コーネル・ダートマス・ハーバード・ペンシルバニア・プリンストン・イェール)・MIT・UCB・UCLAなど
- ヨーロッパ:オックスブリッジ・LBS・HEC・INSEAD・IESEなど
- アジア:清華大学・北京大学・NUS・HKUST・NTU・SMUなど
② アメリカではMBAをはじめとする修士号や博士号があるほどリスペクトの対象
アメリカでは、MBA(経営学修士)や博士号などの高い学位を持つ人が尊敬されます。
例えば、アメリカではアイビーリーグの卒業生限定のイベント・コネクションも多いとのことで、明確な線引きがされているとのこと。
日本よりもアメリカの方が明確な学歴社会と言えそうです。
③ ヨーロッパでも会社の署名欄に「修士号」など書いてステータスを示すこともある
ドイツで働いている知り合いから聞いたのは、ヨーロッパであってもビジネスメールの署名欄に「修士号」や「博士号」といった学位を記載するとのこと。
修士号(Master)・博士号(Doctor)を取得しているだけでもしっかり評価される社会と思われます。
一方の日本では、なぜか難しい学士号がもてはやされ、修士号・博士号となると学歴ロンダリングなど揶揄される対象になったりするなど、真逆の現象が起きています。
本当にそこの大学院での勉強が好きで入学した人もいるはずなのに、どうも色々とズレているような気がします。
学歴が本当の意味で重要視され、認められるのは欧米をはじめとする海外の国々なのかもしれません。
学歴厨への対処法
これまで語ってきた「学歴厨」という存在に対しては、以下の対処法が効果的です。
① 相手にしない
重要なのはまず学歴厨に出会ったら無視すること。
特にSNSでは次から次へと学歴厨が湧いて出てきます。(USCPA界隈ではいわゆる「資格厨」も多いですが...) 学歴厨は学歴にこだわりすぎて、相手の本質を見ていないことが多いです。
無駄な争いを避けるために、相手にしないことが一番です。
SNSで学歴を自慢するコメントには反応せず、スルーすることが有効です。
② 資格取得などで別の魅力的な肩書きを得る
個人的におすすめなのはこの方法。
資格を取得をすることで学歴以上のブランド・肩書きを得ればよいのです。
宣伝というわけではないですが、USCPA(米国公認会計士)は本当におすすめです。
日本の会計士試験ほどの難易度ではないですが、「米国」という肩書きがついているがために、何も知らない人からすれば 「すごそう」 「頭良さそう」 と、勝手にポジティブなイメージを持ってもらえることが多いです。
実際たしかに取得するのはそれなりに大変ですが、いわゆる錯覚資産というか、自分をより魅力的に見せる武器として資格を持っておくのはよいことだと個人的に考えています。
USCPAという資格について興味のある方は以下の記事も読んでみてください。
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まとめ:学歴厨のマウントは無視。
以上のとおり、学歴厨について詳しく解説してきました。
一言でまとめれば、
ことが一番大切かなと思います。
学歴にこだわる人たちの意見に振り回されるのは、本当にどうでもいいですし、人生のムダです。
なんならそういう人たちが現れるSNSも本来であれば見るべきではないですが、もし学歴厨が現れたらとにかく無視するのが大事です。
そんなことよりも自分自身のスキルや魅力を磨き、自分自身が誇れるような肩書き・資格・実績を得るのがよいと思います。
特にUSCPAという資格、本当におすすめですよ!
ぜひ今回の記事が、学歴厨について知りたい方のお役に立てば嬉しいです。