
このようなお悩みにお答えします。 私の通っていたアビタスが提示している時間と、私が実際に受験したときの時間配分を総合的に考慮してまとめました。
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USCPA(米国公認会計士)の試験時間は4科目すべて4時間!
USCPAの試験時間は4科目すべて4時間(240分)と非常に長丁場となる試験です。 以下、USCPA試験に関するポイントは以下のとおりです。
では、これらの試験時間をどのように配分すべきかを以下でご紹介していきます。
USCPA試験の各4科目の問題数・時間配分・解答時間目安は?
早速ですが、各4科目の時間配分・解答時間の目安は以下のとおりです。 各科目ともテストレット1~5の合計時間は約240分=約4時間になる計算です。
| 科目 | 目安時間配分 | テストレット・問題数 |
| FAR(コア科目) | No.1:40分 No.2:40分 No.3:45分 休憩:15分 No.4:70分 No.5:45分 | No.1:MC25問 No.2:MC25問 No.3:TBS2問 No.4:TBS3問 No.5:TBS2問 |
| AUD(コア科目) | No.1:55分 No.2:55分 No.3:40分 休憩:15分 No.4:50分 No.5:40分 | No.1:MC39問 No.2:MC39問 No.3:TBS2問 No.4:TBS3問 No.5:TBS2問 |
| REG(コア科目) | No.1:50分 No.2:50分 No.3:40分 休憩:15分 No.4:50分 No.5:50分 | No.1:MC36問 No.2:MC36問 No.3:TBS2問 No.4:TBS3問 No.5:TBS3問 |
| BAR(選択科目) | No.1:40分 No.2:40分 No.3:45分 休憩:15分 No.4:70分 No.5:45分 | No.1:MC25問 No.2:MC25問 No.3:TBS2問 No.4:TBS3問 No.5:TBS2問 |
| ISC(選択科目) | No.1:60分 No.2:60分 No.3:20分 休憩:15分 No.4:60分 No.5:40分 | No.1:MC41問 No.2:MC41問 No.3:TBS1問 No.4:TBS3問 No.5:TBS2問 |
| TCP(選択科目) | No.1:50分 No.2:50分 No.3:40分 休憩:15分 No.4:50分 No.5:50分 | No.1:MC34問 No.2:MC34問 No.3:TBS2問 No.4:TBS3問 No.5:TBS2問 |
USCPA試験の各科目ごとの時間配分・解答時間目安
上記の図表を参考に、各科目ごとの時間配分・解答時間目安について解説します。
①FARの時間配分・解答時間目安
FARの時間配分と1問あたりの目安解答時間は以下のとおりです。
基本戦略は、MCの問題はそこまで多くないので、淡々と解いていけば大丈夫かと思います。 最初に受験する方が多い科目というのもあってか、時間配分としてはMCはゆったりめに解けるかと思います。 ただTBSはそこそこ重たい問題も出る可能性があるので、できればMCを早めに解いておいて、TBSの時間を余裕をもって確保する戦略が良いです。
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②AUDの時間配分・解答時間目安
AUDの時間配分と1問あたりの目安解答時間は以下のとおりです。
基本戦略は、MCの問題はそこそこ多いので、TBSの時間を損ないすぎないことがポイントです。 FAR同様、TBSの時間を余裕をもって確保する戦略が良いです。 特に内部統制・実証手続関連のTBSは時にじっくり考えさせる問題も出てくるので、焦らずに解答できる時間を確保するのがベターです。
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③REGの時間配分・解答時間目安
REGの時間配分と1問あたりの目安解答時間は以下のとおりです。
REGもMCはテストレット1・2あわせて72問とそれなりに分量があるので、1問あたり1分ちょっとのペースでサクサクこなす必要があります。 一方でTBSは全科目の中でも最も多い8問の出題です。 TBSに割ける時間も1問あたり17~20分とそこまで多くなく、時には長文を読ませる問題も出てくるので焦らずスピーディーに解くことが大切です。 4時間を通してあまり1問を深く考える時間がないので、時間配分は厳しめに守って臨んだ方が良いと思います。
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④BARの時間配分・解答時間目安
BARの時間配分と1問あたりの目安解答時間は以下のとおりです。
BARのMCは25問とFAR並みに少ないので、比較的早く終わると思います。 傾向としてはFARと似ていますが、財務会計の上級の論点も出題されることから、あまり考えている時間が長すぎるとTBSを解くための時間が減って焦る可能性もあります。 USCPA試験全体の傾向として、後半のTBSにかけてバテる試験でもあるので、特にテストレット4・5あたりの解答時間に余裕をもたせておくことが重要だと思います。
⑤ISCの時間配分・解答時間目安
ISCの時間配分と1問あたりの目安解答時間は以下のとおりです。
ただ、以下のツイートをされている方の配分としてはMC90分・TBS150分といったバランスのようです。
ISC受けてきた!240分みっちり闘ったぞ!MCが90分でTBSが150分という割合!
