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勉強の悩み

USCPA独学受験生向け!おすすめの勉強方法5ステップ

USCPA試験を独学で勉強しようと考えているが、おすすめの勉強方法を知りたい

このようなお悩みにお答えします。

Big4監査法人へアシスタントとして転職後、アビタスで勉強しながらUSCPA試験に合格した私が、USCPA独学受験生向けの学習方法5ステップについて徹底的に解説してみました。

今回の記事を読めば、USCPAに独学でチャレンジしようか迷っている方でも合格までのイメージについて理解を深められると思います。

それでは順番に解説してまいります!

独学受験生向けのおすすめ学習方法

まず私の考える独学受験生向けの勉強法としては以下がおすすめかなと思います。

  1. アビタスのテキストを読んだらすぐにアビタス問題集のMCを1周
  2. 2周目でアビタス問題集のMCだけでなくTBSも解く
  3. 問題正答率80%以上になるまでテキストのインプット&問題集のアウトプットを繰り返す
  4. 必要に応じてWiley or Beckerの洋書問題集を追加で解く
  5. AICPAの提供するサンプルテストやリリース問題を解く

それぞれ順番にご紹介します。

①1周目:アビタスのテキスト読み込み&アビタスの問題集(MC)の演習

まずやるべきは、USCPA予備校の一つであるアビタスのテキスト読み込み&アビタスの問題集(MC)の演習です。

なぜ独学受験生にもアビタスの教材がおすすめなのか

アビタスの問題集独学受験生にはぜひおすすめしたい問題集です。

私は独学ではなくアビタスに申し込んだ上で学習を進めましたが、他の予備校の練習問題をほぼ使用することなく(Beckerだけ無料トライアルで使用したくらいです)、アビタスの教材のみで合格することができました。

アビタスの教材のおすすめポイントとしては

  • テキストが4科目全て日本語で記載されている
  • MCやTBS1つ1つに日本語での解説がついている
  • それぞれの選択肢が正解・不正解の理由が丁寧に記載されているので理解が早い
  • テキストの各チャプターと紐づいているので、隙間時間で少しずつ演習を進めることができる

と言った点が挙げられます。

特に独学受験生で英語での勉強に不安がある方でも、日本語テキストで無理なくインプットができます。

何よりアビタスは、以下の通り日本人合格者の2/3のシェアを誇っているため、アビタスの教材はバイブルとするのに最も適した教材だと思います。

ただし、入手する際には最新バージョンのものであるか確認するようにしてください。

アビタスの教材での具体的な学習方法

学習方法ですが、まずは

チャプターごとにざっと読んで、すぐに対応するMCを解く

というのから始めてみるのがいいです。

テキストのチャプターには、以下のように対応するMCの番号と問題数が記載されています。

アビタス公式HPより

その記載に沿って、

数ページインプット→演習→数ページインプット→演習...

を繰り返していきます。

わからなくてもとりあえず飛ばしましょう。

1回目のこの作業で重要なのは「わからない・疑問が残る箇所のスクリーニング」です。

テキストをインプットしただけではすぐ理解できるわけでもありませんし、問題も解けなくて当然です(これは予備校生でも同じことが言えます)

なのでまずは不正解を連発する自分に落ち込むのではなく

「できなくて当然」

「まだ理解できてないポイントはこことここだな」

という感じで割り切って、とにかくサクサク進めていくのが重要です。

勉強というのは不思議なことに、わからないところは気にせず学習して全範囲を回しているうちに、ある時からスッと腑に落ちる瞬間が訪れます。

これは継続して学習してきた方ならば誰でも経験することになります。

繰り返しますが、一番初めのステップはいちいち理解しようと止まるのではなく、わからないところはわからないままでどんどん進めて学習範囲をやり切ることに集中してください。

ただし、わからなかったところはすぐに復習できるよう、テキストにラインマーカーやコメントを入れておくのがいいです。

アビタスの教材の入手方法

独学受験生であれば、アビタスの教材はメルカリ・ヤフオクといった中古市場で入手するのが鉄板です。

ただし、先ほどもお伝えしたように教材のバージョンが古くては意味がない(試験範囲外のところも学習するハメになる)ため、必ず最新の試験範囲に対応した教材であるかをチェックしてから購入するようにしてください。

