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勉強の悩み

USCPA試験の難易度変化&ダミー問題の対処方法3選!

  • USCPA(米国公認会計士)試験の難易度変化・ダミー問題とは何か知りたい
  • 各テストレットが難易度変化したり、ダミー問題が出た場合の対処方法を知りたい

このようなお悩みに答えます。

まず結論から言えば、

  • 難易度変化とは、テストレット1のパフォーマンス次第でテストレット2が難易度「中」または「難」に変化すること
  • ダミー問題は各科目ごとにMCで12問・TBSで1問・WCで1問(BECのみ)含まれる採点対象外の問題のこと

といったものです。

これらへの対処法としては

  1. 動揺しない
  2. 難しい問題はフラグを立てて後に回す
  3. 時間配分を冷静にコントロールする

の3つが挙げられます。

それぞれ詳細をご紹介していきます。

USCPA(米国公認会計士)試験の問題の概要

USCPA試験は4科目から構成される試験で、各科目の概要は以下のとおりです。

セクション(科目) 試験形式&問題数 テストレット&問題数 目安時間配分(解答時間) 配点比率
FAR MC:66問
TBS:8問
No.1:MC33問
No.2:MC33問
No.3:TBS2問
No.4:TBS3問
No.5:TBS3問
No.1:45分
No.2:45分
No.3:40分
休憩:15分

No.4:60分
No.5:60分
MC:50%
TBS:50%
AUD MC:72問
TBS:8問
No.1:MC36問
No.2:MC36問
No.3:TBS2問
No.4:TBS3問
No.5:TBS3問
No.1:45分
No.2:45分
No.3:35分
休憩:15分
No.4:55分
No.5:55分
MC:50%
TBS:50%
BEC MC:62問TBS:4問
WC:3問
No.1:MC31問
No.2:MC31問
No.3:TBS2問
No.4:TBS2問
No.5:WC3問
No.1:45分
No.2:45分
No.3:40分
休憩:15分
No.4:40分
No.5:70分
MC:50%
TBS:35%
WC:15%
REG MC:76問
TBS:8問
No.1:MC38問
No.2:MC38問
No.3:TBS2問
No.4:TBS3問
No.5:TBS3問
No.1:50分
No.2:50分
No.3:35分
休憩:15分
No.4:50分
No.5:50分
MC:50%
TBS:50%

USCPA試験は、テストレット1~5MC(Multiple choice questions:4択問題)・TBS(Task-based simulations:ケーススタディ問題)・WC(Written communication tasks:ライディング問題 ※BECのみ)4時間以内に解く試験です。

たとえば以下はAICPAのSample Testからの抜粋ですが、各テストレットの右上に「Submit testlet」ボタンがあるのでクリックします。

次の画面の「Submit testlet」を引き続きクリックすると前のテストレットには戻れない仕組みとなっています。

テストレット1のMCからテンポよく解いていかないと、後半のTBS(BECのみWCも)で時間が足りずに空欄のまま解答終了となってしまう可能性があります。

私の場合、特にFARのTBSやREGのMCで時間がギリギリになってしまった経験がありました。AUDもMC・TBS問わず文章の長い問題も出題されるので、読解スピードが問われます。また、BECライティング問題(テストレット5)に関しては、少なくとも60分以上は確保しておいた方が安心感があると思います。

USCPA試験の難易度変化とは

 

 

本題ですが、USCPA試験には各テストレットを進めるうえで「難易度変化(multi-stage testing)」というものが存在します。

AICPA(USCPA試験を作成する公的機関)発表の「How is the Uniform CPA Examination scored?」によれば、難易度変化について以下のように解説されています。

  • テストレット1のMCはすべて「medium(難易度中程度)」レベルからスタートする
  • テストレット2のMCは受験者のパフォーマンスが良くない場合「medium(難易度:普通)」、良かった場合「difficult(難易度:難しい)」に切り替わる
  • テストレット1・2の採点方法は、すべての問題の難易度をふまえて公平に採点される
  • テストレット3以降のTBS・WCは、テストレット1・2のパフォーマンスの影響は受けず、難易度変化することはない

また、AICPAがこのような難易度変化ルールを採用している理由については以下のように述べられています。

AICPAが難易度変化ルールを採用しているのは、試験問題が各受験者の習熟度に合致しており、より少ない問題数で正確な習熟度の推定が可能であるためである。

明確な基準は提示されてませんが、つまりは「難易度の低いMCを落とすと減点が大きく、難易度の高いMCに正解すると加点が大きい」という意味だと考えられます。

USCPA試験のダミー問題とは

 

 

もうひとつの本題「ダミー問題(Pretest Questions)」です。

以下も難易度変化の記述と同様、AICPAの公表資料からの抜粋です。

  • 問題にはOperational Questions(普通の問題)とPretest Questions(ダミー問題)の2種類が含まれる
  • Pretest Questions(ダミー問題)採点対象外である
  • 各科目ごとのPretest Questions(ダミー問題)は、MCに12問・TBSに1問・WCに1問(WCはBECのみ)が含まれる

ポイントは、3番目に記載した「MCに12問・TBSに1問・WCに1問」のダミー問題が出題される点です。

また、ダミー問題が出題される理由については以下のとおり述べられています。

一定の統計的基準を満たしたダミー問題は、将来的に採点対象の試験問題として使用される。このようなダミー問題の戦略は、USCPAのような大規模なテストでは一般的な方法である。

