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キャリアの悩み

USCPAのBig4監査法人キャリアを徹底解説します!

  • 監査法人入所後にUSCPA(米国公認会計士)がどんな仕事をするのか知りたい
  • 出世できるのか分からない
  • Big4監査法人内のUSCPAの割合はどのくらいか
  • USCPAは使えないと言われるのは本当か
  • 監査法人の後はどんなキャリアが描けるのか

このような悩みにお答えします。

USCPAの合格科目ゼロの状態で監査法人にアシスタントとして入所した私が、全科目合格後、スタッフとしてどのような仕事をしてきたかをお伝えします。

監査法人へ入所しようか悩んでいる方でも、入所後のキャリアのイメージが沸くような内容になっておりますので是非お読みください!

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USCPA(米国公認会計士)の監査法人入所後の流れ

USCPA合格後、監査法人へ入所するため、まずは面接前後で携わりたい業界・領域を聞かれます。

私の場合は面接時に人事担当の方からヒアリングを受けましたが、監査法人によっては内定後にじっくり希望を伝える場合もあると思います。

私の場合、アシスタントの頃から製造業の監査に携わっていたことから、USCPA合格後の労働契約を締結しなおす際も「このまま製造業でいいですか?」といった簡単な質問で終わりました。

なお契約時の年収に関しても、おおむね自分の想像していた金額を提示いただきました。

その後、概ね1年先までのアサインを敷かれます。

ある意味、最初のアサインはガチャに近いですし、自分の希望どおりに行くかは分からないです。

しかし、「どうしても自分のアサインを変更してほしい!」という強い意志があれば、それを堂々とキャリアコーチや人事に伝えるのが良いです。
(ちなみにどこのBig4も同じだと思いますが、大体はキャリアコーチと定期的に面談して自分のキャリアを振り返る機会があります)

むしろ、「どこでもいいです」というスタンスでいると、時にとんでもないブラックチームへ入れられることもあります。

自分が良い仕事に巡り合えるかは運もありますが、

  • 食品業界の監査に携わりたい
  • IT業界の監査に携わりたい
  • パブリックもかじりたい
  • アドバイザリーもチャレンジしたい

など、なんでもいいので「自分の希望をしっかり伝える」という行動は非常に大事です。

「こんな希望を言ってもどうせ無理だろう」と思う必要はまったくありません。

ちなみに、1週間単位などでチームが変更することもあるので、仮にそりが合わない方がいても一時的な付き合いなのでストレスは少なめです。

むしろ、自分が気に入り、チームの方からも自分のことを気に入ってくれた場合などは、上位職の方がアサイン調整をしてくれる場合もあります。

個人的な監査法人の良いところとしては、人間関係でそこまで困らずに仕事を進められる点が挙げられます。

入所後のUSCPA(米国公認会計士)の仕事内容

アサインが決定した後は、それぞれのチームメンバーと簡単に挨拶し、主に以下の仕事内容が指示されます。

①エクセル検証や資料作成とチームメンバーへの相談の繰り返し

エクセルを使った検証や資料の作成は、1年目のスタッフが最初に任せられる、全体の50%以上の割合を占める業務です。

Big4の場合、大規模な上場企業クライアントを受け持っている場合がほとんどのため、いきなりすべての勘定科目を任せられることはないです。

最初は以下の勘定科目の担当となる傾向が強いです。

  • BS:現預金・貸付金・有形固定資産・借入金・資本
  • PL:売上(小規模なチームの場合)・売上原価(小規模チームの場合)・営業外損益

これらの各勘定科目ごとに、エクセルを中心に検証作業を行っていきます。

例えば現預金であれば

  • 外部金融機関への確認状の発送
  • 期末実査
  • 銀行勘定調整の検証
  • 銀行間振替の検証

といった手続きを行い、結果をエクセルに文書化していきます。

各手続の中で疑問点が生じた場合は、都度チームメンバーに相談して再度トライ、の繰り返しです。

②クライアントとの調整や資料依頼

検証作業を進める中で、「この資料が足りないかも…」といった場面に遭遇します。

しかし実際は他のチームメンバーが証憑を入手済みだったり、自分が証憑の場所を把握できていないだけのパターンがほとんどですが、

  • クライアントの資料提出漏れ(忘れてる・出したくない・資料作成に時間がかかる)の場合
  • クライアントの資料提出ミス(前期資料・違う勘定科目の資料を送ってしまっている)の場合
  • 追加での検証が必要となった場合

