実務経験がない20代・30代USCPAがキャリアアップを叶えられる転職先はどこなのか知りたい
このようなお悩みにお答えします。
会計の実務経験ゼロから異業種からBig4監査法人へ転職した私が、実務経験がない20代・30代USCPAがキャリアアップを叶える転職先について徹底的に解説してみました。
当時アラサーだった私自身、事業会社から全くの未経験だった会計業界(監査法人)へ転職した経験があるので、USCPAとしてのキャリアアップが気になる方の気持ちはよくわかります。
そこで、私がBig4転職後に感じた「実務経験のない若手USCPAならここに行けばかなりキャリアアップできそう」という転職先2選をまとめてみました。
結論としては以下の2つです。
- Big4監査法人の非監査部門
- Big4監査法人の監査部門
この理由について、気になる方はぜひ読み進めてみてください。
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実務経験のない20代・30代USCPAがBig4に行くべき理由4選
実務経験のない方向けに、私がBig4の非監査部門・監査部門をおすすめする理由は以下の4つです。
①誰でもウェルカムな風土だから(USCPAなら入りやすい)
Big4は多様な経験を持つ人材を積極的に採用している企業です。
Big4は組織風土がかなり似ている印象があり、誰でもウェルカムな文化が根付いていると感じます。
また、「USCPAなら入りやすい」というのはやや語弊があるかもしれませんが、少なくともUSCPA試験に全科目合格しているだけで十分にあなたは価値のある人材と言えます。
たとえ実務経験がなかったとしても、USCPAを持っているだけでも、面接官にとってはポテンシャルの高さをアピールできると思います。
さらに全科目合格していなくとも、
- 「勉強中です」
- 「科目合格です」
といった状態の方でも実は採用されている傾向にあります。
Big4と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、実際に中の人の話を聞いてみれば実に多様なバックグラウンドの方が転職していることに気づけます。
②会計業界の専門スキルを早く身につけられるから
Big4は会計業界の中でもブランド力はトップレベルと言えます。
もちろんネームバリューだけでなく、実際に会計のプロフェッショナルとしてのスキルを幅広く身につけることができます。
これによって、自分のポータブルスキルが増えるので行きたい業界へ行ける可能性はグッと高まります。
- コンサル
- FAS
- 外資系企業の財務・経理・内部監査・経営企画
- 日系大企業の財務・経理・内部監査・経営企画
例えば上記のコンサル一つとっても、
- 事業再生コンサル
- 会計コンサル
- 総合コンサル
- ITコンサル
など幅広いですが、これらのどこにでも行ける可能性があるのは「会計スキル」という高い価値のあるスキルを身につけているからこそだと思います。
また、FASなどを挟めば高年収で有名な総合商社などへの道も開けると思うのでチャレンジする価値は大いにあると言えます。
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さらには、Big4を起点にすることで年収1,000万円、2,000万円も狙っていけると思います。
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③フラットな文化なので仕事がしやすいから
Big4はハブ拠点としての機能を果たすフラットな環境です。
つまり、出る人も入る人も多い、極めて流動性の高い組織と言えます。
個人的にこの環境はかなり良いと思っていて、流動性が高いからこそ
- プロジェクトやチームによってさまざまなメンバーと一緒に仕事ができる
- 役職はあれどフラットな人間関係が築ける
- 飲み会や謎の会社の風習といった束縛が極めて少ない
といった組織風土が作られていると感じます。
私の場合は古めの日系企業にいたので、転職後はなおさら組織文化の違いに(いい意味で)衝撃を受けました。
とはいえ、以下でもツイートしたとおり、自分で人間関係を築いていかないとチャンスは増えないので、社内で自分自身を知ってもらうための活動はある程度大切だと思います。
Big4監査法人でアシスタントのうちからリモートワークに終始せず人脈を広げるメリットはリスク回避にある。先輩と話してて真実だと思ったのは、人間関係が広がるほどヤバいチーム・プロジェクトの情報を入手できること。人脈を広げず仕事ばっかしてるのが本当のリスクだと気づいてない人は意外に多い。
— USCPA職人 (@uscpa_shokunin) August 1, 2023
④活躍している先人が多く、失敗しても復帰しやすいから
最後にBig4がおすすめな理由は、活躍している方が多い点。
JCPA・USCPAを問わず、Big4を辞めた後はさらに高待遇の転職先に行ったり、独立して活躍している方が多いです。