つまり、将来の試験問題として採用するかを判定するためにダミー問題という制度が採用されています。たしかに、英語訳は「Pretest」なので、意訳すれば「テストとして採用される前の問題」と捉えることができます。

Pretest Questions(採点対象外)がどれかは判別できないです。ダミー問題か否かは勘ぐりしすぎず、すべての問題でベストを尽くすのが合格のカギです。

難易度変化・ダミー問題への対応方法3選

 

以上のAICPAのガイドラインと私が実際に全科目受験した経験を踏まえ、以下のとおり3つの対応方法について解説していきます。

①動揺しない

最も重要なのは、「テストレット2で難易度が変化した」「ダミー問題かもしれない」ということにいちいち動揺しないことです。

実際、他の受験生の声を聴いていると、

  • 難易度変化が分からなかった、そもそも変化しなかった
  • ダミー問題がどれか分からなかった

といった意見も多いです。

個人的な経験としては、難易度変化やダミー問題が分からなかった時の方が合格した傾向が強いです。

なぜなら、合格ラインのレベルであれば、難しいレベルの問題が出ても「難易度変化があったのか?これはダミー問題か?」といった疑いを持つことなく、問題を淡々と解けたと感じたからです。

むしろ重要なのはメンタルです。

たとえば、

テストレット2が難易度が変化しなかった。難しくならなかった=得点率が低い、ということか…?どうしよう今回もダメかもしれない…。

といった負のスパイラルに陥ると、せっかくそれまでのパフォーマンスが良かったとしても、それ以降のテストレットで良いパフォーマンスを発揮できなくなります。

しかし、実際は「絶対不合格だ…」と絶望しながらスコアリリースを待っていると、意外と合格していたりします。(努力してきたこと前提ですが)

なので、本番で重要なのはメンタルコントロール&自分自身との闘いです。

普段から自分のメンタルと向き合い、「試験で難易度が上がろうが変わらなかろうが動揺せず、自分はこういう戦略を取る!」といった準備を進めておくことをオススメします。

②難しい問題はフラグを立てて後に回す

私が通っていた予備校であるアビタスで教えていただいたのは、比較的新しい傾向の問題であればダミー問題の可能性が高いということです。

しかし、個人的に受験した感想としては、

  • 問題文が長すぎて時間がかかる問題
  • 異常に難しい問題

などもダミー問題の対象なのではと推察しています。

これらへの対応としては、難しい問題は後回しにすることです。

再度AICPAのSample Testからの抜粋ですが、後回しにしたい問題は以下のように、問題番号のヨコにあるフラグをクリックして、フラグを立てることができます。これにより、どの問題がまだ終わっていないのかが一目でわかります。

 

このように、「未回答の問題はフラグを立てておいて、できる問題をまず解く」という戦略が有効ですので、是非サンプルテストやリリース問題の演習で慣れておくのが良いです。

③時間配分を冷静にコントロールする

最後に、時間配分のコントロールです。

先述の表にも記載しましたが、各科目の目安となる時間配分は以下のとおりです。

科目 目安時間配分 テストレット・問題数
FAR No.1:45分
No.2:45分
No.3:40分
休憩:15分

No.4:60分
No.5:60分
No.1:MC33問
No.2:MC33問
No.3:TBS2問
No.4:TBS3問
No.5:TBS3問
AUD No.1:45分
No.2:45分
No.3:35分
休憩:15分
No.4:55分
No.5:55分
No.1:MC36問
No.2:MC36問
No.3:TBS2問
No.4:TBS3問
No.5:TBS3問
BEC No.1:45分
No.2:45分
No.3:40分
休憩:15分
No.4:40分
No.5:70分
No.1:MC31問
No.2:MC31問
No.3:TBS2問
No.4:TBS2問
No.5:WC3問
REG No.1:50分
No.2:50分
No.3:35分
休憩:15分
No.4:50分
No.5:50分
No.1:MC38問
No.2:MC38問
No.3:TBS2問
No.4:TBS3問
No.5:TBS3問

難易度が変化したか、ダミー問題がどれかは、受験生側ではまったく判断がつきません。

こちらの配分もあくまで目安なので、もし「MCはガンガン解けるから、TBSやWCにじっくり取り組みたい」といった方であれば、MCの配分を短くするなど戦略は自由に立てられると思います。

各テストレットごとに出来・不出来はあると思いますが、疑りすぎずに自分で決めた時間配分を守ることが本試験を突破するコツです。

まとめ:難易度変化・ダミー問題は勘ぐりすぎず目の前の問題を淡々と対処する

以上のとおり、難易度変化・ダミー問題について解説してきました。

  1. 動揺しない
  2. 難しい問題はフラグを立てて後に回す
  3. 時間配分を冷静にコントロールする

といった3点を事前にシミュレーションしておくことで、本試験もきっと突破できると思います。

今回の記事を読んでいただいた方が、是非1日でも早くUSCPA合格を勝ち取られることを願っています。

もしUSCPA試験の勉強で悩んでいる方は、「USCPA試験に18ヶ月で合格するためのロードマップ」にてUSCPA試験の情報をまとめていますのであわせてご参照ください。

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  • この記事を書いた人

USCPA職人

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