- USCPA試験のサンプルテスト(Sample Tests)とは何かを知りたい
- USCPA試験のサンプル問題の活用方法を知りたい
このようなお悩みにお答えします。
Big4監査法人へアシスタントとして転職後、アビタスで勉強しながらUSCPA試験に合格した私が、USCPA試験のサンプルテストについて徹底的に解説してみました。
今回の記事を読めば、USCPA試験に挑戦する上でのサンプルテストの重要度や、具体的な活用方法について理解を深められると思います。
それでは順番に解説してまいります!
USCPA(米国公認会計士)試験のサンプルテスト(Sample Tests)とは?
早速ですが、USCPA試験におけるサンプルテストとは、USCPA試験の運営団体であるAICPAが提供する問題のことです。
試験作成者から提供される、ほぼ唯一の公式問題と言ってもいいかもしれません。
そんなサンプルテストの特徴について3点ご紹介します。
①コスト:無料(いつでも誰でも受験OK)
サンプルテストはネット環境があればいつでも誰でも無料で受験できます。
AICPAから提供されている情報は以下のとおり。
- アクセス:Google Chromeウェブブラウザを使用する必要がある
- サンプルテストの更新のタイミング:定期的に更新される。ただし法律、規制、会計および監査基準が変更されてもすぐにサンプルテストは更新されないのに注意
つまりサンプルテストを受験するにあたっては「Google Chromeブラウザからアクセスする」「定期的にコンテンツが更新される」という2点を押さえておけばOKです。
まずは以下公式ページへアクセス。
サンプルテスト公式HP
以下の画面に飛びますので、下の方にある受験予定の科目をクリックします。
すると別のウィンドウが開き以下の画面が表示されますので、仮で与えられたローンチコード(7桁の数字)をコピーしてから「LAUNCH」をクリックします。
ちなみに仕様なのか、この別ウィンドウがすぐに表示されないことがしばしばありますので、気長に待ってみてください(数十秒ほど)。
数十秒経過してもみられない場合は、ページを更新するか、ブラウザを再度立ち上げてみてください。
また端末によってはiPadなどからログインできないといった声も聞きますので、iMacまたはWindows PCを用意してから取り組まれることをおすすめします。
②形式:本試験と同じ構成・ツールが活用できる
いよいよ受験画面に進みます。
サンプルテストでは、本試験と同じ構成・ツールが活用できます。
以下は先ほどの画面の続きです。コピーしていた数字7桁を貼り付けて「CONFIRM」をクリック。
すると次の画面では本番のテストレット・試験問題数が表示されるので、ざっと確認したら右下の「ACCEPT AND BEGIN EXAM」をクリック。
ちなみに上の画面では本番の問題数が表示されていますが(今回はFARのパターンです)、サンプルテストの構成は
- テストレット1・2(MC):それぞれ5問
- テストレット3・4・5(TBS, WC):それぞれ2問
といったように、本試験よりもかなりコンパクトな問題構成となっています。
各科目とも本番のMCはテストレット1・2ともに30問以上出題されるのに対し、サンプルテストではテストレット1・2ともそれぞれたったの5問しか解くことができません。
一方、本番では8問程度出題されるTBSについては、TBSのサンプルテストはテストレット3・4・5あわせて6問程度を解くことができるので、TBSの本番のシミュレーションにはかなりオススメです。
なお、本番の試験の時間配分については以下の記事で解説していますのであわせてチェックしてみてください。
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続けて画面を進めると、以下のようにテストレット1の画面が表示されます。
一番上にはテストレット(TESTLET 1 TESTLET2...と表示されている部分)が表示されています。
カギのマークが表示されているテストレットには、本試験同様に「SUBMIT TESTLET」を押すまで進むことができない仕様となっています。
また次の問題に進みたい場合は、中央上部の問題ナンバー(1 2 3 4 5 と表示されている部分)か、中央下部の「◁▷」マークをクリックします。
なお、右下にある「SHOW CORRECT ANSWER」をクリックすることで以下のように解答をすぐに確認できます。
私の場合は、後でまとめて復習するのがイヤな性格だったので(その都度問題を解決していくタイプ)、1問解き終わるごとに解答をチェックするようにしていました。
ちなみに本番と違って、サンプルテストでは電卓機能がついていない点に注意してください。(練習時は自分の電卓を使うようにしましょう)
さらにツールについては以下の通り「Authoritative Literature(「権威ある文献」と訳される規則・基準集のまとまったもの)」を活用することができます。
こちらは基本的にTBSで出題されるリサーチ問題を解く際に使うツールなのですが、具体的には以下画面の赤枠「AUTH LIT」をクリックすることで画面右側のような検索窓を開くことができます。
リサーチ問題の解き方については以下の別記事で解説しています。
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以上がサンプルテストを解く大まかな流れです。
③タイミング:試験直前期がベスト
サンプルテストを受験するタイミングとしては試験直前期がおすすめです。
イメージ的には
- 試験数週間前に解く
- 各予備校が提供しているリリース問題を3〜4年分解いたあとにサンプルテストを解いてみる
くらいのスケジュール感がオススメです。
リリース問題については以下の記事で解説しています。
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まとめ:サンプル問題を使い倒すことが合格への近道
以上のとおり、USCPA試験のサンプルテストについて解説しました。
サンプルテストのポイントをまとめると以下のとおりです。
- コスト:無料(いつでも誰でも受験OK)
- 形式:本試験と同じ構成・ツールが活用できる
- タイミング:試験直前期がベスト
特にサンプルテストは直前期に取り組むことで効果が高まると思います。
私も本番の数週間前にサンプルテストを解いたことで、実際の本番のような難易度・緊張感をシミュレーションでき合格に繋がったと考えています。
ぜひ今回の記事が、USCPA試験のサンプルテストで悩まれている方のお役に立てば嬉しいです。
その他の直前期についての記事が気になる方は以下もあわせてご覧ください。
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