USCPA(米国公認会計士)試験にチャレンジしようか悩んでいるが、費用がいくらかかるか分からない
このようなお悩みにお答えするため、今回の記事では私の実際にかかったUSCPA試験の費用について、以下の4つに区分して詳しく解説していきます。
- 予備校費用
- 試験費用
- その他費用
- ライセンス取得費用
私自身も、全科目合格した今でこそ「大体このくらいかかったな」と冷静に振り返ることができていると感じます。
これから挑戦する方にとっても、USCPA予備校の比較も含めて、どの程度のお金と時間の投資をする必要があるのか?について分かる内容となっていますので、興味のある方はぜひ読み進めてみてください!
忙しい社会人・学生でも合格できる!おすすめのUSCPA予備校3選はこちら
- アビタス |【圧倒的合格実績】日本人USCPA合格者の約3人に2人が選ぶ王道予備校
- CPA会計学院|【業界最安】実質4.4万円で始められる注目スクール
- 資格の学校TAC<USCPA(米国公認会計士)>各種コース開講 |【教材の質に定評】ハイクオリティな講座&より確実な合格を求める受験生向け
私のUSCPA(米国公認会計士)合格までの費用は148万円!

USCPA職人
早速ですが、私がUSCPA合格までにかかった費用はすべてを含めると148万円です。
内訳は以下のとおりです。
なお、受験回数は全部で8回(4科目すべて1回目不合格・2回目合格)です。
①予備校申込:467,554円
2020年上旬:467,554円 アビタス申込(割引や教育訓練給付金考慮後)
私が申し込んだアビタスは、簿記2級を取得していることによる割引や教育訓練給付金が申請できたこともあり、50万円弱で受講することができました。
予備校の費用については、アビタス以外のおすすめ予備校の特徴も含めて後ほど詳しく解説します。
②学歴評価:27,484円
英文成績・卒業証明書発行費用:400円
英文成績・卒業証明書郵送費用:2,000円
学歴評価費用:25,084円
最近は海外への郵送料が上がっていることもあり、もうさらに数千円プラスになることを想定しておくと良いかもしれません。
③4科目受験料:585,260円
FAR受験料:143,227円(2回受験)
AUD受験料:143,227円(2回受験)
BAR受験料:148,488円(2回受験)
REG受験料:150,318円(2回受験)
上記は2020~2021年当時の受験料であり、当時の1回あたりの受験費用は7〜8万円でした。
最近は円安が進んでいることもあり、以下の費用がかかると思われます。
- すべて1回目合格の場合:40~50万円
- すべて2回目合格の場合:80~90万円
受験料が高額なので、受験時期についてはしっかり計画を立てて臨むのがおすすめです。
④その他:約400,000円
テキスト加工代:約10,000円(2,500円/1冊×4科目分)
通信代:約130,000円(8,000円/1ヶ月×16ヶ月分)
カフェ代:約200,000円(400円/1杯×30日×16ヶ月分)
PC・マウス代:約60,000円
その他に上記の費用がかかりました。
私の場合は本格的に受験勉強を始めてから1年半かかったため、それを踏まえてトータル40万円ほどのコストがかかりました。
以上の4種類の費用それぞれについて、この後のセクションで詳しく解説します。
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USCPAの費用①予備校費用
まずはUSCPA試験に挑戦する上で最初にかかる予備校代です。
私が申し込んだのは最大手のアビタスで、結果的に50万円弱で受講することができました。
以下、おすすめのUSCPA予備校3校の特徴をご紹介します。
①アビタス
まずはUSCPA予備校最大手「アビタス」のおすすめポイントを簡単にまとめました。
アビタスのおすすめポイント
- <信頼&実績No.1>これまでの日本人のUSCPA合格者の3人に2人はアビタス卒業生
- <受験資格サポートも安心>老舗なだけあって難解なUSCPA試験プロセスについても万全のサポート体制
