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USCPA受験資格で必要な会計単位&ビジネス単位とは?

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USCPA(米国公認会計士)|事業会社→Big4監査法人→非常勤|働きながら全科目合格|「USCPA職人」ブログでUSCPAの勉強やキャリアについて発信しています。

USCPA受験資格で必要な会計単位&ビジネス単位とは何か知りたい

このようなお悩みにお答えします。

アビタスに通学しつつBig4監査法人アシスタントとして働きながらUSCPAに合格した私が、USCPA試験の受験資格に必要な会計単位とビジネス単位について調査しました。

結論としては、会計単位もビジネス単位も取得するのに難しいものではなく、高卒や理系大学卒など会計のバックグラウンドがない方でも単位とUSCPA試験の受験資格を得ることができます。

今回の記事を読めばUSCPAの会計単位とビジネス単位に関する理解がぐっと深まると思いますので、興味のある方は是非読み進めてみてください。

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USCPA(米国公認会計士)試験の受験資格

まず、USCPA試験の州ごとの受験資格について一覧表をまとめました。

州・島嶼地域 受験資格取得条件
日本の高卒・専門卒 日本の大卒 会計学必要単位 ビジネス学必要単位 合計必要単位
モンタナ(MT) 24 (以下含む)
Financial Accounting(upper division)
Auditing(upper division)
Taxation(upper division)
Management Accounting(upper division)
24 48
グアム(GU)
or
120単位
24 (以下含む)
Financial Accounting and Reporting (upper division)
Auditing and Attestation Services (upper division)
Taxation (upper division)
Managerial Cost Accounting (upper division)
24 (以下含む)
Economics : 6
Finance : 3
Business Law : 3
48
ニューヨーク(NY) 24 (以下含む)
Financial Accounting(upper division)
Auditing(upper division)
Taxation
Management Accounting
21 (以下含む)
Economics : 6
Finance : 6
Business Law : 6
Statistics : 3
120
アラスカ(AK) 15 15
ワシントン(WA) 24 (内15単位 : upper level or graduate level) 24 120

今回はこの中でも会計単位・ビジネス単位に絞って解説します。

USCPA試験に必要な会計単位の概要

まずは、USCPA試験で受験要件を満たすのにどの州でも求められる会計単位についてみていきましょう。

①USCPA試験の会計単位とは?

「会計単位」とはどんなものなのか、TACの公式サイトで以下のとおり解説がありましたので抜粋させていただきます。

TAC公式HPより

このように会計学の単位は、USCPAとなるのに必要な最低限の会計に関する素養をもっていることを証明するものです。

②大卒向け会計単位が取得しやすい州

こちらをみると、会計単位が少なくすむのはアラスカ州の15単位一択です。

さらにアラスカ州はビジネスに関する単位も不要なので非常に受験資格を得やすいです。(私もアビタスで申し込んだときにはアラスカ州での出願を選びました)

③高卒・専門卒向け会計単位が取得しやすい州

一方、高卒・専門卒の方であればモンタナ州1択になると思います。

モンタナ州では会計学24単位&ビジネス24単位の合計48単位必要な点に注意が必要です。

USCPA試験に必要なビジネス単位の概要

続けて州によって会計学以外にも求められるビジネス単位について、先ほどと同じTACの公式サイトで解説がありましたので抜粋させていただきます。

 

TAC公式HPより

このようにビジネス単位は、経済学や経営学など、会計以外の幅広いビジネスに関する学問の素養をもっていることを証明するものです。

このビジネス単位については、例えば私が出願したアラスカ州では求められず、会計単位のみで受験資格を得ることができました。

そのため、州によってビジネス単位が求められる程度がかなり変わるので、予備校での単位取得診断サービスを通じてじっくり検討されるのがおすすめです。

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受験資格に必要な会計・ビジネス単位がない場合の単位取得方法2選

受験資格に必要な会計学の単位は12~15単位程度と分かりましたが、受験資格に必要な会計単位やビジネス単位がない場合どうすればいいのか2つの方法をご紹介します。

結論としては

  1. 予備校
  2. 放送大学

いずれか2ルートで単位を取得するのがおすすめです。

①USCPA予備校

各州での受験資格を得るために会計学やビジネスの単位を取得するには、専攻が商学部等でないかぎり一定以上の費用がかかります。

ですが、USCPA予備校はいずれも受講料の中に単位取得費用が含まれています。

追加での費用負担がないという点でかなりお得な選択肢だと思います。

②放送大学

また放送大学には、自分の受けたい科目だけに絞って履修できる「科目履修生」といった制度があります。

学歴評価の際、放送大学で取得した単位をUSCPAに必要な単位として認定されたといった実績もあるようです。

上記の要素を踏まえて、たとえばアラスカ州出願に必要な会計学15単位を取得したいと考えた場合、

  • アビタス:24,200円(2単位)×7.5=181,500円
  • CPA会計学院:受講料396,000円に含まれるため実質無料(追加料金は不要)
  • 放送大学:7,000円(入学金)+11,000円(2単位)×7.5=89,500円

