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初心者向け

USCPAの科目合格の期限は30ヶ月に変更!失効を防ぐには?

  • USCPA(米国公認会計士)試験の科目合格に期限があると聞いたが、科目合格失効制度の具体的な内容を知りたい
  • USCPA試験に科目合格したが、全科目合格までに失効しないためのコツを知りたい

このようなお悩みにお答えします。

Big4監査法人へアシスタントとして転職後、アビタスで勉強しながらUSCPA試験に合格した私が、USCPA試験の科目合格の期限について徹底的に解説してみました。

今回の記事を読めば、USCPA試験の科目合格失効制度の内容や失効を防ぐコツについて理解を深めることができると思います。

それでは順番に解説してまいります!

USCPA(米国公認会計士)試験の科目合格の期限は18ヶ月→30ヶ月に変更

USCPA試験を突破するには以下4科目すべてに合格する(99点満点中75点以上のスコアを取る)必要があります。

  • FAR:財務会計・公会計
  • AUD:監査論
  • BEC:管理会計・ファイナンス・経済学・IT・COSO
  • REG:税法・ビジネス法

日本の税理士試験は一度合格した科目は永久に有効なのに対し、USCPAは1科目合格後、30ヶ月以内に残り3科目すべてに合格する必要があります。

厳密にいえば、最初に合格した科目のスコア発表日から起算して30ヶ月以内に、3科目すべてに合格することが要求されます。この30ヶ月を過ぎてしまうと、最初の合格科目から順番に失効(Expire)することになります。

注意!

2024年の新試験移行に伴い、科目合格の失効までの期間が18ヶ月→30ヶ月に延長しました。

1科目が合格してから30ヶ月以内に3科目合格するのは、順調にいけば問題ないですが、忙しい社会人の方は時間が確保できないと少し厳しいですので失効を防ぐ戦略が必要になります。

とはいえ、2023年までのはこの失効期間が「18ヶ月」という短期間でしたので、それに比べれば多少はハードルは下がったかなという印象です。

今まで1科目4ヶ月前後の勉強期間で合格する必要があったのが、7ヶ月前後に伸びたのは大きいです。

とはいえ、これはあくまで一発合格を想定した場合の期間です。

難易度には変わりないのと、受験料は10万円超なので覚悟して臨む必要があります...。

科目合格の失効を防ぐための戦略

科目合格の失効を防ぐのにおすすめの戦略を、4段階に分けてご紹介します。

①自分の英語&簿記スキルを確認する

まず、自分の英語スキル簿記スキルを把握します。

以下の2ついずれも満たしてからの方が、科目合格が失効する可能性はかなり低くできると思います。

  • 英語スキル:TOEIC700
  • 簿記スキル:簿記3級(できれば簿記2級)

②自分に合う予備校を選ぶ

次に、自分に合ったUSCPA予備校を検討します。(独学といった方法もありますが、合格するにはかなり厳しいかもしれないです)

科目合格の失効を防ぐには、アカウント有効期間が長い予備校を選ぶのがおすすめです。

科目合格失効の18ヶ月という期間は、新卒の採用活動中の方であれば集中して取り組めるかもしれませんが、社会人にとっては長いようで短いです。

予備校比較の記事でもご紹介していますが、USCPA予備校4校のアカウント期間は以下のとおりです。

予備校 有効期間
アビタス
5年
TAC
2年
資格の大原
1.5年
プロアクティブ
5年

アビタス・プロアクティブが最長の5年間。一方でTACは2年間(24ヶ月間)、大原は1.5年間(18ヶ月間)となっています。

アカウント有効期間が短いとどうなるのか、たとえば

  • 選んだ予備校はTAC(アカウント有効期間:24ヶ月間)
  • 予備校申込後に6ヶ月間ライフイベントが発生
  • 4科目中2科目を1回目で合格、残りの2科目は2回目で合格