- <安心の日本語テキスト>各科目ごとの充実した日本語講義&日本語テキストで進められる
- <長く使える>アカウント有効期間が5年と長いので勉強が中断しても再開しやすい
私自身もアビタスでお世話になりました。
講座のクオリティやサポート体制は申し分なく、さすが大手といったところ。
何よりアビタスはUSCPA試験の合格実績が全予備校の中でも圧倒的No.1(7,000名超)なのが非常に信頼できるポイントです。
他の予備校と比較するとアビタスの講座費用は624,800円と割高ですが、合格に必要なものすべてがそろったプログラムと言えます(割引制度もたくさんあり、これより安くなることが多いです)。
またライフイベントの多い社会人受験生にとって、アカウント有効期間が5年なのも大きな魅力。
しかし校舎数は東京(新宿)・大阪(梅田)の2校のみなのに注意が必要です。
「ある程度コストがかかっても良いから、多くの合格者を輩出しているプログラムでUSCPA試験にチャレンジしたい」という方におすすめです。
おすすめのUSCPA予備校ランキング第1位
アビタス|【圧倒的合格実績】日本人USCPA合格者の約3人に2人が選ぶ王道予備校
②CPA会計学院
続けて、CPA会計学院のおすすめポイントは以下のとおり。
CPA会計学院のおすすめポイント
- <コスパ良し>39.6万円(実質負担額4.4万円まで下げることも可)とUSCPA予備校の中でもNo.1の安さ
- <受験資格も楽々ゲット>受験資格を得るのに必要な会計単位・ビジネス単位も講座費用に含まれている
- <コンテンツも期待大>できたばかりの講座だがクオリティはどんどん上がっていくと期待(テキストはめちゃくちゃ読みやすい!!)
- <自習室が鬼使える>5ヶ所の校舎・10ヶ所の自習ラウンジ・47都道府県の提携自習室を利用可能
CPA会計学院2023年に開講した講座であり、老舗のアビタスやTACと比較すれば完全な後発組。
しかし40万円弱という圧倒的なコスパの良さや、自習できる場所(校舎・ラウンジ)の充実度を踏まえれば、CPA会計学院がイチオシです。
初期コストを下げたい人にとっては救いとなる予備校でしょう。
新しい講座なのでUSCPAの受験サポートが充実しているのか不安...
という方もいるかもしれませんが、他の予備校で20年以上受験サポートを行ってきたスタッフも在籍されているので、そこは心配不要かと思います。
さらに講座のコンテンツについては日本語テキスト&日本語での解説講義で勉強を進めるので、英語での学習に抵抗がある方でも安心です(ここはアビタスと似てます)。
実際にテキストを読む機会がありましたが、CPA会計学院は日本の公認会計士講座での合格実績がNo.1なだけあって、テキストは非常にわかりやすく理解しやすい内容でした。
最後に、自習環境については予備校の中でも群を抜いて良いです。
ちなみに私が勉強していた期間(だいたい1.5年くらい)は都内のカフェや無料の作業スペースをウロウロしていました。
ですが今考えれば、アビタスもCPA会計学院のように校舎・ラウンジがもっと色んな場所にあれば良かったのに...と思います(だからこそCPA学院の受講生が羨ましいです)。
コスパよくUSCPA試験に取り組みたい方にはCPA会計学院が圧倒的におすすめです。
おすすめのUSCPA予備校ランキング第2位
CPA会計学院|【業界最安】実質4.4万円で始められる注目スクール
③TAC
続けてUSCPA予備校「TAC」のおすすめポイントは以下のとおり。
TACのおすすめポイント
- <コスパ良し>受講費用は42万円とCPA会計学院とほぼ同額
- <講座の質はトップレベル>TACの直前対策は他の予備校生も受講するほど信頼性が抜群
- <受講期間も長め>アカウントの有効期間は3年とそこそこ
- <全国に校舎が点在>北は札幌〜南は沖縄まで全国の校舎を利用可能
TACもアビタスに並んで老舗であり、CPA会計学院が登場するまではNo.2的なポジションでした。
細かい話ですが、TACはコア科目であるREGの直前対策が秀逸なので有名です。
アビタスでの受講生ですら、わざわざ追加でTACのREG講義を受講する方も一定数いるほどです。