といった状況であれば、追加で資料を依頼する必要が生じます。

もし必要な資料が自分の担当に関連するものであれば、クライアントとの調整や資料依頼も自ら行うこととなります。

もちろん、これについても慣れが必要なので、チームの方からサポートしてもらいながら進めていきます。

③定例業務のアシスタントへの切り分け

私はUSCPA合格前からアシスタントとして働いていたので良く分かるのですが、最近のBig4監査法人は「プロの仕事」と「定例業務」を切り分ける傾向が顕著です。 具体的には、

  • いくらやっても終わりが見えない証憑突合結果の文書化
  • 確認状の発送と到着した確認状の確認・文書化
  • 監査報告書などフォーマットの決まっている文書のドラフト

といった、少し前まではJCPA・USCPAに合格した新人が行っていた業務を、アシスタントに切り分けているのです。

アシスタントからすれば、考えなくても良い仕事なので淡々と手を動かす作業が好きな方には向いています。

一方、アシスタントに業務を切り分けて依頼をするのは、新人が行う場面もあります。

意外とこれが大変で、新人であっても業務の目的や内容を理解していないと、業務を切り分けて依頼することができません。

そのため、まずは新人自らやってみてからマニュアルを作成し、アシスタントに共有するといった作業も発生する可能性があります。

この切り出し作業に積極的なチームの場合、既にマニュアルがあればラクですが、切り分け作業が進行中の場合はタスク量が増える点に注意が必要です。

パートナーまでの出世は難しい

以上がUSCPAがBig4監査法人に入所した直後の仕事内容ですが、年次を重ねるごとに難度の高い仕事を任せてもらえるようになります。

これに比例して、ポジションも年収も上がっていきます。 監査法人は大きく分けて4つの職階に分かれ、それぞれ以下の業務を行います。

  • スタッフ:一般社員レベル。手を動かす実働部隊
  • シニア:課長レベル。チームメンバーを取りまとめ、リスクの高い論点を検証する
  • マネージャー:部長レベル。チーム全体を統括する
  • パートナー:役員レベル。監査報告書への署名や監査報酬の交渉を行う

監査法人のハードワークを続けられれば、USCPAであってもマネージャーまでは昇格可能です。

しかし、パートナーレベルとなると、USCPAがなれる可能性はかなり低くなります。

日本企業の監査報告書に署名できるのは日本の公認会計士(JCPA)だけにしか認められていないためです。

ごくまれに、海外の監査部門でUSCPAシングルホルダーがパートナーに登りつめる事例もありますが、かなり門戸は狭いのが現実です。

USCPAを持つ方がマネージャーに昇格した後は、監査法人とは違う環境でのキャリアを歩む方がほとんどではないでしょうか。

Big4監査法人内のUSCPAの割合は体感10%程度

そんなUSCPAですが、実際にBig4監査法人内で占める割合は体感10%ほどです。(90%以上は日本の会計士試験を突破された方というイメージ)

3~4チームにアサインされ仕事をしているうちに自然とUSCPAホルダーに巡り合う、といった頻度です。

その多くはシニアやスタッフの方ですので、年次も近く話しやすい印象です。

また、もしライセンスを取りたいとなった場合もサイナーになってくださる場合があるので、このコネクションを使うのも手です。

ちなみに私の場合は、USCPA合格前のアシスタント時代からUSCPAホルダーの方とお話しする機会に恵まれたので、各科目の勉強方法や合格後の仕事内容などを色々教えていただくことができました。