まあ悔いないように試験を受けれきれたので、ひとまず満足や!ありがとう! pic.twitter.com/OT17MyG9Zk — たっけ💐🤗🔥 (@takeee814) May 14, 2024
想定以上にTBSに時間がかかることも考えれば、上記の配分をMCは早めに終わらせる想定で、以下のような組み立てをしても良いのかもしれません。
⑥TCPの時間配分・解答時間目安
最後にTCPの時間配分と1問あたりの目安解答時間は以下のとおりです。
MCの問題数は比較的多めである一方、TBSの問題数も7問と他の科目並みの水準です。 受験者数が少ないTCPですが、少なからずREGの税法とリンクする部分もあると思います。 REGのTBSが1問減少したイメージで本番は受験することとなると思いますが、これもやはりスピード感を持ってMCを解いていく必要があります。
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受験戦略が気になる方へ。おすすめのUSCPA予備校3選!
これまでUSCPA試験の各科目の試験時間についてお伝えしてきましたが、実は、選ぶ予備校によってUSCPA試験の難易度は変わります。 なぜなら、相性の良い予備校ではサクサク学習が進みますし、相性が悪いと当然ながら受験期間が長引くからです。 そこで、このパートではおすすめのUSCPA予備校3校の特徴をご紹介します。 ちなみに私が申し込んだのは最大手のアビタスで、結果的に50万円弱で受講することができました。 どこの予備校が本当におすすめなのかは、あなたとの相性による部分が大きいので、以下の解説を通して慎重に検討されることをおすすめします。
①アビタス
まずはUSCPA予備校最大手「アビタス」のおすすめポイントを簡単にまとめました。
- <信頼&実績No.1>これまでの日本人のUSCPA合格者の3人に2人はアビタス卒業生
- <受験資格サポートも安心>老舗なだけあって難解なUSCPA試験プロセスについても万全のサポート体制
- <安心の日本語テキスト>各科目ごとの充実した日本語講義&日本語テキストで進められる
- <長く使える>アカウント有効期間が5年と長いので勉強が中断しても再開しやすい
私自身もアビタスでお世話になりました。 講座のクオリティやサポート体制は申し分なく、さすが大手といったところ。 何よりアビタスはUSCPA試験の合格実績が全予備校の中でも圧倒的No.1(7,000名超)なのが非常に信頼できるポイントです。 他の予備校と比較するとアビタスの講座費用は624,800円と割高ですが、合格に必要なものすべてがそろったプログラムと言えます(割引制度もたくさんあり、これより安くなることが多いです)。 またライフイベントの多い社会人受験生にとって、アカウント有効期間が5年なのも大きな魅力。 しかし校舎数は東京(新宿)・大阪(梅田)の2校のみなのに注意が必要です。 「ある程度コストがかかっても良いから、多くの合格者を輩出しているプログラムでUSCPA試験にチャレンジしたい」という方におすすめです。
②CPA会計学院
続けて、CPA会計学院のおすすめポイントは以下のとおり。
- <コスパ良し>39.6万円(実質負担額4.4万円まで下げることも可)とUSCPA予備校の中でもNo.1の安さ
- <受験資格も楽々ゲット>受験資格を得るのに必要な会計単位・ビジネス単位も講座費用に含まれている
- <コンテンツも期待大>できたばかりの講座だがクオリティはどんどん上がっていくと期待(テキストはめちゃくちゃ読みやすい!!)
