- USCPA(米国公認会計士)試験の日本会場での受験料を知りたい
- USCPA試験の値上げ傾向について知りたい
そんなお悩みに答えます。
勉強期間16ヶ月&総費用148万円かけてUSCPAに全科目合格した私が、「日本でUSCPA試験を受験した場合はいくらかかるか?」「受験料の情報をどこでどのように収集するか?」といった点にお答えします。
今回の記事を読めばUSCPA試験の受験料についてより理解を深められると思いますので、是非読み進めてみてください!
USCPA(米国公認会計士)試験の受験料は?
USCPAの受験料は大きく分けて5種類に分かれます。
①初回出願手数料(First-Time Application)
出願州によって異なり、約$150~$250かかります。
NASBAのサイトの各州をクリックすることで、州ごとの手数料が分かります。
初回出願時には、1科目分~4科目分の登録が可能です。
留意すべきなのが、初回出願時に発行されるNTS(Notice to Schedule:受験票)の有効期限が発行後6ヶ月である点です。
すなわち、「出願後(NTS発効後)6ヶ月以内に受験しなければならない」ということになります。
もし初回手数料支払い時に4科目を同時出願してしまうと、6ヶ月以内に4科目を受験する必要が生じます。
学習が間に合わなかった科目は受験料を無駄にしてしまう可能性があるので、初回出願は1~2科目の登録がベターです。
また初回出願のタイミングは、1科目めを1~2ヶ月以内に受験できそうな時期が良いです。
②再出願手数料(Re-Exam Application)
再出願する場合、手数料として$90.00かかります。
再出願は以下の2パターンがあります。(科目はあくまで例です)
- FAR受験1回目で不合格となり、再度FAR受験2回目にチャレンジする場合
- 初回出願時はFARを登録していたが、FAR合格後にAUDを再出願する場合
ちなみに私の場合は、初回出願でFARとAUDの2科目を同時に登録しましたが、最初のFARの学習に時間がかかりすぎてしまいました。
その後のAUDの学習時間もあまり取れず、結果的に2科目とも不合格となりました。
なので個人的な意見ですが、再出願時はまとめて複数科目を登録しようとせず、1科目ずつ登録しても良いと思います。
結果的にスケジュールの変更がラクになり、落ち着いて学習をすすめることができます。
③受験料(Exam Fee)
アメリカ国内・ハワイ・カナダ受験か海外受験かにかかわらず、1科目あたり受験料$238.15かかります。
④海外受験料(International Fee)
アメリカ国内・ハワイ・カナダで受験しない場合、1科目あたり海外受験料$371.55かかります。
なおグアム受験の場合、1科目あたり$140.00 (グアム在住者は$70.00)かかります。
日本人あるいは日本在住の方であれば、日本会場(東京の御茶ノ水ソラシティか大阪の中津センタービル)で受験される方が多いと思います。
当該受験料を支払うことでUSCPA試験が受験できる国は以下のとおりです。
バーレーン
ブラジル
カナダ
エジプト
イギリス
ドイツ
インド
アイルランド
イスラエル
日本
ヨルダン
クウェート
レバノン
ネパール
大韓民国
サウジアラビア
スコットランド
アラブ首長国連邦
⑤変更手数料
日本会場の予約後、NTS有効期限内で受験スケジュール変更・キャンセルする場合、以下のとおり手数料がかかります。
- 試験が30日より先:無料
- 試験6~29日以内:35ドル
- 試験1~5日以内:82.25ドル
- 試験1日(24時間)以内:受験費用全額(返金不可)
私の場合、1度だけ35ドルを支払い、試験日程を1ヶ月ほど延期したことがあります。
なるべく一度申し込んだ日程は動かさないのがベストですが、仕事や家庭との両立を考慮して、難しそうであれば日程変更なども戦略的に考えてみてください。
日本の会計系資格と比較して頻繁に値上げされるのに注意
日本の会計系資格と大きく異なるのが、値上げの頻度かと思います。
簿記検定などはほとんど受験料に変動がありませんが、USCPAに関しては
- 数年に1度
- 十数ドルずつ
のペースで値上げされています。
日本国内の給料があまり上がらない状況を考慮すると、早めに受験をスタートして合格するのがベストです。
まとめ:値上がり傾向は続くので早めに挑戦するのが吉
USCPA試験の受験料についてまとめると以下のとおりです。
- 初回出願手数料(First-Time Application):約$150~$250
- 再出願手数料(Re-Exam Application):$90.00
- 1科目あたり受験料:$238.15
- 1科目あたり海外受験料:$371.55 ※グアム受験の場合:1科目あたり$140.00 (グアム在住者は$70.00)
- 変更手数料:$35~全額
仮に
- 初回出願手数料の支払い1回
- 再出願手数料の支払い1回
- 4科目すべてストレート合格
- 日本会場受験
という条件の場合、
$200+$90+($238.15+$371.55)×4科目=$2,728.8(1科目あたり$682.2)
が最低でもかかる受験料となります。
仮に1ドル150円とした場合、1科目あたりの受験料は10万円以上となります。
USCPAはコストも時間もそれなりにかかる試験ですが、今回の記事を読んでいただいた方が、是非1日でも早くUSCPA合格を勝ち取られることを願っています。
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