また、AUDも難化傾向にあるので、AUDに合格できず沼っている方であれば単科での受講もありかもしれません。
校舎についてもCPA会計学院に負けじと全国に点在するので、自習室にこだわりたい人にもおすすめ。
講座のクオリティはずば抜けている印象ですので、「とにかく講座・テキストの質にこだわりたい」という方におすすめです。
おすすめのUSCPA予備校ランキング第3位
資格の学校TAC<USCPA(米国公認会計士)>各種コース開講|【教材の質に定評】ハイクオリティな講座&より確実な合格を求める受験生向け
④予備校は費用&自分との相性を考慮して決めるのがおすすめ
上記3校の予備校費用についてまとめると、コストだけでみれば圧倒的にCPA会計学院がお得です。
- CPA会計学院:396,000円
- TAC:420,000円
- アビタス:624,800円
1番目に安いのはCPA会計学院の396,000円。
USCPA予備校の中では破格の安さです。
単位取得料もこの受講料金に入っているので、安心してUSCPA試験にトライできると思います。
2番目のTACについては420,000円。
TACについては教材の質の高さに定評があり、監査法人にいたTACの合格者の方からは
「教材の分量はかなり多くてしんどいが、やりこめばそれに見合うだけの結果が得られる」
といった話を伺いました。
私が受講したのが3番目のアビタス。
一番安いプランでも624,800円と他校より高めですが、合格実績はぶっちぎりのNo.1です。
費用だけ見ればCPA会計学院が安いですが、それぞれの受験生との相性もあるので、しっかり比較検討されてから申し込むのがおすすめです。
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USCPAの費用②試験代
続いて、実際に受験するにあたって必要な受験料の支払いにかかる費用です。
USCPAの受験料は大きく分けて以下の5種類に分かれます。
①初回出願手数料(First-Time Application):NASBAへの支払い
まずはNASBA(USCPA試験を管轄する公的機関)へ支払う初回出願時の手数料です。
一言で言えば「この人には受験資格があるのか?」という学歴審査のためにかかるコストです。
出願州によって異なり、日本人受験生が多い以下の5つの州では以下のレンジ($93~$143)になります。
- モンタナ州:$143
- グアム州:$133
- ニューヨーク州:$93
- アラスカ州:$118
- ワシントン州:$93
詳細はNASBAのサイトの各州をクリックすることで、州ごとの手数料が分かります。
②受験料(Exam fees):NASBAへの支払い
初回出願が完了したら、いよいよ受験申込みです。
その際にかかる受験料ですが、1科目あたり受験料$262.64かかります。
これについては、アメリカ国内・ハワイ・カナダ・海外のどこで受験しても上記の同一料金がかかります。
③受験登録料(Registration fees):NASBAへの支払い
②の受験料と同時にかかるのが受験登録料です。
これについても①のように出願州によって異なり、先述の5つの州では以下のレンジ($93~$143)になります。
- モンタナ州:$143
- グアム州:$113
- ニューヨーク州:$93
- アラスカ州:$128
- ワシントン州:$103
この③の受験登録料ですが、たとえばFARとBARなどの複数科目を同時に申請する場合、登録料は1回分で済みます。
一方で②の受験料は2科目分かかるのに注意が必要です。
わかりづらいので、モンタナ州で1科目受験申請した場合と2科目受験申請した場合の費用を以下に例示します。
- 1科目を受験申請した場合:($262.64✖️1科目分の受験料)+$143(受験登録料)=$405.64(約6万円)
- 同時に2科目を受験申請した場合:($262.64✖️2科目分の受験料)+$143(受験登録料)=$668.28(約10万円)
この受験登録料の支払いをもって、NTS(Notice to Schedule)という受験票が発行されます。
