USCPA(米国公認会計士)合格後、アメリカで働くするための方法を知りたい
このようなお悩みにお答えします。
結論から言えば、4つの方法があり、20代~30代の方は基本的に行動力があればアメリカ就職を達成できると考えています。
USCPAに合格して国内Big4監査法人で働いている私が、アメリカ就職に関する情報を集めてみましたので是非読み進めてみてください!
早速、4つの就職ルートについて解説していきます。
海外就職におすすめの転職エージェント
ヒュープロ:会計のプロフェッショナル人材として外資企業への転職や海外勤務・海外駐在を実現したい方向け
①日系グローバル企業⇒アメリカ駐在
まず挙げられるのは、日系企業から社内選考を経てアメリカに赴任するルート。
最もリスクが少ない方法かと思いますが、選考の倍率は企業によってかなりまちまちだと思われます。
加えて、アメリカをはじめ海外拠点がある企業に在籍していることが前提となるので、規模の大きな日系グローバル企業の中での選考となります。
もし「USCPAに合格したけれど、日系のグローバル企業に勤務していないよ!」という方であれば、ヒュープロに登録されることをオススメします。
実際に私もヒュープロに登録したところ、エージェントから、以下のようなUSCPAを活かせる海外駐在もできる求人を複数ご紹介いただきました。
日系化学メーカーの求人
日系金融機関の求人
会計士に特化したエージェントというだけあり、日系大企業の経理だけでも非常に多くの求人を抱えており、海外拠点に転職できるチャンスは非常に多いと感じます。
とはいえ、必ずしもアメリカに行けるとは限らず、他国に駐在する可能性もぬぐえません。
「アメリカ」という国にピンポイントで行けるのか気になる方も、マイナビ会計士のエージェントにご相談されることをおすすめします。
企業によって海外赴任先の枠は千差万別なので、以下リンクから登録いただくと思わぬ好条件の求人が見つかるかもしれません。
ヒュープロ:会計のプロフェッショナル人材として外資企業への転職や海外勤務・海外駐在を実現したい方向け
②準大手監査法人⇒アメリカ現地事務所赴任
個人的には、ローリスクな方法としてはこれが最もオススメな方法です。
まずは監査法人に入る必要があり、①と同様に社内選考を潜り抜ける必要がありますが、事業会社より海外に行けるチャンスは多いと思います。
また、監査法人といっても中小監査法人の場合は海外事務所と提携していない場合があるので、少なくとも準大手監査法人以上を狙うのがいいかもしれません。
ちなみにBig4をはじめとする会計・税務業界への転職について相談するならヒュープロ、海外就職を前提に求人を探したい場合はJACリクルートメントがおすすめです。
- ヒュープロ:Big4への転職や会計・税務業界の最新の転職トレンドを知りたい方向け
- JACリクルートメント:外資企業への転職や海外勤務・海外駐在を実現したい方向け
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たとえば、JACリクルートメントの担当者からはとある準大手監査法人(アドバイザリー業務)に関する以下の求人をいただきました。
このように、準大手監査法人は若手にも早くから任せる文化があり、海外会計事務所とのネットワークも強く、海外赴任前提で転職できる可能性が一気に高くなります。
USCPA+監査・税務・ファイナンス・経理・財務といった領域での実務経験を身に付ければ、このような海外赴任を前提とした求人にチャレンジすることも可能です。
一方でBig4監査法人に関しては、私が実際に働いて感じる印象ですが、準大手よりも海外へ行くチャンスはやや少ないように感じます。
シニアスタッフやマネージャークラスの方々が昇進するためには出向や海外赴任が要件のひとつとなっていますが、海外に行くのはその中でも一部といった印象です。
加えて、Big4監査法人ではマネージャーレベルに昇進しなければ海外に長期赴任することは難しいのに対し、準大手などは2~3年で海外に行けるチャンスが多いようです。
これに関してもJACのエージェントから伺った話なので、詳細を知りたい方は是非相談してみることをおすすめします。
③アメリカ大学院⇒現地Big4就職
もし、「お金をかけてもいいから着実にアメリカ就職を実現したい」という場合は、MBAをはじめとする米国大学院へチャレンジするのもおすすめです。
たとえば、以下の近衛祐哉さんなどは、アメリカに留学されたあとにそのまま現地Big4に就職された方で、有益な情報を数多くツイートされています。
CPAとしてアメリカで働きたい人におすすめしたいキャリアプラン◎
USCPA合格→会計実務2,3年→🇺🇸留学・アカウンティング修士(STEM)→Big4現地就職— 近衛祐哉 CPA/MBA🇺🇸🇬🇧🇯🇵 (@YuyaCpa) October 24, 2022
さらに、米国大学院進学後に現地で転職活動する際、ビザサポート実績の多い企業を選ぶとより現地就職の可能性は高まります。
以下の表は、2022年の就労ビザ(H1B Visa)のサポート数が多い企業のランキングです。
ランキングを見てみると、GAFAMなどのテック業界やコンサル業界、金融業界といった非常に大きな企業がスポンサーとなっている場合が多いです。
このように、ある程度自分の現地就職したい企業を想定したうえで、海外渡航の準備を進められると良いかもしれません。
④米国グリーンカード当選⇒現地就職
最後にトリッキーな方法ですが、アメリカの永住権(グリーンカード)を抽選で獲得する方法があります。
それが、アメリカ政府(DV Lottery Winner Service)が毎年実施しているグリーンカードの抽選制度、通称「グリーンカード抽選プログラム」です。
犯罪歴等がないかぎり、基本的に日本人のどなたでも申し込むことができます。
ただ、倍率は毎年数%と非常に狭き門となっていますので、かなり運任せの要素が多く、毎年申し込み続ける根気が必要になります。(それでも他の国よりかは日本の枠は多いようです)
申込期間は毎年10~11月で、当選発表は翌年の春ごろとなります。
代行業者に頼めば1万円弱で手続きしてもらえるので、試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに私もこの抽選プログラムに申し込んでおり、以下の代行業者「グリーンカードジェーピー」に依頼しています。
まとめ:USCPA(米国公認会計士)+ポジショニングが重要!
以上の情報をまとめると、アメリカで就職するにはUSCPAに合格しただけではなく、「どの組織で働くのか?」という自分のポジショニングが重要ということになります。
なのでまずはUSCPA合格後、今自分がいる組織の中でアメリカに赴任することか可能か確認されるのがいいです。
(留学資金の目途がつきそうで、より自分のキャリアアップを図りたい方は米国大学院も検討してもいいと思います)
もし、「アメリカのBig4で働いた場合の年収を知りたい!」という方は、アメリカ現地の年収についても別途解説しておりますので、あわせてご覧いただければ嬉しいです。
Big4をはじめとする会計・税務業界への転職について相談するならヒュープロ、海外就職を前提に求人を探したい場合はJACリクルートメントがおすすめです。
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