USCPA試験のニューヨーク州出願で必要な単位が分からない
このようなお悩みにお答えします。
アビタスに通学しつつBig4監査法人アシスタントとして働きながらUSCPAに合格した私が、USCPA試験のニューヨーク出願で受験&ライセンス取得時に必要な単位をまとめました。
私自身もUSCPA受験開始直後、USCPA予備校のアビタスで受験資格を得た経験があるので、今回の記事を読めばUSCPAのニューヨーク出願に関する理解がぐっと深まると思います。
興味のある方は是非読み進めてみてください!(受験資格に関する別記事もあわせてご覧ください)
忙しい社会人・学生でも合格できる!おすすめのUSCPA予備校3選はこちら
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USCPA(米国公認会計士)試験の州ごとの受験資格は?
まず、USCPA試験の州ごとの受験資格について一覧表をまとめました。
州・島嶼地域 | 受験資格取得条件 | ||||
日本の高卒・専門卒 | 日本の大卒 | 会計学必要単位 | ビジネス学必要単位 | 合計必要単位 | |
モンタナ(MT) | 〇 | 〇 | 24 (以下含む) Financial Accounting(upper division) Auditing(upper division) Taxation(upper division) Management Accounting(upper division) |
24 | 48 |
グアム(GU) | ✕ | 〇 or 120単位 |
24 (以下含む) Financial Accounting and Reporting (upper division) Auditing and Attestation Services (upper division) Taxation (upper division) Managerial Cost Accounting (upper division) |
24 (以下含む) Economics : 6 Finance : 3 Business Law : 3 |
48 |
ニューヨーク(NY) | ✕ | 〇 | 24 (以下含む) Financial Accounting(upper division) Auditing(upper division) Taxation Management Accounting |
21 (以下含む) Economics : 6 Finance : 6 Business Law : 6 Statistics : 3 |
120 |
アラスカ(AK) | ✕ | 〇 | 15 | ー | 15 |
ワシントン(WA) | ✕ | 〇 | 24 (内15単位 : upper level or graduate level) | 24 | 120 |
今回の記事では、この中でも、ニューヨーク州に絞って解説しています。
ニューヨーク州出願の「受験資格」取得に必要な単位は?
早速ですが、USCPA試験を受験するにあたり、ニューヨーク州出願の受験資格に必要な単位について解説します。
①日本人が受験可能な州の中でも多めの120単位
USCPA試験のニューヨーク州出願の受験資格に必要な単位は財務会計・監査・税法・管理会計の各1コースを含む120単位です。
必要な単位数は多いですが、学位は不要です。
そのため既に120単位を取得している大学3・4年生の日本人受験生にとっては、受験資格を得やすい州の1つといえます。
②ニューヨーク出願ならアビタスがおすすめ
ただ、実際にUSCPA受験講座を申し込むのであればアビタスがおすすめです。
私自身もアビタスに通学していましたが、単位取得に必要なオンラインコースが非常に使いやすかったのが最大の理由です。
たとえば単位認定試験は以下のとおり、準備が整い次第マイページの画面からすぐに受験できるシステムになっています。
私の場合アラスカ出願だったのですが、単位取得の準備を始めてから2ヶ月ほどで必要な会計学15単位を取得できました。
ただ、私の場合アビタス申込直後にBig4監査法人に転職したためスタート時期はやや遅かったです。
もしライセンス取得は考えておらず全科目合格を目指したい
という方であれば、アラスカではなくニューヨーク出願も検討して良いのではないかと考えています。
アラスカ州は会計学15単位が必要なのに対し、ニューヨーク州は会計学12単位のみで受験資格を得られるためです。
ニューヨーク州出願の「ライセンス」取得に必要な単位は?
