異業種への転職で後悔しないためどうすればいいのか知りたい
このようなお悩みにお答えします。
異業種から会計業界へ転職した私が、異業種への転職の後悔を防ぐための方法について徹底的に解説してみました。
私自身、事業会社から全くの未経験だった会計業界(監査法人)へ転職した経験があるので、異業種から転職することの恐怖はよくわかります。
結果として私は後悔のないキャリアを歩めていると思っていますが、転職活動中は不安でいっぱいでした。
そんな私が転職後に振り返ってみた「もう少しこういうことを考えればよかったな」というポイントをまとめてみました。
気になる方はぜひ読み進めてみてください。
異業種転職で後悔しないためのコツ5選
早速、異業種転職で後悔しないためのコツ5選をご紹介します。
「5選」となっていますが、具体的には以下①〜⑤にかけて「漠然とした考えるべきこと」から「より具体的に絞って考えるべきこと」といったように、
大きなこと(自分はどんなキャリアを描きたいか?)→小さなこと(企業・条件など)
の順番で考えていくのが良いのではと思います。
①10年後・20年後を見据えたキャリアプランを考える
憧れだけで漠然と「総合商社がいい」「コンサルもカッコ良さそう」と考えると失敗します。
「転職したい」と考えるきっかけとして「漠然とした志望業界」があるのはいいですが、あなたの長期的なキャリアを築けなければ意味がありません。
その場しのぎで「30代のうちに1,000万円稼げればいいな」など考えるのもNGです。
結局それも30代という期間に限定して考えてしまっているので、もっとその先の40代、50代であなたがプロフェッショナルとして生き残れる&稼げるキャリアを描く必要があります。
②自分が興味ある業界と伸びしろのある業界が重なるポイントを探す
一方、ジリ貧にならないために
- 稼げる業界
- 成長している業界
- 需要が見込める業界
- 専門性が高く引くて数多な業界
といった業界の中からあなたの興味のある仕事を選ぶ視点も大切です。
もっとも、単純に「稼げる」「市場が成長している」といったことだけに自分を合わせる必要はありません。
大切なのは①でお伝えした、「あなたが長期的なキャリアプランを描ける業界」です。
誤解のないよう申し上げますが、「長期的なキャリア」というのは長く働かなければならないという意味ではなく(私もそんなにコン詰めて働きたくありません笑)
あなたがどんな組織、どんな環境にいてもなんらかの形でそのスキルを活かして稼げる状態を実現できるキャリア
という意味です。
言い換えれば「最悪、独立しても食ってけるスキル」を身につけることです。
そのためにも、もし独立したとしても需要があって成長している業界でなければ、そもそもあなたのスキルは必要とされないかもしれません。
私が個人的に考える成長業界としては
- 会計・財務
- コンサル
- 総合商社
- 金融(M&Aなど)
- プログラマー
- AI・ロボティクス
- 仮想通貨
- 宇宙
といったものが挙げられます。
当ブログはUSCPA(米国公認会計士)のキャリアについてお伝えしているブログのため、どうしても会計やコンサル、金融といった方面での話に偏りがちです。
しかし、これらは著しく変化する世界の中でも今後も必要とされる分野であると考えています。
これらの業界でも、それ以外でも「この業界は伸びそう」とあなたが感じる業界で、かつあなたの興味がある業界であれば、そこを軸に考えていくのがおすすめです。
ちなみに個人的な話ですが、会計業界はかなりおすすめです。
もっと言えば、その会計業界に異業種転職するために、USCPAという資格は非常に強力なツールとして活躍してくれます。
私自身は経理や財務の業務は全く未経験でしたが、会計のプロフェッショナル集団である「監査法人」にアシスタントとして異業種転職を果たしました。
その後USCPAを取得したおかげで、監査法人の中でも少しずつキャリアアップできていると感じています。
そのくらい懐が深い業界ですし、異業種からの転職者も多い印象です。(むしろ異業種のノウハウがあれば会計コンサルをやるときに重宝されます)
USCPAについて気になる方は以下の記事もご覧ください。
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③興味のある業界の情報をリサーチする