それぞれのマーケットでの値段を見てみます。

ヤフオクの場合:1科目あたり3万円前後

実際にヤフオクで調べてみる限りでは、1科目あたり3万円前後が相場となっています。

ちなみにテキスト・問題集はセット販売されているパターンが多いです。

メルカリの場合:1科目あたり3万円前後

メルカリで調べてみたところでも、1科目あたり3万円前後が相場となっています。

②2周目:アビタスの問題集(MC・TBS)の演習

次に2周目では、アビタスの問題集(MC・TBS)を演習していきます。

もちろんテキストも見返しながらとはなりますが、ここから問題演習を本格化させていくイメージです。(勉強の初期はテキストばかり眺めていても大した効果は得られないので)

なぜ2周目からTBSをやるのか

1周目ではMC(四択問題)だけでしたが、2周目からはTBS(シミュレーション問題)も踏まえて学習していきます。

TBSはある程度MCでのアウトプットに慣れた頃に取り組むのがポイントです。

なぜならTBSは総合問題形式で英文の量もそれなりになるので、最初からTBSを解こうとすると挫折する可能性が高いからです。

最初は無理なくMCだけ、慣れてきたらTBSも追加で取り掛かる、というのを心がければスムーズに進められるはずです。

MCとTBSの割合は50%/50%が基本。TBSもおろそかにしないこと

ちなみに現行試験科目・新試験科目のMC・TBS配点比率はそれぞれ以下の通りです。

現行試験制度(〜2023/12) 新試験制度(2024/1〜)
AUD MC:50%/TBS:50% MC:50%/TBS:50%
FAR MC:50%/TBS:50% MC:50%/TBS:50%
REG MC:50%/TBS:50% MC:50%/TBS:50%
BEC MC:50%/TBS:35%/WC:15%
BAR MC:50%/TBS:50%
ISC MC:60%/TBS:40%
TCP MC:50%/TBS:50%

2024年からUSCPA試験は新試験に移行するのですが、移行前後を問わず、ほぼ全ての科目でMC50%/TBS50%という配点比率で出題されます。

そのためサクサク解けるMCばかりやるのではなく、しっかりTBSの総合問題形式向け対策も進める必要があ流のに注意が必要です。

さらにBECのみ、MC・TBSに加えてWC(ライティング)も出題されるので、日本人受験生にとってはややハードルが高い印象です。

独学受験生からすれば「ライティングなんてハードルが高くて自分には無理かも...」と心配されるかもしれませんが、そこはあまり不安がらなくていいです。

なぜなら、予備校生にしても大して予備校からのライティングの添削サポートなど存在せず(アビタスの場合ですが)、さらには2024年の新試験以降はWC自体が試験形式から除外されるからです。

苦手そうであれば2024年以降にBECに変わる科目(BAR, ISC, TCP)のいずれかを選択科目として受験すればいいので、そこは戦略的に考えればOKです。

新試験制度については以下の記事で解説しています。

こちらも!!2024年のUSCPA新試験制度を初心者向けに解説!

2024年に変更予定のUSCPA新試験制度について知りたい このようなお悩みにお答えします。 Big4監査法人へアシスタントとして転職後、アビタスで勉強しながらUSCPA試験に合格した私が、USCPA ...

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③3周目:テキストインプット&問題集でのアウトプットの繰り返し

 

3周目に入ったら、テキストでのインプットと問題集でのアウトプットを繰り返していきます。

厳密には3周目「以降」は、③をひたすらやっていくイメージです。

ようやく疑問点が解消され始める

①でもお話ししたように、この時点でも疑問点が残っているポイントはたくさんあると思います。

でもそれも心配ありません。

なぜならここで4周、5周と問題演習しながらテキストを見返すうちに、ある瞬間から

「あれ?ここってこういうことじゃん」

「ここで言ってること、ちょっと前のチャプターでもやったことと同じ考えでいいじゃん」

と言った発見が生まれてくるからです。

この瞬間がポツポツと生まれ始めてくると、あなたの習熟度は急激に伸び始めます。

自分の言葉でポイントをまとめるのも重要

最初の頃はテキストを読んだり、問題を1つ1つ解くのに時間がかかって「いつ終わるんだ...」と絶望すると思います。

しかしこの頃から「自分はなんであんなことで悩んでいたんだ?」とふと自分を振り返るようになります。

このステージまでくると、いよいよ本格的に実力がついてきたことになります。

一方、それでもまだちらほら残る気掛かりなポイントはあると思います。

  • 理解してもすぐに忘れてしまう
  • 理解はしているはずなのに何回も間違える
  • 一連の仕訳が長くてインプットしきれない
  • いろんなルール・レポートの種類があって網羅できていない

