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USCPAの難易度・偏差値を合格者が徹底比較!

USCPA職人

USCPA(米国公認会計士)|事業会社→Big4監査法人→非常勤|働きながら全科目合格|「USCPA職人」ブログでUSCPAの勉強やキャリアについて発信しています。

USCPA試験にチャレンジしようか悩んでいるが、他の会計系資格試験と比較してどの程度の難易度か分からない

このようなお悩みにお答えします。

3つの資格ランキングサイトから集めた情報をもとに、USCPA全科目合格した私が「難易度の妥当性」についても分析したいと思います。

まだまだこれから知名度が上がる余地のある資格なので、ランキング内にUSCPAが記載されているサイトに厳選しています。

今回の記事を読み終わる頃には、どの程度のレベル感の試験なのかイメージできるようになっていると思います。

それでは早速見ていきましょう!

忙しい社会人・学生でも合格できる!おすすめのUSCPA予備校3選はこちら

USCPA(米国公認会計士)の難易度・偏差値ランキング

以下3サイトにて、USCPAがどの程度の難易度・偏差値で評価されているのかを見ていきます。

ちなみに、会計系資格だけでなく、USCPAでの学習内容が一部重複する英語系・ビジネス系の資格も比較できるよう抜粋しました。

①「資格の取り方」サイトの偏差値:61(難関)

まずは「資格の取り方」サイトから。

77 超難関 公認会計士
75 超難関 税理士
75 超難関 司法試験予備試験
74 超難関 不動産鑑定士
69 難関 アクチュアリー
69 難関 英検(実用英語技能検定) 1級
67 難関 中小企業診断士
67 難関 日商簿記検定試験 1級
65 難関 内部統制評価指導士(CCSA)
65 難関 CFA(CFA協会認定証券アナリスト)
62 難関 公認内部監査人
62 難関 英検(実用英語技能検定) 準1級
61 難関 米国公認会計士(USCPA)
59 普通 BATIC(国際会計検定) アカウンティングマネジャーレベル
58 普通 日商簿記検定試験 2級

資格の取り方「資格難易度偏差値ランキング」より)

出だしのランキングから、なかなか衝撃的な結果が出ました。

USCPAの偏差値は61という一方で、公認内部監査人が偏差値62となっています。

このUSCPAの順位はさすがに低すぎるのでは?という結果です。

USCPAの勉強時間ですが、相当合格早い人でも少なくとも1,000時間はかかります。

私の場合、全科目合格に実質16ヶ月&1,450時間かかりました。

私の通っていたUSCPA予備校のアビタスですら、公認内部監査人(CIA)の勉強時間は約300~500時間と謳っています。

個人的な意見ですが、USCPAの存在感はまだまだ薄いので、ランキングに掲載される場合どうしても正確な順位が分からないといったことに陥りやすい気がします。

②「資格の難易度」サイトの難易度: A (難関)

続けて「資格の難易度」サイトから。

「資格の難易度 S (超難関)」 司法試験予備試験 司法試験 公認会計士
「資格の難易度 A (難関)」 実用英語技能検定1級 不動産鑑定士 CFA協会認定証券アナリスト 税理士(科目別) 中小企業診断士 米国公認会計士(U.S.CPA) 日商簿記検定1級 公認内部監査人(CIA) MBA(経営学修士) アクチュアリー

資格の難易度「資格の難易度 S (超難関)」・「資格の難易度 A (難関)」より)

難易度のカテゴリがざっくりしているので一概には言えないですが、おおよそのイメージとあっています。

ただ、税理士試験・アクチュアリーであれば、難易度的にはSなのでは?と、他の資格の方が気になってしまいました。

③「資格の説明」サイトの偏差値:61

さらに「資格の説明」サイトから。

司法試験 75
不動産鑑定士 74
MBA経営学修士 69
公認会計士 68
税理士 68
アクチュアリー 68
国際会計検定(BATIC) 67
CFA協会認定証券アナリスト 65
中小企業診断士 63
証券アナリスト CMA 62
米国公認会計士 USCPA 61
TOEIC TEST800点 61
日商簿記検定2級 53