USCPA試験合格後、ニューヨーク州でライセンス取得するには以下のとおり150単位が必要となります。
トータル必要単位数:150単位(内、以下を含む)
- 会計学:33単位
- ビジネス:36単位
- 米国での会計関連の業務経験1年以上
ライセンスについてはアメリカで働く必要があることから、VISAの兼ね合いで取得のハードルは高いと思われます。
もし、アメリカのMBAやアメリカ赴任などを通じてアメリカ就職を考えている方にとっては、ニューヨーク州でライセンス取得できる可能性が高まると思います。
USCPA試験は出願州より「予備校」をどこにするかがポイント
ニューヨーク州での出願・受験を検討されている方は多いと思いますが、実はUSCPA試験に挑戦する上で重要なのは「USCPA予備校をどこにするのか?」という問題です。
なぜなら問題の難易度は出願州がどこだろうと変わらず、あなたと相性の良いUSCPA予備校を選ぶ方がずっと重要だからです。
ちなみに私が申し込んだのは最大手USCPA予備校のアビタスで、予備校費用だけで言えば50万円弱で受講することができました。
以下、おすすめのUSCPA予備校3校の特徴をご紹介します。
①アビタス
まずはUSCPA予備校最大手「アビタス」のおすすめポイントを簡単にまとめました。
アビタスのおすすめポイント
- <信頼&実績No.1>これまでの日本人のUSCPA合格者の3人に2人はアビタス卒業生
- <受験資格サポートも安心>老舗なだけあって難解なUSCPA試験プロセスについても万全のサポート体制
- <安心の日本語テキスト>各科目ごとの充実した日本語講義&日本語テキストで進められる
- <長く使える>アカウント有効期間が5年と長いので勉強が中断しても再開しやすい
私自身もアビタスでお世話になりました。
講座のクオリティやサポート体制は申し分なく、さすが大手といったところ。
何よりアビタスはUSCPA試験の合格実績が全予備校の中でも圧倒的No.1(7,000名超)なのが非常に信頼できるポイントです。
他の予備校と比較するとアビタスの講座費用は624,800円と割高ですが、合格に必要なものすべてがそろったプログラムと言えます(割引制度もたくさんあり、これより安くなることが多いです)。
またライフイベントの多い社会人受験生にとって、アカウント有効期間が5年なのも大きな魅力。
しかし校舎数は東京(新宿)・大阪(梅田)の2校のみなのに注意が必要です。
「ある程度コストがかかっても良いから、多くの合格者を輩出しているプログラムでUSCPA試験にチャレンジしたい」という方におすすめです。
おすすめのUSCPA予備校ランキング第1位
アビタス|【圧倒的合格実績】日本人USCPA合格者の約3人に2人が選ぶ王道予備校
②CPA会計学院
続けて、CPA会計学院のおすすめポイントは以下のとおり。
CPA会計学院のおすすめポイント
- <コスパ良し>39.6万円(実質負担額4.4万円まで下げることも可)とUSCPA予備校の中でもNo.1の安さ
- <受験資格も楽々ゲット>受験資格を得るのに必要な会計単位・ビジネス単位も講座費用に含まれている
- <コンテンツも期待大>できたばかりの講座だがクオリティはどんどん上がっていくと期待(テキストはめちゃくちゃ読みやすい!!)
- <自習室が鬼使える>5ヶ所の校舎・10ヶ所の自習ラウンジ・47都道府県の提携自習室を利用可能
CPA会計学院2023年に開講した講座であり、老舗のアビタスやTACと比較すれば完全な後発組。
しかし40万円弱という圧倒的なコスパの良さや、自習できる場所(校舎・ラウンジ)の充実度を踏まえれば、CPA会計学院がイチオシです。
初期コストを下げたい人にとっては救いとなる予備校でしょう。
新しい講座なのでUSCPAの受験サポートが充実しているのか不安...