といった例でシミュレーションしてみます。

1ヶ月目:予備校申込

2~7ヶ月目:ライフイベント(転職・結婚・出産・介護など)で勉強中断

8~9ヶ月目:単位取得して受験資格を得る

10~13ヶ月目:FARに1回目で合格

14~15ヶ月目:急いでAUDを勉強するが不合格

16~17ヶ月目:AUDに2回目で合格

18~20ヶ月目:BECに1回目で合格

21~23ヶ月目:急いでREGを勉強するが不合格

24or25ヶ月目:REGに2回目で合格 ⇒全科目合格

色んな方のブログやTwitterを見ていると、4科目すべて1発合格された方を多く見かけますが、私がBig4監査法人で出会った方の多く複数科目で1回目不合格した方が多いです。

同じ科目を3~4回受けて沼にハマってしまう方もちらほら見かけますので、仮にトータル受験回数を6回としても、半年間のライフイベントが入るだけで24ヶ月はギリギリのスケジュールとなります。

そのため、ライフイベントを控えている方はアカウント有効期間が長く合格者実績5,500人を超えるアビタスであれば勉強を進めやすいと思います。

ちなみに私がBig4監査法人で出会ったUSCPAホルダーの体感80%以上は、以下のアビタスかTACのいずれかを経て合格しています。

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③自分の得意科目・苦手科目を把握する

次に、自分の得意そう・苦手そうな科目を把握します。

たとえば私の場合は、計算が得意だったのでFAR, BECはサクサクすすめることができました。

一方、AUDは文章の読解力や類推力が試されるのと、REGも税法の理論を理解するのに時間がかかり、あまり得意ではありませんでした。

このように、人によって向き・不向きの科目はバラバラなので、教材を最初に見て各科目の傾向をつかむのがオススメです。

ちなみに私の通っていたアビタスでは、申込直後にドサッと全科目のテキストが届きます。

そこで私は、最初にひととおり4科目のテキストを流し読みしてからFARにとりかかることにしました。

④受験科目の順番を決める

得意・苦手科目をざっくり把握した後は、受験科目の順番を考えます。

受験する科目の順番はどれから始めても大丈夫ですが、王道パターンは以下のいずれか2ルートです。

  • FAR→AUD→BEC→REG
  • FAR→BEC→AUD→REG

なぜなら、FARはすべての科目の基礎でもあり、もっとも勉強時間が必要となる科目だからです。

FARの学習内容としては、簿記1~2級の範囲に加えて、日本の会計系資格試験では登場しない公会計も含みます。

そのため前述のとおり、簿記2~3級を取得してから学習を始めるとスムーズです。

AUD・BECはFARほど時間がかからないですが、最後のREGはそこそこの理解と暗記が求められるのでFARの次に勉強時間を費やします。

そのため、「分量のあるFARを最初に受験後、AUD&BECを早く切り、最後のREGは着実に取り組む」という戦略が有効です。

ちなみに、私が実際にかかった勉強時間は以下のとおりです。

FAR:500時間
AUD:300時間
BEC:250時間
REG:400時間
合計:1,450時間

まとめ:実際に失効する方もそこそこいるので戦略が大事

以上のとおり、USCPA試験の科目合格の失効制度と、失効を防ぐための戦略についてご紹介しました。

私の知人やTwitterなどをみても、せっかく科目合格したにもかかわらず失効している方をちらほら見かけます。

重要なのは上記のとおり戦略を立てて、どの科目にどのくらいの期間を費やしそうかをイメージしておくことです。

USCPAはコスト時間もそれなりにかかる試験なので、是非今回の記事を踏まえてUSCPA試験にチャレンジいただければと思います。

「USCPAの勉強を始めてみようか気になる」という方向けに、以下のおすすめUSCPA予備校2校について徹底比較しています。

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  • 会計の専門人材だからジョブローテーションに巻き込まれなくなる
  • 海外赴任・海外出張のチャンスが爆上がりする
  • 海外で働くハードルが下がる
  • 国によってはビザがおりやすくなる
  • 海外トップMBA入学のアピールポイントになる

などなどメリットを挙げればキリがありません。

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  • この記事を書いた人

USCPA職人

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