資格の説明「資格一覧を取得の難易度と偏差値でランキング表示。」より)

BATIC67(勉強時間約40~60時間程度)、CMA62(勉強時間約400時間程度)となっている一方で、USCPAの偏差値は61(最小勉強時間1,000時間)となっています。

これについても、USCPAは実際よりかなり難易度が低いものとして紹介されてしまっている印象を受けます。

他の資格試験と比較すると、USCPAはかなりの勉強時間がかかるだけでなく、受験資格の取得受験費用という点でも非常に手間とコストのかかる試験となっています。

ちなみに、司法試験75、不動産鑑定士74となっていますが、実際に不動産鑑定士の資格を保有する方から「会計士も相当難関、というか不動産鑑定士より難しいのでは?」という話も伺っているので、公認会計士・税理士についてもこれらと同等レベルで難しいものと推察します。

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USCPAの本当の難易度は?

上記のランキングにおいては、USCPAの本当の難易度についてしっかり検証されていない気がします。

そこで、USCPA合格者である私が実際に学習・合格してみて感じたUSCPAの偏差値をまとめました。

①USCPAの合格率

まずは難易度の指標の一つとして合格率をご紹介すると

  • USCPA(米国公認会計士)試験の日本人受験生の1科目あたり合格率:38%
  • USCPA試験の日本人受験生の全科目合格率:18%

となっています。(合格率については以下の記事で詳しく解説しています。)

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この合格率の低さからも分かるとおり、日本人にとってUSCPAはかなりハードルの高い試験であり、合格すれば多くの企業から高評価を得られる資格なのです。

日本の国家資格ではないですが、合格すれば年収1,000万円や年収2,000万円といった道も開ける非常に魅力的な資格と言えます。

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②ズバリ!私が考えるUSCPA試験の難易度

USCPAにとどまらず、会計系科目は会計士・税理士・簿記など様々です。

これまでの資格偏差値表に加えて、私の周りの日本の公認会計士や税理士、不動産鑑定士等の有資格者から聞いた情報をもとに、会計系科目を10段階別(1:簡単 ~10:難しい)に評価してみました。

ズバリ、USCPAの難易度は10段階中6〜7に該当するのではないかと思います。

会計系資格難易度ランキング

10(最難関):公認会計士(財務会計・管理会計・租税法)/税理士(所得・法人・消費・相続)
9(超難関):公認会計士(企業法・監査論・経営学)/税理士(簿財・ミニ税法)
8(難関):簿記1級
7(沼):USCPA(AUD・BAR)/CFA Lv2(FRA)/全経上級
6(重い):USCPA(FAR・REG・ISC・TCP)/米国公認管理会計士(Part1)/米国税理士(Part2)/CFA Lv1(FRA)
5(普通):中小企業診断士(財務)/米国公認管理会計士(Part2)/米国税理士(Part1)/証券アナリスト(財務分析・コーポレートファイナンス)/ビジネス会計検定1級
4(基礎):簿記2級/ビジネス会計検定2級
3(入門):全経2級 /米国税理士(Part3)/ビジネス会計検定3級
2(やさしい):簿記3級/全経3級
1(超初級):簿記初級

これらの中から、USCPAの科目に絞ってみると

7(沼):USCPA(AUD・BAR)
6(重い):USCPA(FAR・REG・ISC・TCP)
※FAR, REG, AUDがコア科目。BAR, ISC, TCPが選択科目。

となります。

USCPAは世間が想定しているよりも難しい試験なのではないかと感じます。

しかし一方で、合格すればキャリアが一気にひらける資格なので、挑戦する価値は非常に高い資格試験だと感じています。

難易度についてさらに深掘りしたい方向け!おすすめのUSCPA予備校3選!