といったように、人によっては約0~20万円の開きが出てくるのに注意が必要です。

コスト面で考えると、圧倒的に放送大学で単位を取得するのがお得ですが、各予備校のプログラムと比較しながら慎重に判断するのがおすすめです。

③USCPA試験の初心者は予備校を使うのがおすすめ

正直なところ、USCPA試験に詳しくない方が、③の放送大学で受験資格を得るのはかなりコスパが悪いです。

ただでさえ予備校にいながらでも受験資格を得るまでの手続きが煩雑なので、それを一人で進めるのは骨が折れます。

だったらその時間を勉強に充てた方が余程賢明かなと思います。

ちなみに私の場合、

  • 国内の大学の経済学部卒業
  • 会計学や商学の単位なし
  • ビジネス単位を複数取得済み

というパターンでした。

これについてアビタスの無料カウンセリングを受けて、会計学15単位の履修だけで出願できるアラスカ州を出願先にしました。

いずれにしても、あなたと予備校の相性がかなり大きな要素になるはずですので、予備校を選ぶ際には慎重に比較検討されるのをおすすめします。

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会計単位&ビジネス単位がない人でも安心!おすすめのUSCPA予備校3選

上記ではUSCPA予備校を通じて会計・ビジネスの単位を取得するのがおすすめという解説をしました。

そこで、このパートではさらに掘り下げて、あなたにおすすめのUSCPA予備校3校の特徴をご紹介します。

ちなみに私が申し込んだのは最大手のアビタスで、結果的に50万円弱で受講することができました。

どこの予備校が本当におすすめなのかは、あなたとの相性による部分が大きいので、以下の解説を通して慎重に検討されることをおすすめします。

①アビタス

まずはUSCPA予備校最大手「アビタス」のおすすめポイントを簡単にまとめました。

アビタスのおすすめポイント

  • <信頼&実績No.1>これまでの日本人のUSCPA合格者の3人に2人はアビタス卒業生
  • <受験資格サポートも安心>老舗なだけあって難解なUSCPA試験プロセスについても万全のサポート体制
  • <安心の日本語テキスト>各科目ごとの充実した日本語講義&日本語テキストで進められる
  • <長く使える>アカウント有効期間が5年と長いので勉強が中断しても再開しやすい

私自身もアビタスでお世話になりました。

講座のクオリティやサポート体制は申し分なく、さすが大手といったところ。

何よりアビタスはUSCPA試験の合格実績が全予備校の中でも圧倒的No.1(7,000名超)なのが非常に信頼できるポイントです。

他の予備校と比較するとアビタスの講座費用は624,800円と割高ですが、合格に必要なものすべてがそろったプログラムと言えます(割引制度もたくさんあり、これより安くなることが多いです)。

またライフイベントの多い社会人受験生にとって、アカウント有効期間が5年なのも大きな魅力。

しかし校舎数は東京(新宿)・大阪(梅田)の2校のみなのに注意が必要です。

「ある程度コストがかかっても良いから、多くの合格者を輩出しているプログラムでUSCPA試験にチャレンジしたい」という方におすすめです。

おすすめのUSCPA予備校ランキング第1位

アビタス|【圧倒的合格実績】日本人USCPA合格者の約3人に2人が選ぶ王道予備校

②CPA会計学院

続けて、CPA会計学院のおすすめポイントは以下のとおり。

CPA会計学院のおすすめポイント

  • <コスパ良し>39.6万円(実質負担額4.4万円まで下げることも可)とUSCPA予備校の中でもNo.1の安さ
  • <受験資格も楽々ゲット>受験資格を得るのに必要な会計単位・ビジネス単位も講座費用に含まれている
  • <コンテンツも期待大>できたばかりの講座だがクオリティはどんどん上がっていくと期待(テキストはめちゃくちゃ読みやすい!!)
  • <自習室が鬼使える>5ヶ所の校舎・10ヶ所の自習ラウンジ・47都道府県の提携自習室を利用可能

CPA会計学院2023年に開講した講座であり、老舗のアビタスやTACと比較すれば完全な後発組。

しかし40万円弱という圧倒的なコスパの良さや、自習できる場所(校舎・ラウンジ)の充実度を踏まえれば、CPA会計学院がイチオシです。

初期コストを下げたい人にとっては救いとなる予備校でしょう。

新しい講座なのでUSCPAの受験サポートが充実しているのか不安...

