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初心者向け

USCPA独学受験生が合格に必要な勉強時間を徹底解説!

17/01/2023

USCPA試験の独学受験生が合格するまでに必要な勉強時間を知りたい

このようなお悩みにお答えします。

Big4監査法人へアシスタントとして転職後アビタスで勉強しながらUSCPA試験に合格した私が、私が予備校に通って合格するのにかかった時間を元に、USCPA試験の独学受験生の勉強時間について徹底的に比較してみました。

今回の記事を読めば、USCPAの独学での合格を目指されている方が、どのくらいの勉強時間や期間をかければ合格できるのかについて明確にできると思います。

それでは順番に解説してまいります!

予備校(アビタス)に通っていた私の勉強時間&受験回数

まずは、私の勉強時間の実績は以下のとおりです。

FAR:500時間

AUD:300時間

BEC:250時間

REG:400時間

合計:1,450時間

また、私がアビタスに講座を申し込んでUSCPAの勉強を開始してから、実際に全科目合格までに至ったスケジュールは以下のとおりです。

  • 2020年1月~3月:英文会計入門・会計学の単位取得
  • 2020年4月~8月:仕事に慣れるため勉強中断
  • 2020年9月~11月:FAR1回目250時間(スコア63で不合格)
  • 2020年12月~2月:AUD1回目200時間(スコア74で不合格)
  • 2021年2月~3月:BEC1回目150時間(スコア73で不合格)
  • 2021年4月~5月:AUD2回目100時間(スコア75で合格)→1科目合格
  • 2021年5月~7月:FAR2回目250時間(スコア86で合格)→2科目合格
  • 2021年8月~9月:REG1回目250時間(スコア66で不合格)
  • 2021年9月~10月:BEC2回目100時間(スコア79で合格)→3科目合格
  • 2021年11月~12月:REG2回目150時間(スコア75で合格)→4科目合格

アビタスへ入会したのは2020年1月でしたが、本格的にFARの勉強を開始したのは2020年9月頃です。

4科目合格までに要した期間としては16ヶ月(2020年9月~2021年12月)となります。

またご覧のとおり、私は4科目すべて2回目の受験で合格しています。しかし、きちんと勉強すればすべて1発合格も可能ですし、逆に3回以上受験する方も出てくるかもしれません。

私や知人の合格者の情報を総合的に踏まえると、多くの合格者が「1~2科目は初回受験で落としている」といった印象です。

そのため、平均的なUSCPA受験回数は「約6~8回」と思われます。

あくまで上記は一個人の勉強記録にすぎませんが、私の勉強時間をもとに各科目の目安となる勉強時間を逆算していきます。

独学の場合の勉強時間:2,000時間(予備校に通う場合の1.5倍かかると想定)

本題のUSCPA試験を独学で受験する場合の勉強時間ですが、上記の私の勉強時間の1.5倍をかけて、以下の時間が必要になるのではないかと思います。

FAR:750時間

AUD:450時間

BEC:500時間(BECについてはライティング問題の難易度が高いのを考慮してさらに時間を積み増ししています)

REG:600時間

合計:2,100時間(約2,000時間)

「予備校生の1.5倍かかる」とした理由ですが、

  • インプット期に予備校であれば講師が講義で教えてくれる「ここは大切」「ここは飛ばしていい」といった強弱がわからない
  • テキスト・問題集について講師に質問ができないため疑問点・不明点を解決するのに時間がかかる

といった理由から、ある程度自力で問題を解決するスキル&時間が求められると考えています。

すでにこれまで自習・独学し慣れており、過去の高校・大学などの入学試験や資格試験を独学で突破した経験がある方であれば、USCPA試験の突破も理論上は可能だと思います。

ただ、上記のようなリスクがあることも覚悟してから勉強を始めた方が、途中で心を折らさずに済むと思います。

USCPA試験の日本人受験生合格率は20%程度であり、予備校生であっても諦めてしまう方の多い試験なので、独学受験生は相当の覚悟を持って臨む必要があります。

個人的には、予備校を活用する選択肢も一度考えてから独学・予備校のどちらにするか決めるのがベストだと思います。

「USCPAの勉強を始めてみようか気になる」という方向けに、以下のおすすめUSCPA予備校2校について徹底比較しています。

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独学受験生の科目別勉強時間のシミュレーション

続けて、独学受験生の科目別勉強時間についてより細かくシミュレーションしていきます。

①FAR:約750時間

まずは最初の科目として選ぶ方が多いFARですが、私がかかった勉強時間は約500時間です。

受験1回目・2回目ともに250時間程度を費やしました。

独学の場合は、500時間×1.5=約750時間程度かかるのではないかと想定しています。

FARを始める前は、アビタスの英文会計入門で会計学の単位を取得しました。

しかし最初の受験科目ということもあり、どこまでやれば合格ラインが分からないまま本番に突入し、スコア63で玉砕しました。

1回目の受験ではMC2周、TBSを1.5周程度回しましたが、全然演習が足りなかったな…という印象です。 また、

  • 受験直前までリリース問題(AICPAからアビタスに提供され、アビタスのサイトのみで閲覧できる本番レベルの問題)を知らなかった
  • リサーチ問題の解き方をいまいちつかめなかった
  • 模擬試験の復習をしなかった
  • 本番での時間配分に合わせた演習を模試以外でしなかった

