資格試験に落ちた人にかける言葉は何がいい？

資格試験に落ちた人が近くにいるけど、なんて言葉をかければいいのか分からない…。

そんな方をフォローしたり励ませるような声掛けはどんなものが考えられるか？についてまとめました。

私自身も、USCPA(米国公認会計士)という資格試験に合格するまでに何度も不合格になった経験があります。

一方で私の周囲にも不合格だった方がいたので、そんな時にどんなフォローをすればいいのか迷ったことが多かったです。

そこで、そんな資格試験に落ちてしまった人向けの心のケア方法をご紹介します。

ぜひ最後までお読みください！

資格試験に落ちた人への励ましの言葉３選

資格試験に落ちた人への励ましですが、どんな言葉を選ぶのかによってその人に大きな勇気を与えることにもなります。

そこで、「何か言葉をかけなければ...!!」と迷った時、資格試験に落ちた人への励ましになる言葉を３つご紹介します。

① 落ちたことは成功までのプロセス

「失敗は成功のもと」という言葉がありますが、資格試験に落ちたことは、成功までの途中経過に過ぎないと思います。

資格試験に落ちた直後は何が足りなかったのか分からず動揺することも多いですが、ちょっとずつ時間がすぎるうちに冷静に自己分析できるようになります。

とはいえ、不合格直後に「落ちたのは成功までのプロセスだよ！」というのはあまり得策ではないかもしれません。

ポイントとしては、なるべく相手に寄り添えるように、あなた自身の失敗経験を織り交ぜながら話を聞いてあげるのがいいと思います。

資格試験の失敗がない…という方もいるかもしれませんが、重要なのは相手の気持ちに寄り添うことです。

「あなたのことを本気で考えてるよ！」というのをきちんと発信すれば、きっとメンタルがボロボロな相手にも思いが伝わると思います。

コミュニケーションを取ることを恐れすぎないでいいのではないでしょうか。

ちなみに、落ちた人のメンタルの保ち方についても以下でご紹介しています。

② できなかったことではなくできたことにフォーカスする

資格試験はたしかに結果がなにより…という性格が強いですが、当然ながらプロセスも大切。

そしてなにより、落ちた人にとっては「自分の努力のプロセスを見てくれた、評価してくれた人がいる」ということ自体が大きな心の支えになったりします。

私も受験仲間には、落ちた時に何度も励まされました。

受験仲間からすれば、私が勉強していたことも当然見てきていたので、どういう努力をしてたかも分かってて評価してくれる人達です。

その時に言われた「できなったことよりできたことに目を向ければいいんじゃない？」という友人の一言に救われたことがあります。

実際、その友人はすでにUSCPA試験の科目合格をしていた人だったので、当時の私にとってはその後大きな自信につながりました。

③ 資格試験の結果が全てではない！

資格試験が上手くいかなかったからといって、その人の何もかもがダメ！なんてことはありえません。

その人自身の魅力はたくさんあります。

落ちた人がその後どんな人生を歩むかは当然その人次第ですが、相手のメンタルが落ち着いてきて言ってよさそうなタイミングであれば「試験がすべてじゃないよね」とサラッと会話の中で言ってあげるのもありかなと思います。

資格試験に落ちたときに周囲の人が理解すべきこと2選

資格試験に落ちたときの心のケアは、周囲の応援している人にとって重要なテーマかと思います。

試験に合格することは、多くの努力と時間をかけての挑戦であり、その結果が思い通りでない場合、多くの人がショックを受けることがあります。

そこで、資格試験に落ちたときに周囲の人が理解すべきことをご紹介します。

① 資格試験に落ちたときのショックの大きさ

資格試験に落ちたときのショックは、人それぞれ異なりますがメンタルに悪影響がある可能性が高いです。

特に、長期間の勉強や多額の受験料を支払った後の結果であるため、そのショックは計り知れないものがあります。

例えば私や私の受験仲間の場合、USCPAの試験は1科目10万円超の受験料を4科目分支払う必要があります。

1科目不合格になるだけでも10万円が水の泡になるので、このショックの大きさはなかなか激しいです。

もし資格試験を受験して落ちた人が近くにいるなら、

といった、相手への配慮があるだけでも、落ちた人にとっては「この人は自分のことを分かってくれてる…!!」と思うはずです。

私の場合、USCPAを受験する前に日本の公認会計士試験に落ちて挫折した経験がありますので、気になる方は以下の記事もご覧ください。

② 落ちた直後の感情の整理方法

落ちた直後はショックや失望感が強く、現実を受け入れにくい状況の人もいます。

それも、何度も不合格になっている方であればなおさらです。

そのため、まずは資格試験に落ちてしまった人の感情を理解し認めることがなにより大切です。

私がUSCPA試験に立て続けに不合格となった時には、感情の整理が追いつかない時もありました。

しかし、友人や家族、同じ試験を受けた仲間と話すことで、感情を共有し、支え合うことができたと感じています。

資格試験に再挑戦する人を応援するためのステップ

資格試験に再挑戦する人を応援するためのステップをご紹介します。

① 落ちた原因を一緒に考えてみる

資格試験に落ちた原因を分析することは、再挑戦に向けた第一歩となります。

まず、不合格となった人の弱点や不得意な分野を少しずつ明確にするのが効果的です。

もし試験に落ちた人から、

といった打診があれば、一緒に具体的な敗因を突き止めるのがより良い方策だと思います。

② 再挑戦のための勉強法を一緒に見直しする

一度の失敗から学び、勉強法を見直すことは非常に重要です。

あなたが普段から落ちた人の勉強姿を見ていて感じたことがあればアドバイスしてあげるのも方法の一つかもしれません。

例えば、

といった提案をすることで、相手の方もより自分に合った方法を考えるようになると思います。

③ モチベーションを保つ方法を考える

再挑戦には、高いモチベーションが求められます。

モチベーションを保つためには、目標を明確にし、それを常に意識することが大切です。

といったアイデアを提案してみるのも手です。

社会人受験生の心に刺さりそうな名言も以下でまとめていますので、モチベーションアップにぜひご覧ください。

まとめ｜資格試験に落ちた人にはなにより「寄り添う気持ち」が1番！

資格試験に落ちた経験は、多くの人にとって大きなショックとなるものです。

しかし、その不合格で悔しかった気持ちを誰かに聞いて欲しい！と思う方も多いです。

そんな時にそばにいるのがあなたであれば、心のケアはもちろん、再挑戦するための具体的なステップを考えてみるのが大切かなと思います。

私自身もUSCPA試験に合格できたのは、周りの人に不合格や合格の報告をしながら、励ましてもらったり、アドバイスをいただけたおかげだと思っています。

ぜひ、資格試験に落ちた人が近くにいるなら、まずはその人の気持ちに寄り添ってあげることから始められるといいと思います。

また、当ブログのメインテーマとして発信しているUSCPA（米国公認会計士）について気になる方は、以下の記事も併せてご覧ください。