ちなみに私の場合、間髪入れずにFARとAUDの2科目を同時に登録しましたが、最初のFARの学習に時間がかかりすぎてしまいました。
その後のAUDの学習時間もあまり取れず、結果的に2科目とも不合格となりました。
なので、受験登録をする際には1科目ずつ丁寧に取り組むのがベストです。
結果的にスケジュールの変更がラクになり、落ち着いて学習をすすめることができます。
④海外受験料(International Fee):NASBAへの支払い
アメリカ国内・ハワイ・カナダで受験しない場合、1科目あたり海外受験料$390(インドのみ$510)かかります。
なおグアム受験の場合、1科目あたり$140.00 (グアム在住者は$70.00)が追加でかかります。
当該受験料を支払うことでUSCPA試験が受験できる国は以下のとおりです。
- バーレーン
- バミューダ
- ブラジル
- エジプト
- イングランド
- ドイツ
- インド
- アイルランド
- イスラエル
- 日本
- ヨルダン
- クウェート
- レバノン
- ネパール
- フィリピン
- 韓国
- サウジアラビア
- スコットランド
- アラブ首長国連邦(UAE)
日本人あるいは日本在住の方であれば、日本会場(東京の御茶ノ水ソラシティor大阪の中津センタービル)で受験される方が多いと思います。
コストは追加でかかりますが、グアムや米国本土へ渡航するよりは安く済みますので覚悟しておきましょう。
⑤変更手数料(Rescheduling/Cancellation Fees):Prometricへの支払い
日本会場の予約後、NTS有効期限内でUSCPA試験の受験スケジュールを変更・キャンセルすることができます。
日本会場を想定した場合、以下のとおり手数料がかかります。
- 試験が30日以上前:$0.00(無料)
- 試験6~29日以内:$35〜$50(科目による)
- 試験1~5日以内:$150(海外試験会場の場合一律でかかる)
- 試験1日(24時間)以内:受験費用全額(返金不可)
注意すべきなのが、①〜④と違って手数料の支払先はNASBAではなく、試験会場を管轄する機関であるPrometric(プロメトリック)への支払いである点です。
そのためリスケする際には、会場予約を行ったPrometricのサイトからリスケを行う必要がある点に留意しましょう。
なお、私自身も1度だけ35ドルを支払い、試験日程を1ヶ月ほど延期したことがあります。
なるべく一度申し込んだ日程は動かさないのがベストですが、ライフイベントの都合上ダブルブッキングしてしまうこともあります。
その際は上記のスケジュールに沿って日程変更を戦略的に考えてみてください。
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USCPAの費用③その他
最後のステップとして、試験勉強を継続する過程でかかったコストをご紹介します。
「その他の費用」としていますが、16ヶ月の試験期間で約400,000円かかりました。
①テキスト加工代:約10,000円(2,500円/1冊×4科目分)
アビタスの場合、テキストだけで1科目あたり2~4冊あり、持ち歩きするにはつらい重さです。
しかし「すべてを網羅的に見直したい!」となった場合、いずれかのテキストを持ってき忘れていたら、それはそれでストレスになります。
さらに、私自身は電子テキストでの学習では頭に入らないタイプで、圧倒的に紙テキスト派という状況もあり、勉強の進め方で非常に悩みました。
そこで
- 荷物を軽くできる
- 全範囲が網羅されたテキストを持ち運べる
- 電子テキストでなく紙テキストでいつでも勉強できる
といった自分の欲求をすべて満たせないか?ということでたどり着いたのが、「テキストを4in1でくるみ製本する」という方法でした。
アビタスのテキストの仕様は以下のとおりです。
- B5サイズ
- 文字は基本的に黒色、図解などでは青色
- 文字はそこそこの大きさ
そこで私は、
- B5サイズ→A4サイズのテキストで4in1でコピーしなおし
- 文字は基本的に黒色、図解などでは青色→すべて白黒コピー
- 文字はそこそこの大きさ→4in1のレベルで文字が小さくなるのはぎりぎり許容範囲