という方もいるかもしれませんが、他の予備校で20年以上受験サポートを行ってきたスタッフも在籍されているので、そこは心配不要かと思います。
さらに講座のコンテンツについては日本語テキスト&日本語での解説講義で勉強を進めるので、英語での学習に抵抗がある方でも安心です(ここはアビタスと似てます)。
実際にテキストを読む機会がありましたが、CPA会計学院は日本の公認会計士講座での合格実績がNo.1なだけあって、テキストは非常にわかりやすく理解しやすい内容でした。
最後に、自習環境については予備校の中でも群を抜いて良いです。
ちなみに私が勉強していた期間(だいたい1.5年くらい)は都内のカフェや無料の作業スペースをウロウロしていました。
ですが今考えれば、アビタスもCPA会計学院のように校舎・ラウンジがもっと色んな場所にあれば良かったのに...と思います(だからこそCPA学院の受講生が羨ましいです)。
コスパよくUSCPA試験に取り組みたい方にはCPA会計学院が圧倒的におすすめです。
おすすめのUSCPA予備校ランキング第2位
CPA会計学院|【業界最安】実質4.4万円で始められる注目スクール
③TAC
続けてUSCPA予備校「TAC」のおすすめポイントは以下のとおり。
TACのおすすめポイント
- <コスパ良し>受講費用は42万円とCPA会計学院とほぼ同額
- <講座の質はトップレベル>TACの直前対策は他の予備校生も受講するほど信頼性が抜群
- <受講期間も長め>アカウントの有効期間は3年とそこそこ
- <全国に校舎が点在>北は札幌〜南は沖縄まで全国の校舎を利用可能
TACもアビタスに並んで老舗であり、CPA会計学院が登場するまではNo.2的なポジションでした。
細かい話ですが、TACはコア科目であるREGの直前対策が秀逸なので有名です。
アビタスでの受講生ですら、わざわざ追加でTACのREG講義を受講する方も一定数いるほどです。
また、AUDも難化傾向にあるので、AUDに合格できず沼っている方であれば単科での受講もありかもしれません。
校舎についてもCPA会計学院に負けじと全国に点在するので、自習室にこだわりたい人にもおすすめ。
講座のクオリティはずば抜けている印象ですので、「とにかく講座・テキストの質にこだわりたい」という方におすすめです。
おすすめのUSCPA予備校ランキング第3位
資格の学校TAC<USCPA(米国公認会計士)>各種コース開講|【教材の質に定評】ハイクオリティな講座&より確実な合格を求める受験生向け
④予備校は費用&自分との相性を考慮して決めるのがおすすめ
上記3校の予備校費用についてまとめると、コストだけでみれば圧倒的にCPA会計学院がお得です。
- CPA会計学院:396,000円
- TAC:420,000円
- アビタス:624,800円
1番目に安いのはCPA会計学院の396,000円。
USCPA予備校の中では破格の安さです。
単位取得料もこの受講料金に入っているので、安心してUSCPA試験にトライできると思います。
2番目のTACについては420,000円。
TACについては教材の質の高さに定評があり、監査法人にいたTACの合格者の方からは
「教材の分量はかなり多くてしんどいが、やりこめばそれに見合うだけの結果が得られる」
といった話を伺いました。
私が受講したのが3番目のアビタス。
一番安いプランでも624,800円と他校より高めですが、合格実績はぶっちぎりのNo.1です。
費用だけ見ればCPA会計学院が安いですが、それぞれの受験生との相性もあるので、しっかり比較検討されてから申し込むのがおすすめです。
忙しい社会人・学生でも合格できる!おすすめのUSCPA予備校3選はこちら
- アビタス |【圧倒的合格実績】日本人USCPA合格者の約3人に2人が選ぶ王道予備校
- CPA会計学院|【業界最安】実質4.4万円で始められる注目スクール
- 資格の学校TAC<USCPA(米国公認会計士)>各種コース開講 |【教材の質に定評】ハイクオリティな講座&より確実な合格を求める受験生向け
まとめ:受験資格のみならニューヨーク州がおすすめ
以上のとおり、USCPA試験のニューヨーク州での出願についてご紹介しました。
特に大学3年以上の方が受験資格のみを得る場合であれば、ニューヨーク州出願はアラスカ州と並んで非常にラクです。
一方、ライセンス取得についてはいずれの州でも150単位が求められるのと、米国での勤務経験が求められるため、ハードルはかなり高い点にご留意ください。
もしこれからUSCPA受験や予備校選びで迷っている方であれば、各予備校のパンフレットを比較したり単位取得に関する無料診断を申し込んでみるのがおすすめです。