- <自習室が鬼使える>5ヶ所の校舎・10ヶ所の自習ラウンジ・47都道府県の提携自習室を利用可能
CPA会計学院2023年に開講した講座であり、老舗のアビタスやTACと比較すれば完全な後発組。 しかし40万円弱という圧倒的なコスパの良さや、自習できる場所(校舎・ラウンジ)の充実度を踏まえれば、CPA会計学院がイチオシです。 初期コストを下げたい人にとっては救いとなる予備校でしょう。
という方もいるかもしれませんが、他の予備校で20年以上受験サポートを行ってきたスタッフも在籍されているので、そこは心配不要かと思います。 さらに講座のコンテンツについては日本語テキスト&日本語での解説講義で勉強を進めるので、英語での学習に抵抗がある方でも安心です(ここはアビタスと似てます)。 実際にテキストを読む機会がありましたが、CPA会計学院は日本の公認会計士講座での合格実績がNo.1なだけあって、テキストは非常にわかりやすく理解しやすい内容でした。 最後に、自習環境については予備校の中でも群を抜いて良いです。 ちなみに私が勉強していた期間(だいたい1.5年くらい)は都内のカフェや無料の作業スペースをウロウロしていました。 ですが今考えれば、アビタスもCPA会計学院のように校舎・ラウンジがもっと色んな場所にあれば良かったのに...と思います(だからこそCPA学院の受講生が羨ましいです)。 コスパよくUSCPA試験に取り組みたい方にはCPA会計学院が圧倒的におすすめです。
③TAC
続けてUSCPA予備校「TAC」のおすすめポイントは以下のとおり。
- <コスパ良し>受講費用は42万円とCPA会計学院とほぼ同額
- <講座の質はトップレベル>TACの直前対策は他の予備校生も受講するほど信頼性が抜群
- <受講期間も長め>アカウントの有効期間は3年とそこそこ
- <全国に校舎が点在>北は札幌〜南は沖縄まで全国の校舎を利用可能
TACもアビタスに並んで老舗であり、CPA会計学院が登場するまではNo.2的なポジションでした。 細かい話ですが、TACはコア科目であるREGの直前対策が秀逸なので有名です。 アビタスでの受講生ですら、わざわざ追加でTACのREG講義を受講する方も一定数いるほどです。 また、AUDも難化傾向にあるので、AUDに合格できず沼っている方であれば単科での受講もありかもしれません。 校舎についてもCPA会計学院に負けじと全国に点在するので、自習室にこだわりたい人にもおすすめ。 講座のクオリティはずば抜けている印象ですので、「とにかく講座・テキストの質にこだわりたい」という方におすすめです。
④予備校は費用&自分との相性を考慮して決めるのがおすすめ
上記3校の予備校費用についてまとめると、コストだけでみれば圧倒的にCPA会計学院がお得です。
- CPA会計学院:396,000円
- TAC:420,000円
- アビタス:624,800円
1番目に安いのはCPA会計学院の396,000円。 USCPA予備校の中では破格の安さです。 単位取得料もこの受講料金に入っているので、安心してUSCPA試験にトライできると思います。 2番目のTACについては420,000円。 TACについては教材の質の高さに定評があり、監査法人にいたTACの合格者の方からは 「教材の分量はかなり多くてしんどいが、やりこめばそれに見合うだけの結果が得られる」 といった話を伺いました。 私が受講したのが3番目のアビタス。 一番安いプランでも624,800円と他校より高めですが、合格実績はぶっちぎりのNo.1です。 費用だけ見ればCPA会計学院が安いですが、それぞれの受験生との相性もあるので、しっかり比較検討されてから申し込むのがおすすめです。
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- 資格の学校TAC<USCPA(米国公認会計士)>各種コース開講 |【教材の質に定評】ハイクオリティな講座&より確実な合格を求める受験生向け
まとめ:あくまで目安。自分の時間配分を事前に決めるべし
初心者でもUSCPA(米国公認会計士)試験に短期間で合格することは可能なのか? こんな疑問を持つ方は多いと思いますが、正しい順序でやれば18ヶ月での合格が可能です。 私自身、USCPA試験にチャレンジ ... 続きを見る
以上、USCPA試験の各科目の時間配分・解答時間目安について解説しました。 実際にリリース問題や模試を解いてみると「自分はこのテストレットは5~10分早く解ける/時間がかかるかも」といった点に気付くと思います。 いずれの科目もあくまで「目安」として提示しているので、是非、日頃の演習の中で、自分の解きやすいと思う時間配分を見つけていただければと思います。 もしUSCPA試験の勉強で悩んでいる方は、以下の記事でUSCPAの合格までにやるべきことをまとめていますので是非ご覧ください。
こちらも!!USCPA試験に18ヶ月で合格するためのロードマップ