これまでにご紹介したとおりUSCPAはそれなりに難易度の高い資格です。

しかしそれだけにリターンも大きく、私自身はUSCPAを取得したことでキャリアの選択肢が広がり、取得して良かったと考えています。

そこでこのパートでは、USCPAに挑戦しようか悩んでいる方向けに、おすすめのUSCPA予備校3校の特徴をご紹介します。

私が申し込んだのは最大手のアビタスで、結果的に50万円弱で受講することができました。

どこの予備校が本当におすすめなのかは、あなたとの相性による部分が大きいので、以下の解説を通して慎重に検討されることをおすすめします。

①アビタス

まずはUSCPA予備校最大手「アビタス」のおすすめポイントを簡単にまとめました。

アビタスのおすすめポイント

  • <信頼&実績No.1>これまでの日本人のUSCPA合格者の3人に2人はアビタス卒業生
  • <受験資格サポートも安心>老舗なだけあって難解なUSCPA試験プロセスについても万全のサポート体制
  • <安心の日本語テキスト>各科目ごとの充実した日本語講義&日本語テキストで進められる
  • <長く使える>アカウント有効期間が5年と長いので勉強が中断しても再開しやすい

私自身もアビタスでお世話になりました。

講座のクオリティやサポート体制は申し分なく、さすが大手といったところ。

何よりアビタスはUSCPA試験の合格実績が全予備校の中でも圧倒的No.1(7,000名超)なのが非常に信頼できるポイントです。

他の予備校と比較するとアビタスの講座費用は624,800円と割高ですが、合格に必要なものすべてがそろったプログラムと言えます(割引制度もたくさんあり、これより安くなることが多いです)。

またライフイベントの多い社会人受験生にとって、アカウント有効期間が5年なのも大きな魅力。

しかし校舎数は東京(新宿)・大阪(梅田)の2校のみなのに注意が必要です。

「ある程度コストがかかっても良いから、多くの合格者を輩出しているプログラムでUSCPA試験にチャレンジしたい」という方におすすめです。

おすすめのUSCPA予備校ランキング第1位

アビタス|【圧倒的合格実績】日本人USCPA合格者の約3人に2人が選ぶ王道予備校

②CPA会計学院

続けて、CPA会計学院のおすすめポイントは以下のとおり。

CPA会計学院のおすすめポイント

  • <コスパ良し>39.6万円(実質負担額4.4万円まで下げることも可)とUSCPA予備校の中でもNo.1の安さ
  • <受験資格も楽々ゲット>受験資格を得るのに必要な会計単位・ビジネス単位も講座費用に含まれている
  • <コンテンツも期待大>できたばかりの講座だがクオリティはどんどん上がっていくと期待(テキストはめちゃくちゃ読みやすい!!)
  • <自習室が鬼使える>5ヶ所の校舎・10ヶ所の自習ラウンジ・47都道府県の提携自習室を利用可能

CPA会計学院2023年に開講した講座であり、老舗のアビタスやTACと比較すれば完全な後発組。

しかし40万円弱という圧倒的なコスパの良さや、自習できる場所(校舎・ラウンジ)の充実度を踏まえれば、CPA会計学院がイチオシです。

初期コストを下げたい人にとっては救いとなる予備校でしょう。

新しい講座なのでUSCPAの受験サポートが充実しているのか不安...

という方もいるかもしれませんが、他の予備校で20年以上受験サポートを行ってきたスタッフも在籍されているので、そこは心配不要かと思います。

さらに講座のコンテンツについては日本語テキスト&日本語での解説講義で勉強を進めるので、英語での学習に抵抗がある方でも安心です(ここはアビタスと似てます)。

実際にテキストを読む機会がありましたが、CPA会計学院は日本の公認会計士講座での合格実績がNo.1なだけあって、テキストは非常にわかりやすく理解しやすい内容でした。

