USCPA(米国公認会計士)の受験前にTOEIC800レベルの英語力が必要なのか知りたい
このようなお悩みに答えます。
結論から言えば、USCPA試験にTOEIC800は不要です。TOEIC700程度あればスタートできます。
TOEIC700点台でUSCPAの勉強をスタートして合格した私が、実際に受験した経験を踏まえてUSCPAで必要な英語のレベルについて解説してまいります!
結論としては以下のとおりです。
- 英語のレベルはTOEICスコア700程度あればいい。
- ただし事前に簿記3級に合格しておくのはほぼ必須。簿記2級まで合格していればかなり有利。
- 英語で会計についてを勉強するのが不安であればBATIC初級に合格しておくのもおすすめ。
それぞれ順番に見ていきます!
USCPA(米国公認会計士)試験の前提となる英語レベルはTOEIC700程度
私自身はTOEIC700点台を持っていた状態でUSCPA試験をスタートしましたが、TOEICのレベルとしては700程度でした。
私の通っていたUSCPA予備校のアビタスでは、2022年に合格者が5,000人を突破しました。
アビタスのUSCPA全科目合格者がついに5,000名の大台を突破しました٩('ω')و
ここ数年の伸びは凄まじいものがあり、スタッフ一同驚愕しております。
アビタスは引き続き皆様のキャリアオーナーシップに貢献できるよう尽力いたしますので今後ともよろしくお願いいたします。#アビタス #USCPA pic.twitter.com/3FYqooojK3— 国際資格の専門校 Abitus アビタス 広報・PRチーム (@AbitusP) April 5, 2022
私もこの中に含まれていますが、5,000人の合格者全員がTOEIC800レベル以上でしょうか?
恐らく大半の方はせいぜいTOIC800程度いくかどうかくらい。
私はUSCPA合格後に全く対策をせずにTOEICを受験したところ、スコア835でした。USCPA受験前700で、USCPA合格後に800を超えたというイメージです。
なので、USCPA受験を始める前にはTOEIC800レベルまでは求められないのでは?というのが、私が合格後に感じた感想です。
もちろんリーディングスコアは高いに越したことはないと思いますが、USCPAでは使わないリスニングスキルまで伸ばす必要はないと思っています。
それに、たとえTOEICなどで満点近くを取っていたとしても、知らない単語や表現が出てくるのがUSCPA試験です。
結局は会計・監査・ファイナンス・税法の勉強なのです。日本語だろうが英語だろうが、専門用語を覚えなければなりません。
ということで、「TOEICの点数が800なければチャレンジすらできない」という考えは幻想です。
TOEIC700程度を持っている方はUSCPAの勉強を始める土台は十分にあると思われます。
受験する気のない方も「USCPAってこういう資格なのか!」という知見が広がると思いますので、ぜひ以下リンクよりUSCPA予備校のパンフレットを無料で入手してみてください。(USCPA予備校の比較記事も別途書いておりますので、あわせてご覧ください)
パンフレットにはUSCPA受験に関する質の高い情報だけでなく、USCPA合格後の転職成功者の声も記載されているので、皆さんのモチベーションアップにもつながると思います。
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事前に簿記3級に合格しておくのはほぼ必須
一方、簿記スキルに関しては事前に簿記3級レベルを頭に入れておくのはほぼ必須と考えた方がいいです。
USCPA難易度を簿記3級と比較すると、USCPA試験の方が難しいです。むしろ、USCPA試験の前段階として、最低限簿記3級は持っておいた方が良いというのが私の推測です。
日本語であらかじめ簿記の基礎を理解していることは、後々USCPAの勉強を進めるうえでアドバンテージになります。
ちなみに私の場合は簿記2級まで合格していた状態でUSCPA試験の勉強を始め、1,450時間で全科目合格しました。
可能であれば簿記2級まで勉強してからUSCPA試験の勉強を始めるのがベターです。
USCPA試験科目のFAR(財務会計)は簿記2級の商業簿記、BEC(ビジネス諸論)は簿記2級の工業簿記とそれぞれ範囲が重複するからです。
が、早めにUSCPAの勉強を始めたい場合は、簿記3級合格直後でも大丈夫です。
BATIC初級に合格しておくのもおすすめ
英語で会計についてを勉強するのが不安であればBATIC初級に合格しておくのもおすすめです。
BATICはどこが主催しているかというと、実は海外の公的機関ではなく「商工会議所」になります。商工会議所は日商簿記検定の主催者でもあります。
何が言いたいかというと、BATICは英語スキル・簿記スキルの両方を示せる資格ではあるものの「日本人が用意した、簿記検定を英訳したテスト」のようなものということです。
先述のとおり、実際のUSCPA試験はネイティブの受験生前提に作成されているため、BATICと使用される英語表現がかなり違います。なので、USCPA特有の言い回しについては各予備校の問題集・リリース問題・AICPAのSample Testといった演習を繰り返すことで慣れる必要があります。
しかし、勘定科目や財務諸表に関する英語表記については基本的に違いはないので、「まず英語で会計系試験を受けるのがどのような感覚か確かめたい」という方は、BATICを試してみる価値があると思います。
まとめ:英語スキルが高い方は簿記をやってからスタートすべき!
以上のとおり、USCPAの受験前にTOEIC800レベルの英語力が必要なのか解説してきました。
結論としてはTOEIC800は不要なので、TOEIC700程度あって簿記3級に合格したらすぐにでもチャレンジすべきと考えています。
ぜひ今回の記事が、USCPAの受験で悩まれている方のお役に立てば嬉しいです。