などなど。

そこで自分の言葉でテキストの内容をまとめる作業に取り掛かります。

この作業は、独学受験生でも予備校生でも、受験科目を網羅的に理解するのにかなりおすすめな方法です。

自分で論点をまとめることで

  • すぐに自分の苦手なポイントを思い出せる
  • 何度も繰り返し苦手ポイントを頭に焼き付けられる
  • 論点を網羅的に覚えられる

と言ったメリットが生じますので、ぜひ取り入れてみてください。

④必要な場合:Wiley/Beckerなどの洋書問題での演習

ある程度アビタスでの問題演習や論点のまとめを進めたら、必要に応じてWiley/Beckerなどの洋書問題で演習します。

洋書問題に取り組んだ方がいい人

私はアビタスの問題だけで全科目合格しましたが、中には「何度も不合格をくらってどうしたらいいかわからない」という方もいると思います。

あるいは単純にアビタスの問題だけでは足りず「もっと演習量を増やしたい!」という方もいるはずです。

そういった方は、あえてこれまでと違う問題に取り組むことで、今までと違った視点(いろんなパターン)の問題に触れることができます。

その手助けとなるのが、Wiley, Beckerなどの洋書の演習問題なのです。

洋書の演習に縛られすぎないように注意

ただ、WileyもBeckerも問題は数千問以上あるため、「次の試験日までにすべて解くことができない。どうしよう...」と自分の首を絞めすぎないよう注意してください。

繰り返しますが、あくまで洋書の問題は補足なので、必要に応じてやればいいです。

自分の苦手な分野だけ集中的に取り組む、とかでも全然いいと思います。

基本的にはアビタスのテキストで学んだ内容や自分でまとめた論点なども繰り返し復習することを前提とした上で洋書も実践されるのをお勧めします。

ちなみに洋書については以下の別記事でも解説しています。

こちらも!!USCPA洋書問題集はWileyかBeckerの2択!

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⑤直前期:サンプルテスト・リリース問題での演習

もし試験日程のスケジューリングが完了しており、「これまでの学習内容の習熟度が上がってきた」という方は、サンプルテストやリリース問題での演習に移ります。

サンプルテストは必須

サンプルテストは最も手っ取り早く入手でき、本試験の傾向・流れ・レベルを知るのに役立ちます。

AICPAの公式サイトで無料で公開されているので、自分の好きな時間に練習問題として演習できておすすめです。

直前期には必ず実践し、本番に向けてしっかり準備するようにしてください。

リリース問題も可能な限り入手して解く

またリリース問題も、極力入手して演習するのがおすすめです。

以下のように、Twitterの声をチェックしてみても同様の考えの方が多いです。

リリース問題については予備校生でなければ入手するのは難しいですが、単年度でのものであれば中古市場でも入手できます。

ただ、入手できる機会はかなり流動的なので、希望する科目のリリース問題が出品されているかは定期的にチェックされるのをおすすめします。

まとめ:時間はかかるかもしれないが合格の可能性はあり

以上のとおり、USCPA独学受験生向けの勉強方法について解説しました。

勉強の流れとしては以下のとおりです。

  1. アビタスのテキストを読んだらすぐにアビタス問題集のMCを1周
  2. 2周目でアビタス問題集のMCだけでなくTBSも解く
  3. 問題正答率80%以上になるまでテキストのインプット&問題集のアウトプットを繰り返す
  4. 必要に応じてWiley or Beckerの洋書問題集を追加で解く
  5. AICPAの提供するサンプルテストやリリース問題を解く

これまでにご紹介した勉強方法を実践していただくことで、独学受験生は予備校生よりも勉強時間はかかるかもしれませんが、予備校での受験生にも負けないくらいの実力がつくと思います。

ぜひ今回の記事が、USCPA試験の独学で悩まれている方のお役に立てば嬉しいです。

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などなどメリットを挙げればキリがありません。

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  • この記事を書いた人

USCPA職人

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