ちなみに私見ですが、USCPAに合格前からアシスタントとしてBig4監査法人に入所するのはかなりオススメです。

繁忙期はもちろんそれなりに忙しいですが、意外とワークライフバランスが良く、テレワークにも積極的な場合が多いです。

「USCPAは使えない」問題

Googleで検索するとよく出てくる悲しいキーワードが、「USCPA 使えない」。

誰が言い始めたのかは分からないですが、当たり前ですがUSCPA全員に当てはまるなんてことはあり得ません
(これでは、USCPAシングルホルダーでもパートナーになっているという事実すら否定することになります)

一方でJCPA・USCPA関係なく、「この人は仕事ぶりが微妙だな…」という方は一定数います。

「使えない」と言われる方の特徴は

  • 仕事中にサボる
  • 必要な資料をクライアントに依頼していない
  • エクセルの数式のミスが多い
  • 情報のアップデートができていない

といった点が挙げられると思います。

特にUSCPAについては、日本とアメリカで会計基準が異なるために、日本の会計基準のアップデートがどうしても出来ていないことで弊害があるのは事実です。

ですが、これだけで「USCPAは使えない」など言われる由縁はありません。

少なくとも私が監査法人で巡り合った方はほぼ全員、日米会計士関係なく物腰が柔らかく感じのいい方でした。

たまに仕事ぶりが「あれ?」という方もいましたが、業務を進める上ではそれほど大事にはなりませんでした。

なので安心してUSCPA試験にチャレンジし、監査法人に入所していただければと思います。

監査法人の後のキャリアは経理・内部監査・アドバイザリーと様々

USCPA&監査法人での勤務経験の2つを持っているだけで、実はあなたの転職市場の価値は爆上がりします。

たとえば、私が困った時に相談している転職エージェントの「アクシスコンサルティングから集めた求人票は以下のとおりです。

  • 監査法人:年収500~600万円(初年度の場合)
  • 外資系企業の経理:年収500~600万円
  • 外資系企業の内部監査:年収約700万円~
  • 日系企業の経理:年収450万円~600万円
  • 日系企業の内部監査:年収500万円~600万円
  • Big4のアドバイザリー(FAS):年収約600万円~
  • 海外会計事務所(シンガポール):年収約800万円~1,000万円程度

「まったりそこそこ」か「もっと成長できてバリバリ高収入」を目指すかによって次のキャリアは変わると思います。

どんなキャリアへ進むにしても、USCPAを持っていることで自分の次のキャリアの選択肢が増え大きな安心感を得られますので、150万円近くかかっても取る価値が非常に大きい資格だと思います。

まとめ:監査法人入所後のキャリアは間違いなく広がる!

以上、USCPAがBig4監査法人へ入所した後のキャリアについてお伝えしてきました。

監査法人で得られる経験は非常に貴重で、タフながらもやりがいのある仕事ばかりです。

Big4監査法人での経験はつぶしが効き、ここでの実務経験はその先のキャリアでも幅広く活かせそうと感じています。

もし「Big4監査法人への転職を本格的に考えてみたい」という方は、以下のアクシスコンサルティングのキャリアアドバイザーへ相談するのがおすすめです。

私自身も登録して相談したのですが、押し売りもなく真剣に私のキャリアプランを考えていただけたのでかなり信頼できるエージェントだと感じました。

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USCPA(米国公認会計士)はコスパ最強資格!

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  • 海外で働くハードルが下がる
  • 国によってはビザがおりやすくなる
  • 海外トップMBA入学のアピールポイントになる

などなどメリットを挙げればキリがありません。

リスキリングが叫ばれている今こそ、USCPAの勉強をスタートすべきタイミングではないでしょうか。(私自身、USCPAを取得したことで人生が大きく好転しました)

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  • この記事を書いた人

USCPA職人

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