という方もいるかもしれませんが、他の予備校で20年以上受験サポートを行ってきたスタッフも在籍されているので、そこは心配不要かと思います。

さらに講座のコンテンツについては日本語テキスト&日本語での解説講義で勉強を進めるので、英語での学習に抵抗がある方でも安心です(ここはアビタスと似てます)。

実際にテキストを読む機会がありましたが、CPA会計学院は日本の公認会計士講座での合格実績がNo.1なだけあって、テキストは非常にわかりやすく理解しやすい内容でした。

最後に、自習環境については予備校の中でも群を抜いて良いです。

ちなみに私が勉強していた期間(だいたい1.5年くらい)は都内のカフェや無料の作業スペースをウロウロしていました。

ですが今考えれば、アビタスもCPA会計学院のように校舎・ラウンジがもっと色んな場所にあれば良かったのに...と思います(だからこそCPA学院の受講生が羨ましいです)。

コスパよくUSCPA試験に取り組みたい方にはCPA会計学院が圧倒的におすすめです。

おすすめのUSCPA予備校ランキング第2位

CPA会計学院|【業界最安】実質4.4万円で始められる注目スクール

③TAC

続けてUSCPA予備校「TAC」のおすすめポイントは以下のとおり。

TACのおすすめポイント

  • <コスパ良し>受講費用は42万円とCPA会計学院とほぼ同額
  • <講座の質はトップレベル>TACの直前対策は他の予備校生も受講するほど信頼性が抜群
  • <受講期間も長め>アカウントの有効期間は3年とそこそこ
  • <全国に校舎が点在>北は札幌〜南は沖縄まで全国の校舎を利用可能

TACもアビタスに並んで老舗であり、CPA会計学院が登場するまではNo.2的なポジションでした。

細かい話ですが、TACはコア科目であるREGの直前対策が秀逸なので有名です。

アビタスでの受講生ですら、わざわざ追加でTACのREG講義を受講する方も一定数いるほどです。

また、AUDも難化傾向にあるので、AUDに合格できず沼っている方であれば単科での受講もありかもしれません。

校舎についてもCPA会計学院に負けじと全国に点在するので、自習室にこだわりたい人にもおすすめ。

講座のクオリティはずば抜けている印象ですので、「とにかく講座・テキストの質にこだわりたい」という方におすすめです。

おすすめのUSCPA予備校ランキング第3位

資格の学校TAC<USCPA(米国公認会計士)>各種コース開講|【教材の質に定評】ハイクオリティな講座&より確実な合格を求める受験生向け

④予備校は費用&自分との相性を考慮して決めるのがおすすめ

上記3校の予備校費用についてまとめると、コストだけでみれば圧倒的にCPA会計学院がお得です。

  1. CPA会計学院:396,000円
  2. TAC:420,000円
  3. アビタス:624,800円

1番目に安いのはCPA会計学院の396,000円

USCPA予備校の中では破格の安さです。

単位取得料もこの受講料金に入っているので、安心してUSCPA試験にトライできると思います。

2番目のTACについては420,000円

TACについては教材の質の高さに定評があり、監査法人にいたTACの合格者の方からは

「教材の分量はかなり多くてしんどいが、やりこめばそれに見合うだけの結果が得られる」

といった話を伺いました。

私が受講したのが3番目のアビタス

一番安いプランでも624,800円と他校より高めですが、合格実績はぶっちぎりのNo.1です。

費用だけ見ればCPA会計学院が安いですが、それぞれの受験生との相性もあるので、しっかり比較検討されてから申し込むのがおすすめです。

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まとめ:単位がない方は予備校か放送大学を活用すればOK

以上のとおり、会計単位・ビジネス単位がない方でも予備校や放送大学を有効活用することでUSCPAの受験資格を得ることができます。

ポイントとしては以下のとおりです。

  • 大卒の方が受験資格を得るならアラスカ州(会計学15単位のみでOK)
  • 高卒・専門卒の方が受験資格を得るならモンタナ州(会計学24単位+ビジネス24単位)
  • 会計単位の取得だけを考えれば放送大学の活用がお得

ぜひ今回の記事が受験資格について悩まれている方のお役に立てば嬉しいです。

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