私の知人でも1人、Big4内でマネージャーまで勤め上げた後に、資格はないものの起業して成功されている方がいます。
Big4は人生の指針となる優秀な先輩方が多く在籍している環境だと思いますし、自分自身の価値を引き伸ばすにはもってこいです。
また、仮に転職先で思っていたキャリアを積めなかったり、独立後に失敗したとしても、実は意外と戻ってきやすい環境だったりします。
例えば
監査部門でシニアスタッフとしてインチャージ経験後、関連業界へ転職
↓
数年後に復帰、マネージャーへ昇格
といった方もいます。
Big4は一度入社してしまえば、非常に柔軟なキャリアプランが描けますし、特に出ていく人も戻ってくる人もいる点は魅力だと感じます。
実務経験のない20代・30代USCPA向けのおすすめ転職先2選
上記の理由を踏まえて、具体的なおすすめの転職先2選をご紹介します。
冒頭でもお伝えしたとおり、Big4の非監査部門・監査部門はかなりおすすめのキャリアです。
①Big4監査法人の非監査部門
Big4監査法人には、大きく分けて
- 監査する部門
- 監査せず会計アドバイザリーサービスを提供する部門
の2つがあります。
あくまで個人的な感覚ですが、特にUSCPAホルダーは監査部門よりも非監査部門の方が多い傾向にある気がします。
実際、
- IFRSやUSGAAPのアカウンティングをサポートするプロジェクト
- 海外IPO・M&Aに向けた準備をサポートするプロジェクト
- トレジャリー(資金管理)をサポートするプロジェクト
など、USCPAの試験勉強で学習したことと親和性がかなり高い実務に携わることができるのが、非監査部門の魅力です。
さらには
- 企業内のガバナンス、SOXの改善
- ESG、AI、仮想通貨など新事業領域の会計コンサル
といった、近年需要の高まっているプロジェクトにも関われる可能性が高いです。
Big4監査法人の非監査業務は、Big4のいずれもが成長分野として注力しており人材も積極採用していると感じます。
最新の動向は、Big4を知り尽くしたエージェント「アクシスコンサルティング」に聞いてみるのがおすすめです。
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②Big4監査法人の監査部門
私も在籍している監査部門は、日米会計士問わず、会計プロフェッショナルを目指す上での登竜門ともいえる部門です。
以下の記事でも書いたとおり、私は会計業界での経験が全くなく、簿記2級だけでBig4監査部門のアシスタントに転職しました。
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当時の私はUSCPA試験に1科目も合格していなかったですが、全科目合格後は法人内で無事昇格し、プロフェッショナルの一員として監査業務にあたることができています。
このルートも個人的にはかなりおすすめです。
理由は以下ツイートでも書いたとおり、メリットが多くあります。
USCPAを取得したらBig4内で
・組織内外でなめられない
・実力を強制的に引き伸ばせる
・アシスタント時代より圧倒的に頭を使うからやりがいを感じられる
などのメリットを得た。
他にやりたいことがあれば自分の意思で部署異動もしやすい。JTCのやらされジョブローテと全然意味が違う。— USCPA職人 (@uscpa_shokunin) July 18, 2023
- 非監査部門も気になるけど、まずは監査部門からやってみたい
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といった方も、エージェントに相談して適性診断してもらうのも手です。
まとめ:実務経験のない20代・30代USCPAはBig4でキャリアアップを!
以上のとおり、実務経験のないUSCPA向けの転職先についてご紹介してきました。
私自身、
- 経理
- 税務
- 内部監査
- 経営企画
といった会計系の業務は一切ない状態でしたが、Big4監査法人に転職後は少しずつですが会計のプロとしてのキャリアを歩めていると感じます。
「会計」という軸を1つでも持っておけば、スキルは持ち運べるのでキャリアの選択肢は本当に広がります。
「USCPA試験勉強中」「USCPA科目合格」というだけでもアピールの材料になるので、少しでも「このままでいいのかな...」と思った方は環境を変えることも検討してみてはいかがでしょうか。
もし「実務経験がなくてもUSCPAとして転職できる転職先を相談したい」という方は、以下のアクシスコンサルティングのキャリアアドバイザーへ相談するのがおすすめです。
私自身も登録して相談したのですが、押し売りもなく真剣に私のキャリアプランを考えていただけたのでかなり信頼できるエージェントだと感じました。
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