②で「成長しており自分も興味のある業界」を知ったら、じっくり業界研究してみるのがおすすめです。
例えば会計業界に興味のあった私の場合、知人に会計業界で働いている方がいたため、その繋がりでリサーチを進めました。
芋づる式に監査法人で勤務する方とお話しする機会を得て、実際に話を聞いてみると
- エクセルとめちゃくちゃ仲良くなる必要がある(本を読んでスキルをつけておくべき)
- 監査法人の人間関係はかなりフラット、一般的な事業会社と良い意味で文化が違う(お酒が好きでない自分に合いそう)
- 繁忙期と閑散期がくっきり分かれている。部門によってはそのタイミングも微妙に違う
- 部門間での異動もしやすい。業界内での転職をする人もかなりいる
といったことがわかりました。
このように実際に行動することで、自分が想像していなかったその業界の魅力や準備しておくべきことが見えてきました。
興味のある業界の実態が見えてきたら、本を読んだり資格の勉強やスキルを磨くなど、できることから少しずつ実践するのが大切だと感じました。
なぜなら、その細かな一つ一つの行動で
- 自分はエクセル作業が好きかも
- 監査法人のこの部門ではどんなことをやってるだろう
といったさらなる発見があるからです。
④異業種転職ができる業界・業種なのかチェックする(転職市場をリサーチする)
もう1点、③で業界の情報収集するのと同様に重要なのが「そもそも異業種からの転職に寛容な業界なのか」といった点です。
異業種からの転職が少ない業愛、例えば
- 業界全体として超安定志向で滅多に中途採用をしていない
- 新卒からの叩き上げを大事にしている
- かなり専門性の高い資格が必要
といった業界である場合はハードルが上がると考えていいと思います。
なので
- そもそも需要があるのか?
- 自分はそれなりの確率で希望の業界に異業種転職できるのか?
といった点もリサーチする必要があります。
もちろん、異業種からの転職者が少ない業界でもチャンスはいくらでもありますし、自分で作ることもできます。
特に自分でできることとして、その業界にマッチしたアピールポイントを磨いておくのがいいです。
そのためにも③で業界研究した結果を踏まえて、必要なスキルを身につけることは重要だと思います。
⑤自分が成長できる&条件に合う企業をリサーチする
最後に、長期的なキャリアを踏まえて、異業種転職後でも自分が成長できる企業を選ぶことが必要になってきます。
とはいえ、
自分はこういうスキルを身につけて成長したい
とアピールするのはまだ許容範囲かもしれません。
ですが、そこに
- 年収
- 労働環境
- 有給休暇
- 労働時間
といった条件の良さばかりを考えては、良い企業と巡り合うことは困難です。
なぜなら自分の希望を通す以前に、企業サイドにとっても、あなたを雇うメリットがあることを存分に知ってもらう必要があるからです。
具体的にあなたがすべきこととしては
- 自分がその企業にマッチする理由
- その企業が自分を採用しなければならない理由
を提示することが大切です。
そのためにも、転職エージェントをはじめ協力者の力を得ながらキャリアプランを描く必要があります。
ちなみに会計やコンサル業界を志望する方向けにおすすめの転職エージェントは以下の記事でご紹介しています。
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まとめ:準備すれば異業種転職も怖くない!
以上のとおり、異業種転職で後悔しないためのコツについてご紹介してきました。
やるべき準備をしっかり進めれば、異業種であっても恐怖は薄れることがわかると思います。
むしろ、
- 自分のやりたい方向が明確になる
- 異業種へ転職した方が自分のキャリアの選択肢が広がる
といった方は異業種への転職はポジティブに捉えてどんどん行動すべきだと思います。
ただ一人でキャリアプランを描くのは危険なので、失敗したくない方は転職エージェントを頼るのも手です。
個人的に私がおすすめだと思うコンサルティング業界を目指したい方であれば、以下のアクシスコンサルティングのキャリアアドバイザーへ相談するのがおすすめです。
私自身も登録して相談したのですが、押し売りもなく真剣に私のキャリアプランを考えていただけたのでかなり信頼できるエージェントだと感じました。
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