といった設定で、業者に製本を依頼しました。
ちなみに大きい声では言えませんが、業務の一環という名目で、監査法人事務所でタダ同然で印刷しました。
とはいえ実際は、スタッフとして監査している今でも、アビタスのAUDテキストに立ち返ったりしていますので、ある意味本当に業務の一環となっています。
そのため印刷代は0円で、製本代のみ1科目あたり約2,500円かかりました。
結果的に、4科目すべて製本して正解でした。
- 文字や板書が小さくなる
- 文字がつぶれる
- 色ペンの色が白黒なので区別がつかなくなる
といったデメリットもありましたが、
- 文字は小さくとも読めた
- 文字はある程度つぶれても内容を問題なく覚えられた
- 本当に大事なところのみ再度マーカーや色ペンで色付けできた
- 全範囲のテキストの持ち運びが圧倒的にラクになった
などのメリットの方が大きいと実感できました。
かなり好みが分かれるかもしれませんが、「テキストを一度分解したうえで、複数ページ印刷して製本する」といった方法に抵抗のない方は試してみてください。
ちなみに私の場合、アビタスのテキスト裁断については秋葉原にある自炊の森で1冊200円ほどで裁断してもらいました。
また、くるみ製本については当初kinko's(キンコーズ)に依頼(2,000円~3,000円)していましたが、途中から価格(1冊数百円)の安いACCEA(アクセア)の方に依頼するようにしました。
このような業者があれば、ご自宅近くの店舗で製本依頼するのもオススメです。
②通信代:約130,000円(8,000円/1ヶ月×16ヶ月分)
アビタスで勉強する以上、通信費用とは切っても切り離せない関係にあるといえます。
USCPA試験自体、CBT(Computer Based Testing)というPC画面に張り付きながら受験する形式です。
そのため、学習時も紙ベースの演習ではなくアビタスなど各予備校のPCサイトやスマホアプリをフル活用した方が実戦に近いのでおすすめです。
私の場合、
- 自宅Wi-Fi:約4,000円/月
- ワイモバイル:約4,000円/月
がそれぞれコストとしてかかりました。
昨今においては通信費をケチる方はそうそういないかと思いますが、ある程度の長期戦を見越して、より自分に合った通信環境を整えるのがベターです。
ちなみに私の場合は、
au→docomo→OCN→ワイモバイル→楽天モバイル→ahamo→ワイモバイル→ahamo
と、かなりキャリアを行ったり来たりしていますが、
- 通信障害が起きづらい
- 30GBプランにプラスすれば大容量の110GBが使える
- 格安キャリアほどは安くないが、3大キャリアより安い
といった点でahamoに落ち着きました。
おすすめモバイルサービス
ahamo :オンラインでサクッと契約。 110GBまで格安で使えてオトク!
③カフェ代:約200,000円(400円/1杯×30日×16ヶ月分)
勉強スタイルは受験生によって様々だと思いますが、私の場合は自宅では勉強できず、ほぼ毎日近所のカフェや無料の勉強場所に立ち寄って勉強していました。
ちなみに勉強時間ですが、開始~合格までの16ヶ月間で
- 平日の1日あたり平均勉強時間:1~2時間
- 土日の1日あたり平均勉強時間:5~6時間
といったペースで進めました。
自分にとって学習しやすい環境を整えるのは非常に大切だと思いますので、カフェや自宅といった環境への投資コストは惜しまなくてもいいかなと思います。
なお、都内の無料の作業場所についてはこちらのnote記事で詳しくご紹介しています。
随時アップデートしている渾身の力作ですので、興味のある方はぜひご覧ください。
④PC・マウス代:約60,000円
MCについてはスマホアプリ、TBSについてはPCで進めるのを基本の学習スタイルとしていました。
受験生によっては紙の問題集で完結する方もいらっしゃるようですが、私は上述のとおり、USCPA試験がCBT形式なのにあわせてPCで問題を解くようにしました。
なので、PCについてはコンパクトで軽量なSurfaceシリーズを携帯していました。