最後に、自習環境については予備校の中でも群を抜いて良いです。

ちなみに私が勉強していた期間(だいたい1.5年くらい)は都内のカフェや無料の作業スペースをウロウロしていました。

ですが今考えれば、アビタスもCPA会計学院のように校舎・ラウンジがもっと色んな場所にあれば良かったのに...と思います(だからこそCPA学院の受講生が羨ましいです)。

コスパよくUSCPA試験に取り組みたい方にはCPA会計学院が圧倒的におすすめです。

おすすめのUSCPA予備校ランキング第2位

CPA会計学院|【業界最安】実質4.4万円で始められる注目スクール

③TAC

続けてUSCPA予備校「TAC」のおすすめポイントは以下のとおり。

TACのおすすめポイント

  • <コスパ良し>受講費用は42万円とCPA会計学院とほぼ同額
  • <講座の質はトップレベル>TACの直前対策は他の予備校生も受講するほど信頼性が抜群
  • <受講期間も長め>アカウントの有効期間は3年とそこそこ
  • <全国に校舎が点在>北は札幌〜南は沖縄まで全国の校舎を利用可能

TACもアビタスに並んで老舗であり、CPA会計学院が登場するまではNo.2的なポジションでした。

細かい話ですが、TACはコア科目であるREGの直前対策が秀逸なので有名です。

アビタスでの受講生ですら、わざわざ追加でTACのREG講義を受講する方も一定数いるほどです。

また、AUDも難化傾向にあるので、AUDに合格できず沼っている方であれば単科での受講もありかもしれません。

校舎についてもCPA会計学院に負けじと全国に点在するので、自習室にこだわりたい人にもおすすめ。

講座のクオリティはずば抜けている印象ですので、「とにかく講座・テキストの質にこだわりたい」という方におすすめです。

おすすめのUSCPA予備校ランキング第3位

資格の学校TAC<USCPA(米国公認会計士)>各種コース開講|【教材の質に定評】ハイクオリティな講座&より確実な合格を求める受験生向け

④予備校は費用&自分との相性を考慮して決めるのがおすすめ

上記3校の予備校費用についてまとめると、コストだけでみれば圧倒的にCPA会計学院がお得です。

  1. CPA会計学院:396,000円
  2. TAC:420,000円
  3. アビタス:624,800円

1番目に安いのはCPA会計学院の396,000円

USCPA予備校の中では破格の安さです。

単位取得料もこの受講料金に入っているので、安心してUSCPA試験にトライできると思います。

2番目のTACについては420,000円

TACについては教材の質の高さに定評があり、監査法人にいたTACの合格者の方からは

「教材の分量はかなり多くてしんどいが、やりこめばそれに見合うだけの結果が得られる」

といった話を伺いました。

私が受講したのが3番目のアビタス

一番安いプランでも624,800円と他校より高めですが、合格実績はぶっちぎりのNo.1です。

費用だけ見ればCPA会計学院が安いですが、それぞれの受験生との相性もあるので、しっかり比較検討されてから申し込むのがおすすめです。

忙しい社会人・学生でも合格できる!おすすめのUSCPA予備校3選はこちら

まとめ:USCPAの難易度は高めの評価だが、実際はもっと高い気がする

以上のとおり、USCPAの難易度についてご紹介しました。

これまでにご紹介した資格ランキングサイトでUSCPAの難易度を見てみると、いずれも 「USCPAはそこそこの難易度で、そこそこ勉強すれば受かりそうだよね。」 といった評価をされている印象を受けます。

しかし、USCPA試験は勉強を始めてみるとかなり大変です。

16ヶ月間働きながら勉強して、148万円と1,450時間をかけてようやく合格した私の経験からすれば、全体的にランキングとしてはもう少し上位に食い込むのではないかと考えています。

今回の記事がぜひ、USCPAの難易度について知りたい方の役に立てば嬉しいです。

忙しい社会人・学生でも合格できる!おすすめのUSCPA予備校3選はこちら

  • この記事を書いた人

USCPA職人

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