など、複数の要因が重なったことで不合格となったのだと思います。

2回目の受験では、上記の失敗経験を踏まえ、

  • 追加でMC3周・TBS2周
  • 基本の仕訳を繰り返し書いて暗記
  • 各単元ごとに論点をまとめる
  • 過去6~7年分のリリース問題を2周

といった演習により、スコア86で合格しました。

2回目に関しては既にインプットは終わっていたので、本番を想定したアウトプットに時間を割くことができました。

②AUD:約450時間

AUDで私がかかった勉強時間は約300時間です。

内訳としては、受験1回目で200時間、2回目で100時間程度です。

独学の場合は、300時間×1.5=約450時間程度かかるのではないかと想定しています。

2科目めとしてAUDの勉強を開始した頃は、既に監査法人での期末の繁忙期を経験し、監査の内容も実務で理解を進めていました。

そのため、「早く受からなければ!」という焦りから、FARの合格発表を待たずに勉強を進めました。

FARの時にうまくできなかった経験を踏まえてMC・TBSとも3週前後、リリース問題も2周程度しましたが、結果は1点差で不合格でした。

敗因としては、テキストの読み込みや暗記が不足していたことがあると思います。

ちなみに、スケジュール上ではFAR→AUD→BEC→AUD(2回目)という順番で受験しています。 なぜFAR2回目ではなくAUD2回目を先に受験したか?ですが、

  • AUD1回目はスコア74で落ち、もう少し勉強すれば合格点に到達できるだろうと予想していた
  • AUD2回目の受験時期が監査法人の繁忙期(4月~5月)であり、腰を据えてFAR受験はできないと考えた

といった戦略があったからです。 また、AUD2回目の時点で3科目連続不合格の状態で、精神的にもかなり厳しく「自分はずっと合格できないのでは…」という不安と闘う日々でした。

結果的に2回目はギリギリのスコア75での合格でしたが、負のサイクルから抜け出し繁忙期直後に合格でき、自分にとって大きな自信となりました。

③BEC:約500時間

BECで私がかかった勉強時間は約250時間です。

内訳としては、受験1回目で150時間、2回目で100時間程度です。

ただ、事前に簿記2級もやっていたこともあり、BECの範囲である管理会計やファイナンスは得意分野だったのでトータルの勉強時間としては比較的少ない時間で済みました。

そのため独学の場合は上記の2倍かかると想定すると、500時間×2倍=約500時間程度かかるのではないかと想定しています。

FAR1回目の不合格を知り、AUD1回目についても不合格通知を受けた最中でのBECのチャレンジは、精神的に厳しいものがありました。

しかし、これも焦りから、追い打ちをかけるようにBEC1回目の受験もスコア73で不合格となります。

このときは、MC・TBSともに1.5周、WC(ライティング)20問程度を解いたのみで、リリース問題にもまともに手を付けていないひどい状態でした。

その後、2回目のチャレンジでは

  • MC・TBS:いずれも2周
  • WC:アビタスの巻末にある100題超の1問1答を自分の言葉で作成
  • リリース問題:直近3年を2周

といった演習により、スコア79で合格できました。

④REG:約600時間

REGで私がかかった勉強時間は約400時間です。 内訳としては、受験1回目で250時間、2回目で150時間程度です。

独学の場合は、400時間×1.5=約600時間程度かかるのではないかと想定しています。

4科目めの科目なので、REG開始直後は「勉強を進めるうちに合格できそうか分かるだろう」と高をくくっていました。

しかし、実際に学習を始めてみると、MC・TBSをこなしてもREGの実力がついている実感が薄かったです。

結果として、受験1回目はスコア66で不合格、2回目もコンスタントに勉強したところスコア75でのギリギリ合格となりました。

2回目の受験直後も自信がなく「3回目もあるかな…」と思っていた矢先の合格通知だったので、REGは唯一、自分の感触と結果が一致しない科目でした。

まとめ:独学受験生の勉強時間は長くなり得るが合格の可能性はある

以上のとおり、USCPA試験の独学受験生の勉強時間について解説してきました。

結論としては、以下の勉強時間がかかると見込んでいます。

FAR:750時間

AUD:450時間

BEC:500時間(BECについてはライティング問題の難易度が高いのを考慮してさらに時間を積み増ししています)

REG:600時間

合計:2,100時間(約2,000時間)

ただ、これまでに皆さんが取り組んできた勉強のスタイルや、これまで独学で入試や資格試験に合格した経験があるかどうかでも、この勉強時間はかなり上下すると思いますので、あくまで目安と考えていただければとおもおいます。

とはいえ、孤独との戦いの中で合格しなければならないので、予備校よりは勉強時間が長くなってしまうことは覚悟すべきと考えています。

なお独学受験生向けのテキスト・教材についても別記事でご紹介していますので、興味のある方はご覧ください。

ぜひ今回の記事が、USCPA試験の独学で悩まれている方のお役に立てば嬉しいです。

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などなどメリットを挙げればキリがありません。

リスキリングが叫ばれている今こそ、USCPAの勉強をスタートすべきタイミングではないでしょうか。(私自身、USCPAを取得したことで人生が大きく好転しました)

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