またマウスについても、特にTBSを解く際にコードが煩わしいのが嫌だったので、ワイヤレスのものを購入することでストレスフリーな学習環境を維持できました。
費用については、PC・マウスの2点で6万円前後でした。
忙しい社会人・学生でも合格できる!おすすめのUSCPA予備校3選はこちら
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USCPAの費用④ライセンス取得費用
最後に、USCPA試験の全科目合格後にかかるライセンス費用は以下のとおりです。
- 登録費用:約7万円〜
- 維持費用:約7万円〜15万円(3年ごと)
とはいえ、
- 米国における監査報告書へのサイナーになる予定がない
- 維持費用が毎年かかる
といった理由から、ライセンスを取得していない方も一定数います。
Big4監査法人の監査チームによっては、「当期チームにはUSCPAホルダーがいるため、より専門スキルを活かして監査の質が高まります」といった謳い文句でクライアントからの報酬をアップするため、ライセンス取得の圧力があるかもしれません(実際私の所属していたチームではこのようなことがありました)。
ただ、自分の意思で判断すべき事かと思いますので、
- 社会的ステータスのためライセンス取得したい
- 名刺に「USCPA」と記載したい
- 法人からのライセンス取得の圧力が強い
といった方であればライセンス申請されてもよいかと思います。
ちなみに、2022年合格当時、ワシントン州のライセンス申請時にかかった私の分の費用は以下のとおりです。
英文成績・卒業証明書発行費用:400円
英文成績・卒業証明書郵送費用(EMS):3,900円
実務経験証明書へのサイン依頼:11,000円(アビタスのサポート使用時)
英文職務経歴書:0円
学歴評価費用:120ドル
トランスクリプト発行:10.5ドル
合格実績トランスファー(アラスカ州→ワシントン州):25ドル
Ethics(倫理)試験費用:255ドル
ライセンス取得:330ドル
合計:約13万円(15,300円+740.5ドル)
独学でもUSCPA試験の費用はかなりかかるのに注意
一方、「どうしても独学がいい!」という方も一定数いらっしゃると思いますが、以下2点のリスクから、個人的にはおすすめしないです。
- 受験資格を満たすのに多大なエネルギーを費やす
- 情報のアップデートが追い付かない
独学に関する記事でもご紹介していますが、試算したところではなんだかんだ125万円以上は必要になります。
予備校に申し込んだ場合と比較しても25万円しかお得にならず、しかも結局は追加コストがかかるリスクもあります。
独学が100%無理というわけではないかもしれませんが、結局それなりのコストがかかってしまうことを踏まえると予備校に申し込むのが得策だと思います。
おすすめのUSCPA予備校3選
- アビタス :日本人USCPA合格者の3人に2人を輩出
- CPA会計学院:業界最安料金でUSCPA試験を突破したい方向け
- 資格の学校TAC<USCPA(米国公認会計士)>各種コース開講 :教材の質の高さに定評あり
まとめ:USCPAの費用対効果は絶大!
以上のとおり、USCPA試験の費用について徹底解説してきました。
USCPA試験には、勉強開始から全科目合格までに150万円はかかる試験だと考えていいです。
私の知り合いのUSCPAホルダーから聞いたところでは、昨今の受験料の値上げ・円安・受験回数によっては、200万円以上かかっている方もいるようです。
時間と労力のかかる試験ではありますが、それでもなお合格してよかったと思えるのは、今後の人生の選択肢を圧倒的に増やせた実感があるからです。
私の場合は、全科目後に監査法人内で労働契約を切り替えるという形をとりましたが、それでも年収アップも実現しましたし、USCPAの取得にかかった費用も1年以内に回収することができました。
会計のプロフェッショナルとして専門的知見が必要とされる業務に取り組んでいけば、年収1,000万円台も普通に超える可能性がある魅力的な資格がUSCPAです。
ぜひ今回の記事が、USCPA試験の費用で悩んでいる方のお役に立てば嬉しいです。